アイ・ラブ みどり

逆境にもめげず、けなげに生きるみどり達がいとおしくてなりません。

クリスマスローズ

2011年02月21日 | みどりの仲間達
 クリスマスローズの季節がやってきました。うちの庭のクリスマスローズの蕾も大きく膨らんできましたが、近所のは既に3分咲きの状態です。この写真のクリスマスローズに劣らず、我が家のは5年の古株で、毎年百個くらいの花を咲かせてくれます。株元に現れた子供3株が独立し、それぞれ蕾を持っています。どんな花が咲くか、楽しみです。
 クリスマスローズの花言葉は「追憶」です。人は不幸せな時、両親に愛され幸せだった幼い頃の追憶に耽るのではないでしょうか。昨年12月、チュニジアで貧しい青年が青空市場で野菜を売っていたところ、違法行為だと保安部隊に取り締まわれ、抗議の焼身自殺に及びました。この青年も幸せだった幼い頃の追憶に耽り、自分もあの頃のような暖かい家庭を築きたいと、闇値で野菜を売り、生活費を稼ごうとしたのでしょう。今世界的な食料不足で食品の価格が高騰しているのです。青年の焼身自殺を契機に国民の不満が爆発し、全国的な反政府デモに抗しきれず23年間続いたベンアリ政権が崩壊しました。サウジアラビアに亡命したベンガリ元大統領は今頃「よき時代」の追憶に耽っているところでしょう。
 チュニジアに端を発した反政府運動は野火の如く北アフリカ、中近東に広がり2月15日には30年間君臨したエジプトのムバラク政権が崩壊、現在リビアに30年君臨したガダフィ政権が反政府デモに追い詰められています。この政権は、こともあろうに外国人の「アフリカ人」傭兵からなる親衛隊を使い、自国の「アラブ人」デモ隊の殺害を始めました。この暴挙に反発した国軍の一部がデモ隊側につき内戦状態に陥りました。ガダフィ一族が「追憶」に耽ることになるのも時間の問題となりました。
 野火は、国民を厳しく弾圧している中国にも飛び火したようです。春の野山で植物達が一斉に萌芽するように、寒い冬に耐えてきた弾圧・差別されてきた民衆が一斉に萌芽しようとしているのです。2011年は歴史上重要な年になりそうです。
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