湘南の夏の風物詩である「第62回湘南ひらつか七夕まつり」が、昨日から開催され、今年も訪れてきました。
昨年は、東日本大震災の影響で規模が縮小されたり夜の部が中止となったりで、寂しさが否めなかったが、今年はライトアップも復活して、3日間で約150万人の人出が予想されるようです。
「ひらつか七夕まつり」は、仙台七夕、安城七夕と並び「日本三大七夕まつり」と称せられており、今年は市制80周年記念のイベントとして位置づけられて、市内には約3000本の七夕飾りが掲出され、中でもメイン会場の湘南スターモールには、83本の見上げるような豪華な竹飾りが飾られていました。
午後には雨の予報も出ていたためか、平塚駅に通じる紅谷パールロードには、既に午前中から多くの見物客が訪れていて、大変な賑わいとなっていました。
今年は、今月開幕するロンドン・オリンピックを控えており、竹飾りにはオリンピックをテーマにしたものや、東日本大震災の復興を願うもの、人気キャラクター、龍を描いたものなど、時の話題や世相を取り入れてあり、メイン会場は、カラフルで華やかな彩りで埋めつくされており、天の川の織姫はびっくりしているのではないだろうか
赤ちゃんを抱く母子像も恥ずかしさに、顔を真っ赤にして俯いていました。
毎年、子供たちに人気を呼んでいる「お化け屋敷」は、この日も入口に行列が出来ていましたが、「怖いよ~ 」と入館を嫌がる我が子をなだめる父子の微笑ましい光景も見られていた。
恒例の「星に願いを」のコーナーでは、「金持ちになりますように・・・」、「家族の健康・・・」、「素晴らしい恋を・・」など、短冊を吊るすスペースが無くなるほど願いが込められていたが、願い星も困っちゃうよ~と悲鳴が聞こえてくるようです。
スターモールのメインステージでは、マーチング・バトンスクエアや吹奏楽の演奏、郷土芸能の披露などが行われる予定で、大変な盛り上がりとなっていました。
まちかど広場では、生憎の曇り空でしたが、幸運な織姫とひこ星の七夕結婚式が始まるようで準備が整っており、どんなカップルが現れるのだろうかと、観客が待ちわびていました。
また、毎年見かける光景ですが、市内の老人ホームから介護士に付き添われて多くのご老人が見えておられましたが、飾りを見上げながら涙して喜んでおられました。
見物客には、老若の浴衣姿が多く見られて、子供たちは何よりの楽しみのようでしたが、中には外国人カップル?の浴衣姿も見られ、国際色も豊かになっているようです。
会場を一回りしてから、前夜祭が行われたパワースポットの「平塚八幡宮」へと向かうと、一の鳥居には五色の七夕飾りが飾られていますが、一歩境内に入るとパワーが漲っているのを感じます。
二の鳥居を入ると、夏越しの祓いと言われる「茅の輪くぐり」の輪が残されており、厄除けを願ってくぐり、拝殿に参拝した。
また、本殿の隣には末社三社(諏訪社・若宮社・神明社)が鎮座していますが、それぞれ建御名方神、仁徳天皇、天照大神 事代主神(えびす様) 徳川家康公を祭神としているそうです。
八幡宮を後にして、スターモールへ戻るが、多くの屋台が延々と立ち並び、食べ物、おもちゃ、輪投げなど懐かしい店もあり思わず足を止めて眺めていましたが、亀すくいコーナーでは緑亀が約100匹逃げ回っているのには、びっくりでした・・・
帰宅後早々に大雨になっていたが、この日の七夕まつりの夜の部はどうなっているだろうと、心配していた。
この豪華な竹飾りは、この後、各地の七夕まつりに買い取られていくようですが、行く先はどこなのだろうかと余計な心配をしていた・・・