MR.コールマンの挑戦日記

セカンドライフを迎えて趣味のランニングや街歩き、スケッチ水彩画、地域活動などの日常のあれこれを綴っています。

第34回 白峰社書展

2016年12月13日 | アート・文化
年末恒例の現代書道展の「第34回 白峰社書展」が国立新美術館で開催されており、今年も鑑賞してきました。
白峰社は、関東地区を中心に全国の書道家が高いレベルで現代書を研究されておられる書道家団体で毎年作品展が開催されており、知人から案内をいただき楽しみに出かけてきました。

新美術館では、現代アーテイストの奇才サルバドール・ダリの「ダリ展」が会期末となっていたようで、国立新美術館周りは大行列が出来ており、異様な雰囲気でしたね。




「第34回 白峰社書展」では、今回も役員書道家の作品120点と一般公募入選者257点の作品が広い展示会場に所狭しと大作が展示されていました。

書道は日本古来の文化として子供から高齢者まで広く多くの愛好家がおられるが、特に現代書道は現代アートとして独自の技法で書かれた文字アートに大変興味を持っています。

最初に役員諸先生方の大作を拝見していましたが、どの作品も詩の響きが伝わり しばし魅入っていました。



中でも「石鼓文臨」の作品では、文字や意味するところは全く判りませんが、独特の書体で書かれており、その素晴らしさに吸い寄せられていました。

今年の超大作コーナーでは、 「これからの自分」 や< em>「海は空に溶け入りたいという望みが・・・」 などにも惹きつけられていました。

大作ばかりでしたが、今回管理者が気に入った作品は、「秋の夕日に照る山紅葉 濃いも薄いも数ある中に ・・・」 や 「色鮮やかに謳歌した花の息吹は豊麗なる感動で私を魅了する・・・」 の秋の風情を詠まれた詩と濃い墨の文字の流れに感動しました。


今回の白峰大賞に輝いた作品です。
「運河ナケレバナクテモイイガ・・・歩イテイレバ 十分ガカワル・・・」と詠まれた詩や書体の意味するものに惹かれますね~

会場を一回りしてどの作品も素晴らしいものばかりでしたが、我が家族の名前が書かれた作品にも魅かれて拍手パチパチでした(笑)

他にも、魅かれたお気に入りの作品です。




会場を一回りして講堂で開催された席上揮毫では、4人の先生方が約100名の書道愛好者が見守る中で大筆を走らされていましたが、見つめる愛好者からは息を飲みこむ緊張した雰囲気となって見つめていました。




現代書は、絵画以上に作家の個性が表現されており、文字の芸術の魅力をたっぷりと味わいました。

白峰社展を観て会場を出ると、ダリ展の観客はさらに増えて入場まで1時間以上の待ち時間だったようですが、管理者には興味が薄かったですね(笑)

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4 コメント

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書道展 (Unknown)
2016-12-13 16:29:07
こんにちは、kormanさん。
書道展は、みなさん凄いですよね~。
いつも自分も書道部続ければ良かったと思います。
最近は良く高校の書道部のパホーマンスが披露されます!
奥様か誰かが出展されたのでしょうか?
今年の文字は「金」でしたね。
Re:書道展 (korman)
2016-12-13 17:13:16
いつもありがとうございます。
白峰社書展には、審査員をされておられる知人からお招きを受けて毎年訪れています。
古典的な書道もいいですが、現代書道は文字や詩と文字の流れが大好きです。
まもなく書初めの時期を迎えますが、「金」でしょうか?
書ではなく画の席上揮毫で筆を走らせたいですね(笑)
Unknown (アルルkan)
2016-12-14 09:20:23
大筆で自由に体いっぱい表現したいですね。
基本は、己をちゃんと知る事ですね。私も宇都宮での友人の書道展に行きますが、心が掴まれます。ありがとうございました。
Unknown (korman)
2016-12-14 10:18:40
アルルkanさん  コンニチハ
完成された大作も素晴らしいですが、席上揮毫は大筆を走らせて書く姿には迫力があり、
列席した皆さんも息を止めて観覧しているような雰囲気でした。
また、皆さんの詩文にも心打たれますね。

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