アイ・ラブ みどり

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風の谷のナウシカ

2021年08月04日 | みどりの仲間達

宮崎駿監督による有名なアニメ映画「風の谷ナウシカ」のDVDを取り出してみました。有名な映画ですので、ストーリーはご存じの通りです。行き過ぎた科学技術の結果である「死の七日間戦争」から1000年後、地球環境は破壊され、人類はは凶暴な王蟲(おうむ)と「瘴気」の森「腐海」に征服されようとしていました。辛うじて生き残っている数カ国の僅かな人類が、お互いに戦争し、王蟲と腐海を焼き払い元の地球を取り戻そうと闘っていました。その中の一カ国、「風の谷」国の姫君、ナウシカは「木々を愛で虫と語り風を招く鳥の人」だったのです。

王蟲と腐海を敵視する他国と異なり、ナウシカは蟲と心を通わせるうち、腐海の木々は毒を体内に取り込み、固定化し、清らかな水と空気を再生させていることを知るのです。ナウシカと心を通じ合った王蟲は大人しく去ってゆき、風の谷は救われるのです。不理解のまま相手を恨めば敵となり、良く理解して愛すれば味方になる。これが宮崎駿の伝えたかったことなのです。

翻って現在の世界情況を見てみましょう。行き過ぎた経済活動の結果、地球環境は破壊され、温暖化と新型コロナウイルスに蹂躙されようとしています。私には、王蟲と新型コロナウイルス、腐海と環境破壊が重なって見えるのです。環境破壊に怒り、新型コロナが猛威を振るい、炭酸ガス排出を減らし、地球復元し復元しそうとしているのです。もう手遅れと思われますが、我々は、木々に炭酸ガスを吸収・固定化させるため、破壊された森林を復活させることを求められているのです。

ワクチン接種にかかわらず、三密を回避、マスクを着用、手洗い励行の基本対策で感染は防げます。大都市への人口集中を避け、国土全体へのバランスのとれた人口分布をはかり、人流をコンパクトにします。地産地消によりフードマイレイジを小さくします。工夫を重ね、小さいながら多様な地域資源の有効利用の積み上げにより、粘り強い地域特有のシステムを構築します。無駄を省き、ゼロエミッションを追求し続け、バランスのとれた国土利用を実現すれば、明るい未来が開けると思います。


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