MR.コールマンの挑戦日記

セカンドライフを迎えて趣味のランニングや街歩き、スケッチ水彩画、地域活動などの日常のあれこれを綴っています。

浮世絵博物館見学~広重浮世絵展

2023年04月25日 | アート・文化

藤沢浮世絵館で開催中の浮世絵展「歌川広重の橋・渡し・追分」を観てきました。

今回の展示会では、蔦屋版東海道と追分道の文化・広重が(視角)を変えて追分道を見た東海道の構図を描いた作品が展示されていました。

今回は、「東海道五十三次コーナー」・「藤沢宿コーナー」・「江の島コーナー」・「企画展示コーナー」の4コーナーで、77点の名作が展示されていました。

展示会場のエントランスには、旅人が東海道の起点の日本橋を出発する壁画が展示されていました。

東海道五十三次コーナーでは、歌川広重や国貞の「東海道五十三次之内」の日本橋から吉原までの東海道名所を描いた作品20点展示されています。

駕籠を担いだ旅人などの光景が描かれた「日本橋 曙之図」

品川宿の八ツ山から小舟・千石船を描いた「五十三次之品川」の作品

藤沢宿から離れた四ツ谷の立場(お休み場)の追分分岐点を描いた「四ツ谷の立場」の作品

平塚の立場付近の高麗山と大山、富士山を描いた「東海道五十三次之 平塚」作品

東海道の天下の険・箱根の芦ノ湖を描いた「東海道五十三次之 箱根」の作品

藤沢宿コーナーでは、「東海道五十三次」の蒲原から浜松までの歌川広重が描いた12点の作品が展示され、その中では宿場だけでなく東海道の道沿いの立場や追分、渡し場の周辺施設を双六のマスの中に描いた大作です。

江の島コーナーでは、「東海道五十三次 徒歩渡し~担がれて、越えて行くいく~」をテーマに歌川国貞、広重などの作品13点が展示されています。

小田原の温泉場で湯上りの女性を描いた「東海道五十三次之 小田原」の作品

越すに越されぬ大井川と狂歌に詠まれた大井川を、関取を輦台に乗せて渡る光景や駕籠に女性を乗せて渡る姿を描いた傑作の「東海道五十三次之 大井川・金谷」の作品

企画展示コーナーでは、東海道五十三次の舞坂から京都までの光景を描いた作品など32点が展示されています。

江戸時代の東海道では、橋の架かっていない川が多く舟に乗って渡る光景を描いた作品が多く展示されていて、川崎宿の六郷川を渡る「六郷の渡し」の作品

東海道五十三次の岡崎の矢作橋を人力車や洋装の旅人が渡る光景を描いた「矢作橋の絵」作品

おまけコーナーでは、今テレビで話題の徳川家の家康から慶喜までの歴代の将軍が一堂に会した姿や家譜を描いた作品が見られました。

多くの浮世絵大作を通じて東海道五十三次の人気の宿場だけではなく、立場や橋、渡し場の様々な光景を広重が視角の多様性を活かして描かれた作品から時代の移り変わりを学ぶ機会でした。


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