子ども達のための自然学校・イエティくらぶ

NPO法人ねおすが主催する「子ども達のための自然学校『イエティくらぶ』」の活動報告をアップしています。

イエティトレッキングくらぶ~穴滝~

2015年01月17日 20時43分20秒 | 札幌まるやま校

今日は2015年のトレッキングはじめ。
目指す場所は小樽市の奥沢にある「穴滝」
知る人ぞ知るパワースポットです。
冬の滝は凍っているのか?それを確かめるトレッキング。

円山公園に集合したら子ども5人と大人3人で一路小樽へ。

走ること1時間ほどで登山口に到着。

準備運動と装備を整えたらいざ出発!

4日前の下見につけた足あとがうっすら隠れてしまうくらいの積雪。
大人はスノーシューを履いて道を作ります。


子どもは新雪の歩きづらさに悪戦苦闘。

それでも木のツルを見つけると乗っちゃいます。



登り始めると体がすぐに暑くなって体温調節も難しいです。
一枚脱いだり、ネックウォーマーを外したりとこまめに小休止。
今日の休憩の合言葉は温かいものがいいということから「おでん」になりました。



冬休みの疲れのせいか、体をあまり動かしていなかったのか、
歩みが遅くなったり呼吸が苦しくなったり、足の痛みを訴えたりと、
なにかとバタバタしながらも歩くこと2時間30分、
穴滝に無事に到着。


早速滝を見てみると凍っています。


でも表面の厚い氷の中には水が流れているのが見えます。


半分凍っているけど、半分は凍っていなかった!
しみだした氷がとても幻想的、きれいな氷を見つけたり、
巨大なつららにびっくりしたり。

全員でパシャリ!



穴滝は自然に出来た洞窟のような形。


この場所にもみんなが驚いていました。
止まると寒いのが冬の外、動かない時は厚着をするのが基本です。
インナーを着込んでからお昼ごはんを急いで食べます。

今日のスープはきなこさん特製の「豚汁」。


ゆずや生姜も入っていて体の芯から温まります。

体の冷えが厳しかった子どもは早めに下山開始です。
動いて体を温める。
元気組もご飯を済ませたら出発!
エネルギーも満タンでおしゃべりや行動に余裕が出てきました。

しかし雪がものすごい勢いで降っています。
雪で音が吸収されてなかなか会話が届かない・・・

行きにつけた足あとが10cmほどの積雪で隠れている・・・

先頭のラッセルは意外と大変。
歩くこと20分、先行していたパーティーと合流し「おでん」タイム。


おしるこで糖分を補給してまた歩き出します。


全員が体力復活し、途中遊びたい雰囲気バリバリでしたが・・・
この吹雪の天候ということですたすたと下山。


約2時間で車に到着し、朝里川温泉へ。

疲れが温泉で癒されました~


温泉でまったり温まり外を見ると猛吹雪。


帰ろうとしたら高速は通行止め、泣く泣く下道で帰ります。

温泉で完全にテンションも戻った子どもたちは、
車内で大声で騒ぎまくり、一日の疲れはどこへやら・・・でもそれが子どもたちのいいところ。
いっぱい歩いて、自分の体力や精神的にダメかも?寒い・・・なんて弱音を吐くときもあるけど、
それを乗り越えてまたみんなで大騒ぎできる。


自分の限界を知ることも大事な経験です。
自然は大きくて偉大です、その懐にちょっとおじゃまする、
僕らの力はちっぽけだけれども、それを知ることも重要なのです。

トレッキングはじめは長い冬道を歩く大変さ、

吹雪という自然の脅威、そして洞窟や滝という自然の造形美の美しさを多能出来ました。

圧倒的な自然の前で僕たちは言葉を失います。

そんな瞬間をたくさん子どもたちと共有できたらと改めて思った2015年初歩きでした。

滝に祈った甲斐もあって視界不良の中安全運転で1時間30分、

全員無事に円山公園まで帰ってきました。

次回は札幌のシンボル「藻岩山」です。

今年度の登り納めですので、是非皆さん登りましょう!

カツオこと高野克也

コメント
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