子ども達のための自然学校・イエティくらぶ

NPO法人ねおすが主催する「子ども達のための自然学校『イエティくらぶ』」の活動報告をアップしています。

とかち鹿追ジオパークキャンプ

2014年03月24日 12時59分16秒 | お知らせ

鹿追町子ども宿泊体験交流協議会とねおすの協働プログラム

とかち鹿追ジオパークキャンプのご報告です。

鹿追のジオパークは、

自然だけではなく、そこに暮らしている人、

歴史や文化、鹿追町すべてをひっくるめて公園として考えている。

このキャンプでは、鹿追町をからだぜんぶで体感するキャンプです。

今回集まったのは、苫小牧市に住んでいる子たち

鹿追~苫小牧間は、電車や車で2時間くらいの距離ですが、

行ったことがない子が多く、初めての土地へ

しかも、特急、JRでの移動、旅気分でドキドキです

電車のここちよい揺れに揺られながら、初めて同士の子たちでも

いつの間にか仲良くなり、

おしゃべり、トランプ、お菓子に花を咲かしております。

JRの「スーパーおおぞら」で新得駅までいき、そこから鹿追町までは町のバスで移動

そして、キャンプの最初の体験は、町長訪問

まちを代表している人との名刺交換

鹿追の濃厚な飲むヨーグルトもいただきました。

その後は、鹿追町の青年宿泊施設のピュアモルトクラブハウス

にて、昼食を食べました。

ピュアモルトクラブハウスは有名な建築家の方が建て、

円形の建物で、子どもたちは秘密の通路を見つけた!など

大興奮でした。

キャンプ2番目の体験は秘境然別湖へ

鹿追町でも町は平野ですが、然別湖は大雪山系の山々の山の中にあります。

ここでは然別湖ネイチャーセンターのしまさんの案内で、然別湖を満喫します。

湖上をみんなでせーのでジャンプしたり、積もった雪を掘ってみると、びっくりなんと水が出てきます。

全部凍っているわけじゃないことを実感します。

氷の建物も体感します。

透き通ってじゃんけんできるほどの氷でつくられらた、巨大イグルーを

探険しました。外よりもちょっと暖かくて、でも触るとひんやり。

不思議な空間を楽しみました。

然別湖は湖だけじゃありません。

その周辺は森です。そして、斜面があります。

苫小牧とは比べ物にならないくらい雪深い、然別湖。

バフバフの雪のなかをラッセルして、斜面を登り、しりすべりもしました。

そして、雪のなかへ大人が子どもを投げ飛ばす遊びもしちゃいました。

寒くなったら、湖畔の温泉へ あったまりに行きます。

ホテル風水さんです。ぬるすぎず、熱すぎず、子どもたちは湯に大満足の様子でした。

なんと! 温泉から上がると 十勝の名物 豚丼を食します。

甘すぎず、辛すぎずのタレが十勝平野の豊壌な大地で育った豚肉

と絶妙なバランスで非常においしく召し上がりました。

今晩泊まるピュアモルトクラブハウスに戻ってくると自由時間です。

トランプをしたり、謎の輪ゴムゲームをしたり、

夜の森の中に探険しにいったりと、ゆっくり過ごしました。

まだまだ、元気いっぱいですが、明日も元気に遊ぶために、寝ます。

2日目です。

朝は外で体を動かして、生活のリズムを作ります。

隣りがパークゴルフ場なので、穴をほったり、倒しあいしたり、

目一杯雪で遊びました。

朝ごはんは

十勝マッシュのハムのサンドウィッチと鹿追の濃厚な牛乳をいただきました

午前はキャンプ3番目の体験。馬プログラムです。

十勝平野を開拓するにあたって、木を運びだしたり、

畑を耕したり、荷物を運んだりして、大活躍した馬たち。

幕瓜のライディングパークにて、ブラッシング体験

馬って、あったかい!とふれあいました。お馬さんも気持ちよさそう!

乗馬体験

乗るだけでもドキドキだけど、少し走ったりしたら、振動がすごい。ことがわかりました。

馬に乗せてもらったお礼に、馬舎のなかをお掃除したり、餌やりもしました。

最後に、ライディングパークのおきさんからお土産に馬の脚の裏についていた蹄鉄を

おみやげでいただきました。

キャンプ4番目の体験は鹿追そば。

水はけがよく、寒暖の差が大きい十勝平野は

おいしいそばの実が収穫ができる

まさに、鹿追の自然がうまく体現された料理

鹿追町のお蕎麦屋さん「しかめん」の「ごぼうてんそば」を一気に食します。

午後からは、

キャンプクライマックスの体験 民泊へ

鹿追の土地で暮らしている人たちの家に泊まらせていただきます。

今日はじめて会った人たちだけど、家におじゃまして、その家にお世話になる。

なかなか体験できることではありません。

感謝の気持ちを忘れずに、しかし、甘えてくることは忘れない。

そんな心構えで民泊へ出かけていきます。

夕ごはん時しか、スタッフはちょびっとだけしか、様子は見れませんでしたが、

それぞれの家庭でしか体験できないことをしてきたと思います。

それは、帰ってきたときの顔を見れば分かります。

ニワトリと触れ合ったり、しぼりたての牛乳を飲んだり、

ハンバーグをこねたり、クッキーを焼いたり、陶芸をしたり、

とその家庭、家族と触れ合った時間はとても思い出に残るものだと思います。

ホストファミリーとみんなでお昼ごはんを食べて、さよならをした後は

鹿追の雪にもさよならをするために、雪遊びをしました。

べたべたな雪だったので、雪が固まりやすく、雪合戦や雪だるまを

作って、愉しみました。

鹿追町も名残惜しいですが、民泊先へのお礼のお手紙を最後にしたためて、

新得駅をめざし、バスで移動します。

しかおいの道の駅にも寄って、その土地でつくられた名産物を

おみやげにして買っていきました。

キャンプは家に帰るまでがキャンプです。

最後の電車移動も楽しむため、席をばくりっこしながら、

旅を楽しみました。

3日間、鹿追を体感した子どもたち

鹿追町の自然と人と出会い、それが織りなすものたちを体感した子どもたち

鹿追って、こんなとこだったよと みんなそれぞれ

自分の言葉で言えると思います。

また、十勝、鹿追のジオパークを

体感できるプログラム

「十勝平野のど真ん中キャンプ」、「牛ふんキャンプ」、「ナキウサギキャンプ」

みたいなことをして、またみんなと十勝に行きたいなと思っています。

けいたこと富田桂太

コメント
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