タツナミソウ
道路脇の法面,様々な雑草に混じり,
園芸用に育てもよいと思わせる山野の花,
クサノオウとタツナミソウが他の草に負けじと咲いていました(5/15)。
クサノオウはケシ科クサノオウ属,
ケシ科の特有の毒々しさと雌蕊でしょうか,
花の真ん中から槍のような棒が飛び出しているのが欠点に思えますが,
また,クサノオウは「瘡の王」で,「草の王」ではないのですが,
草の王様といえるほどきれいな花の咲く草です。
何種類かのアルカロイドを含み,毒草でもあり,
また鎮痛,皮膚病などの薬草でもあります。
タツナミソウは山林野に咲く,シソ科の草,
花の咲き方などの微妙な違いにより,
タツナミソウにも,ホナガタツナミソウ,オカタツナミソウなど,
種類がいくつかあるようですが,
どれも紫の細長い愛嬌のある花が咲き,よく似ています。
写真は,ホナガタツナミソウかなと思いますが--------
命日や草の間に間に立浪草