合同キャンプ3日目の朝はさわやかな青空。しかし、ググッと気温が下がって今にも雪が降りそうな寒さです。
子どもたちはぐっすり眠ったようで、起床時刻になってもまだ寝袋の中で寝息をたてている子もいました。
忍者修行キャンプも本日、最終日。
朝ごはんを食べ、手慣れた様子で風呂敷を忍者被りし、殿のもとにはせ参じました。
最後の忍者の集いの始まりです。
厳しゅう修行にはげみ、殿を助け、優秀な働きを見せた子ども忍者たち。
頑張ったみんなへ殿からの贈り物がありました。
それは、イエティ流忍術の免許皆伝を記した巻物であります。
一人ひとり名前が呼ばれ、殿から直接、手渡されました。
札幌まるやま校は黄色、東川校は青、黒松内校はゴールド、いぶり校は赤。
子ども忍者たちはとても嬉しそうに巻物を受け取っていました。
みんな立派な忍者になりましたが、ここで満足してはいけません。
巻物の中には「これに甘んずることなく、より一層の鍛錬に励まれよ」と記されていましたので、きっとこれからも子ども忍者たちは日々の生活の中で修業を続けていくことと思います。
そこへ忍者修行ツアーコンダクター・ネオスコドモトラベル社の添乗員が登場。
「みなさま、そろそろ忍者の世界から現代へとお戻りになられるお時間です。行きと同じように、ここでジャンプをすると再び現代に戻ることができます。どなたさまもお忘れ物がないよう、身の回りの物をご整理ください。置き去られませんようご注意ください」
3.2.1…ジャンプッ!!時空を超えて戻る、戻る、戻る……
ハイ、戻ってまいりました。
現代に戻った一行は、最後に3日間の活動を振り返り、どんな技が身に付き、どんな修業が楽しかったのか、次にどんなキャンプをやってみたいかなどを話し合いました。
忍者対決が面白かった。
隠れ身の術破り(カモフラージュ)が大変だったけど頑張った。
大人忍者対子ども忍者の戦いが楽しかった。
忍び足の術が身についた。
今度は忍術全部習得できるキャンプがしたい。
子どもたち一人一人から今回のキャンプの感想や、今度やってみたいキャンプのアイディアなどを発表してもらいました。
最後にスタッフからも3日間の感想を話してもらい、みんなで共有しました。
ご飯をたくさん食べてくれて嬉しかった。
みんなが頑張って修行しているところがカッコよかった。
またみんなでキャンプがやりたいね。
そんな話をみんなも真剣に聞いてくれました。
忍者の集いもこれにて終了。これから帰路に着くことを考えて少し早めのお昼ご飯となりました。
一番最初に出発するのはいぶり校チーム。
そろそろ出発するよー、と外に出るとチラチラと雪が舞っていました。
秋が終わり、冬に向かって季節が動いています。
いぶり校が出発し、次に札幌まるやま校&黒松内校が出発。最後に東川校が出発し、3日間の合同キャンプが幕を閉じました。
帰りの車内では、遊び疲れた子どもたちの姿がありました。
本合同キャンプの開催に際し、お子様を送り出していただいた保護者のみなさま、運営を支えていただいたスタッフ・関係者のみなさま、そして、何よりイキイキと忍者の世界を楽しんでくれた子どもたちに改めてお礼を申し上げます。
いつも遊んでいる地域の子ども同士だけではなく、違う地域の子ども・スタッフが一緒になって遊べる環境があるってやっぱりおもしろいですね。
最初は少し距離のあった子どもたちですが、いろんな忍者修行を通してすぐに仲良くなっていたのがとても印象的でした。
また、東川校の子が、普段、自分たちが遊んでいる活動場所を、いぶり校や札幌まるやま校からやってきた子どもたちに紹介する場面も見受けられました。
他の地域からやってきた子には自分の地域とは違う遊び場が新鮮だったようで「また遊びに来たい!」と楽しそうに話してくれました。
このキャンプでの経験を活かし、またそれぞれの活動拠点にて子どもたちの好奇心をくすぐるキャンプをお届けできるよう努めていきたいと思います。
冬休み・春休みにはいつもとは少し違うスペシャルなキャンプも用意してお待ちしておりますので、またぜひイエティくらぶのキャンプでお会いしましょう!
NPO法人ねおすイエティくらぶスタッフ一同