鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

新潟戦プレビュー

2007年03月24日 | Weblog

【ヤマザキナビスコカップ 鹿島 vs 新潟 プレビュー】今季初白星がどうしてもほしい鹿島。2試合連続3失点の守備修正が急務。強い闘争心で新潟にリベンジを果たしたい [ J's GOAL ]
3月25日(日)ヤマザキナビスコカップ 鹿島 vs 新潟(14:00KICK OFF/カシマ)
 オズワルドオリヴェイラ新監督を迎え、今季こそ悲願の10冠を達成すべく2007年シーズンに突入した鹿島アントラーズ。ところが3月3日の開幕戦・川崎フロンターレ戦を落としたのを皮切りに、リーグ戦は1分2敗。気を取り直して挑んだ21日のナビスコカップ1次リーグ初戦も、敵地でアルビレックス新潟に競り負けてしまった。特に気がかりなのは、先週末17日のジェフ千葉戦と新潟戦で2試合連続3失点を喫していること。守備が安定しなければ、どんなチームでも上位争いは難しい。まずは守りの修正を図り、強い闘争心で本拠地・カシマスタジアムでの今季初勝利を達成したいところだ。

 2007年ナビスコカップ1次リーグの2試合目が明日25日に行われる。名古屋グランパス、ヴァンフォーレ甲府、新潟とともにD組に入っている鹿島はホームに新潟を迎える。昨年はファイナルまで行きながら千葉に敗れて逃したタイトルだけに、まずは確実に2位以内に入って決勝トーナメント進出を果たしたい。そのためにも、同じ相手に2度続けて負けることは許されない。選手たちも熱い情熱をたぎらせてこの試合にのぞむはずだ。

 今回の鹿島は中盤の成長株・増田誓志がU-22シリア戦(28日、東京・国立)のためチームを離脱しており、この試合には出場できない。野沢拓也が長期離脱中で、中盤の陣容が薄い状況だけに、指揮官にとっても頭の痛い問題ではある。ここは本山雅志やダニーロら経験豊富な選手たちが中心となってカバーしていくしかない。

 おそらく基本布陣・先発はアウェーの新潟戦と同じになるだろう。最終ラインは内田篤人、岩政大樹、ファボン、新井場徹と現状でのベストメンバーだ。しかし今季は開幕戦で岩政が退場し、続くガンバ大阪戦でファボンがレッドカードを受けるなど、肝心の選手たちが落ち着かない。その後の2試合連続3失点は彼らのダメージが影響したのかもしれない。「3失点したことはいろいろと原因が考えられるので修正したい」とオズワルドオリヴェイラ監督は話し、今週後半の3日間で修正を図った。まずは堅守を取り戻すところから試合を始めたい。

 守り以外は前向きな材料が少なくない。特に大きいのはエースストライカー・マルキーニョスが得点を重ね始めたこと。千葉戦で2得点をマークし、アウェーの新潟戦でも1点をゲット。Jリーグで長年にわたって積み重ねた経験を存分に生かし始めた。2トップの一角を占める柳沢敦は彼自身の得点こそないものの、パートナーに点を取らせるべく動き出しやチャンスメークでチームに貢献しつつある。開幕当初はコンディション不良だったダニーロも彼らに絡む機会が増えた。この3人が連動しなければ、鹿島の攻撃は活性化されない。今回も厳しいマークに遭うだろうが、勝利を引き寄せる得点が求められる。

 今季から完全にレギュラーを奪った中後雅喜の調子も上向きだ。持ち前の運動量と献身的な守備に加え、野沢不在のFKキッカーを任されるなど、攻撃のキーマンとしても存在感を高めている。彼にはよりスケールの大きなプレーを期待したい。

 本調子をつかみきれずに苦しむ鹿島をたたみかけようと、新潟は今回も全力で挑んでくるはずだ。鈴木淳監督が標榜する「プレッシングサッカー」を本拠地で実践できたことは、チームにとっても大きな自信になっている。今季の新潟は鈴木慎吾らベテランに伸び盛りの矢野貴章ら若手、坂本將貴や深井正樹、千代反田充ら移籍加入組がいい相乗効果を発揮しつつある。21日のゲームは鹿島に質の高いポゼッションサッカーを見せ付けられながらも懸命の守備で応戦。最終的には相手を突き放す粘り強さを示した。鈴木やエジミウソンら新潟の顔ともいえる選手たちが調子を上げつつあるのも明るい材料といえる。U-20日本代表のポルトガル遠征のため河原和寿と田中亜土夢の2人を欠いているのは鈴木監督にとっても痛いだろうが、チームが一丸となって戦う底力を彼らは持っている。ホームで見せたような泥臭い戦いができれば、鹿島相手に連勝も十分ありえる。逆に鹿島にしてみれば、精神力で新潟を上回らなければ今季初白星を得ることはできない。

 明日のゲームのスタメンを予想すると、鹿島はGK曽ケ端準、DF内田、岩政、ファボン、新井場、ボランチ・青木剛、2列目・中後、ダニーロ、本山、FW柳沢、マルキーニョスの4-4-2だろう。一方の新潟は誰が出るか不透明な部分があるものの、GK北野貴之、DF内田潤、千代反田充、永田充、坂本、MF寺川能人、シルビーニョ、鈴木、エジミウソン、FWマルシオ・リシャルデス、矢野貴章の4-4-2か。24日のペルー戦のため日本代表に合流している矢野はそのままチームに合流し、試合出場の見込みだ。
 25日午後の鹿嶋地方の予想天候は弱い雨。あいにくの空模様になりそうだが、気温は17度とかなり上がる見通し。今季序盤戦の鹿島のもやもや感と悪天候を吹き飛ばすような好ゲームをぜひ見せてほしいものだ。

以上
2007.03.24 Reported by 元川悦子

守備に不安と悦ちゃんの評。
実際に今季に於いて完封試合は皆無である。
それについては昨日も書いたように守備陣の不備ではなくチーム全体のバランスと言えよう。
特に攻撃時のミスを修正すれば問題は無い。
それは監督コメントからも伺える。
悦ちゃんの申すように攻撃にポジティブな点が多い事は事実であろう。
誕生日を迎えたマルキーニョスだけでなく、勘を掴んだダニーロに期待したい。
エルゴラ採点6.0の真価を結果に残すときが来ているのだ。
思い起こせば昨季に於いても完封は第3節を待たざるを得なかった。
完封勝利に至っては5試合目の事である。
今季の5試合目であるこの試合に完封勝利を行うことは必然とも言えよう。
聞くところに依ると野沢がランニングを開始したとの由。
まさに吉報である。
V字とは申さずとも一歩一歩前に進むのである。
後ろを振り返っても何も起こらぬ事など誰の目にも明らか。
勝利を積み重ねる第一歩を踏み出そうではないか。