鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

リカバリー走実施

2016年03月20日 | Weblog
午前練習


10時よりFC東京戦の先発メンバーはリカバリートレーニング、その他のメンバーは、ミニゲームやシュートトレーニングなどを行いました。



チンチロリン


リカバリー走を行うレギュラーメンバーである。
植田と源の姿も見える。
この練習後にU-23日本代表・日本代表に合流するためチームを離脱することとなる。
二人のレギュラーCBが抜けた状態にてナビスコ杯に挑むこととなるのだ。
ここは、今季ここまで出場機会の無い青木を軸に守りを構築することとなろう。
実績のある青木と、若き町田になろうか。
補完し合い、良い守備を魅せてくれよう。
期待しておる。


チンチロリン

サッカーダイジェスト FC東京戦寸評

2016年03月20日 | Weblog
【J1採点&寸評】鹿島×FC東京|MOMはもちろん2ゴールの金崎。敗れたFC東京は全選手が「6」以下
サッカーダイジェストWeb編集部
2016年03月20日


鹿島――守備から入るプランが奏功。それぞれがやるべき任務を遂行した。


【警告】鹿島=なし FC東京=丸山(62分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】金崎夢生(鹿島)


2ゴールを挙げた金崎(33番)。日本代表の2連戦に向けて弾みのつくゴールになった。写真:佐藤 明(サッカーダイジェスト写真部)


【チーム採点・寸評】
鹿島 6.5
序盤から攻守に高い集中力を保ち、金崎の2ゴールで勝利につなげた。先制点を取った後、押し込まれる時間帯もあったが、一糸乱れることなく我慢強く、それぞれがやるべき任務を遂行した。

FC東京 5.5
ブロックを作り、守備から試合に入った。0-0の前半はプラン通りの内容。後半に入ると、連戦の疲労からか、徐々に最終ラインとボランチの距離が開き始め、最終的に鹿島の圧力に屈した。

【鹿島|採点・寸評】
GK
21 曽ケ端準 6
ミスはなかった。味方がボールを保持している時間帯にも、最終ラインにリスク管理の指示を飛ばし、完封の立役者に。

DF
22 西 大伍 5.5
本人も認めるようにミスが多かった。だが、攻撃参加時には創造性にあふれた選択で、攻撃に幅をもたせた。

23 植田直通 6
前田の老練な技術にボールに触れない場面もあったが、昌子との連係で完封に貢献。試合ごとの波が少なくなった。

3 昌子 源 6.5
味方のミスから生じたピンチもあったが、想定、準備を怠ることはなく、常にこの背番号3がフォローに回っていた。

16 山本脩斗 6.5
前節の仙台戦で、失点の原因になった反省を活かした。守備ではマークを離すことはなく、スペースのケアもこなした。

MF
40 小笠原満男 6(69分OUT)
積極的な守備を、と石井監督が掲げた試合。恐れず向かう姿勢を見せ、チームを監督が思い描いた方向へと導いた。

10 柴崎 岳 6.5
小笠原と見間違うほど、守備にも迫力が感じられた。金崎の2点目のクロスは、おぜん立てとしては完璧。

34 鈴木優磨 6(63分OUT)
リーグ戦初先発としては合格点。序盤こそ、収められなかったが、尻上がり。2度の決定機は決めたかった。

7 カイオ 6
直接、ゴールに絡むことはなかったが、複数のマークがつくなど、相手が脅威に感じていたことは確か。守備にも汗をかいた。

FW
33 金崎夢生 7
2ゴールでエースの仕事を果たす。特に先制点はストライカーらしいゴール。アグレッシブでない時間は1秒もなかった。

18 赤崎秀平 6(73分OUT)
「ライン裏への動きでボールを引き出し、相手陣内での時間を増やした。初ゴールが欲しいなかでもチームを考えたプレーを披露。

交代出場
MF
25 遠藤 康 6(63分IN)
1-0と難しい戦況でピッチへ入ったが、落ち着いたボールキープから、2点目の起点に。アクセントになった。

MF
6 永木亮太 6(69分IN)
慣れない途中出場ながらスムーズに試合に入った。闘争心と冷静さを持ち合わせた守備で試合を締めた。

MF
8 土居聖真 6(73分IN)
自分で行ける場面で、より確実性の高いパスを選択。ゴールに絡むことはなかったが、状況に応じた判断を見せた。

監督
石井正忠 6.5
敗れた仙台戦の先発から、2列目の2人をチェンジ。ミーティングでは「アグレッシブ」を強調し、勝利に導く。

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

FC東京――2失点で防いだGK秋元は及第点。FW前田も経験と熟練の技で応戦した。

【FC東京|採点・寸評】
GK
47 秋元陽太 6
2ゴールを決められたが、2失点に防いだという表現が妥当。決定機を横飛びで防ぐなど、失点数を減らした。

DF
2 徳永悠平 5.5
守備の時間が長く、カイオの対応に手を焼いた。前半は正確なフィードで組み立てに参加したが、後半はできなかった。

3 森重真人 5.5
1対1では強さを発揮したが、鹿島の出足の速さを前に、不利な状況で守備するシーンが多く、失点にも絡んだ。

5 丸山祐市 5.5
序盤はラインを高くコントロールし、ピンチではゴール前で立ちはだかった。後半は圧力に屈した。

25 小川諒也 5.5
鹿島のサイド攻撃に対し、前半はうまく対応したが、後半は息切れ。ただ、個人というより、チームの出来の差。

MF
7 米本拓司 6
他選手より先に、ピンチを感じた位置取りで前半無失点に終えることに尽力。後半はピンチの芽が増えて、摘みきれなかった。

37 橋本拳人 5.5(74分OUT)
ペナルティエリア内でオーバーヘッドを試みるなど、積極性は見られた。前半の決定機を決めないと勝てない。

48 水沼宏太 5.5(62分OUT)
序盤は守備に走りつつも、前田とよく攻撃に絡み、サイド攻撃の起点になったが、時間とともに減った。

27 田邉草民 5.5(54分OUT)
攻撃に厚みとアクセントを持たせようと、手を尽くしたが、素早い寄せに自由にさせてもらえなかった。

FW
20 前田遼一 6
アグレッシブな守備に対し、経験と熟練の技で応戦。決定機3度作ったが、そのほとんどに絡んだ。

38 東 慶悟 5.5
幅広く動き、パスを引き出そうとしていたが、ゴール前で迫力を出すことはできなかった。シュート0本では……。

交代出場
MF
17 河野広貴 5.5(54分IN)
1点を奪われ、すぐにピッチへ。ゴール前でボールに絡んだが、守備の時間が長く、持ち味を発揮できなかった。

MF
10 梶山陽平 5.5(62分IN)
素早い寄せを受け、低い位置で受けることが多かった。攻撃に厚みを出すことはできず、展開力は影を潜めた。

FW
9 平山相太 6(74分IN)
久々のリーグ戦出場。投入直後、ゴール前で決定機を作るなど存在感を出した。懐の深さは健在だった。

監督
城福 浩 5.5
鹿島をよく研究していた。守備ではブロックを作り、立ちふさがったが、90分間もたせることはできなかった。



チンチロリン


サッカーダイジェストによるFC東京戦の寸評である。
2-0という快勝に総じて高い評価が与えられておる。
特に2ゴールの夢生は最高評価とMOMの栄誉となっておる。
当然と言えよう。
攻撃の核として結果以上のものをチームにもたらせておる。
また、源、脩斗、岳が夢生に次ぐ評点が与えられた。
アシストを記録した脩斗と岳は、そのプレイ以外にも好パフォーマンスを感じさせられた。
また、源は対人の強さを魅せ、高い評価となっておる。
ただ、パスミスが幾つか散見された。
それは、勝利という結果からなかったこととされた様子。
また、評点からは外れるが、西とヤスと岳が右サイドを制圧して崩しきった2点目は、チーム史に残るゴールではなかろうか。
得点シーンだけでなく、起点から長い時間のリプレイを鑑賞したい。
ゴールは結果だけでなくプロセスであることを証明したと思う。
今後も、チームの連携を深め、より多くの素晴らしいゴールシーンを望む。
楽しみである。


チンチロリン

FC東京戦報道

2016年03月20日 | Weblog
鹿島金崎2発!同僚へ感謝「ほかの選手を褒めて」
[2016年3月19日22時42分]


後半5分、ゴールを決め喜ぶ鹿島FW金崎(撮影・たえ見朱実)

<明治安田生命J1:鹿島2-0東京>◇第1ステージ第4節◇19日◇カシマ

 鹿島の日本代表FW金崎夢生(27)が1試合2得点で勝利に導いた。

 0-0の後半5分、ペナルティーアーク付近から鹿島DF山本脩斗(30)が右足シュート。当たり損ねた先に金崎が飛び込み、左すねの外側に当ててゴールに流し込んだ。同43分には追加点。MF柴崎岳(23)の右クロスに走り込みながら右足を合わせる。鮮やかなダイレクトボレーで試合を決め、チームを暫定2位に導いた。

 試合後はチームメートへの感謝を口にし「しっかり守備してくれたんで、点を取ることができました。みんなで取った勝ち点3なので、ほかの選手を褒めてあげてください」と笑顔。得点シーンについて「1点目は脩斗君のシュートのこぼれ球を狙っていた。2点目も岳のセンタリングが良かったので合わせるだけでした」と感謝を重ねていた。

 21日から代表合宿に合流し、W杯ロシア大会2次予選(24日アフガニスタン戦、29日シリア戦)突破を目指す。ここでもチームへの気遣いを見せ「自分は離れますが、ナビスコ杯があるので応援してください」。その上で「しっかり頑張りたいと思います」と、ひょうひょうと話した。

鹿島鈴木、同い年東京小川に発奮「チンチンにして」
[2016年3月19日23時8分]

<明治安田生命J1:鹿島2-0東京>◇第1ステージ第4節◇19日◇カシマ

 鹿島の2年目FW鈴木優磨(19)がリーグ戦初先発を果たした。

 4-4-2システムの右サイドハーフでスタメンに名を連ね、前半12分と33分にヘディングで惜しいシュートを放った。開幕戦以来のゴールは奪えず後半18分に退いたが、また1つ階段を上がり「スタメンは、いいなぁと思いました。また出たい」と笑顔。「前半の2本のチャンスのうち、どちらか決められれば良かったんですけど、チームが勝てたので。あとは継続していくだけ」と手応えを口にした。

 マッチアップした東京の左サイドバック小川諒也(19)とは同い年。高校時代は鈴木が鹿島ユース、小川が千葉・流通経大柏高の主力として、今回と同じカシマスタジアムで対戦したこともある。14年8月31日の高円宮杯U-18(18歳以下)プレミアリーグEASTで、当時は鈴木のゴールなどで鹿島ユースが4-1で勝った。「同じ年なので意識しましたし、J1の舞台を互いに先発で味わえたのは、本当にうれしいこと」。久々の再会で会話もかわし「あいつが『今日、フル出場すればA契約まで残り2分』と話していたので、自分がチンチンにしてやって交代に追い込んで、到達を遅らせたいと思っていたんですが」と冗談も飛ばしながら、ライバルとの対戦を喜んでいた。

鹿島昌子が完封貢献「今度は日本のため頑張りたい」
[2016年3月20日8時6分 紙面から]

<明治安田生命J1:鹿島2-0東京>◇第1ステージ第4節◇19日◇カシマ

 約1年ぶりに代表復帰した23歳鹿島DF昌子が今季3度目の完封に貢献した。

 U-23代表DF植田との連係で、ホームで過去10勝4分け1敗だった東京を封じ込めた。「(金崎)夢生君たち前線の守備のおかげで、僕らのところには限定されたボールしか来ない」とチーム守備を強調した上で「結果を残して代表に行けるのは大きい。今度は日本のために頑張りたい」と話した。

ポルトガルから帰ってきた金崎2発!鹿島暫定2位に
[2016年3月20日7時54分 紙面から]


後半5分、ゴールを決め喜ぶ鹿島FW金崎(撮影・たえ見朱実)

<明治安田生命J1:鹿島2-0東京>◇第1ステージ第4節◇19日◇カシマ

 鹿島の日本代表FW金崎夢生(27)がリーグ初の1試合2得点をマークした。後半5分に左足、同43分に右足で今季2、3点目を決めて東京に2-0で勝利。2月にポルトガルから電撃復帰したエースが活躍し、チームは暫定2位に浮上した。上り調子で明日21日からの代表合宿に合流し、W杯ロシア大会アジア2次予選(24日アフガニスタン戦、29日シリア戦)に臨む。

 金崎の持ち味が凝縮された2発だった。0-0の後半5分、まず駆け引きに勝つ。鹿島DF山本の当たり損ねたシュートに反応。左足を懸命に伸ばし、すねの外側に当ててコースを変えた。山本にボールが渡る直前までオフサイドの位置にいたが、シュートを打つ前に東京DF徳永の背後へ潜り、再びゴール前に顔を出していた。「こぼれ球を狙っていたら、いい所に来た」。泥臭くも狙い通りのゴールを左隅に流し込んだ。

 5日の鳥栖戦に続くホーム2戦連発で波に乗ると、43分にリーグ戦182試合目で初の2点目を奪う。日本代表DF森重の裏を突き、MF柴崎の右クロスに右足を合わせる。走りながらのダイレクトボレーだったが、小学校6年まで励んだフットサル仕込みの技術で軽々と決めた。得点後は膝から芝に滑り込み、両手を広げる。弟分のMF鈴木のパフォーマンスを強奪し「これが格の違いだよ」と満面の笑みで言い放った。

 2月に電撃復帰した。ポルトガル2部ポルティモネンセとのレンタル契約が1月10日に満了。1度は退団したが、3冠獲得のために帰ってきた。ポルティモネンセによると、計10クラブ(日本3、中国1、欧州6)から獲得の打診があった中、欧州の可能性が消え、最後はJクラブとの一騎打ちになった。すかさず強化責任者の鈴木常務が2月上旬、2泊5日の弾丸行程で極秘渡欧。残留で基本合意した翌朝に翻意したことがあったほど欧州志向が強かった金崎も、直談判に心を打たれた。「日本なら鹿島しか考えられない」と決断し、復帰後4戦3発。日本人の得点ランク1位タイの結果で期待に応えている。

 日本のキャンプ期にポルトガルで公式戦に出ていたため、開幕から絶好調。この日も国内組代表で唯一の得点者になった。暫定2位を置き土産に、明日からW杯2次予選を戦うチームに合流。昨年11月のシンガポール戦で決勝弾を沈めた男は「しっかりデュエル(決闘)して日本を勝利に導きたい」と熱い血をたぎらせている。【木下淳】

 ◆金崎の1試合2得点 J1リーグ戦では出場182試合目で初。これまでの通算26得点はいずれも「1戦1発」だった。ナビスコ杯では過去に2度。昨年9月6日の準々決勝東京戦、同10月11日の準決勝神戸戦で記録し、鹿島のナビスコ杯優勝に大きく貢献した。ポルトガル2部のポルティモネンセ所属時は14-15年のリーグ戦で3度記録。

シャツ入れてシュートもいれた!鹿島・金崎「自分のスタイル」貫き2発

2ゴールを決めた鹿島FW金崎は力強くガッツポーズ。W杯2次予選日本代表入りし、先発をアピールした (撮影・今野顕)

 明治安田J1第1ステージ第4節第1日(19日、カシマスタジアムほか)鹿島はFC東京に2-0で快勝、勝ち点を9に伸ばした。ロシアW杯2次予選アフガニスタン戦(24日)、シリア戦(29日、ともに埼玉)の日本代表メンバーに選出されたFW金崎夢生(むう、27)が後半、2ゴール。アフガン戦での先発入りを強力にアピールした。川崎は元日本代表MF中村憲剛(35)の2得点などで甲府に4-0で完勝。首位を守った。


後半、2点目のゴールを決める鹿島・金崎=カシマ

 膝をつき、両手でガッツポーズ。FW金崎が後半43分、右足でボレーシュートを決め、試合を決定づけた。1万5996人のサポーターのムードは最高潮、場内に立ちこめ始めた霧を吹き飛ばした。

 後半5分には、倒れ込みながら、値千金の先制ゴール。「勝ててよかった。2点目は(MF柴崎)岳のセンタリングがよかった。みんなで取った勝ち点3です」。鹿島でのリーグ戦初の2得点に、表情も緩んだ。

 今季からシャツの裾にスポンサーのロゴが入った。チームは裾をパンツに入れないよう選手に指示している。ところが、ただ1人、金崎だけはシャツを入れてプレー。兵庫・滝川二高時代、恩師から「シャツを入れろ」と教えられたためだ。

 「シャツを入れて臨むと100%の力が出せるので、自分のスタイルでしっかり頑張りたい」とわが道を貫く。

 “変人”ぶりを示す、エピソードは少なくない。昨年の年間表彰式「Jリーグアウォーズ」では、式後のテレビ用のインタビューで他の選手がタキシードに身を包む中、ただ1人、私服のセーターを着用して受けた。メディア嫌いでも知られる。


後半、2点目のゴールを決めた鹿島・金崎=カシマサッカースタジアム(撮影・今野顕)

 24日からのW杯2次予選の日本代表メンバーに入った。ハリルホジッチ監督は「(金崎は)特にゴールを取るというクオリティーをA代表にもたらしてくれる。たくさんのポジションを用意している」と評価。24日のアフガン戦では、週明けに帰国し、時差ぼけが残るFW本田やMF香川を温存する可能性が高く、金崎にとって先発出場のチャンスだ。

 「夢生(むう)」の名前は、歴史好きな母親から「ムー大陸」にちなんで名付けられた。「代表でもしっかりがんばりたい」。名前同様、夢の舞台へ向かって突き進む。 (一色伸裕)

金崎 夢生(かなざき・むう)

 1989(平成元)年2月16日生まれ、27歳。三重県出身。兵庫・滝川二高から2007年大分(当時J1)に入団。その後、名古屋、ニュルンベルク(ドイツ)、ポルティモネンセ(ポルトガル2部)を経て、昨年2月に鹿島へ期限付き移籍。今年2月に完全移籍した。代表デビューは09年1月のイエメン戦。代表通算6試合1得点。J1今季4試合3得点、同通算182試合28得点。1メートル80、70キロ。


鹿島-FC東京 後半、2点目のゴールを決め駆けだす鹿島・金崎=カシマ


後半、2点目のゴールを決めて喜ぶ鹿島・金崎=カシマサッカースタジアム(撮影・今野顕)


鹿島-FC東京 後半、2点目のゴールを決め喜ぶ鹿島・金崎=カシマ


FC東京に快勝し、サポーターの声援に応える鹿島イレブン=カシマ


鹿島・金崎 代表エースは俺弾!スタッフ4人の前で決定力証明
明治安田生命J1第1S第4節 鹿島2―0FC東京 (3月19日 カシマ)


<鹿島・FC東京>後半、2点目を決めた鹿島・金崎は歓喜のポーズ
Photo By スポニチ


 明治安田生命J1第1S第4節は19日、各地で7試合が行われ、鹿島は2―0でFC東京を下した。日本代表FW金崎夢生(27)が全2得点を決めて、24日にアフガニスタン、29日にシリア(ともに埼玉)と戦うW杯アジア2次予選に向けて弾みをつけた。チームは暫定ながら2位に浮上した。川崎FはMF中村憲剛(35)の2得点などで、敵地で甲府に4―0と圧勝し首位をキープした。

 エースとしての仕事をやってのけた。0―0の後半5分、ゴール前で待ち構えDF山本の当たり損ねのシュートを左足で押し込んだ。「(山本)脩斗くんのシュートのこぼれ球を狙いにいったら、自分のところに来た」。1―0の後半43分にはゴール前でフリーになると、MF柴崎の右クロスを豪快な右足ボレーで叩き込んだ。「(柴崎)岳のボールが良かった」とパスの出し手を称えながらも、技ありのゴールで相手の息の根を止めた。

 手本を示した。この日は仲のいいMF鈴木がリーグ初先発。前日18日には「(鈴木が試合で)助けてくださいと言ってきたけど、俺は自分のことでいっぱいいっぱいだから無理」と“柄”にもないことを言っていたが、試合後には「これが格の違いや!!」と後輩にドヤ顔。リオデジャネイロ五輪出場を目指すプロ2年目の19歳に、A代表に定着しつつある先輩の力を誇示した。

 昨年11月に続き、アフガニスタン、シリアと2試合を戦うW杯アジア2次予選のメンバーに選出された。ハリルホジッチ監督は17日のメンバー発表会見で「得点を取れるところに入ってきてほしい。彼のクオリティーをA代表で発揮してほしい。特にゴールを取るところ」と、話していたが、代表スタッフ4人が見つめる前でその力を披露。シュート4本で2得点と高い決定力を見せた。

 21日から代表に合流する金崎は「頑張ります」と、短い言葉に決意を込めた。今季は鹿島では開幕からスタメンに定着し、4試合で3得点と量産中。好調をキープするストライカーは、代表初ゴールを決めた昨年11月12日、W杯アジア2次予選シンガポール戦からの出場2試合連続弾を狙う。


<鹿島・FC東京>後半、豪快な右足ボレーで2点目を挙げた金崎
Photo By 共同


[ 2016年3月20日 05:30 ]

【鹿島】夢生2発「狙っていた」代表エースだ!鹿島が暫定2位浮上
2016年3月20日6時0分 スポーツ報知


後半5分、先制ゴールを決め喜ぶ鹿島・金崎


後半43分、2点目のゴールを挙げ、膝をついてガッツポーズ


 ◆明治安田生命Jリーグ J1第1ステージ第4節 鹿島2─0F東京(19日・カシマスタジアム)

 今月24、29日に行われる18年ロシアW杯アジア2次予選の日本代表に招集された鹿島FW金崎夢生(27)が2得点を挙げ、F東京に2―0で勝利。後半5分に左足で押し込むと同43分には豪快なボレーシュートを決め、21日から始まる代表合宿に弾みをつけた。

 FW金崎だけが準備していた。後半5分、DF山本が放ったミドルシュートは当たり損ねとなり、ゴール枠左に外れる軌道をたどった。予想外のミス。ペナルティーエリア内にいたF東京の選手8人が誰も反応できない中、ただ一人「こぼれ球を狙っていた」と足を止めなかった33番が左足すねでコースを変え、ゴール左に押し込んだ。連敗阻止へ欲しかった1点を、泥臭い形でものにした。

 繊細な一面が生んだゴールだった。足の五本指が分かれるタイプのソックスをはく。通常よりも、力が伝わりやすいと言われる代物。「一瞬」が物を言うポジションに身を置くことから、ささいなことに気を使う。昨年10月、ヒーローインタビューで「パパ、(誕生日)おめでとう」と叫ぶなど奔放さが表に出ることが多いが、実際は勝利のため、ゴールのために、細かいところまで上積みする男だ。

 後半43分には、MF柴崎からのセンタリングを、豪快な右足ボレーでネットに突き刺した。「(柴崎)岳からのセンタリングが良かった。当てるだけだった」。膝から滑り、両手を広げるというゴールパフォーマンスを披露。弟分で、この日初先発だったMF鈴木のパフォーマンスをまねたもの。無得点に終わった鈴木に「格が違うんだよ」と誇示するために、2度も同じポーズを取った。

 2得点で、21日から始まる日本代表合宿にも弾みがつく。この試合前まで今季1得点で「代表、ダメかもねぇ」と珍しく、弱気な発言もあった。さらにFWは、実力者・岡崎(レスター)に加え、新戦力FWハーフナー(デン・ハーグ)も招集され、競争が激しくなる。「(代表でも)しっかり頑張りたい」と金崎。鹿島のエースが貪欲さを武器に、海外組とのポジション争いに挑む。

鹿島・夢生2発 代表でも決める!
2016年3月20日


 サポーターの声援を受けながらグラウンドを回る鹿島の金崎

 「J1、鹿島2-0FC東京」(19日、カシマサッカースタジアム)

 鹿島は日本代表FW金崎夢生(27)が2得点を挙げ、FC東京に快勝。首位川崎と勝ち点1差の2位に浮上した。川崎は、MF中村憲剛(35)の2得点などで甲府に圧勝。前節はインフルエンザで欠場した日本代表FW小林悠(28)はバヒド・ハリルホジッチ監督(63)が見守る前で、フル出場して大勝に貢献した。神戸は約9カ月ぶりに先発復帰したFW小川慶治朗(23)が先制点を奪い、公式戦9試合ぶりにG大阪に勝利した。

 ストライカーの本能が凝縮されたFW金崎の2得点だった。0-0の後半5分、DF山本のシュートに鋭く反応。左足でコースを変えて流し込んだ。シュートの瞬間、一度動き直すことでオフサイドラインの網をかいくぐった。同43分にはゴール前のスペースに入り込み、右足ボレーを突き刺し勝負を決めた。

 「勝てて良かった。最終的にクロスに合わせただけ。何も考えていない」と素っ気ないが、チーム総得点4点中、実に3得点が金崎のゴール。その存在感は際立っている。

 得点に加え、目を引くのが献身性。前線から激しい守備で、走行距離はMF柴崎に次いでチーム2位の11・439キロに達した。スプリント回数24回は両チーム通じてトップ。視察に訪れたU-23日本代表の手倉森監督も「アグレッシブで守備にも攻撃的精神を感じる。積極性がチームを勝利に近づけている」と称賛の言葉を並べた。

 自らのスタイルを貫く。恩師の教えを守り、ユニホームをパンツに入れてプレーしてきた。だが、今季から背面の裾にスポンサー企業名が入ったため、選手はシャツを出してプレーすることが徹底されている。それでも背面側だけ出してプレーを続け、「自分としてはシャツを入れて臨めば100%の力が出せる」と胸を張った。

 21日から日本代表合宿に臨む。昨年11月のW杯2次予選シンガポール戦では代表初ゴールを決めている。17日の代表発表会見ではハリルホジッチ監督から「チャンスをつかんでほしい」と期待を寄せられた。代表定着へ「しっかり頑張りたい」と、短い言葉に決意を込めた。

鹿島・鈴木、今季初スタメンも無得点
2016年3月19日

 「J1、鹿島2-0FC東京」(19日、カシマサッカースタジアム)

 鹿島のFW鈴木優磨が今季初スタメン出場したが、無得点に終わった。

 右MFに入り、前半33分にはFW金崎のクロスに181センチの体を投げ出しながら頭で狙った。視察に訪れたU-23日本代表の手倉森監督は「ゴール前に入って行く迫力は彼らしい」と評価した。

 後半18分に途中交代でピッチを後にしたリオ五輪世代の19歳は「(ゴールを)決める力をつけたい」と巻き返しを誓った。

鹿島 2発快勝
鹿島2-0F東京


鹿島─FC東京 後半12分、ゴール前で競り合う鹿島・金崎(33)=カシマスタジアム、村田知宏撮影

明治安田J1第1ステージ第4節の鹿島は19日、本拠地カシマスタジアムでFC東京と対戦し2-0で快勝、2試合ぶりの白星を飾った。通算成績は3勝1敗の勝ち点9で、首位川崎と勝ち点1差の2位につけた。

鹿島は金崎が2得点を挙げ勝利の立役者となった。金崎は後半5分に味方の弱いシュートを左足で押し込んで先制点を奪い、同43分には柴崎の右クロスに右足ボレーで合わせた。

次節の鹿島は4月2日、敵地の川崎市等々力陸上競技場で川崎と対戦する。



チンチロリン


夢生一色の各紙である。
日本代表に選出されたこのストライカーが複数得点ともなれば、ニュースになるのは必然と言えよう。
数々のエピソードが並び、夢生の素晴らしさ、特異なところなどが伝わってくる。
また、二点目のパフォーマンスは優磨のそれをパクったもの。
二人の仲の良さが伝わってくる。
前半にあった、夢生からのクロスを優磨がダイビングヘッドで狙ったシュートを決めておれば、優磨が行ったことであろう。
シュート技術を磨き、優磨には更なるストライカーになれとメッセージを送ったようにも思える。
また、その優磨は、リーグ戦初先発に、「スタメンは、いいなぁと思いました。また出たい」と語る。
チームの勝利に貢献しており、これからもスタメンのチャンスが訪れるはず。
次はゴールを決めて、特異のパフォーマンスで魅了して欲しい。
期待しておる。


チンチロリン

FC東京戦コメント

2016年03月20日 | Weblog




2016明治安田生命J1リーグ 1stステージ 第4節 FC東京戦
鹿島アントラーズ:石井 正忠監督

悪天候のなか、多くの皆さんが私たちのサッカーを観にカシマスタジアムに来てくれたことに感謝している。本当に選手たちの力になっている。たくさんの声援のおかげで選手たちは最後まで動けていたと思う。なかなか攻めの形ができないまま後半に入ったが、いい形で先制点を奪うことができた。追加点を奪うこともでき、最終的には無失点で試合を終えたことは、非常にいい成果だと思う。ゲームの途中、1点目を奪った後で守備のバランスが崩れた部分があった。そこは修正していきたい。

Q 2ゴールを決めた金崎選手について、改めてよさはどこにあるのか? 守備でも貢献度が高いと思うが、評価は?

A 攻守にわたってアグレッシブなところがよさだと思う。攻撃に関しては、動き出しが非常にいい。自分のところで一度ボールをおさめて、ゴール前に入っていく迫力がある。攻撃の中心になっている。守備では前線から制限をつけているからこそ、後ろでボールを奪うことができている。その起点になっているのが、夢生であり、秀平であり、聖真だ。前線の守備がいい形につながっている。





2016明治安田生命J1リーグ 1stステージ 第4節 FC東京戦
【金崎 夢生】
勝てて良かった。1点目は脩斗くんのシュートを狙いにいったら、ボールが自分のところに来た。2点目は岳のクロスに合わせた。これでチームを離れるけど、日本代表でもしっかり頑張りたい。

【柴崎 岳】
夢生くんが指でボールを要求していたところは見えてなかった。特に意識せず、中にいいボールを入れる事だけを心掛けた。

【曽ケ端 準】
石井さんもミーティングで「アグレッシブに」というのを強調していた。そこを攻守で出せたと思う。仙台戦ではワンプレー目でCKをとられるなど先手を取られた。気持ちの部分は最低限出さないといけないこと。次はヤマザキナビスコカップなのでしっかり準備していきたい。

【鈴木 優磨】
(スタメンから出て)楽しかった。前半は入りが良くなくて苦労した。後半は相手も落ちてきてフリーでいいところで受けることができた。前半、2回あったチャンスのうち、少なくとも1つは決めないといけなかった。勝てたのは、自分としてもチームとしても大きい。今後の課題は継続性と決め切る力。やっぱりスタメンはいいなと思う。

【山本 脩斗】
勝てて良かった。前線の4人が(パスコースを)限定してくれていたので、後ろも行きやすかった。90分続けよう、チームとして戦おうと話していたことができた。シュートは完全に当たり損ない。夢生がよく決めてくれた。無失点で抑えて追加点も取れた。ただ、カウンターを受けたりもしたので、危なげなくやりたい。次に活かしていきたい。

【西 大伍】
前回、前々回の試合と比べると、球際のところで激しくいけた。ミスも多かったけど、狙いをもってハッキリできた。1点目は長くボールを回しながら常に狙っていくという、やりたいことができて楽しかった。押し込まれる場面があったが、もっと引いたり相手をいなしたり、臨機応変に対応できるようにしていきたい。

J1 1st 第4節 F東京戦


本日行われたJ1 1st 第4節 F東京戦は2-0で勝利しました。

1stステージ 第4節
2016年3月19日(土)15:04KO カシマ

[ 石井 正忠監督 ]
まずは今日も悪天候の中、多くの皆さんがこのカシマスタジアムに私たちのサッカーを見に来てくださり本当にありがたく思っております。それが選手たちの力になっていると思います。非常にたくさんの声援で選手は最後まで動けていたんじゃないかと思います。試合内容ですけども、前半はなかなか攻めの形ができないまま後半に入ったんですけど、良い形で先制点が取れたこと、あとは追加点が取れて、最終的には無失点で試合を終えられたことは良い成果だと思っていますので、そのへんはチームとして評価したいです。ゲームの途中、1点目を奪った後に、少し守備のバランスが崩れた部分があったので、今後修正しなければいけない部分だと思っております。
--2得点した金崎 夢生選手の評価をあらためてお願いします。守備も彼のところからスタートしており、攻守において中心になっているかと思いますが、そこについてもお願いします。
今おっしゃった通り、攻守にわたってアグレッシブな部分だと思います。攻撃に関しても動き出しは非常にいいですし、そこで1回、自分のところでボールを収めて、またゴール前に入っていく迫力というのも非常にあるので、その辺がチームの攻撃の中心になっていると思います。守備の面でいえば、前線から(相手のパスコースに)制限を付けた守備があるからこそ、後ろでボールが奪える。ある程度制限された中で最終ラインがボールを奪う形ができていると思います。その起点となっているのが夢生であったり、(赤)秀平であったり、今日は交代出場した(土居)聖真であったり、夢生だけではなくて前線の守備が良い形になっているんだと思います。

1stステージ 第4節
2016年3月19日(土)15:04KO カシマ

[ 金崎 夢生 ]
勝って良かった。1点目は、シュートのこぼれ球を狙いに行ったら自分のところに来た。2点目は(柴崎)岳のクロスが良かった。合わせるだけだった。チームメイトがしっかり守備をしてくれたから点を取ることができました。みんなで取った勝点3。選手を褒めてあげてください。

[ 鈴木 優磨 ]
後半の方が落ち着いてできました。決定機は2本ぐらい外してしまった。頭にはボールが集まっていたので、今日は「頭でいけるな」と思っていたんですけど。(金崎)夢生くんにも「これが格の違いだよ」と言われました。その通りだと思います。ただ、本当にやっぱりスタメンはいいな、と思いました。

[ 山本 脩斗 ]
--先制点の場面について。
ライン際まで誰か(赤 秀平)が持って行って、そうしたらゴール前が空いていたんで入っていこうと思ったらボールが来たんで思い切り振ったんですけど、全然当たってなかったですね(苦笑)。

--金崎 夢生が触らなくてもそのまま入っていた?
入ってないです。夢生が触ってなかったらたぶん入ってないです。夢生が滑ってくれて点になったんで良かったです。

1stステージ 第4節
2016年3月19日(土)15:04KO カシマ

試合巧者の鹿島。金崎の2発でFC東京を下す

第3節を終えて2勝1敗の鹿島は、3試合続けて同じだった先発メンバーを変更して試合に臨んだ。左サイドハーフにMFカイオ、右サイドハーフにMF鈴木 優磨という今季初先発の2人をピッチに送り出し、勢いを付けてFC東京を迎え撃った。試合前日、その意図について石井 正忠監督は次のように説明していた。

「ホームゲームですし、勢いという部分でいったらフレッシュな選手を試合に出して刺激していきたいと思っている」

しかし、火曜日にAFCチャンピオンズリーグで江蘇蘇寧をスコアレスに抑え込んだFC東京の守備は安定感抜群。序盤こそFW前田 遼一がなかなかボールを収められず、自陣に押し込まれる時間もあったが、鹿島に決定機を許さない。ボールを奪うと素早い攻撃からミドルシュートを放ち、鹿島ゴールを脅かしていくと、最初の決定機を迎えたのは18分だった。右サイドで起点をつくると、FW東 慶悟から中央に走り込んだMF橋本 拳人へパスがわたる。ペナルティエリアライン付近からフリーでシュートを放ったが、ボールは惜しくもポスト左へ外れてしまった。

両サイドの深い位置まで攻め込みながら、なかなかチャンスをつくれなかった鹿島も、33分に決定的な場面を生み出す。左サイド奥でパスを受けたFW金崎 夢生が鋭く反転、ふわりとしたクロスをゴール前に送ると、MF鈴木 優磨が頭から飛び込む。しかし、このチャンスもゴールの枠をとらえず、互いに一度ずつの決定機を逃して前半を終了した。

だが、後半になるとコンパクトなブロックを築いていたFC東京の守備陣形に隙間が生じ始める。すると50分、パス回しからFW赤 秀平がディフェンスラインの裏に飛び出したところにMF小笠原 満男がピタリとパスを送る。そこに合わせて走り込んだ鈴木がシュートを放つと、相手DFに当たったボールはゴール正面へこぼれる。そこにDF山本 脩斗が走り込んで再びシュートを放ち、当たり損ねのボールがゴール前にこぼれると、抜け目なく金崎が詰めて鹿島が先制点を挙げた。

その後、鹿島はセットプレーから立て続けにチャンスを得るが、カイオやDF植田 直通のヘディングはいずれもGK秋元 陽太の正面をつく。追加点を奪えずにいると、今度はFC東京が反撃に転じる。59分には、MF米本 拓司が右サイドを突破、折り返しをMF水沼 宏太が狙うもゴールを割れず、66分にはペナルティエリア内で橋本がバイシクルシュートを放ったが、山本に阻まれて得点までには至らなかった。1点を奪うため、およそ6ヵ月ぶりの出場となったFW平山 相太を前線に投入。80分には、その平山からチャンスを作ったが、MF河野 広貴が詰め切れない。

すると、88分に鹿島に追加点。再び右サイドを崩すと、MF柴崎 岳のクロスに飛び込んだのは金崎。ダメ押しとなる得点で試合を決定付けた。

試合後の両指揮官の様子は対照的だった。勝利した石井監督は手応えを感じているようだった。

「前半はなかなか攻めの形ができないまま後半に入ったんですけど、良い形で先制点が取れたこと、あとは追加点がさらに取れて、最終的には無失点で試合を終えられたことは良い成果だと思っています」

逆に、勝点を奪えなかった城福 浩監督はうつむきがち。「もう少し攻撃でコントロールする時間が欲しかった」としながらも「鹿島のプレッシャーはリーグトップクラス。壁を感じたが、越えられない壁ではない」と最後には前を向いていた。

[ 文:田中 滋 ]

【鹿島 vs FC東京】金崎の2発で鹿島が快勝!


2016年3月19日(土)

50分と88分にゴールを決めて、チームを勝利に導いた金崎夢生(鹿島)。第2節の鳥栖戦に続き、カシマスタジアム2戦連発となった!

【鹿島 vs FC東京】堅守鹿島!堅守昌子!


2016年3月19日(土)

17日に発表された日本代表にも名を連ねた昌子源(鹿島)はこの日もDFラインに君臨。FC東京の攻撃をシャットアウトし、チームの完封勝利に貢献した。鹿島は開幕4試合で3試合目のクリーンシート(無失点)を達成。

【鹿島 vs FC東京】激しく競り合う植田と東


2016年3月19日(土)

激しく競り合う植田直通(鹿島)と東慶悟(FC東京)。

日本代表FW金崎が圧巻の2発! 鹿島が“お得意様”FC東京に完封勝利
16/3/19 16:59

[3.19 J1第1ステージ第4節 鹿島2-0FC東京 カシマ]

 W杯アジア2次予選に臨む日本代表に選出されたFW金崎夢生の2ゴールで鹿島アントラーズがFC東京に2-0で勝利した。

 前節・仙台に敗れ、連敗を避けたい4位鹿島はMFカイオとFW鈴木優磨を今季初めて先発で起用した。一方、7位のFC東京はFW阿部拓馬が欠場し、MF水沼宏太が先発出場。負傷に苦しんでいたFW平山相太がベンチ入り、リーグ戦では12戦白星(4分8敗)がない鹿島から勝利を目指した。

 序盤から攻め立てた鹿島は前半11分、MF柴崎岳の右CKから鈴木がヘッドで合わせる。これがゴール左隅に飛んだがGK秋元陽太の横っ飛びセーブに阻まれ、チャンスを逃す。FC東京も同18分、右サイドの深くからMF東慶悟がグラウンダーで中央に入れると、MF橋本拳人がPA手前でダイレクトで蹴り込むもわずかに左に逸れてしまう。

 お互いにチャンスを作って迎えた前半33分、鹿島に決定機が訪れる。縦パスをPA内左で受けた金崎が鋭いターンからクロスを供給し、鈴木がヘディングシュート。決まったかと思われたが惜しくもゴール左に外れる。それでもスコアレスで迎えた後半5分に先制点を挙げる。味方のシュートの跳ね返りをPA手前からDF山本脩斗が右足シュート。威力はなかったが、ゴール前に顔を出した金崎が左足で方向を変え、均衡を破った。

 さらに鹿島は後半11分、柴崎のFKからカイオが放ったヘディングシュートのこぼれ球に金崎が反応して押し込んだが、GK秋元へのファウルで得点は認められなかった。切れのある動きを見せる日本代表FWがさらに輝きを放つ。同43分、右サイドの深い位置でパスを受けた柴崎が精度の高いクロスを供給。フリーで飛び込んだ金崎が右足ボレーを叩き込み、2-0で鹿島が勝利をおさめた。

「選手を褒めてあげてください!!」2ゴールの鹿島FW金崎がいい流れで代表に合流へ
16/3/19 17:31

[3.19 J1第1ステージ第4節 鹿島2-0FC東京 カシマ]

 鹿島アントラーズの日本代表FW金崎夢生が2ゴールを決め、チームを2試合ぶりの勝利に導いた。後半5分、DF山本脩斗のシュートを金崎が左足でコースを変えて先制点を挙げると、同43分にも右サイドからMF柴崎岳が上げたクロスを右足ボレーで合わせた。

 前節・仙台に0-1の今季初黒星を喫していた鹿島。試合後のインタビューで金崎は、「チームメイトがしっかり守備してくれたので点を取ることができました」と笑顔で語ると、「みんなで取った勝ち点3なので、選手を褒めてあげてください!!」と声を大にしてサポーターに呼びかけた。

 金崎はこの後、DF昌子源とともに24日のW杯アジア2次予選・アフガニスタン戦(埼玉)、29日の同シリア戦(埼玉)に臨む日本代表に合流する。この試合で2得点を挙げた金崎はいい流れで代表に合流するが、チームはその間、23日に甲府とナビスコ杯第1戦を行う。金崎は「チームはナビスコ杯があるので応援よろしくお願いします」とサポーターの後押しをお願いした。

【J1】日本代表の金崎夢生が2ゴール! FC東京のリーグ連勝は2でストップ
サッカーダイジェストWeb編集部
2016年03月19日


泥臭く先制点をねじ込み、完璧なボレーで2点目をゲット。


後半に2ゴールを叩き込んだ金崎(33番)。とりわけ2点目のボレーシュートは鮮烈だった。写真:佐藤 明(サッカーダイジェスト写真部)

 J1第1ステージ・4節は3月19日、7試合を開催。カシマスタジアムでは鹿島対FC東京が行なわれ、鹿島が2-0で勝利した。殊勲者は、日本代表に選出された金崎。2ゴールでホームのサポーターを大いに沸かせた。

 最初のチャンスを掴んだのは、鹿島だった。11分に鈴木がCKに合わせて決定的なヘッドを放つ。しかし、これはFC東京のGK秋元にファインセーブされた。

 一方のFC東京は18分に右サイドを崩し、東のクロスを橋本が合わせるが枠外へ。さらに、37分には右クロスに走り込んだ前田がヘッドを見舞うも、GK曽ヶ端にセーブされた。

 前半はスコアが動かないまま、0-0で終了した。

 後半も先手を打ったのは鹿島だった。先制点が生まれたのは50分。こぼれ球に反応した山本が、ペナルティエリア手前からシュートを放つと、そのボールに反応した金崎がコースを変えてゴールに流し込んだ。

 ビハインドを背負ったFC東京は、失点直後の54分に河野を入れ、62分に梶山を投入する。さらに74分に平山と、次々に攻撃的な札を送り込んでゴールを狙った。

 しかし、次の1点を奪ったのも、鹿島だった。右サイドでボールを受けた柴崎がクロスを上げると、待ち構えていたのは金崎だ。完璧な右足ボレーでこの日2点目を奪い、試合の行方を決定付けた。

 試合はそのまま2-0で終了。リーグ戦で10勝4分1敗と大きく勝ち越していた鹿島が、相性通りにFC東京を下した。

 殊勲の金崎は、「みんなで獲った勝点3。選手をほめてください」とコメント。チームを勝利に導くとともに、個人としてもワールドカップ・アジア2次予選の2連戦(3月24日:アフガニスタン戦、29日:シリア戦)に向けて、弾みのつく2ゴールとなった。



チンチロリン


「守備では前線から制限をつけているからこそ、後ろでボールを奪うことができている」と守備について語った石井監督である。
前線からの守備が今のチームの要であると感じさせられる。
ここがFW起用のカギとなっておろう。
夢生を軸に安定したチームで戦っていきたい。
また西は「臨機応変に対応できるようにしていきたい」とチームが一歩進むことを望んでおる。
相手の攻撃のスイッチが入った時の対処、押し込まれたらどういなすかなど、まだまだ課題がある。
課題を改善し、チームを更に熟成させていくのだ。
楽しみである。


チンチロリン