ヤンマ探索記

トンボの観察記録です。

タイトルはヤンマですが、トンボなら何でも撮ります。
勿論、ヤンマが優先です。

ギンヤンマの回想<前編>

2013-12-04 | ギンヤンマ

2012年までの回想です。

半世紀以上も昔の話ですが、故郷の名古屋市では、中学生の頃まで住宅街にも所々に空地がありました。
夏の夕暮時になると、ギンヤンマが空地の原っぱの上空を群れ飛ぶのは当たり前の光景でした。
真昼の池は真っ黒に日焼けした小学生のガキ大将らが占領し、泥まみれになってギンヤンマを追います。
この時代、大抵の少年はギンヤンマに憧れ、追いかけた経験があるように思います。

時は流れ2007年。長年自然界とは無縁の生活を送ってきましたが、心変わりしてトンボを撮り始めました。

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<2007>

撮影の最初のターゲットは、昔の憧れの存在であり、都区内の公園でも目にするギンヤンマです。
滅多に止まらないので飛びを狙うも悉く失敗。目標にしていた連結産卵も撮れずに終わりました。
撮影できたのは捕食して静止した個体です。至近距離から腹部のパステルカラーの空色が撮れて満足でした。

♂ 静止 オオシオカラトンボ♂を捕食


路上に浴びせ込む

2007.7.8 大田区      

♂ 静止 ノシメトンボの連結態を襲い♂を捕食、♀は逃れる







2007.9.17 大田区


<2008>

翌年から少しずつ要領が分かり、度々連結産卵に出会うようになりました。初年は場所の選定が悪かったということ。
産卵の初撮りは遠征した桶ヶ谷沼にいた連結態です。

連結産卵

2008.8.8 磐田市

ガガブタの咲く池で


ミソハギの咲く池で

2008.8.31 東京都

9月中旬、小川で産卵中、別の♂が連体態の♂を攻撃して縺れた後、戻った♂が連結を仕掛けるシーンを目撃しました。

連結産卵中、別の♂が襲撃


♂は争って飛び去り、♀は何事もなかったように単独産卵続行


戻った♂が連結にかかる どちらの♂かは不明

2008.9.13 栃木県


<2009> 

09年8月下旬、名古屋の植物園に行ってみると、人工池で昔と変わらぬ連結産卵の光景が見られました。

連結産卵







2009.8.22 名古屋市

コメント
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