アイ・ラブ みどり

逆境にもめげず、けなげに生きるみどり達がいとおしくてなりません。

ムラサキツユクサ

2021年10月22日 | うちの庭では

妻がプレゼントされた花束に入っていたムラサキツユクサを挿し木したところ、根付いたものです。多年草で、冬期間地上部は枯れますが、春越冬した根株から萌芽します。タネは出来ないようで、一面に蔓延るようなことはありません。花言葉は「密やかな恋」です。

質素な暮らしを旨とする私には、不便を楽しむと言う特技があります。都会生活より田舎暮らし、近代的な豪華なレストランより、鄙びた居酒屋風の食堂、華麗なホテルより民宿を好みます。普段の足は、20年以上も前に購入した1万円弱の錆び付いたミニベロを専ら愛用しており、自動車は滅多に使いません。人生の中で、一番楽しかったのは、マレーシアの水田地帯のど真ん中で、2回に亘り9年間過ごした研究生活でした。調査器具を自分で設計し、町の鉄工場に作らせました。壊れた計測器の部品を持ち寄り、水位記録計を作りました。不便は、工夫を促し、頭を活性化します。そんな環境に私は「密やかな恋」を抱くのです。

現在の楽しみは、市の許可を得て、近くの公園の一角に作っている花壇です。今年から本格的に始め、週2,3回鍬を使って畦立てし、百均で2袋100円のタネで苗を育成し、花壇植えています。これまでハボタンを約100株、パンジー・ビオラを200株、金盞花20株、スイートピー、ネモフィラ、ルピナスを各10株などを植え付け、春の開花を楽しみにしています。鍬の扱いにもすっかり慣れ、腰痛が著しく改善されました。花壇作りに「密やかな恋」を抱いています。

単身赴任を13年ほど経験している私は、一人暮らしは苦にならないのですが、料理・洗濯など屋内は妻、外回りは私と家事を分担しています。趣味は合いませんが、お互い干渉しないようにしています。生活費は私の国民年金と共済年金で間に合いますので、妻の国民年金は全額妻の小遣いとしています。経済的な心配がなく、子供達も健康に円満な家庭を営んでおり、すっかり穏やかになった妻に、「密やかな恋」を抱きつつ暮らしています。


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