今日は2015年のトレッキングはじめ。
目指す場所は小樽市の奥沢にある「穴滝」
知る人ぞ知るパワースポットです。
冬の滝は凍っているのか?それを確かめるトレッキング。
円山公園に集合したら子ども5人と大人3人で一路小樽へ。
走ること1時間ほどで登山口に到着。
準備運動と装備を整えたらいざ出発!
4日前の下見につけた足あとがうっすら隠れてしまうくらいの積雪。
大人はスノーシューを履いて道を作ります。
子どもは新雪の歩きづらさに悪戦苦闘。
それでも木のツルを見つけると乗っちゃいます。
登り始めると体がすぐに暑くなって体温調節も難しいです。
一枚脱いだり、ネックウォーマーを外したりとこまめに小休止。
今日の休憩の合言葉は温かいものがいいということから「おでん」になりました。
冬休みの疲れのせいか、体をあまり動かしていなかったのか、
歩みが遅くなったり呼吸が苦しくなったり、足の痛みを訴えたりと、
なにかとバタバタしながらも歩くこと2時間30分、
穴滝に無事に到着。
早速滝を見てみると凍っています。
でも表面の厚い氷の中には水が流れているのが見えます。
半分凍っているけど、半分は凍っていなかった!
しみだした氷がとても幻想的、きれいな氷を見つけたり、
巨大なつららにびっくりしたり。
全員でパシャリ!
穴滝は自然に出来た洞窟のような形。
この場所にもみんなが驚いていました。
止まると寒いのが冬の外、動かない時は厚着をするのが基本です。
インナーを着込んでからお昼ごはんを急いで食べます。
今日のスープはきなこさん特製の「豚汁」。
ゆずや生姜も入っていて体の芯から温まります。
体の冷えが厳しかった子どもは早めに下山開始です。
動いて体を温める。
元気組もご飯を済ませたら出発!
エネルギーも満タンでおしゃべりや行動に余裕が出てきました。
しかし雪がものすごい勢いで降っています。
雪で音が吸収されてなかなか会話が届かない・・・
行きにつけた足あとが10cmほどの積雪で隠れている・・・
先頭のラッセルは意外と大変。
歩くこと20分、先行していたパーティーと合流し「おでん」タイム。
おしるこで糖分を補給してまた歩き出します。
全員が体力復活し、途中遊びたい雰囲気バリバリでしたが・・・
この吹雪の天候ということですたすたと下山。
約2時間で車に到着し、朝里川温泉へ。
疲れが温泉で癒されました~
温泉でまったり温まり外を見ると猛吹雪。
帰ろうとしたら高速は通行止め、泣く泣く下道で帰ります。
温泉で完全にテンションも戻った子どもたちは、
車内で大声で騒ぎまくり、一日の疲れはどこへやら・・・でもそれが子どもたちのいいところ。
いっぱい歩いて、自分の体力や精神的にダメかも?寒い・・・なんて弱音を吐くときもあるけど、
それを乗り越えてまたみんなで大騒ぎできる。
自分の限界を知ることも大事な経験です。
自然は大きくて偉大です、その懐にちょっとおじゃまする、
僕らの力はちっぽけだけれども、それを知ることも重要なのです。
トレッキングはじめは長い冬道を歩く大変さ、
吹雪という自然の脅威、そして洞窟や滝という自然の造形美の美しさを多能出来ました。
圧倒的な自然の前で僕たちは言葉を失います。
そんな瞬間をたくさん子どもたちと共有できたらと改めて思った2015年初歩きでした。
滝に祈った甲斐もあって視界不良の中安全運転で1時間30分、
全員無事に円山公園まで帰ってきました。
次回は札幌のシンボル「藻岩山」です。
今年度の登り納めですので、是非皆さん登りましょう!
カツオこと高野克也