アイ・ラブ みどり

逆境にもめげず、けなげに生きるみどり達がいとおしくてなりません。

白い町、ミハス

2005年11月15日 | 秋のスペイン
トレモリノスから18km西の地中海に面した南斜面に張り付いた小さな集落、ミマスのカサブランカ(白い家)は、多くの画家が画材として取り上げられています。絵画で見た南欧の街並がそこかしこに直に見られるのです。この白い風景は住民の奉仕で守られています。5~6月、避暑客が訪れる前に、集落一斉にカサブランカのペンキ塗りなおしをするそうです。

ヨーロッパでは、理由は定かではありませんが、小高い丘の上に集落が発達するようです。ミマスでも傾斜地に集落が発達しています。防御上の理由から傾斜地に建造した中世の町をそのまま大切に保存して使っているからでしょう。先祖の遺産を大切にすることで、他に全く資源も産業も無いミマスはこうして観光で栄えているのです。

ミマスの街の東側の斜面に新しい町が造成されています。北ヨーロッパの人達の夏季別荘地で、価格はプール付きで邦貨5千万円とのことです。ドイツ人のオーナーが最も多く、40%以上を占めています。1日200ユーロで、2LKの貸し室も整っています。更に2kmのヌーディストビーチも用意され、それぞれの好みでバカンスを楽しめます。
ミマスには、損得抜きでお客さんをもてなそうとする心が溢れているように感じます。
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