MR.コールマンの挑戦日記

セカンドライフを迎えて趣味のランニングや街歩き、スケッチ水彩画、地域活動などの日常のあれこれを綴っています。

政権選択選挙で問われる主権者の責任

2009年08月29日 | 国際・政治

政権選択選挙と言われる今回の歴史的選挙が、あす主権者である国民の審判が下される。

マスコミや世論調査などによれば、政権交代が確実視されているが、管理者も主権者の一人として、

マニュフェストやメデイアを通じての党首討論などを精査してきた。

どの党も、耳障りのいいことばかりで、他党を口汚く罵り批判ばかりでうんざりし、殆ど信頼できるものがない。

これまで成長を続けていた、「日本丸」が沈没しかかっているという認識に立って、この国の将来の国家像をどうするのか?

どの党のマニュフェストを見ても、基本理念や将来像が示されていない。

政策もばら撒き競争かと思えるほどバラ色政策ばかりで、その優先順序や目的と指標がない。

民主党政権確実と見られる中で、敢えて民主党の政策を精査してみるが、やはり、一番の問題は、財源問題であろう。

財源が示されていないと、厳しい指摘にようやく民主党は「予算を組み替えてムダを無くせば、財源はある・・」と嘯くが、

数字合わせをしただけで、何をいつまでにどれだけ削減するのかの5W1Hがなく、隠しているとしか思えない。

政治は、マジックではないので、ごまかしと言わざるを得ない。

誰が見ても財源が不足する事は、明白であるのに、消費税の論争すら避けて、今は増税は不要と述べるだけである。

今、日本は先進国では最悪の赤字国家で、800兆円を超える国と地方の債務残高をどうやって改善するのか?

その改善の道筋を示すのが、政治を担うものの責任である。

このまま放置すれば、財政破綻国家になることは、必死であろう。

今こそ、消費税を含む財政再建論議を行い、国民の理解をえる財政再建に取り組むことが喫緊の国民的課題である。

家庭で言えば、年収の2倍近い借金があるのに、さらに出費を増やそうとして、息子に後は何とかしろと言うに等しいと思う。

今、ばら撒きを行い可処分所得を増やし、経済に活性化を与えると考えているのだろうが、財政出動でもはや経済が良くなるとは思えない。

タンス預金が増えて、これまでと同じ債務を増やすだけだと思うが。

結局は、後世の国民にそのツケを回す事になり、無責任だと言われてもやむを得ない。

先のNHKの党首討論を見ていたが、党首がかざす「ボード」に書いたうたい文句の文字には驚いた。

感字が読めない首相だと国民は揶揄したが、あの汚い文字は、小学生以下であるとビックリした。

「字は体を表わす」という言葉を思い出した。

また、言葉に品格がないのは、何れの政治家に共通している。

あの田中真紀子が、民主党へ入党しあらぬ汚い言葉で、あろうことか顔や体の醜いと批判して言いたい放題であったが、

こんな政治家には、政治を語る資質があるとは思えない。政治屋がまかりとおる世の中になってはいけない。

「国民・国民」と連呼しているが、選ぶ側の我々主権者の責任も問われている今回の選挙ではないだろうか?

「こんな筈ではなかった・・・」と後悔しない選択をしなければならない。

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