鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

トニーニョ・セレーゾ監督、厳しい監督

2013年01月30日 | Weblog
▼スタートの重要性を説くトニーニョ・セレーゾ監督「開幕から目覚めた状態でリーグに入る」


 2000年から6年に渡ってチームを指揮し、00年にJリーグ、ナビスコ杯、天皇杯の3冠を達成するなど、数々の栄冠を鹿島アントラーズにもたらしたヒゲの指揮官が、8年ぶりに復帰した。かつてブラジル代表の中盤でも活躍したトニーニョ・セレーゾ監督だ。

 目を細めて、指揮官は語る。「長年鹿島にいたので、復帰というより、ちょっと散歩して戻ってきた感じです。情報は収集していましたし、常に応援していました。このクラブに戻って来るのは、自宅に戻って来るような気持ちです。当時と変わったことは、白髪が増えたくらい。意気込みは初めて来たときと変わりません。むしろ、それ以上の気持ち、成功したいという意思できています。以前の成績のことを言われますが、それと同等、もしくはそれ以上の結果を出せるようにしたい。そのための姿勢、必要な努力を示していきたい」。

 選手としても、監督としても、多くのタイトルを勝ち取ったトニーニョ・セレーゾ監督は、開幕ダッシュの重要性を強調した。「リーグ優勝というのは、一つひとつの勝利の積み重ねです。それをつかむためには、開幕ダッシュが必要です。シーズンを通して常に安定して戦えるわけではありません。しかし、(序盤の)貯金があれば、楽に、良い状態で戦えます。昨シーズン、ガンバ大阪さんがJ2に降格しました。あれだけの選手層、質の高い選手がいるのに、サッカーでは驚きや予期できないことが起こります。開幕ダッシュをしておかなければ後々、厳しいことになります。逆に開幕ダッシュできればシーズンの途中で多少、不安定になっても、優勝争いできる4、5クラブの中に加われるでしょう」と、力説する。

 トニーニョ・セレーゾ監督をよく知るMF野沢拓也は「厳しい監督」と表現したが、要求の高さは変わらなさそうだ。「いろいろなところに目を配らないといけません。選手個人も自分のケアをしっかりしないといけない。そうしないと、どこかで辛い思いをしたり、痛い目にあったりする」と、サッカーにすべてを注ぐよう選手たちに求めた。そして、昨季を振り返り「昨年は悪いスタートを切り、そこで慌てて目覚めて取り組んだと思います。私は、そういう形を望まないし、そういうことは期待していない。開幕から目覚めた状態でリーグ戦に入っていけたらと思います」と、キャンプを通じて万全の状態にチームを仕上げて、開幕を迎えることを誓った。

(取材・文 河合拓)

トニーニョ・セレーゾ監督を厳しい監督と評する野沢である。
時は経ってもかつての指導は頭から離れぬ様子。
是非とも、再び三冠を成し得て欲しいところ。
その為に恥を忍んで野沢も戻ってきた。
開幕ダッシュでタイトルを目指すのだ。
期待しておる。

新加入コメント

2013年01月30日 | Weblog
【2013シーズン始動!】鹿島:新監督・新加入選手記者会見での出席者コメント(13.01.29)
本日、鹿嶋市内にて鹿島アントラーズの新監督・新加入選手記者会見が行われました。会見でのコメントは以下のとおりです。

●トニーニョ・セレーゾ監督(鹿島):
「みなさん、こんにちは。長年、僕はここにいたので復帰と言うよりもちょっと散歩して戻ってきたような感じです。遠くにいましたが、そこから情報収集をしていましたし、つねに応援をし続けていました。こうやって戻ってくるというのは自宅に戻ってくるような感じです。当時と変わったことと言えば、白髪が増えたくらいではないかと思います。意気込みとしては、初めて来たときと変わりませんし、それ以上の気持ちですし、成功したいという思いです。以前の成績をいろいろ言われますが、それと同等かそれ以上の成果を出したいと思いますし、そのための努力を惜しまない姿勢を示していければと思います」

●ダヴィ選手(鹿島):
「みなさん、こんにちは。外にいたときからアントラーズファミリーの話を聞いていました。またチームの選手とも話すなかでファミリーの話は出てきていました。そのファミリーの一員として加わることができたことは光栄に思います。キャリアのなかで一回しかないチャンスであって、そのなかでしっかりと期待されているものに答えることができればと思っています」

●中村充孝選手(鹿島):
「こんにちは。鹿島というチームはいままですごくタイトルを取ってきているチームで、小さい頃から知っているチームでした。そのチームに入ることができて、すごく光栄に思っています。いまはとりあえず早くサッカーがしたいという気持ちです」

●前野貴徳選手(鹿島):
「こんにちは。まずは鹿島の一員になれて幸せですし、いまはワクワクしていて早くサッカーがしたいな、という気持ちでいます。タイトルを取れるようにがんばりたいと思います」

●野沢拓也選手(鹿島):
「ご無沙汰しています。僕もセレーゾ監督と同じ気持ちで、散歩に出ていたのかな、と。それでまた我が家に帰ってこれたというのは、家出した息子が戻ってきた感じかもしれません。このユニホームを着て、安心する気持ちと共に、またこうやって新しく入ってきたメンバーとともにまた強いアントラーズをもう一度取り戻したいです。セレーゾと一緒に戻ってきたのも、加入したときもセレーゾと一緒で2000年でしたし、帰ってくるのも一緒で、一緒に戦えるという喜びもあります。本当に鹿島のために全力を尽くして戦いますので応援よろしくお願いします」

Q:どんなプレーをサポーターに見て欲しいですか?
●ダヴィ選手(鹿島):
「僕を含め、ここにいる他の3人も日本で長くプレーしていますので、どういうプレーをするのか、どういう特長を持っているのか、みなさんわかっていると思います。ただ、そのなかでもタイトルを獲らなければいけないという使命感を持って取り組んでいきたいと思いますし、日々の練習からその姿勢をしっかり見ていただきたいと思います。日々の努力がピッチのなかで成果として表れると確信しております。あとは得点するなり、そういったプレーが期待されていると思うので、それをしっかり示していきたいと思います。僕を含め、全員がピッチのなかで躍動感溢れる、勝利を追求した姿勢というものを練習、試合で示すことができれば、と思っています」

●中村充孝選手(鹿島):
「僕はFWをやったり中盤をやったりするんですけど、やっぱりゴール前でのプレーを自分の得意とするところなので、まわりにすごい選手がいるので、その選手と共有する部分もあると思う。そのなかでも自分はゴールを獲らないといけないというのは十分わかっているので、そこを意識してやっていきたいです。あとは攻撃だけじゃなくチームが勝つためにやっていかないといけないところもあるので、そこを見て欲しいと思います」

●前野貴徳選手(鹿島):
「僕のポジションは、去年だったら新井場さん、その前だと名良橋さんとかがやっていたポジションなので、もちろん比較されるところはあると思いますけど、自分の持ち味は左利きということが持ち味ですし、攻撃的なプレースタイルだと思うので、アシストだったり得点に絡めるプレーをしたいと思います。攻撃だけでなく守備にも自信をもっていますし、1対1で負けないプレーを全力でやりたいと思います」

●野沢拓也選手(鹿島):
「鹿島というチームは最高で優勝、最低でも優勝であるチームであって、それ以外はなにもいらないですし、そうなるためには日頃の練習の競争心が重要。優勝してきたときというのは、チームが競争しあって得たものであって、それをもう一度取り戻すためには、全員でもう一度思い出して、監督の下、みんなで努力して競い合って、それが優勝という結果に導くものだと思う。自分個人としては、チームが勝つために努力して全力を尽くすだけだと思います」

Q:今年の目標と抱負を聞かせて下さい。
●トニーニョ・セレーゾ監督(鹿島):
「目標というのは当然ながら1つでも多くの勝利を手にすることです。ただ、それをするためには努力を惜しまないことが必要になります。昨年の試合を数試合見ました。自分たちのチームを含め、相手の試合も見ましたが、日本のサッカーはだいぶ戦術的な進歩というのが感じられるようになり、また守備の規律というのが全チームで行われるようになったと思います。全員で帰陣して全員守備して全員でボール奪取しにいく、アグレッシブにやるということに変わりはありません。そうすると、攻撃にとってはゴール前までたどり着くためにはそれ以上の努力をしなければなりませんし、そうでなければ得点できないという状況なのがいまのJリーグだと思います。拮抗してきていると思います。昔は数チームが優勝争いをする状況でしたが、いまでは全チームが優勝の可能性がある状況だと思います。当然ながら、昔と同等のことをやっていきます。相手に対してアグレッシブにプレスをかけてボールを奪いにいく。そこから攻撃に転じるということは変わりないやり方です。相手の守備、あるいは攻撃のビルドアップをするところから頭を使わせる、あるいは努力をさせることを、相手にさせなければなりませんし、マイボールにしたときに素早く相手ゴールに攻め込むということを考えなければなりません。サッカーというのは楽しくなくてはいけないものなので、その楽しさもピッチのなかで表現できればと思います。90分、それをやり続けるということが一番難しいことであって、そのための準備をやらなければなりません。また、僕が最初に就任したときに若手だった選手が、いまは経験豊富な選手となり、彼らの微調整をしていかなければなりません。またチームとしてもどうやって機能させていくかを全員で考えていかなければなりません。やらなければならないことは一杯あります。あとは選手たちとともに練習に全身全霊をかけ、ひとつずつ、あるいは日々の練習にしっかりと取り組んでいければと考えております。
リーグ優勝するためには、ひとつずつの勝利の積み重ねであるし、まず開幕ダッシュをしなくてはならない。当然ながら、シーズンの全部を安定して戦えるかと言えば戦えないわけなので、そういう不安定になったときに貯金が少しでもあれば、楽に、あるいは良い状態で戦うことができます。日本のサッカーを見ても、G大阪さんのように、あれだけの選手を抱えながら、あるいは選手の質を抱えながら、J2に降格することもあるということを見れば、サッカーというものは驚きというか予想もできなことが起きる世界です。開幕ダッシュというものをしていなければ、後々差が詰まってきたときに苦しい状況になりますし、逆に開幕ダッシュをしっかりやれていれば、途中の中間くらいに多少不安定になってしまっても、最終的に5から6チームの優勝争いに加わることができます。そういったサッカーの厳しさがあると思います。あとはいろんな部分に目を配らないといけないし、選手自身もケアというものをしっかりやらないといけません。そうしないと、どこかで痛い目に、あるいは辛い思いをするようになってきます」

●ダヴィ選手(鹿島):
「僕の考えは優勝するというところに変わりはないです。それは僕を含め全選手が同じことしか考えてないと思います。年々、リーグ戦においては拮抗してきて、中くらいのチームでも優勝できる状況になっています。また我々と同等の力を持つチームも増えてきていると思われます。ただ、考えることは迷い無く自分たちのサッカーをやって、自分たちのリズムで試合をやる、ということに変わりはありません。そのための努力もしっかりやらないといけない。期待されている大きさを僕は感じていますし、その期待に応えられる意識もあります。それをチームとして、全員で優勝を大前提に戦い続けて、最後に笑えるようになればな、と思います」

●中村充孝選手(鹿島):
「鹿島というチームは絶対的にタイトルを獲らないといけないチームだと思いますし、そのために、さっき監督も言っていたように、1日、1日を無駄にせず、ちょっとでもさぼるとそれは実現できないと思うので、毎日、選手ひとりひとりが争うというか、競争し合わないと良いチームは作れないと思う。そこに勝って、自分自身はFWの選手に負けないくらい点を取りたい。それがチームのためにつながると思うので、そこはしっかりやっていきたいと思います」

●前野貴徳選手(鹿島):
「1日、1日が戦いですし、競争ですし、そのなかで勝っていかないと個人としても、試合には出られないですし、チームとしてもタイトルを争うこともできないので、個人を含めてですけど、チームとしてひとつになってタイトルを目指してがんばりたいです」

●野沢拓也選手(鹿島):
「目標に近づくために努力して優勝するだけです」

Q:当時若手だった野沢選手が一緒に帰ってきました。いま野沢選手をどう見ていますか?
●トニーニョ・セレーゾ監督(鹿島):
「なぜ彼がここを出て行ったのかわかりませんが(笑)、ちょっとキャリアのなかで人生経験を積みたいということだったのかもしれません。でも、それは本人の決断ですので尊重したいと思います。当時は、まだプロになって間もないときでした。そして、青年から大人になる課程を見ましたし、選手としても成長していく過程を見ていました。シュートも両足で打てますし、プレスキッカーでもありますし、高い技術をもっていますし、能力も高いです。ほんとうに、また再び一緒に仕事ができる良い機会ができましたし、他の日本のクラブは彼のような選手が欲しいと思いますが、彼はうちにいるのであって、自分のホームでしっかりとのびのびとプレーしてもらえればと思います。ただ、彼一人に責任を持ってやって欲しいわけではないですし、彼だけになにかを要求するということもありません。サッカーというのは団体スポーツであって、チーム全員がお互いに機能するためのことをやらなければいけないので、全員に厳しい要求を出していきたいと思います。雑談のなかで、僕とは17点取るということを言っていたので、それが確実に実現できたら、おそらく我々は優勝していると思います」

Q:今季、どういうチームスタイルを確立したいのかということと、セレーゾ監督の指導哲学があればお聞かせ下さい。
●トニーニョ・セレーゾ監督(鹿島):
「当然ながら、僕の一番理想の話をすると、相手にプレーをさせないで自分たちのサッカーをやる、というのがまず大前提の基本的な考えではないかと思います。ただ、それを言葉で表すのは簡単ですが、ピッチのなかでそれを表現するのはなかなか難しいことであって、なおかつそれを90分間持続することが一番難しいことです。当然ながら、試合のなかでは5分、あるいは10分、ずっと守備をやらなければならない時間帯も出てくるだろうし、逆に攻撃している時間もあるかもしれません。チームとしてどのタイミングで仕掛けて、どのタイミングで引いて守るのかということを考えなくちゃならないし、その考えを瞬時にお互いにくみ取って、いまこういうことをやるんだということを瞬時にできるようになれればな、と思います。基本コンセプトというのは技術がしっかりしているチームということが大前提で、どのチームも守備をしっかりとしなければならないというのが現代サッカーです。しっかりと帰陣して、整えて、コンパクトに保ちながら、ボールを奪取しにいって、自分たちのリズムやテンポで試合運びをしていくというのが理想的な話ですが、なかなかそう簡単に実現できるものではないですし、互いにこうした状況であれば、能力の高いチーム、あるいは技術の高いチームが試合を制していくことになるわけです。サッカーはつねにお互いにゴールを目指すと言うことであって、それを阻止することと、攻撃をするゴールにたどり着くという、その繰り返しの作業になっています。理想のチームはそのバランスがしっかりととれるということで、あとは練習のなかで少しずつ微調整しながらやっていくことになります。あとは拮抗したところでプラスαな力を発揮しなければならず、そういう選手を持っているのか持っていないのかで試合の勝敗に違いが出てくるわけです。それが優勝争いできるかできないかになると思います。それは、特に負けていてビハインドの状況でもプラスαを発揮できるかというところになるかと思います」

Q:去年チームはリーグ戦ではなかなか成績を残せませんでした。いまこのチームに足りないもの、監督が加えたいもの、選手たちに伝えたいことがあれば教えて下さい。
「去年は去年のやり方があり、違う指導者がいるわけなので、それに対して深くコメントすることは控えたいということを理解していただければと思います。ただ、成績の部分で考えると、単純にみんながリーグ優勝と言いますけど、18チームがリーグ優勝を目指しているわけです。そのなかで去年起きたことを見ると、悪いスタートがあって、そこで慌ててしまって、そのあと目覚めて取り組んだということがあったのではないかと思います。僕はそういった形は望んでないし、そういったことを期待しているわけではないので、開幕から目覚めた状態でリーグ戦に入っていくことを考えてもらえれば、と思います」

以上


SBとして名良橋の名を挙げた前野である。
これは期待できる。
鹿島のレジェンドとして右サイドを幾度となく駆け上がった名良橋が如く、前野が左サイドを切り裂けば、大いなる勝利が舞い込んでこよう。
左の名良橋としての異名を得られるかどうかは、今年の活躍にかかっておる。
名良橋を重用したトニーニョ・セレーゾ監督であれば、前野の才能を見抜くことは容易であろう。
是非ともレギュラーポジションを確保して欲しいところ。
前野の躍動に期待大である。

ジュビロ・宮崎・伊野波、スタメン予想

2013年01月30日 | Weblog
2013シーズンのJリーグを占う。各クラブの戦力補強診断 ~ジュビロ磐田編~
フットボールチャンネルでは、1月下旬から2月上旬にかけて、Jクラブの補強動向を診断していく。今季の目標に向けて、効果的な補強を行うことができたクラブはどこなのか。今回は、昨シーズンから森下監督が率いるジュビロ磐田を浅川俊文氏に占ってもらった。

2013年01月29日
text by 浅川俊文 photo Kenzaburo Matsuoka


Jリーグ昇格20周年の節目に、再びACL出場を狙う磐田

 2012シーズンのジュビロ磐田は、序盤からアグレッシブな攻撃的サッカーで好成績を収めたが、終盤戦に差し掛かると失速し最終的に12位でリーグ戦を終えた。目立ったのが53失点を喫したディフェンス面で、これはリーグワースト3位の数字となっている。今オフは、センターラインのディフェンスを整備するべく、神戸から伊野波を、そして京都からチョンウヨンを獲得した。チームはJリーグ昇格20周年の節目を迎え、ACL出場権獲得を目標にシーズンへ臨む。(編集部)
2013シーズン 戦力の入れ替え

IN OUT
チョンウヨン〔期限付き移籍/京都〕 ロドリゴソウト〔未定〕
伊野波雅彦〔完全移籍/神戸〕 ハンサンウン〔完全移籍/蔚山現代(韓国)〕
菅沼駿哉〔完全移籍/G大阪〕1 荒田智之〔完全移籍/岡山〕
宮崎智彦〔完全移籍/鹿島〕1 竹重安希彦〔期限付き移籍/新潟〕
植村慶〔完全移籍/湘南〕 千代反田充〔完全移籍/徳島〕
小林祐希〔完全移籍/東京V〕1 押谷祐樹〔期限付き移籍/岡山〕
田中裕人〔新加入/関西大学〕 黄誠秀〔完全移籍/群馬〕
牲川歩見〔新加入/ジュビロ磐田U18〕 -

新しいジュビロのスタイルを築くために

 開幕を待つヤマハスタジアムに作業の音が響き渡る。ジュビロ磐田のJリーグ昇格20周年に合わせて、スタジアムはリニューアルの真っ只中だ。竣工予定の8月には多くの記念イベントも予定されている。

 そんな節目を迎える今シーズンだけに、チームとしても目標に掲げる「ACL出場権獲得」を成し遂げたいところだろう。最後にACLに出場してから、すでに8シーズンが経っている。クラブのコミットメントに「日本はもとよりアジアでもトップチームを目指す」と記してきたジュビロだけに、大舞台へのカムバックは悲願だ。

 とはいえ、昨シーズンは12位という結果に終わっている。このポジションから一気にACL出場権のトップ3を狙えるのか? 常識的に考えると難しいだろう。しかし、戦力が拮抗し、予想外のチームが躍進し、降格するのが今のJ1である。


ジュビロ磐田・2013シーズン 予想フォーメーション

 新体制記者会見で、ジュビロの服部GMは柏レイソルとサンフレッチェ広島の例を挙げた。この2年間、J1の優勝チームは一度J2に降格しながらも方針を継続したチームであること。最初は結果が伴わなかったものの、我慢強く継続してチームを作り続けて頂点に立ったこと。この事実を踏まえ服部GMは、昨年より指揮を取る森下監督に「新しいジュビロのスタイルを築くため、シーズンを通してブレずに攻撃的にやってほしい」と伝えてきたという。

 目指す攻撃的スタイルで、今のチームはどれだけの結果を出せるのか? 昨シーズンはそれを見極めた1年だったと言っても過言ではない。今のジュビロのストロングポイント、そしてウイークポイントを洗い出す。その上で、ウイークポイントを補強し、昨シーズンからのスタイル構築を継続してストロングポイントを伸ばし、ACL出場権を狙う。それが、今シーズンのジュビロの青写真である。

 補強に関しては明快で、ウイークポイントとなった守備の強化に絞られている。昨シーズン、J1ワースト3位の53失点を喫しているだけに、当然の措置だろう。ヴィッセル神戸から日本代表DF伊野波雅彦を獲得したのをはじめ、京都サンガの中盤を支え、ロンドン五輪にも出場したMFチョン・ウヨン、大学ナンバー1ボランチの呼び声も高い関西大の田中裕人と3人の即戦力が加入した。27歳の伊野波には、守備の新リーダーとしての期待がかかる。複数の守備的ポジションをこなす能力を持つ彼の加入によって、4バックだけでなく3バックも併用される可能性が高い。

 また、チョンも田中もボール奪取力には定評があるだけに、バイタルエリアの守備力強化に貢献するはずだ。ボランチに関しては、レギュラーのロドリゴ・ソウトが移籍してしまったが、そのマイナスを補うコマがそろった。ボランチ候補には2人のほか、小林裕紀、小林祐希、山本康裕ら伸び盛りの若手もいるだけに、ポジション争いは熾烈だ。

攻撃陣が進化するために求められること

 一方、攻撃陣の補強はないが、現有戦力はタレントがそろっている。日本代表FW前田をはじめ、ロンドン五輪韓国代表MFのぺク・ソンドン、オフには5クラブが獲得に動いたFW山崎亮平、代表入りが期待されるMF山田大記、代表候補にも選ばれたFW金園英学らを競わせながら、昨シーズンのスタイルを継続し、進化させる方針だ。

 森下監督は攻守に連動するパスサッカーを志向し、前半戦は白星が先行した。しかし、後半戦はポゼッションを重視するチームが陥る落とし穴にはまってしまった。ボール支配率は高いのに得点が入らない。パスをつなぐという手段が目的化してしまったのだ。きれいに崩すことにこだわり、ゴールを狙うダイナミズムが薄れてしまった。しかも、突破力で前半戦の快進撃を支えたペクが負傷で後半戦を棒に振るなど、攻撃のアクセントとなる選手の離脱も響いた。

 今シーズン、攻撃陣が進化するためには、攻めの引き出しを増やすことが必要だろう。基本はパスサッカーだが、状況に応じて速攻をしかけたり、ミドルシュートを増やしたり、セットプレーの得点力を上げるなど、ゴールを奪うバリエーションを広げなければならない。

 そして、昨シーズンの経験から学ぶべきことは、コンディショニングの重要性だ。残り9試合を残した時点で首位・広島との勝点差は6。ACL出場権に十分手が届く位置にいたのが、その後、8試合勝利から見放されるという大失速。前半戦は勢いに乗って好スタートを切れたのに、終盤の勝負どころで完全に息切れしてしまった。

 森下監督はキャンプからハードなトレーニングを科し、開幕後も週2回の2部練習を行っている。練習時間は一昨シーズンより増えた。その成果もあり、前半戦はハードワークで突っ走れた。しかし、紅白戦さえできないほど故障者が増える事態も招いてしまう。そして、後半戦17試合の成績は5勝4分8敗。前半戦の貯金をすっかり使い果たしてしまった。

 今シーズン、森下監督には1年を通したチームマネジメント力が問われることになる。ハードワークしながらも、終盤の勝負どころで息切れしないよう、チーム状況を見ながらどうコンディショニングするのか。上位を狙える戦力はそろっているだけに、そこを誤らなければACL出場権獲得は決して夢ではない。Jリーグ昇格20周年の今年、かつてはアジアを制したジュビロが、再びアジアへの切符を手にすることができるのか、要注目である。

補強面と総合力それぞれの診断結果



 昨シーズン磐田は53失点と明らかにディフェンス面で問題を抱えていた。伊野波とチョンウヨンの獲得は、センターラインの安定化に繋がることは間違いないだろう。チーム自体が攻撃的な意識が強いだけに、チョンのような1対1でボールをしっかり奪うことのできる選手が中盤に入れば、自ずとディフェンスラインも高く設定できる。もともと攻撃陣のタレントは揃っているだけに、バランスの取れた補強ができた。



 ACL出場圏内を得られる3位以内を狙うためには、昨シーズン経験した終盤戦の失速は避けなければならない。ボランチと2列目の人材は豊富であり、誰が出場しても不思議ではない人材が揃っている。また、センターバックには伊野波が加入し、藤田、チョ・ビョングク、菅沼駿の3人と合わせ、高いレベルでの激しいポジション争いが予想される。誰がバックアップに回っても高い能力を有しており、リーグ終盤戦にチーム力をキープするための駒は揃ったと言えるだろう。

 ただ、まだ伊野波がどのポジションで出場するのかはわからないが、昨シーズンのチョはディフェンダーながら6得点を挙げるなど、セットプレーで大きな力を発揮していた。仮にチョが控えに回ると、チームとして一つのストロングポイントを失うことにもなる。森下監督がどのような選手起用を見せるのか興味深い。

 また一方で、エースの前田、そして右サイドバック・駒野に取って代わるような人材は見当たらない。特に駒野は昨シーズンチームで唯一のフル出場を果たしており、チームとして彼らの経験と能力に頼るところもまだまだ大きい。前田と駒野がシーズンを通して安定したコンディションで戦えるかが、チームの浮沈のカギを握る一つの要素となるだろう。(診断は編集部 ※それぞれA~Eランクで診断)

【了】


ジュビロのレギュラーに宮崎と伊野波の名を連ねるフットボールチャンネルの補強動向である。
昨季よりスタメンを張っておった宮崎と日本代表の伊野波が抜擢されるのは当然であろう。
とはいえ、伊野波がすんなりここに収まって良いのかは疑問が残る。
名前は確かに通っておるが実績はいかがなものか。
しかしながら、わざわざ獲ってきた選手をサブで腐らすことは誰にとっても不幸である。
フットボールチャンネルとしてもディフェンス面でバランスの取れた補強としてBの診断をしておる。
この評価通りの結果を残して欲しいと願う。
悪質な肘打ちなどせず、クリーンな守備を魅せてくれれば、多くの者が喜ぼう。
伊野波の守備に注目である。

植田はワニ、豊川はイタチ

2013年01月29日 | Weblog
【2013シーズン始動!】鹿島:新人選手記者会見での出席者コメント(13.01.29)
本日、鹿嶋市内にて鹿島アントラーズの新人選手記者会見が行われました。会見での出席者のコメントは以下のとおりです。

●井畑滋社長
「それでは紹介させていただきます。まず熊本県立大津高校より加入の植田直通でございます。ご存じの通り、これまで世代別日本代表で実績があり18歳という年齢ながら国際経験が豊富な選手でございます。積極的にチームでの競争に加わり活性化してくれることを願っております。続きまして、同じく熊本県立大津高校から加入となります豊川雄太でございます。高校時代にはチームのムードメーカー的存在。なおかつ技術と得点センスを兼ね備えた存在です。植田選手と同様に日々の練習からチーム内の競争を意識して欲しいと思っています。以上新人選手2名については、つねにプロ意識を向上、そして少しでも早くチームの戦力になれるよう努力してもらいたいと思います」

●植田直通選手(鹿島)
「こんにちは。このたび、鹿島アントラーズに加入しました植田直通です。よろしくお願いします」

●豊川雄太選手(鹿島)
「こんにちは。このたび、鹿島アントラーズに加入しました豊川雄太です。よろしくお願いします」

Q:鹿島アントラーズに加入したいまの気持ちをお聞かせ下さい。
●植田直通選手(鹿島)
「自分にとっても憧れだったプロの選手になれて、そしてこの鹿島アントラーズに入れて光栄です。自分はこれからが勝負だと思っているので、練習では少しも甘えず、レギュラー争いに関わって、自分の向上と共に鹿島アントラーズの優勝に貢献していきたいと思います」

●豊川雄太選手(鹿島):
「鹿島アントラーズという伝統あるチームに加入できて嬉しい気持ちでいっぱいです。でもこれからが厳しい世界なので、誰よりも努力し、早く鹿島の中心選手になれるようにがんばります」

Q:今年の目標と豊富を聞かせて下さい。
●植田直通選手(鹿島)
「自分の目標は、少しでも早い段階でレギュラーに定着して、鹿島のために精一杯がんばっていきたいと思います」

●豊川雄太選手(鹿島):
「まず、ここまで育ててくれた親に一番に感謝し、平岡先生や大津のスタッフなど、プロに成る道をつくってくださった椎本さんや亀谷さんなどに感謝します。こういう気持ちをもって鹿島では1年目から積極的に誰よりも動き、自分のレベルアップとプロでやれる自信をつけて、2年目、3年目で試合に絡んでスタメンを取り、鹿島の中心選手となり、日本一というものを鹿島で成し遂げたいです。つねに向上心をもって1日、1日妥協せずに、サッカーにすべてを捧げてがんばっていきたいです」

Q:いまの自分を動物に例えると?
●植田直通選手(鹿島)
「ワニです。ワニは水の中に引きずり込んで自分の勝利に持っていくことを得意としていて、自分も得意の空中戦だったり地上戦の1対1とか自分の得意なところに持っていって、相手を完全に仕留めたいです」

●豊川雄太選手(鹿島):
「僕はイタチですね。チョコチョコしてるんで。そんな感じがします」

Q:お二人は高校でもチームメイトでお互いのこともよくわかっていると思うので、それぞれ相手のことをお話しいただけたらと思います。
●植田直通選手(鹿島):
「豊川くんは大津でも3年間やってきて、ほんとうにチームのムードメイカーで、チームが苦しいときに点を取って助けてくれるという信頼感があって、自分もディフェンスをやっているときに、こいつが決めてくれるという安心感がありました。なにをやってくれるかわからないという期待感を持って試合を楽しんでいました」

●豊川雄太選手(鹿島):
「試合を見ていて、こいつが負けたところは見たことがないな、と思います。高さだったり1対1だったり、大学生相手でも普通に吹っ飛ばしますし、プロ相手でも吹っ飛ばします。やっぱりそこはすごいなと思います。日常生活ではちょっと怖そうに見えるんですけど、ほんとうはめっちゃかわいい感じで、めっちゃシャイボーイなんですよ。普段は笑わないふりをしてるんで、ほんとうはめっちゃおもしろい奴です」

Q:世界のなかで自分が目指している選手、憧れの選手をあげていただければと思います。
●植田直通選手(鹿島):
「自分はまず鹿島アントラーズのなかでは岩政大樹さんを越えたいな、と思っていて、世界ではプジョル選手を一番の目標にしています」

●豊川雄太選手(鹿島):
「僕は小さい頃から海外のサッカーばかりを見てきたのでイニエスタやセスク・ファブレガスが大好きで、日本人で言うと本山さんと野沢さんです。特に本山さんは練習参加したときに衝撃を受けました。プレーはもちろんなんですけど、人間的にも間近で盗みたいと思ったのがアントラーズに決めた理由でもあるので、本山さんと野沢さんには弟子入りして学ばせてもらいたいと思います」

以上


新人ふたりのコメントである。
植田は前出のようにワニ、豊川はイタチと自らを称しておる。
豊川は小柄ながらつかみ所がなく神出鬼没にゴール前に現れてゴールを決めてくれるような選手となり得て欲しい。
ニセFWのセスク・ファブレガスとなり得るのであろうか。
それ以上にムードメーカーというキャラも好感度が高い。
チームを鼓舞し、飽く無く勝利を追求して欲しい。
期待しておる。

新監督と新加入選手

2013年01月29日 | Weblog
2013年01月29日(火)

新体制発表およびトニーニョ セレーゾ監督の就任、新加入選手の会見を行いました。

新加入選手と新監督である。
今季に賭ける意気込みを感じさせる。
タイトルが欲しいダヴィや中村充孝、勝利に餓えた野沢など、キャラも立っておる。
この気持ちを持続させ、最後の最後に笑おうではないか。
楽しみである。

期待の新加入選手

2013年01月29日 | Weblog
[2013シーズン始動!]鹿島:新体制発表・新監督・新加入選手会見


新加入となった植田直通選手と豊川雄太選手のふたり。大津高校の同級生ということもあり、息のあった加入会見となりました。

[2013シーズン始動!]鹿島:新体制発表・新監督・新加入選手会見


新しいユニフォームを身にまとった選手と監督によるフォトセッション。ユニフォームには2010年以来となる横ストライプが復活しました。

[2013シーズン始動!]鹿島:新体制発表・新監督・新加入選手会見


ダヴィ選手にはXXLのパンツが用意されたのですが少しサイズが小さく、試合ではXXXLを着用することになりそうです。


[2013シーズン始動!]鹿島:新体制発表・新監督・新加入選手会見


会見では「また我が家に帰ってこれた」と述べた野沢拓也選手。「強いアントラーズをもう一度取り戻したい」と語る言葉が重く響いていました。

例年、体格的には劣るように思える高卒ルーキーであるが、今季のふたりは他の移籍選手に負けず劣らぬ良い体つきをしておる。
これはかなり期待して良いのではなかろうか。
特に植田の186センチ77キロは源の182センチ74キロに遜色はない。
ブラジルW杯を目指すという言葉にも真実味を感じさせられよう。
是非とも開幕レギュラーを目指すべくキャンプで躍動して欲しいところ。
頼もしい新人の加入が喜ばしい。

開幕ダッシュを期待

2013年01月29日 | Weblog
【鹿島】セレーゾ新監督「開幕ダッシュ」

新加入した6選手とトニーニョ・セレーゾ監督(中央)(撮影・湯浅知彦)

 鹿島の新体制発表が29日、茨城・鹿嶋市のカシマスタジアムで行われ、トニーニョ・セレーゾ新監督(57)とFWダビ(28)ら新加入選手6人が会見に臨んだ。

 8年ぶりにチームを率いるセレーゾ監督は「日本は以前のように4、5チームが優勝争いをする時代ではなく、全てのチームにチャンスがある。だからこそ開幕ダッシュを決めたい」と抱負を話した。2年ぶりに古巣に戻ってきたMF野沢拓也(31)は「目標に近づくように努力して優勝するだけ」と力強く語った。
 [2013年1月29日17時23分]

鹿島が今季陣容発表、セレーゾ「自宅に戻った」
 J1鹿島は29日、茨城県鹿嶋市のカシマスタジアムで今季の陣容を発表し、2000~05年に五つの主要タイトルを獲得し8季ぶりの復帰となるトニーニョ・セレーゾ監督は「自宅に戻ってきたような気持ち。以前と同等か、それ以上の結果を出したい」と意気込みを語った。

 移籍加入した4選手も出席し、J2に降格した神戸から戻ったMF野沢拓也は「監督と同じ気持ちで、またわが家に帰って来られた」と笑顔を見せた。昨季甲府でJ2得点王に輝いたFWダビは「期待の大きさは感じるし、応える自信はある」と力強く話した。

 新人は熊本・大津高から2人を獲得。一昨年のU-17(17歳以下)ワールドカップ(W杯)で日本のベスト8入りに貢献したDF植田直通は「レギュラー争いをしたい」と抱負を述べ、FW豊川雄太は「2、3年目で鹿島の中心選手になりたい」と語った。(共同)

セレーゾ監督「開幕ダッシュを」=J1鹿島が新体制発表
時事通信2013年1月29日 16:48

 J1の鹿島は29日、本拠地の茨城・カシマスタジアムで新体制発表会見を行い、8年ぶりに復帰したトニーニョ・セレーゾ監督(57)が「リーグ優勝のために開幕ダッシュしないといけない」と、4年ぶりのリーグ制覇へ抱負を語った。
 元ブラジル代表の同監督は2000年から05年まで鹿島の監督を務め、00年にJリーグ、ナビスコ杯、天皇杯の3冠を達成。「(前回と)変わったことは白髪が増えたくらい。意気込みは変わらない」と、冗談を交えながらも昨季11位と低迷したチームの立て直しへ決意を口にした。
 昨季甲府でJ2得点王(32得点)となったFWダビ(28)は「得点を期待されている。応える自信はある」と意気込んだ。


タイトルへ向けた思いの伝わる会見報道である。
今季の鹿島は実績の多い監督・選手が集まっておる。
若き勢いもベテランの老獪さも兼ね備えたチームはそうはあるまい。
開幕から勝利を目指して突き進もうではないか。
楽しみである。

ダヴィ、迷わず鹿島へ

2013年01月29日 | Weblog
▼鹿島入りを喜ぶFWダヴィ「2キロ絞って、たくさん点を取る!!」


 昨シーズン、J2で32得点を叩き込み、ヴァンフォーレ甲府をJ1昇格に導いたFWダヴィ。オフには国内外から、数多くのオファーを受け取ったと言われるブラジル人ストライカーは、4年ぶりのリーグタイトル奪還を目指す鹿島に加入した。29日に行われた新加入選手会見でダヴィは「外にいたときから、アントラーズファミリーの強い団結の話を聞いていました。そのファミリーに加わることができて、嬉しく思います。キャリアの中でも、このようなチャンスが与えられることは1回だけだと思うので、その期待に応えたい」と、意気込みを語っている。

 鹿島からのオファーが届いた時点で「迷いはなかった」と明かし、加入を喜んだ。「鹿島は歴史に溢れたビッグクラブです。タイトルも数多く獲得しています。また、ブラジル人にとって仕事がしやすい環境にあることも知っていたので、迷わずに選択しました」

 J1でも昨シーズンのようなゴールラッシュを見せる自信に満ちている。「J1でやったことがあるし、質は分かっている」と話すが、その最大の要因はチームメイトたちにあるようだ。「鹿島は日本人に質の高い選手がそろっています。そういう選手たちが良いパスワークを見せて、高い位置でポゼッションできるので、自然と相手ゴールに近づきます。得点するチャンスは多いと思っています」と、期待を寄せる。

 ただし、具体的な目標ゴール数については、明言を避けた。「昨シーズンは、あまりに繰り返し同じ質問をされたから『20ゴール』と答えましたが、結果は32ゴール取れました。今シーズンは、また環境も違いますし、何点取るという話はしたくありません。やる仕事は一つ。たくさん点を取ること。チャンスには恵まれると思うので、必ず決めるという強い気持ちを持って、1試合1試合、戦いたいです」

 オフ明けで、少し丸くなった印象も受けたが、ダヴィは問題ないと強調する。「今はシーズンが始まったところで、他の選手たちと同じ位置にいます。あと2キロ絞れば問題ない。すぐに戻せますよ。合宿を通じて、少しでもコンディションを上げて開幕を迎えたい」。

 J1の舞台で、ダヴィが再び旋風を巻き起こすことができれば、鹿島は3年間遠ざかっているリーグタイトルに大きく近づくはずだ。

(取材・文 河合拓)

鹿島からのオファーに迷いはなかったと語るダヴィである。
鹿島待望の点取り屋の加入で、タイトルへ大きく前進したと言って良かろう。
ダヴィに求めるのはゴールという結果である。
大量得点で我らを酔いしれさせて欲しい。
楽しみである。

野沢、散歩に出ていた家出息子

2013年01月29日 | Weblog
▼35番で鹿島に復帰のMF野沢「家出息子が戻ってきました」


 MF野沢拓也が、鹿島に戻って来た。29日に行われた新加入選手会見の冒頭で、トニーニョ・セレーゾ監督が「私は長年ここにいたので、復帰したというよりちょっと散歩して戻ってきた感じです」と挨拶をした。その後にマイクを取った野沢は、「僕もセレーゾ監督と同じ気持ちで、散歩に出ていたのかなと。また我が家に帰って来ることができました。家出した息子が帰ってきました」と、笑顔を見せた。

 昨シーズン、ジュニアユースから過ごした鹿島を飛び出し、ヴィッセル神戸へ移籍した。神戸ではゲームキャプテンも務めたが、思うような活躍はできずにクラブはJ2へ降格してしまう。今オフ、神戸をもう一度J1に上げたいという思いもあったというが、最終的には鹿島への復帰を選んだ。

「移籍して、ヴィッセルを優勝に導くことができなかったし、ましてやJ2に落とした責任もありました。もう一度(神戸を)J1に上げて、将来的に優勝させることも考えました。すごく悩んだけれど、僕自身は先を考えるためにサッカーをやっているわけではありません。先を見るよりも、今勝ちたい。今の勝利に飢えている。複雑な思いはありましたが、また(鹿島に)声を掛けてもらえて、先のことを考えるよりも、今の自分を生きたい。そう思って、鹿島(復帰)という道を選びました」と、野沢は決断の理由を説明した。

 野沢は2000年に鹿島のトップチームに登録された。そのときの指揮官も、今シーズンから8年ぶりに戻ってきたトニーニョ・セレーゾ監督だった。指揮官は愛弟子に高い期待を寄せている。「青年から大人になっていく過程も見たし、選手としても両足でボールを扱えて、プレースキックの能力も高い。雑談の中で(野沢が)17点取ってくれると言っていたので、それが実現できたら、われわれは優勝しているでしょう」と、ニヤリ。やや困惑した野沢は「入団当時は、FWだったから17点という話になったのかな?」と首をかしげたが「当時も、今回も一緒で、本当に不思議な縁ですね。僕もいろんな経験を積んだので、成長を含めて見てもらえたらと思います。甘えが利かない、厳しい人ですが、見ているところの素晴らしい監督です。また同じ舞台でできることに喜びを感じています」と話す。

 よく知るチーム、恩師の下で迎える2013シーズン。2年前との大きな違いは、彼の背番号だろう。1997年に2種登録だったときに与えられた35番を付けることになった。息子、娘の名前にも、2年前まで付けていた『8』にちなんだ名前を付けた野沢は「8番を着けたかった」と、素直に認める。「でも、ジュニーニョという偉大な選手が付けているので。娘の名前が『ミコ』というんです。それで(鹿島の)35番が空いていたし、足して8になるので35にしました」。

 復帰に関しては、決して優しい言葉ばかりを掛けられているわけではない。『一度はチームを捨てた選手が戻ってきた』という声も彼の耳には届いている。「賛否両論があると思いますが、僕はサッカー選手として、常にベストな選択肢を選びます。サッカー人生は短いですし、周囲は世代交代を求めるかもしれませんが、僕たちは今、勝ちたい。目の前の勝利しか見えていません。今年は今まで以上にプレッシャーを感じていますが、結果で返せたらと思います」。断固たる決意を持ち、鹿島に復帰した野沢。その目にはタイトルしか、映っていない。

(取材・文 河合拓)

家出息子が帰ってきた。
素直に我らは喜ぶところであろう。
しかも、勝利に餓えて戻ってきており、どん欲にプレイしてくれるとのことである。
17点のノルマを課せ、是非とも鹿島に勝利をもたらすのだ。
野沢の躍動を楽しめる我らは幸せである。
期待してスタジアムに向かいたい。

植田、ワニが如く相手を仕留めよ

2013年01月29日 | Weblog
▼鹿島に新加入のDF植田「ワニのように相手を仕留めたい


 鹿島アントラーズは29日に新人会見を行い、大津高から加入したDF植田直通とFW豊川雄太が出席した。初めて深紅のユニフォームを身にまとった植田は「やっとアントラーズの一員になれた気がします。でも、これからが本当の勝負。(鹿島の)一員になったことで満足せず、毎日の練習から頑張っていきたい」と、意気込みを語った。

 Jリーグの10を超えるクラブが獲得を目指したDFは、鹿島を選んだ理由についてDF岩政大樹の存在を挙げた。「2回、アントラーズの練習に参加させてもらって、2回目の練習の後に(岩政)大樹さんといろいろ話しました。そのときに『(岩政の)プレーを盗めれば、よりパーフェクトなDFに近づける』と言われて、自分もそう感じたので入団を決めました」と明かす。

 もちろん現役日本代表とのポジション争いを制すことができれば、日本代表入りも近づいてくる。「ここは選手層が厚く、レギュラーになることも難しい。その環境の中で切磋琢磨し、プレーを盗んで、越えて行ければ代表にも近づくと思います。リオ五輪にも出たいですし、ブラジルW杯も狙っていきたいです」と、世界の舞台を見据えた。

 開幕スタメン出場を狙う186センチの大型CBは「もっともっとビルドアップを意識して、一つひとつのパスの精度を上げていきたいです」と、自身の課題を挙げた。その一方で、守備の能力には絶大な自信を持っている。『自分を動物に例えると?』という変化球の質問をぶつけられると「ワニです」と答え、その理由を「ワニは水の中に引きずり込み、勝利に持っていくことを得意としている。自分も得意とする空中戦や地上戦での1対1という得意なところに持ち込み、相手を仕留めたい」と説明した。

 鹿島という町についても「大津とそっくりで過ごしやすいです。都会は人酔いしてしまうので好きじゃない。過ごしやすいし、やりやすい」と喜ぶ。将来を嘱望されるDFは、厳しい競争、そしてサッカーに専念できる環境の整った名門で牙を磨き、タイトルを目指す。

(取材・文 河合拓)

岩政のプレイを盗めばパーフェクトなDFに近づけると感じ入団を決めたと語る植田である。
確かに日本を代表する岩政の技を吸収し、それに植田のスピードが加われば、スーパーな選手となろう。
植田には是非とも、そこまで昇華して欲しいところ。
それだけの才能を有した選手であることは周知の事実である。
ワニのように牙を磨き相手攻撃陣をかみ砕くのだ。
期待しておる。

RENASCIMENTO ~誇りを胸に~

2013年01月29日 | Weblog
2013シーズンスローガン
2013シーズンのクラブスローガンを発表しましたので、お知らせします。



RENASCIMENTO ~誇りを胸に~

RENASCIMENTO は、ポルトガル語で「再生」を意味する言葉。(RE=再び、NASCIMENTO=誕生する)
Jリーグ開幕20周年を迎える今季、クラブ創設期から深い関わりを持つブラジルの公用語をスローガンに用いることで、原点に戻る姿勢を表現した。アントラーズ・ファミリー全員が「誇りを胸に」、本来のスタイル、精神、そして何よりも強さを取り戻すことを今季最大のテーマとする。

デザインコンセプト:
■頭文字の「R」のデザインは、鹿島灘の波濤をイメージした初代ユニフォームへのオマージュ
■寄せては返す波により「再生」をイメージ


今季のスローガンは「RENASCIMENTO ~誇りを胸に~」。
これは新生・鹿島として相応しいものではなかろうか。
この旗頭の元に集まった戦士が誇りを持って戦うのだ。
我らもスタジアムに足を運び、大いに鼓舞しようではないか。
楽しみである。

2013年シーズンの陣容

2013年01月29日 | Weblog
2013シーズンの登録選手について
2013年のトップチームの登録選手は以下の通りとなりましたのでお知らせします。

背番号
選手名
生年月日
サイズ
出身
GK
1 佐藤 昭大 さとう・あきひろ Akihiro SATO 1986/8/30 185/78 三重県
21 曽ケ端 準 そがはた・ひとし Hitoshi SOGAHATA 1979/8/2 187/80 茨城県
29 川俣 慎一郎 かわまた・しんいちろう Shinichiro KAWAMATA 1989/7/23 188/86 静岡県
31 八木 直生 やぎ・なおき Naoki YAGI 1991/12/18 199/80 群馬県
DF      
3 岩政 大樹 いわまさ・だいき Daiki IWAMASA 1982/1/30 187/85 山口県
4 山村 和也 やまむら・かずや Kazuya YAMAMURA 1989/12/2 186/80 長崎県
※15 昌子 源 しょうじ・げん Gen SHOJI 1992/12/11 182/74 兵庫県
◎17 前野 貴徳 まえの・たかのり Takanori MAENO 1988/4/14 170/63 愛媛県
22 西 大伍 にし・だいご Daigo NISHI 1987/8/28 176/73 北海道
○23 植田 直通 うえだ・なおみち Naomichi UEDA 1994/10/24 186/77 熊本県
24 伊東 幸敏 いとう・ゆきとし Yukitoshi ITO 1993/9/3 175/68 静岡県
26 鈴木 隆雅 すずき・りゅうが Ryuga SUZUKI 1994/2/28 180/68 宮城県
MF      
※5 青木 剛 あおき・たけし Takeshi AOKI 1982/9/28 183/75 群馬県
6 中田 浩二 なかた・こうじ Koji NAKATA 1979/7/9 182/74 滋賀県
10 本山 雅志 もとやま・まさし Masashi MOTOYAMA 1979/6/20 175/65 福岡県
◎13 中村 充考 なかむら・あつたか Atsutaka NAKAMURA 1990/9/13 173/67 大阪府
16 本田 拓也 ほんだ・たくや Takuya HONDA 1985/4/17 177/75 神奈川県
20 柴崎 岳 しばさき・がく Gaku SHIBASAKI 1992/5/28 175/64 青森県
25 遠藤 康 えんどう・やすし Yasushi ENDO 1988/4/7 168/69 宮城県
27 梅鉢 貴秀 うめばち・たかひで Takahide UMEBACHI 1992/6/8 176/67 大阪府
28 土居 聖真 どい・しょうま Shoma DOI 1992/5/21 172/63 山形県
30 宮内 龍汰 みやうち・りゅうた Ryuta MIYAUCHI 1994/3/2 170/67 千葉県
△33 川島 大地 かわしま・だいち Daichi KAWASHIMA 1986/11/21 168/64 茨城県
◎35 野沢 拓也 のざわ・たくや Takuya NOZAWA 1981/8/12 176/70 茨城県
40 小笠原 満男 おがさわら・みつお Mitsuo OGASAWARA 1979/4/5 173/72 岩手県
FW      
8 ジュニーニョ JUNINHO 1977/9/15 174/67 ブラジル
9 大迫 勇也 おおさこ・ゆうや Yuya OSAKO 1990/5/18 182/73 鹿児島県
◎11 ダヴィ DAVI 1984/3/10 183/85 ブラジル
18 中川 義貴 なかがわ・よしき Yoshiki NAKAGAWA 1993/7/14 176/76 茨城県
○19 豊川 雄太 とよかわ・ゆうた Yuta TOYOKAWA 1994/9/9 173/62 熊本県

計30名 ◎移籍加入 ○新人選手 △期限付き移籍から復帰 ※背番号変更

2013シーズンのスタッフについて
2013年のトップチームスタッフ構成が以下の通り決定いたしましたのでお知らせします。

コーチングスタッフ
監督 ※トニーニョ セレーゾ 57歳
コーチ 石井 正忠 いしい・まさただ 45歳
大岩 剛 おおいわ・ごう 40歳
フィジカルコーチ ※マリオ 53歳
GKコーチ 古川 昌明 ふるかわ・まさあき 44歳
テクニカルスタッフ 小杉 光正 こすぎ・みつまさ 33歳
チームスタッフ
マネージャー 増川 岳 ますかわ・がく 42歳
高田 優二 たかた・ゆうじ 28歳
大川一樹 おおかわ・かずき 27歳
通訳 高井 蘭童 たかい・らんどう 39歳
川窪 匡哉 かわくぼ・まさや 32歳
メディカルスタッフ
チームドクター 香取 庸一 かとり・よういち 53歳
関 純 せき・じゅん 56歳
宮川 俊平 みやがわ・しゅんぺい 58歳
石井 朝夫 いしい・ともお 53歳
山藤 崇 さんどう・たかし 37歳
春日 正照 かすが・まさてる 69歳
フィジオセラピスト  ロドリゴ 34歳
安藤 貴之 あんどう・たかゆき 36歳
アスレチックトレーナー 橋本 敏広 はしもと・としひろ 47歳
トレーナー 山下 章雄 やました・あきお 34歳
※奥田 鉄也 おくだ・てつや 31歳
強化部
常務取締役強化部長 鈴木 満 すずき・みつる 55歳
強化担当部長 山崎 勇次 やまざき・ゆうじ 51歳
強化担当 吉岡 宗重 よしおか・むねしげ 34歳
チーム管理担当部長 長石 博之 ながいし・ひろゆき 46歳
スカウト担当部長 椎本 邦一 しいもと・くにひと 54歳
スカウト担当 亀谷 誠 かめたに・まこと 44歳
長谷川 祥之 はせがわ・よしゆき 43歳

※は新任


今シーズンの登録戦及び背番号、そしてスタッフが発表された。
やはり注目は、遂にレギュラー番号へと昇格となった青木であろう。
中田浩二以来の日本人が背負うとあって期待の度合いが異なる。
是非とも今季も豊富な運動量とスタミナ、そしてスピードで鹿島を支えていって欲しい。
そして、青木が長らく着けておった15番には源が昇格。
3年目としては唯一、背番号が変わった選手となった。
昨季のナビスコ杯決勝戦にて先発に抜擢され、見事その重責を担った実績が評価されたと言って良い。
今季は、CBにSBと獅子奮迅の活躍が期待される。
過去には金古、岩政と3番へのステップアップに背負った由緒正しい番号であるので、源が3番を担う選手として期待されておるところも注目である。
新人のふたりは、植田が23番、豊川が19番と高卒ルーキーとしては若い番号が与えられた。
植田は源と同様に将来の3番候補としての期待が感じられる。
そして、驚きの19番となった豊川であるが、内定時はMFとして発表されたが蓋を開けてみるとFW登録である。
やはり、豊川の得点能力は最前線でこそ輝くとの判断であろうか。
是非とも中川と切磋琢磨し、公式戦デビューを目指して欲しいところ。
移籍組に目を向けると、報道のあった中村充孝が13番、前野が17番、ダヴィが11番と順当な番号である。
前野には、左SBのレギュラーポジションを確固たるものとし、相馬と新井場の7番を引き継いで欲しいところ。
そして復帰の野沢は35番、川島は33番と相成った。
川島は以前の番号そのままである。
野沢は3+5といったところであろうか。
これにて、今季の陣容が明らかになった。
タイトルに向け気持ちを高めていこうではないか。
楽しみなシーズンである。

本山、しっかりと準備

2013年01月29日 | Weblog
鹿島のスタート「大雪」が邪魔した…
 新シーズンのスタートが大雪に邪魔された…。28日に予定していた鹿島の新体制発表会見と練習は、未明から降り続いた雪によって公共交通機関に大幅な乱れが生じた影響で中止と決定した。熊本・大津高から新加入するDF植田直通、MF豊川雄太(ともに18)の会見とともに、今日29日の新監督・新加入選手会見に盛り込まれる。太平洋沿いの鹿嶋市内で3センチ程度の積雪は珍しく、クラブハウス最寄りのJR鹿島神宮駅の担当者は「10年以上はなかったかな」。チーム関係者も「雪で(催し事が)先送りになったことはなかったと思う」と話した。
 [2013年1月29日6時55分 紙面から]

鹿島 セレーゾ新政権は積雪で始動延期に…
 鹿島は28日に予定していたチーム始動と新体制発表が、雪の影響で29日に延期された。鹿嶋市内の練習場では約6センチの積雪を記録。東関東自動車道が一部通行止めになるなど交通機関にも乱れが生じたため、変更を余儀なくされた。

 セレーゾ新監督は27日に来日。「良い成果を出したい」と4年ぶりのリーグタイトル奪回に意欲を見せていたが、出はなをくじかれた形となった。
[ 2013年1月29日 06:00 ]

雪で始動延期も本山「開幕に合わせる」…鹿島
 28日、今季の始動日を迎えた鹿島だったが、降雪でクラブハウスのグラウンドも約5センチ積もり、練習が中止。新体制発表会見も29日に延期となった。クラブ幹部も「記憶にない」初日からの悪天候。それでもイレブンに動揺はなく、MF本山が「しっかり準備して開幕に合わせていく」と話すようにタイトル獲得へ仕切り直していく。

(2013年1月29日06時02分 スポーツ報知)

鹿島、降雪で練習中止 始動初日
4季ぶりのリーグ優勝を目指すJ1鹿島が28日、始動した。しかし、あいにくの降雪で初日の練習は中止。選手たちはメディカルチェックを済ませるなどして夕方にクラブハウスに集合。トニーニョ・セレーゾ新監督のあいさつや翌日の打ち合わせなどが行われた。

この日は午前9時から練習を開始する予定だったが、グラウンドには5センチほど雪が積もり、予定していた体力測定などのメニューは延期された。

クラブ幹部によると、始動日の練習中止は「これまでなかった」という。鹿嶋市は県内でも温暖な地域で知られるが、GK佐藤は「カーテンを開けたら雪でびっくりした」と話した。GK曽ケ端も「鹿嶋でこんなに降るのは珍しい。明日からという感じ」と語った。

FW陣の軸として期待される大迫は、セレーゾ新監督の下でのチームづくりに「いろんなサッカーに触れていければ。楽しみ」と意気込んだ。


鹿嶋にてここまで積雪することはまれである。
とはいえ、それだけこの日本に於いて降雪は日常的なものと言って良かろう。
これでは冬に定期的に行われるリーグ戦を組むことは不可能なのではなかろうか。
また、そんなアクシデントの中で本山は「しっかり準備」と言い切っており、ベテランの頼もしさを感じさせる。
昨年末には提示された金額を見ずに天皇杯に挑んでおったが、契約延長に至っておった様子。
また、年明けにはB級コーチ養成講習会を受講し、指導者への道を歩みつつある。
歴史は確実に進んでおる。
この降雪による新体制発表延期も吉兆であったと、後世に刻まれるよう望んでおる。

浦和・興梠、ローストチキンを差し入れ

2013年01月29日 | Weblog
興梠“チキン外交”槙野らとの連係強化に自信
 浦和新加入のFW興梠が“手羽先外交”で溶け込んだ。22日からキャンプを張っている宮崎出身で、実家は地鶏料理店「ローストチキン コオロギ」を経営。関係者によると、24日に選手、スタッフ約40人分のチキンが差し入れされ、全員が頬張ったという。

 この日の実戦形式のメニューでは1トップを務め、ピッチ外でもDF槙野らからのイジられキャラとして定着。興梠も「だいぶ雰囲気にも慣れました」と今後のさらなる連係強化に自信を見せた。
[ 2013年1月29日 06:00 ]

興梠、ローストチキン40人前差し入れ…浦和
 宮崎市内で1次キャンプ中の浦和は28日、同市内のグラウンドで午前、午後の2部練習を行った。今季、鹿島から新加入したFW興梠慎三(26)が帯同しているチームの選手、スタッフ分、40人前のローストチキンを差し入れたことが判明。父・善二郎さんが宮崎市内で経営する鶏肉店「ローストチキンコオロギ」(屋号)から仕入れ、大好評だったという。

 新天地初年からエースの活躍が求められている。そのためには、チームに溶け込むことが大前提。毎年、同市内でキャンプを行う鹿島時代から慣例となっている差し入れだが、その効果も手伝い、加入から2週間ほどで「だいぶなじめてきた」。「ペトロヴィッチ監督のサッカーを早く理解したい」と意気込んだ。

(2013年1月29日06時03分 スポーツ報知)

ローストチキンを差し入れた浦和の興梠である。
鹿島にも差し入れられており、興梠としては恒例の行事と言って良かろう。
その興梠本人は浦和に慣れたとコメントし、一日も早く監督の求めるサッカーを理解したいと語る。
多くの予想では1TOPが期待されておるが、練習試合ではサイドに起用されておった。
このあたりにブレを感じる。
開幕時にはどのポジションに落ち着くのか見ものと言えよう。
どのような起用法をされたとしても、我らは勝利を目指して戦うだけである。
強い気持ちで挑みたい。

鹿島新体制発表、降雪にて延期

2013年01月28日 | Weblog
【鹿島】新体制発表、積雪でまさかの延期

大雪に見舞われた鹿嶋市内の一般道路(撮影・湯浅知彦)

 鹿島が28日に予定していた新体制発表は、積雪の影響で29日に延期となった。

 熊本・大津高から加入するDF植田直通、MF豊川雄太(ともに18)の会見も同じくスライドとなった。クラブ関係者は「雪の影響で延期になったことはなかったと思う」と話した。

 [2013年1月28日18時4分]

降雪で延期となった新体制発表である。
今日の発表を心待ちにしておったものには残念であろう。
しかしながら、これほどの積雪では、延期の決断もやむ無しである。
交通機関の麻痺、来客の安全の確保など、正しい判断と言える。
これで、メディアへ秋ー春制への移行は不可能というアピールにも繋がったのではなかろうか。
改めて声を大にしたい、シーズン移行には反対である。