アイ・ラブ みどり

逆境にもめげず、けなげに生きるみどり達がいとおしくてなりません。

ゴルドバ・ユダヤ人街・花の小道

2005年11月23日 | 秋のスペイン
ゴルドバでは、キリスト教・イスラム教・ユダヤ教などの異教徒が仲良く暮らしています。大聖堂に接する一角のユダヤ人街に、世界的に有名な観光名所、花の小道があります。歩行者がやっとすり違えるだけの幅1.5m、長さ30m位の文字通りの小道です。
この小道が観光名所となりえたのは、狭い空間から大聖堂の鐘塔を覗ける景色です。小道の向きが5度、いや3度、左右どちらかに振れていたら、ただの薄汚い裏道にしかなりませんでした。その景色をグレードアップするため、住民達が協力して街並を整え、家々の壁に花を飾りました。
小道を抜けたところに小さな広場があります。ここで観光客は振り返り、小道を通して鐘塔を拝し、祈りを奉げることができるようになっています。広場を囲むようにお土産屋さんが並んでいます。花の小道に満足した観光客の財布の紐が緩み、お土産が面白いように売れていました。
ヨーロッパの中世都市の魅力は、狭く深く暗い路地を抜けると、明るい個性的な広場がひらけ、そこで一息つける事です。また路地に入り、次はどんな広場が現れるか心がときめきます。路地と広場のアドベンチャラスな連続が人をひきつけます。ほとんどの道は歩行者専用か優先となっており、安心して街を楽しく散策できるのです。
私の町、土浦商店街もこれに見習うところが多いように思います。買い物をするのは車で通り過ぎる人ではなく、歩行者だと言うことに気付けば、今の車優先の街造りのアイデアが改まると思うのですが。街を歩いてくれる人を増やせばよいのです。
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