ヤンマ探索記

トンボの観察記録です。

タイトルはヤンマですが、トンボなら何でも撮ります。
勿論、ヤンマが優先です。

カトリヤンマ 2023<10月①>

2023-10-11 | カトリヤンマ

<10.7>

初回にして成果

例年、この時期に行く西多摩のミルンヤンマは9月末からの2回とも活性なく、昨日は探雌の目撃も皆無でした。
まったくいないわけではなく摂食の1♂、1♀は見ていますが、今後の生殖行動が想定できない様相です。

こうなると、関東で確実に撮れるヤンマはカトリヤンマ。時期的にホバリングには早く、産卵狙いで行きました。
強風が吹き荒れ、一時はどうなることかと心配しましたが、幸い風がおさまり落着いた♀に巡り会いました。
昨年は振り回された産卵撮影ですが、初回にして成果あり。要は出会う個体次第です。快晴で最高気温は24℃。

14時頃、それまでの風で不活性であったリスアカネが一斉に連結産卵が始めると、同時に♀が飛来しました。

14時頃に乾燥した湿地に最初に飛来した♀ 1分程で飛び去る


約12分後 同じ♀が再び現われ、ここで少し落着き約30秒間産卵 やはり1分程で姿を消した




14時40分頃、明るい湿地に飛来した♀が暗い湿地に移動し本格的に産卵を始めました。最初と同じ♀でした。
湿地内を転々と飛び回って1回の産卵時間は短いものの、産卵に集中していて少々接近しても逃げません。
同時に2♀が入ったようですが見失い、結局撮れたのはこの♀のみです。暗い湿地内に約20分間留まりました。



ここでは2分近く産卵






産卵移動


15時頃 ここで産卵終了 




正午前後にリスアカネの連結産卵を殆ど見なかったのは強風の影響と思われ、14時頃に集中して飛来しました。

<リスアカネ> 交尾態 単独産卵の♀を縄張りの♂が捕捉した


別個体 交尾を解いた直後

2023.10.7 埼玉県


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