MR.コールマンの挑戦日記

セカンドライフを迎えて趣味のランニングや街歩き、スケッチ水彩画、地域活動などの日常のあれこれを綴っています。

小田原歴史散歩~総構巡り

2023年05月06日 | まち歩き

北条五代祭りの武者行列を見た後、小田原城の総構を巡ってきました。

総構は、小田原北条氏が豊臣秀吉との合戦に備えて城下を囲って作った約9kmの大規模な堀戸土塁による要塞で、三か月の籠城戦で小田原城を守り抜いた歴史遺構で、現在もその名残の光景が保存されています。

この日は、総構の一部の小田原駅から八幡山、城山公園、小峰御鐘ノ台大堀切、三の丸外郭土堀を巡っていました。

小田原駅西口には、小田原城主だった勇壮な北条早雲公像が設置されています。

小田原駅近くの八幡山入口に設置された「八幡曲輪」の石標から急坂の階段坂を上り八幡山へ向かいます。

城山公園の周辺は、八幡山古郭の巨大曲輪群だったようで、土地名の「毒榎平」と呼ばれる史跡の石標が見られました。

城山小園には、戦没者の慰霊碑もあり、緑豊かな森林公園として憩いの場所となっています。

城山公園の西側には、「小峯御鐘ノ台大堀切」の三つの巨大な堀と土塁が残されており、総構の見所一番の姿が保存されていました。

「小峯御鐘ノ台大堀切・西堀」は、雄大な堀と土塁が残されています。

「小峯御鐘ノ台大堀切・東堀」も堀幅約30m、長さ280mで、2カ所の「横矢掛かり」で、大堀切一番の壮大な姿が保存されています。

小峯御鐘ノ台大堀切の先の「三の丸外郭・新堀土塁」では、総構の内側にあった新堀と呼ばれる外郭後で、新堀と土塁が保存されて、展望テラスからは、相模湾や伊豆大島、箱根連山を望む絶景ポイントとなっています。

三の丸外郭新堀から、小田原競輪場沿いの急坂を下りて、小峯曲輪にある二宮尊徳を祀る「報徳二宮神社」に向かいました。

境内には、多くの苦難を乗り越えてこられた偉人の二宮尊徳翁を祀る神社で、コロナ禍や令和の様々な苦難を乗り越える知恵を学んでいました。

城址公園の南曲輪の南堀の「御感の藤」は、見頃を過ぎていましたが、名残の花房が見られました。

南堀には、蓮の花の葉がお堀を埋め尽くしており、蓮の花咲く名所となっていました。

常盤木門の下の本丸東堀の花しょうぶ園では、多くの花しょうぶが植えられて来月には見頃となって、花しょうぶまつりが行われるようで、夏の人気スポットとなっているようです。

城址公園から春の例大祭が行われている松原神社へ向かうと、神輿や山車は街中に出ていましたが、境内の本殿前には「吉兆の大亀」が置かれて、触ると御利益があるパワースポットとなっています。

松原神社近くの三の丸には、大手門跡の石垣上には、時の鐘が残されており、現在も朝・夕に鐘が鳴らされている国の指定史跡となっています。

堀端通りから駅前のおしゃれ横丁に入ると、商店街の一角に、北条四代の領主の北条氏政・氏照のひっそりとした墓所があり、多くの鈴が架けられて願掛けスポットとなっていました。

小田原駅前通りには、新しく「ミナカ小田原」商店街が出来て、江戸情緒溢れた城下町の光景をイメージさせる雰囲気で新しい名所となっているようです。

金次郎広場には、薪を担いだ姿の二宮金次郎 夫婦像が設置されてフォトスポットとなっています。

ミナカ小田原ビルの屋上の「展望足湯庭園」では、湯元温泉の天然温泉の足を浸しながら小田原城や相模湾を望める新しい人気スポットとなっており、多くの家族連れで順番待ちとなっていました。 

北条五代祭りや総構の史跡を巡りながら、難攻不落の小田原城の歴史を学ぶ街歩きでした。


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