鹿島アントラーズ原理主義

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新潟戦コメントなど

2007年03月22日 | Weblog
鹿島完敗で今季4戦未勝利/ナビスコ杯
<ナビスコ杯:新潟3-1鹿島>◇予選リーグ◇21日◇東北電ス
 鹿島が新潟に大敗し、今季初勝利はまたもお預けとなった。前半3分、GK曽ケ端がキャッチし損ねたボールを決められ先制を許した。同27分にFWマルキーニョスのヘッドで追いつき、その後は押し気味に試合を進めながら、後半23分にセットプレーから失点。同42分にも曽ケ端がドリブルで仕掛けてきたFW矢野にかわされ3点目を許し万事休す。4戦未勝利の泥沼状態に、MF本山は「毎回そうだけど途中で崩れちゃう」と首をかしげた。
[2007年3月21日18時27分]

【ヤマザキナビスコカップ】新潟 vs 鹿島:オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島)記者会見コメント [ J's GOAL ]
●オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島):
Q:セットプレーからの失点の要因は?
「セットプレーだけではなく、全体的に注意と集中が欠けていたことが敗因になったのかも。セットプレーではもっと集中力を高めなければならなかった」
Q:千葉戦に続いての3失点。守備の問題点は?
「1つのことが原因ではない。リーグ戦の1、2節では起きなかったミスがこの試合で起き、1、2節でできていた要素が、ここ2試合ではできていない」

※オリヴェイラ監督の要望により総論はなし、質疑応答のみ

【ヤマザキナビスコカップ】新潟 vs 鹿島:試合終了後の各選手コメント [ J's GOAL ]
●岩政大樹選手(鹿島):「セットプレーの守備では、枚数を減らしている。それをこれからどうしていくか。スペースがあるので、守りづらい部分もある。その辺をみんなで話し合いたい。1点目も左サイドのケアを誰もしていなかった。セットプレーのバランスが少し良くなかった。修正する余地がある」

【ヤマザキナビスコカップ 新潟 vs 鹿島 レポート】新潟が効果的に得点を挙げて、今季公式戦初勝利。鹿島は攻撃の流れを結果に残せず [ J's GOAL ]
3月21日(水) 2007 ヤマザキナビスコカップ
新潟 3 - 1 鹿島 (14:00/東北電ス/33,481人)
得点者:'3 マルシオリシャルデス(新潟)、'27 マルキーニョス(鹿島)、'68 エジミウソン(新潟)、'87 矢野貴章(新潟)

新潟が3得点で快勝した。前半3分にマルシオ・リシャルデスの来日初得点で先制。同点にされた後の後半23分には出場停止明けのエジミウソンが、コーナーキックからヘディングで決めて勝ち越した。後半42分には矢野貴章がダメ押しのゴールと、期待の攻撃陣の得点で鹿島の勢いを断った。鹿島は前半27分にマルキーニョスのゴールで1-1とするが、追い上げはここまで。度々ゴール前に迫るが、追いかける展開から抜け出せなかった。
喜び方は控えめだった。先制点を決めたリシャルデスは、派手なパフォーマンスをみせるわけでもなく、淡々とチームメイトと喜びを分かちあった。ビッグスワンの大歓声には不釣り合いにも見えるはにかんだ笑顔。ただ、内面のテンションは上がっていた。「ゴールはうれしいのひとことに尽きる」。自らが入れたコーナーキックのこぼれ球をエジミウソンがシュート。鹿島のGK曽ヶ端準が弾いたボールを拾うと、冷静に右足で決めた。
先制点を含み、新潟の3得点すべてにリシャルデスが絡んだ。1-1とされた後の後半23分。右コーナーキックでエジミウソンの今季初得点をアシスト。矢野のダメ押しは、リシャルデスが相手のクリアミスをたくみに奪ったところから生まれた。
「みんながプレーをつないだ結果、自分らしいプレーができた」。その全員が動きやすい流れを作ったのはリシャルデスだった。前線で基点になり、周囲の味方を動かす。ボールを持った選手のサポートに入り、攻撃に厚みを持たせる。「マルシオが素晴らしいボールを入れてくれた」。エジミウソンは感謝の言葉をためらわずに口にした。来日して3戦。プレー内容と結果がチームにフィットしてきたことを示している。
鈴木淳監督が「アルビレックスらしいサッカーができた」というように、立ち上がりから足を止めず、攻守が連動していた。中盤で安易にボールを失う場面もなく、逆に奪ってからスムーズに攻撃に展開した。

対して鹿島は、同点に追いつきながらも、流れをつかみきることができなかった。前半27分、ダニーロの左からのクロスに、マルキーニョスがヘディングで合わせた。新潟の足が止まったすきを逃さなかった。その後は、本山雅志、柳沢敦らがゴール前でボールをキープする場面が多かった。ただ、新潟の守備を崩せなかった。逆に、セットプレー絡みで2失点。「セットプレーは枚数を減らして守っている。みんなで修正点を話し合いたい」。岩政大樹は厳しい表情を見せた。
新潟の白星は昨季の第30節千葉戦以来。ホームで挙げた勝利は今後につながる。鹿島は攻撃のリズムは出来ている。守備の修正が課題になった。勝敗の結果、収穫、課題が明確に見えた一戦になった。

以上
2007.03.21 Reported by 斎藤 慎一郎


J・ナビスコ杯 1次リーグ 春待ち遠しい鹿島 新潟に1-3
千葉、3連覇へ完勝
 Jリーグ・ヤマザキナビスコ・カップ第1日(21日・横浜市三ツ沢球技場ほか=8試合)1次リーグが開幕。D組では鹿島が新潟に1-3で敗れ、リーグ戦首位の名古屋も1-2で逆転負けした。
 A組は3連覇を目指す千葉が工藤の2得点などで神戸に4-1で完勝した。リーグ戦3連勝のG大阪は広島を3-0で退けた。
 B組の柏-清水は終盤に点の取り合いとなり、柏が2-1で競り勝った。大宮は横浜Mに1-0で辛勝。C組の大分は横浜FCを1-0で退けた。磐田とFC東京は2-2で引き分けた。


鹿島、攻守にかみ合わず
 【評】新潟が効果的に得点を重ねた。前半3分にマルシオリシャルデスがこぼれ球を押し込んで先制。後半は右CKをエジミウソンが頭で合わせて勝ち越し、終了間際には矢野が抜け出して駄目を押した。鹿島は攻守にかみ合わなかった。


焦点 深刻な決定力の差
 鹿島に春はいつ来るのか。リーグ戦での悪い流れを引きずるかのように新潟に3失点。一時はマルキーニョスの同点弾で振り出しに戻したが、いまの鹿島にはそこから勝ち越すだけの決定力がない。今季、公式戦4戦目でも白星をつかむことができなかった。
 伝統のポゼッションサッカーが崩れたわけでなく、試合内容が悪かったわけでもない。相手よりもボール支配率は高く、高い位置でボールをつなげていた。しかし、「チャンスで決められなかった」と本山。課題に挙げられていた連係は良くはなってきたが、まだ完全に詰め切れていない部分があるのだろう。ワンテンポずつのパスの遅れが最後のシュートの部分で出てしまい、相手DFに当てる場面が何度も見受けられた。
 逆に新潟には迷いが感じられなかった。カウンターサッカーで、ボールを取ったら素早く前線のエジミウソン、矢野に集めて一気に押し上げる。奪ったセットプレーも確実に点に結びつけた。新潟が打ったシュートは鹿島よりも2本少ない12本だったが、決定力の差も出た。
 オズワルド・オリベイラ監督は「注意、集中力がなかったのが敗因」と話し、岩政も「セットプレーからの失点がすべて。そこを修正すれば大きな問題はなくなるはず」と反省したが、深刻なのはむしろ攻撃面だろう。本山は「毎回そうだけど途中で崩れてしまう。早く勝たないと良くなっていかない」と話した。中3日でホームで新潟と再戦するだけに、どれだけ立て直せるか。「このままやられっぱなしではいけない」と内田。春が待ち遠しい。


今季全ての公式戦に於いて、攻めの姿勢は貫いている。
が結果が伴わず、つまらないミスとセットプレイから失点する。
同じリプレイを観ているようである。
思い起こせば昨季の8月以降と全く同様ではあるまいか。
当時の監督であるアウトゥオリ氏は再三メンタルをコメントし続け、それが改善されたのは11月18日の大宮戦であった。
その後の試合内容は記憶に新しい。
長短のパスが小気味良いチームとなった。
が、今季は再び悪の迷宮に迷い込んだが如く攻撃は不発で不用意なミスを連発しておる。
精神面という不確定な要素ではなく科学的根拠基づく不調の根拠を切望する。
公に出来ぬ事もあろう。
怪我を抱えて出場している選手もいるのやも知らぬ。
しかしながらどのような理由があれ、公式戦5試合勝利が無く、丸三ヶ月間の永きに渡って喜びを分かち合う機会がないのである。
途中出場が誓志・ヤス・佐々木と平均年齢二十歳を割り込むんでいる現実は、未来に向けた種まきと捉えたい。
が、その若手の前でミスを連発する事は悪しき事態である。
確実なプレイを心がけるよう仕向けて欲しい。
それは、監督の大きな仕事であると断言したい。