アイ・ラブ みどり

逆境にもめげず、けなげに生きるみどり達がいとおしくてなりません。

アスター

2022年08月04日 | みどりの仲間達

色とりどりの花を咲かせるアスターは花壇の華です。高齢クラブで作っている花壇にも植えたのですが、今年は残らず枯死してしまいました。近くに水道栓がないので、多量の水遣りが出来ないのですが、他の花は何とか根を深くして生き長らえているので、連日の猛暑に耐えられなかったのでしょう。花言葉は「結果論」です。

若者は人生の行く先を予測したり計画し、あれこれ思いを巡らすことでしょう。83年の人生を振り返ってみれば、人生は設計通りに行くものではなく、七転び八起きの苦行の道です。人は皆が同じ方向を向いて進んでいるのではなく、それぞれが思惑を抱いて勝手に歩いています。至るところで衝突し、戦い妥協しながらの苦行を重ねながら進むのが人生なのです。苦行を避けようとすれば、ただ生きているだけの、陳腐な毎日に終ってしまいます。良い大学に進学し、よい会社に就職し、よい給与をもらって、楽に暮らしたいと利己本位の考えでいたら、堕落した惨めな結果になってしまい、5月病の原因になってしまうのがオチです。

クラーク博士の有名な「少年よ大志を抱け」は、そんな小人的な考えを捨て、大志に向かって進めと言っているのです。代表的な大志には、新技術の開発、社会インフラの強化、伝統工芸・芸能・美術の保全・追求などに関するものがあり得ましょう。崇高な大志があれば、七転び八起きに耐えられるのです。綱渡りのコツは、足元は見ず、終点を見て渡ることとのこと。同じ道理ではないでしょうか。「少年よ大志を抱け」は、人生の終点に近づいた老人の「結果論」に基づく言葉です。


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