横浜三塔の王様、キング塔(神奈川県庁)が夏休み限定で初の夜間開放が行われ、家族連れなどで大変な賑わいでした。
夕暮れ前に大桟橋のくじらの背中に上がると、この日は寄港している船舶は無かったが、丁度、夏の陽がMM方面に沈み始めて、ダイヤモンド・ランドマークの絶景が望めていた・・・
大桟橋から象の鼻エリアを経て神奈川県庁に入ると、応接室や大会議室などを巡回しましたが、応接室(旧貴賓室)は竣工当時のまま保存されているようで、天井には宝相華の模様やシャンデリア、椅子など見事な装飾が見られました・・・
屋上に出てみると既に大勢の観客で溢れており、臨時ビヤホールが開設されており あちこちで乾杯ムードで宴が始まっていましたよ~
陽が沈むとキング塔の頂上は井桁風のピラミット屋根と縁取りが独特の様式が見られます。
その頂点には相輪を乗せており、説明によると以前は九輪塔だったそうで、下部には蓮の台もあったそうです・・・
丁度、日暮れとともに上弦の月?が光り見事な光景でした・・・
屋上からは、目の前にクイーン塔(横浜税関)がライトアップされて女性的な柔らかい優雅な姿を披露してくれました・・・
目を転じると、ベイブリッジも負けじと夜空に浮かび上がっており、ブルーライト・ヨコハマが出来上がって、ロマンチックな夜のヨコハマが拡がっていた。
キングの名に相応しい洋風と和風を取り入れた貫禄が滲み出ていますね・・・
西側には、ジャック塔も光り輝いてコラボの演出でしょうか?素晴らしい色合いにライトアップされて昼の姿とは別の顔を見せていましたが、共にスケッチポイントの顔とは別の顔でした~~~
みなとみらい方面には、ランドマーク・クイーン塔・赤レンガパークなど、たそがれの横浜が素晴らしい風景が見られます。
館内に戻ると階段やドアなど至る所に 宝相華の和風の装飾が施されており、その最たるものとして正面玄関階段には球形の照明が見られます。
宝相華は宇治平等院のものに似た極楽浄土にさくという華をイメージしたものだそうです。
キング塔を後にして、日本大通りに出るとライトアップされたキング塔の全景は、昼の厳つい顔とは別の顔となって横浜の夜を彩っていました。
大通りには、多くの紅白の鶴が舞い降りて、鮮やかな彩を添えています。
横浜の夜景の素晴らしさを再認識しました・・・