山の斜面,山の草地,笹薮のところどころに
山百合の花が咲いていました(7/23)。
近畿地方以北の山地や草地などに分布する
日本特産の「百合の女王」ともいわれる大型で美しい百合です。
「匂いやさしい白百合の----」と歌われる山百合ですが,
匂いはやさしいというより,むしろ甘く濃厚,
香りの強い花です。
この百合,発芽から開花までに5年以上かかり,
株が古くなるほど多くの花をつけるのだそうです。
ここの山百合はまだ花数の少ないものが多いようです。
まだ花をつけるようになって間もない株と思われます。
あと何年か後にはたくさんの花をつけているでしょう。
花に班点がたくさんあるところ,
山野によく見られることなどは山百合と同じ鬼百合です。
花色,花弁が大きく反り返り丸くなる花の形などは
山百合と大きく異なります。
山百合は美しく感じますが,こちらは少し毒々しく思われます。
これは花色のせいでしょうか。
山百合の頭を垂れて眼を上げし