さぁ、2013年の冒険の旅が幕を開けました。
今年度のいぶり校・黒松内校は一部を除きコラボキャンプを実施します。
札幌・黒松内・苫小牧・室蘭・登別など幅広い地域の子どもたち&スタッフとともに、地域の特色を感じるプログラムを作っていきたいと思います。
今年度もどうぞよろしくお願いします!
さて、今年度最初のプログラムは、鉄道ファンの憧れの地・秘境小幌(こぼろ)駅に探検に出発です。
いぶり校ではおなじみの小幌探検ですが、行くたびにいろんな表情を見せてくれる場所。
はりきって初日を迎えたら、はりきりすぎたのか曇天からの雨模様とあいにくのお天気ですが、冒険に嵐はつきもの!ということで。
今回はどんな秘境の旅になるのか、ドキドキ☆わくわく!
秘境の旅の出発地は洞爺湖駅前。
札幌チーム、黒松内チーム、いぶりチームが集結し、まずは非常食(おやつ)の準備から。
軍資金100円を上手に使ってお買いもの。
洞爺湖駅にて、次なるミッションは小幌駅までの切符を買うこと。
自分でお財布からお金を出して、
子ども用の切符のボタンを押して、
小幌までは子どもおひとりさま220円なので、220円のボタンをぽちっとな。
「初めて自分で切符買った」と嬉しそうに教えてくれた子もいました。
無事、切符をゲットです!
切符を手に改札をくぐります。
駅員さんにしっかり「お願いします!」とあいさつも忘れずに。
待つこと数分。電車が来まーす!危ないから下がってくださーい!
電車に乗り込み、いざゆかん。
眠気さす 電車の揺れの 気持ち良さ
普通列車にゆらりゆられて進むこと約40分。小幌駅に到着です。
車を置き、電車でやってきた小幌駅。次の電車が来るまで4時間。ここからサバイバルの始まりです。
雨に負けないよう雨具を着込み、防寒対策をしていざ秘境探検へ出発!
道すがら、雨にぬれる春の芽吹きを目にした少年が「自然の植物はこんなに強い雨にも耐えているんだね」とぽつりとつぶやいた言葉が、非常に強く心に残りました。
雨でぬかるんだ道をゆっくりゆっくり進みます。
山道を登ってくだって歩くこと20分。岩谷観音のあるビーチに無事に到着しました。
みんなほっと一息。
今日は観音様にちょっと洞窟をお借りしてお昼ご飯を食べさせてもらいました。
山を越え、岩谷観音あたりに着くころには雨も少し落ち着き、お昼ご飯を食べるときにはさほど気にならないくらいになっていました。
みんなの日ごろの行いの良さと、観音様の御計らいでしょうかね。
お昼を食べた後は岩谷観音周辺の探検へ。
たくさん落ちているシーグラスを一生懸命探す子や、
暖がとれるよう焚火をしてくれた子、
そのたき火でぬれた軍手を干してみたり、
自分の背丈の倍以上もある昆布も発見!
昆布漁も始まり、昆布管理センターなるセクションが登場。
不思議な石も見つけました。半分メノウっぽい。
ヒトデブーメラン!
小幌駅周辺には山菜もたくさん生えています。海の恵みだけではなく、森の恵みも豊富な小幌、素敵ですね。
誰が一番遠くまで石を投げられるか競争したりもしました。
野球少年や中学生の飛距離はやっぱりすごかった!
雨のときにはやっぱりこれよね、トトロの傘(蕗の傘)
もっと遊んでいたいけど、そろそろ駅に向かって戻らないと次の電車に遅れちゃう。
後ろ髪をひかれつつ、観音様にお礼を言って岩谷観音をあとにします。
行きはなんだかとっても長ーく感じた道のりでしたが、帰りのほうがなんとなく早く感じるのはなぜなんでしょうね?
帰りの電車を待ちます。
「電車来たよー」との声。
……ん?まだ電車の時間には早い…あ!それは帰り道と反対方向の電車だから乗っちゃダメだよー!
電車を待つ間、小幌駅周辺の探検もしてきました。
「これはー?」
おや?ふったは何をしているのかと思ったら…
「うえー!」
視力検査中でした(目をおおっているのはぜんまいですかね)
雨脚が少し強まってきました。
ぶな森スタッフのさまり&まやP&ふみぞーといぶりスタッフのやまちゃんがブルーシートで屋根を作ってくれました。
「お早くお乗りくださーい!」と、こちらのブルーシート屋根はそのままブルーシートトレインに早変わり。
線路を渡り、自分たちが乗り込む電車のホームへ移動します。
カンカンカン…と踏切の音。今度は間違いなく、我々が乗る電車がやってきました。
さらば、小幌駅!また会おう!!
電車を降りるときは切符ではなく、整理券と電車賃を駅員さんにお渡しします。
「ありがとうございました~」
今回のイエティいぶり・黒松内校、実はここでサヨナラとなる日帰りチームとこのまま旅を続けるお泊りチームがおります。
日帰り組と一緒にいられるのもここまでということで、みんなでふり返り。
何が楽しかった?との問いに日帰りチームは、
「昆布管理センターをやったのが楽しかった!」
「シーグラス集めがおもしろかった!」と元気に答えてくれました。
初参加だった小学1年生の子に「またイエティくらぶ来てくれる?」と聞くと「OK!」とのお返事が。
小幌の旅、また行きたい人~!と聞くと「行くー!」との声も嬉しかったです。
(今度は天気が良い時に行きたいね)
日帰りチームはうえちゃん号に乗り込み、お迎えの待つ登別・苫小牧へと向かいました。
帰りの車内はうつらうつらと夢の中。
雨の中でもたくさん遊んだ一日。
今日はみんなぐっすり眠れることでしょう。体調を崩さないように気を付けてくださいね。
今回の秘境探検のようなドキドキするような旅にまたみんなで行きたいと思います。
お泊りチームは元ねおすスタッフたーぼ&まむのお宅で民泊中。
その様子はまた後日、ご報告いたします。
お楽しみに♪
NPO法人ねおすいぶり自然学校・上道和恵(うえちゃん)