子ども達のための自然学校・イエティくらぶ

NPO法人ねおすが主催する「子ども達のための自然学校『イエティくらぶ』」の活動報告をアップしています。

スペシャル!大雪山縦走キャンプ

2011年08月03日 15時29分29秒 | 東川校

行ってきました大雪山縦走キャンプ。

小学校4年生ばかり3名と少数精鋭で挑みました!

出発前は緊張しつつも余裕の表情です。

 

まずは行動食の買い出しから。

カロリーと塩分・糖分を考えて買います。

事務所での準備ですっかりやられてます。

暑かったせいもあるかな?

 

旭岳青少年野営場で受付を済ませてから・・・、

 

テントを設営します。テント好きな男の子が頑張ってくれました。

 

今回は全て野外泊、全て自炊です。お米をといでます。

 

見事、キムチ鍋ができあがりました!美味しそう!

 

みんなで仲良くいただきます。でも、少し量が多かったみたい。

この夜のみんなの食欲を見て、山の食料を減らしました。

 

そして、夜は温泉・たき火(マシュマロ付き)と、ふけていきます。

 

7月30日(土)

6時に起床して朝食準備。7時からパンの朝食でした。

山の中での装備を分けて、みんなで少しずつ背負います。

 

フル装備になったところで記念写真。8:30に野営場を出発しました。

9:00のロープウェイに乗車

姿見の池で早くも行動食をおなかに入れます。

後はひたすら登るのみ。

疲れすぎて、こんな体制で休んでいます。

約3時間かけて12:30旭岳登頂!まずは一つ目の山を踏みました。

ゆっくり行動食を食べて、これから向かう方向を望みます。

裏旭の急傾斜を滑りながら降りるとまだまだ雪渓が残っていました。

ザックカバーを掛けたザックに乗って滑ります。快適、快適。

少し歩くと裏旭の野営指定地に到着です。13:50でした。

到着したらまずは自分たちの家を確保です。だんだんと手慣れてきたようにも見えます。

料理のために水をくまなくてはなりません。これを煮沸して使います。

今日のメニューはジンギスカン炒め。美味しそうなにおいがあたりに漂います。

外は寒いので、テント内で夕食です。外は8℃。中はとても暖かいです。

日没までは自由時間。トランプをして遊んでいたようですね~。

夜は女の子が8:30まで起きていました。

たくさんの星たちと、流れ星や人工衛星が見られました。

 

7月31日(日)

5:00起床 6:00朝食(ラーメン) 7:30出発

準備万端整えて、まずは体操からスタート。

今日の行程を確認しています。

それでは気合いを入れて出発。

今日は花も見ながら進みます。これは・・・、ヨツバシオガマかな。

そして1時間ほどでお鉢に到達しました。まずは間宮岳。

順調なペースでお鉢を回ります。

北海岳に着く頃には少しガスがかかってきました。

渡るのが大変な沢も飛び石を跳んでクリアします。

11:50 4時間30分かけて黒岳石室に到着しました。

ここで意見が2つに分かれます。今日中に層雲峡に降りて温泉に入りたい人と、

予備食を使ってもう1泊山に滞在したい人と話し合った結果、

もう1泊することになりました。明朝晴れていれば、桂月岳のご来光を拝みにいきます。

夕ご飯はペンネとわかめスープ。

またもやテント内で食事です。外は寒いんですよ。

夕食が終わったらテンションが上がってしまいました。

18:00頃まで盛り上がって、騒ぎます。

19:30に就寝しました。

(夜中小屋泊の大人がうるさかったんです。子どもたちは起きませんでしたが、マナーを守って欲しいものですね。)

8月1日(月)

3:20起床 モーニング麦茶 3:35登山開始 3:50桂月岳到着

スタッフが3:00前に起きるとコンディション良好。子どもたちを起こすことに決めました。

歩いて行くとどんどん空が明るくなってかなり良い感じ。

 

 

山頂に立つとこんな風景でした。

上手く岩の上に居場所を作りながら待っていると、

4:15 朝日が昇ってきました!言葉なし!寒い!美しい!

「寒いから、早く降りたい。」といいつつも、みんな感動していたようです。

石室の自分たちのテントもきれいに見えます。

子どもたちが名付けた 「 山 」 雪渓。

この風景を見せたくて、今回のキャンプを企画したようなものでした。

晴れてくれて良かった。

 

朝食、テント撤収をそつなくこなし、出発準備完了。

7:30黒岳石室発

8:00黒岳登頂 最後の山を踏みました。

後は下山あるのみです。

 

そして9:30黒岳7合目に無事下山!!みんな本当にお疲れさまでした!

自分たちの足で歩いたこのキャンプは、みんなのものです。

大人になってもこの風景を覚えておいて欲しいな。

 

 

帰りはリフトで楽々と下山。お土産も物色しました。

 

念願の温泉に入って、みんなリラックス。あとは東川に帰るだけです。

 

 

今回は想定していた状況のうち、最善の状況が実現しました。

山はいつもいつもこんなに優しいわけではないけれど、またぜひ山に登って欲しいなと思います。

今回のキャンプに送り出してくださった保護者の皆さん。

4日間歩き通してくれた参加者の皆さん。

サポートしてくれたスタッフ。

全ての人に感謝します。

また山で会いましょう。

 

大雪山自然学校 小林峻

 

 

コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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Unknown (うえだんな)
2011-08-06 06:59:53
すごい!すごすぎる!
しっかりと登りきったんですね!
今年のキャンプの中で一番ハードなキャンプ、最高のシーンに恵まれたみなさんはほんとうにうらやましい!
しゅんちゃんの魂のこもったブログにも感激しました。
返信する
Unknown (しゅんちゃん)
2011-08-12 11:23:24
大雪山自然学校が誇るべきフィールド。
それはやはり大雪山なのです。
登ったからこそ見られる風景をこれからもみんなと味わいたいですね。
返信する

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