アイ・ラブ みどり

逆境にもめげず、けなげに生きるみどり達がいとおしくてなりません。

シルクジャスミン

2022年09月15日 | みどりの雑記帖

この花は柑橘類にもかかわらず、芳香ゆえにシルクジャスミンと命名されています。風水では福を呼び込むと言われ、住宅の入り口に植えられる事が多いそうです。我が家でもコンテナーに植え玄関に置いています。今のところ争い・病気・犯罪・災害などとは縁がないので、この花の芳香が福の神を呼び込んでくれているのでしょう。花言葉は「純真な心」です。

私には「純真な心」がよく分かりません。嬰児の心は汚れのない純真なものと思われています。しかし手をかけず、放置状態にしていれば、我儘な自己主張の強い意地汚い子供に育ってしまいます。そうならないよう教育が必要なのですから、嬰児の心は純真ではないのです。宗教界では、マインドコントロールされ教祖の説教を盲信し、家庭崩壊もなんのそも、借金までして多額な寄付を続ける敬虔な信者は、純真な心を持っていると言えるのかも知れませんが、その結果深刻な社会問題を起こしてしまいます。

このところ、小国ウクライナが大国ロシアを互角以上の戦果を上げているようです。その原動力はウクライナ兵士の祖国に対する愛国心ではないでしょうか。ロシアの侵攻を受け、国民全体に愛国心が燃え上がったのです。ロシアの圧倒的武力に対し、ウクライナは祖国の独立を守りたいという「純真な心」で対抗したのです。ところがロシア兵は、演習と言われて何時の間にか戦争に巻き込まれていたのです。司令官が最前線で指揮を執ろうとしても、演習気分のロシア兵の戦意は盛り上がらず、甚大な損害を蒙ってしまいました。兵員不足となり、高給で兵士を募集していますが、金目当ての邪心に満ちた募集兵には真剣に闘う気持ちは当然ないのでしょう。

憧れのピョートル大帝のロシアを再興したいという一途な「純真な心」を持ったプーチン大統領がウクライナ戦争を起こしました。国連憲章を破り、世界を敵に回し、世界経済を大混乱に陥れ、大罪を犯したプーチンは、今や中国の威を借りるキツネに成り下がろうとしています。窮鼠に噛みつかれ立ちすくみ、進退窮まったプーチンには、最早自らの命を絶つしか解決の道はないのではないでしょうか。美しいと言われる「純真な心」は、時により厄介なものになりかねません。


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