よっちゃんのおててつないで

よっくんとカブの夫婦ウオーキングブログです。
2018年12月長崎出島~東京日本橋完歩。

第25回(2017年)いぶすき菜の花マーチ2日目指宿コース22km

2017-01-26 18:17:19 | オールジャパンウオーキングカップ

指宿菜の花マーチ2日目指宿コース。

昨年は、指宿地方何十年ぶりかの大雪で2日目のコースをキャンセルしました。そのリベンジでもあります。お天気は、今の所大丈夫ですが、9時ごろ雨が降る予報。

一応、レインコートと傘を準備します。朝食を終え、会場の「ふれあいパークなのはな館」へ。

本来、22kmコースは、8:30スタートですが、お天気が夕方から荒れるそうなので30kmコースと一緒にフライングスタートします。

   

7:00 スタート

   

約4km地点が「揖宿神社

 揖宿神社は、天智天皇御滞興の縁の地として、慶雲3年(西暦706年)にこの地に建立され、航海安全、諸業繁栄の守護神として崇敬されています。

特に、薩摩藩代々藩主の尊崇殊の外篤く、32度に及ぶ社殿の改修等全て藩費をもって施行されております。また、目通り8メートル、樹齢1000年を越える大楠8本を始め樹齢500年の
大銀杏・椋・那岐等の大樹が群生し、鬱蒼とした森を形成していることから、「揖宿神社の社叢(しゃそう)(森)」として鹿児島県天然記念物に指定されています。
  
6km地点の大門口交差点が22kと30kの分岐点。22kは、直進します。ここからは、錦江湾が見えてきます。天気が良ければビューポイントでしょうね。
  
国道226号線宮ヶ浜に来ました。歩いていると「日本一のアコウの木」というプラカードがありました。
アコウの木は、クワ科ノ半常緑高木で樹高は約10 - 20m。樹皮はきめ細かい。幹は分岐が多く、枝や幹から多数の気根を垂らし、岩や露頭などに張り付く。新芽は成長につれ色が赤などに変化し美しい。
葉は互生し、やや細長い楕円形でなめらかでつやはあまりなく、やや大ぶりで約10 - 15cm程である。年に数回、新芽を出す前に短期間落葉する。
ただし、その時期は一定ではなく、同じ個体でも枝ごとに時期が異なる場合もある。
 5月頃、イチジクに似た形状の小型の隠頭花序を、幹や枝から直接出た短い柄に付ける(幹生花)。果実は熟すと食用になる。
 アコウの種子は鳥類によって散布されるが、その種子がアカギやヤシなどの樹木の上に運ばれ発芽して着生し、成長すると気根で親樹を覆い尽くし、枯らしてしまうこともある。

そのため絞め殺しの木とも呼ばれる。これは樹高の高い熱帯雨林などで素早く光の当たる環境(樹冠)を獲得するための特性である。琉球諸島では、他の植物が生育しにくい石灰岩地の岩場や露頭に、

気根を利用して着生し生育している この報国神社のアコウの木は、樹齢470年以上、幹周り14,6m、高さ22mです。

  

ここで前方を歩く、ぼくちゃん&相棒さん一行に追いつきました。しばらく一緒に歩きます。

宮ヶ浜は、指宿発祥の地です。日本集落の源流とされる約3万年前~1万5千年前の遺跡が発見されたのが、宮ヶ浜地区が“指宿発祥の地”と言われる所以。

江戸時代には、海を超えて才を競う商人たちがひしめく町となり、その歴史が、現在では、明治~昭和時代初期の商家が居並ぶレトロな町並みの中に、国や市の有形文化財が多くある地区を形成しています。

中俣家は珍しい三段の屋根。明治37年(1904)当時は、呉服屋として開業したそうです。裏に回ると屋根は二段でした。

  

指宿小学校が最初のチェックポイント。ここで8,5km地点。

  

指宿小学校から海岸に出ます。宮ヶ浜駅には快速「菜の花号」が入ってきました。(宮ヶ浜は通過)

  

歌手の「長渕剛」さんのお母さんは、ここ宮ヶ浜の出身です。長渕さんも子供の頃この海岸で泳いだそうです。

遠くに霞んでいますが、桜島が見えます。

  

コースは海岸沿いに歩きます。途中30kmのトップ集団から抜かれました。速いですね。

吹越カンタ公園が給水所。ここでは、鹿児島の郷土菓子「げたんは」(下駄の歯に似ているから)が出されました。

  

知林ヶ島(ちりんがしま)が見えてきました。鹿児島湾(錦江湾)に浮かぶ美しい無人島です。3月から10月にかけての大潮又は中潮の干潮時には、長さ約800mの砂の道(砂州)が出現し、

知林ヶ島に歩いて渡ることができます。日本版「珍島」ですね。

陸と繋がる島であることから、縁結びの島とも言われ、島には周遊道路や展望台、「チリンズベル」と名づけられた鐘などが整備されています。

平成28年9月20日に接近した台風16号に伴う高波により、砂州が流失しました。現在渡島は砂州が出来るまで禁止されています。

    

魚見岳は、かつて漁師が、その山頂から錦江湾の魚群を見つけて漁に出たと言われることから「魚見岳」の名がつけられたといわれ、その眺望の良さは抜群。

指宿市街地をはじめ知林ヶ島や干潮時の砂州、晴天時には開聞岳、遠くは桜島まで眺望できます。

その形がハワイのダイヤモンドヘッドに似ているため、指宿が「東洋のハワイ」と呼ばれています。

  

ここからゴールの「なのはな館」までは、もう1kmぐらいの距離ですが、コースはこれから指宿港を経由し、指宿駅の方へ行きます。

  

前から来る人が、「虹が出ているよ」と教えてくれたので振り向くと虹が出ていました。写真にはちょっとはっきり写りませんでした。

後日、定刻時間に出発した人に聞くと、宮ヶ浜あたりで雨に遭ったそうです。

 

砂むし会館「砂楽」です。もうお客さんが砂蒸しを楽しんでいます。

  

橋牟礼川(はしむれがわ)遺跡です。橋牟礼川遺跡は,十二町下里にある。大正7・8年に京都帝国大学教授の濱田耕作博士らの発掘によって,開聞岳の火山灰をはさんで上から弥生土器,

下から縄文土器が出土することが確認され,日本で初めて縄文土器が弥生土器より古いことが証明されました。この成果を受け,大正13年に国指定史跡に指定。その後の調査によって,

貞観16年(874年)3月25日の開聞岳の火山灰で埋まった平安時代の集落も発見され,国内でも貴重な火山災害遺跡として知られています。

  

2回目のチェックポイントは、「時遊館COCOCOはしむれ」です。ここには、橋牟礼川遺跡が展示されています。

  

ここでは、菜の花やオクラのお漬物が接待されました。

   

指宿駅が20km地点。昨年はこのあたり一面雪でした。

  

  

ゴールの「なのはな館」が見えてきました。

 

11:50  22kmゴール 

 

  

ゴールの後、大会参加者を見ると、2日間で6313人。毎年1万人以上の参加者で賑わうのですが、ちょっとさびしいですね。

来年は、NHK大河ドラマ「西郷(せご)どん」ですので、沢山の方が鹿児島に来てくれればいいですね。

2日目指宿コース22kmGPSです。今日もスタートのスイッチを押し忘れました。(途中からになっています)