鹿島アントラーズ原理主義

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JEF戦報道など

2007年03月18日 | Weblog
鹿島は気の緩みから初勝利逃す/J1
<J1:千葉3-3鹿島>◇第3節◇17日◇フクアリ
 攻守にチグハグな展開で、鹿島が今季初勝利を逃した。前半23分に右サイドを崩して、FWマルキーニョスが決める理想的な攻撃で先制。だが1分後には右CKからGK曽ケ端が不用意なポジショニングで千葉MF羽生のシュートを防げずに同点とされた。同27分には逆転を許し、後半開始直後も集中力が欠けて失点した。最後は追いついたがオリベイラ監督は「気持ちが緩んでの失点が課題。それは去年から見受けられていたことで克服しないといけない」と厳しかった。[2007年3月17日20時9分]

≪鹿島 勝ち試合落とした≫
鹿島は引き分けで初の開幕3連敗は免れた。前半23分にFWマルキーニョスがチームの今季初ゴール。リズムに乗るかと思われたが、直後に集中力を欠き、立て続けに2失点。最終的には追いついたものの、勝てる試合を落とした。オリベイラ監督は「得点の直後の失点は昨季から見受けられる。それを克服していかないと」と今後への課題を口にした。 [ 2007年03月18日付 紙面記事 ]

鹿島J初開幕3戦未勝利…J1第3節

前半25分、CKからのボールに増田(左)が飛び込むも得点ならず
 ◆J1第3節 千葉3―3鹿島(17日・フクダ電子アリーナ)
 なかなかエンジンがかからない。鹿島は勝ち点1を取るのがやっとだった。チーム史上初の開幕から3試合未勝利に、DF新井場は「こんな試合をやっていたら勝てるわけがないし、優勝どころじゃない。もう若いとか言っている場合じゃない」と怒気を含ませた。  得点直後に浮足立った。前半23分にFWマルキーニョスが先制点を挙げたが、その1分後に失点。前半40分にはMF中後が芸術的FKで同点としても、後半開始直後に再び失点。得点後、喜びすぎて、守備の準備が遅れるのを繰り返した。オリヴェイラ監督は「不注意」と一蹴すれば、GK曽ケ端は「1、3点目の2点は防げる点だった。悔しい」と唇をかんだ。3得点に光は見えたが、攻守はちぐはぐ。鹿島がかつてないトンネルに迷い込んだ。2007年3月18日06時08分 スポーツ報知)

【J1:第3節】千葉 vs 鹿島:オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島)記者会見コメント [ J's GOAL ]
3月17日(土) 2007 J1リーグ戦 第3節
千葉 3 - 3 鹿島 (16:03/フクアリ/14,814人)
得点者:'23 マルキーニョス(鹿島)、'24 羽生直剛(千葉)、'27 水野晃樹(千葉)、'40 中後雅喜(鹿島)、'46 ジョルジェビッチ(千葉)、'55 マルキーニョス(鹿島)
●オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島):
Q:今日の中盤だが、中後選手が守備をして、あとの3人は自由に動くという感じだったが?
「基本的に、言われたとおり、3人が自由に動きながら、中後がそこに絡んでいくようなシステムにしました。ただ、中後は守備だけをやるというわけではなくて、彼は技術も高いし視野も広いので、増田選手と中後選手で考えながら、どちらかが(前に)行ったら、どちらかが残るという形でやるようにという指示はしました」
Q:3失点をどのように捉え、何が原因だと思われているか?
「今までの2試合ではすごく安定していたところが崩れてしまった。ただ、失点の形というのを考えると、やはりセットプレーからであって、セットプレーというのは注意が必要で、集中力が普段以上に増さなければいけないところ。それが欠けてしまったのではないかというのが、正直な感想です。セットプレーの時にもう少し注意をする、あるいは得点、先制してゲームの流れの主導権を握りながら、確かその2、3分後にセットプレーから失点してしまった。そこは一つ、課題として浮き彫りになったところであるし、得点の後の注意、集中力というものをもう少し高めなければいけない。特にアウェイで、これだけ主導権を握りながら、勝てるかもしれないという試合で引き分けで終わってしまったということは残念なことではないかなと思います」
Q:セットプレーを含め、結果的に3点取れたが、攻撃の形は出来てきたのか?
「部分的なところで狙いというところが出始めたというのは、非常にいいことであるし、過去の試合でもそういったところは出ていたが、結果というか得点につながらなかった。ただし、シーズン初めということを考えれば、非常にいい状態に向きつつある。残念なのは、得点して、2試合得点していなかったうっぷんが晴れて、あるいは気持ちがちょっと緩んでしまったところですぐにセットプレーから失点してしまったこと。それが課題として大きく残っているのではないかと思う。あとは昨年からやはり得点の後に失点する、あるいは失点の後に連続して失点することが見受けられているので、そういった部分を今年になって克服できていない。そこをやはりもっとよくしていかないといけないのではないかと思います。全体的に見れば、点を取るという部分に関しては非常によかったが、失点したところ、あるいは失点の仕方というものがまた課題として出てきたのではないかと思います」

【J1:第3節】千葉 vs 鹿島:試合終了後の各選手コメント [ J's GOAL ]
●本山雅志選手(鹿島):
「パスミスが痛かったです。失点はそういうところからのものだったので。ただ、攻撃面では崩す形が出来てきたので、細かい部分に気をつけて、それを続けていくようにしていけばいいと思います。今日はFWの動きがすごくよかった。それから、うちの3点目は守備から攻撃への切り替えが速く出来ていた。体力的にはきついけれど、それを90分間やっていければ、レベルアップできると思います。失点に関しては、何かを修正するというよりも、気持ちの持ちようだと思う」
●岩政大樹選手(鹿島):
「千葉はハースがいなくなったことで、前線でタメを作れる選手がいない。前ほど飛び出してくる選手がいないから、前のような怖さはなくなったように思う。試合全体として、うちは悪くなかったと思うけれど、先制した後の2失点は問題だった」
●内田篤人選手(鹿島):「今まで1失点だったのが3失点もしてしまった。集中力を切らさないように、もっと声を掛け合っていかないといけないと思います。相手が3-5-2のシステムだと、ウイングバックの裏のスペースが空くので、そこを狙っていました。もっと落ち着いてパスをつないでいければ、もっといい攻撃ができると思います」


攻撃が形になってきた。
三得点以外にも結果には結びつかなかったが誓志のシュート×2や柳沢のボレーなど勝てる要素が詰まった試合だったように思える。
つまり、野沢抜きの布陣がここに来て機能し始めたという事であろう。
野沢拓也に降りかかった不慮の負傷により合宿から固めてきたチームが崩れて3週間が過ぎ去った。
新たにチームを作り直すのに要した時間である。
ここからがリスタートであろう。
失点については、セットプレイとミスからのカウンターである。
昨季と何ら変わりがない。
指揮官も本山も問題点に気付いている。
そこに光明を見出したい。