鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

あの日から5年。仙台、鹿島、特別な一戦

2016年03月10日 | Weblog
あの日から5年。仙台、鹿島、特別な一戦


両チームとも、特別な思いを持ってこの一戦に臨むだろう。2011年3月11日に東日本大震災が発生。あの日から5年がたつが、ホームの仙台もアウェイの鹿島も、その年月にかかわらず、それぞれのホームタウンや、同じく自然災害が起きた全国の被災地のためにさまざまな形での支援活動をしてきた。そして、「われわれが試合で躍動する姿を見せることで、今も苦しい思いをしている方々の心を動かせるようになりたい」と仙台の渡邉 晋監督が話すように、選手たちはサッカーという競技を通じて、少しずつ復興の歩みを進めようとしている被災地の方々を支えることを、今節のユアテックスタジアム仙台でも誓ってくれるだろう。

試合そのものについていえば、今季ホームゲーム初勝利を目指す仙台と、開幕3連勝を狙う鹿島が、激突する一戦となる。特に中盤でのせめぎ合いの中で、両チームのボランチを中心としたゲームコントロールが大きな見どころになるだろう。両チームとも、チーム内でのポジション争いが激しく、そしてそれを勝ち抜いた選手たちが、相手との戦いの中で、大きな役割を果たすからだ。

鹿島は、今季から背番号10を付けるMF柴崎 岳と、MF小笠原 満男が中盤の底でゲームをコントロールする。激しいプレッシャーを掛けられても簡単にボールを取られることはなく、相手に詰められる前にスペースにパスをさばいたり、一度下がった位置から攻撃を組み立ててまた押し返したりと、柔軟な戦況判断をして相手を突き崩す。もちろん、相手ゴール近くまで自ら飛び出して決定機に絡むこともある。

彼ら2人の存在感は抜群だが、今季はMF永木 亮太やMF三竿 健斗といった積極的にボールに食らい付くボランチが新たに鹿島の一員となっており、激しいポジション争いの中でチームの幹が太くなっている。この試合でも中盤の安定感に注目したい。

対する仙台は、この2試合でボランチのポジションに変化があった。開幕戦ではキャプテンのMF富田 晋伍とMF三田 啓貴がコンビを組み、三田が契約の関係上出られなかった前節のFC東京戦は、富田とMF藤村 慶太が先発した。ボール奪取能力に優れる富田は、左利きでパスとドリブルのセンスに優れる三田や、中、長距離のパスを得意とする藤村といった攻撃面が持ち味の選手と組むことが多いが、「互いにバランスを見ながら前に出ていく」(富田)と攻守の役割は状況により変わる。前節は富田が守備を見る、藤村が思い切って前に出る、という形を基本としていたが、場合によって富田が相手ゴール前まで飛び出していた。「あそこで決められるようにならなければ」と富田は反省していたが、攻守ともに相手にとって読みにくい存在となるために、どの組み合わせでも連係を洗練させようとしている。

彼ら3人だけではない。豊富な運動量を攻守に生かすMFキム ミンテや、視野が広く正確なパスを出すMF差波 優人といった若手も、3月7日の練習試合などでアピールし、先発の座を目指す。この競争を経てピッチに立つ選手たちが、鹿島相手にどのように持ち味を発揮するかが楽しみだ。

こうして試合の見どころを考えられることも、今なお復興の途上にある人々の希望になりうるサッカークラブが在るからこそ。今までも、これからも。私たちも、そのありがたさをあらためて感じながら、スタジアムに向かいたい。

[ 文:板垣 晴朗 ]



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「両チームとも、特別な思いを持ってこの一戦に臨むだろう」と綴るJリーグ公式のプレビューである。
被災地である両チームが震災日前後に対戦するカードを組み、記憶から消させぬようにすることは悪いことではない。
とはいえ、被災した当事者の気持ちは良いものではなかろう。
鹿島というクラブは、被災により大打撃に陥り、カルロンはフィットせぬままにクラブを去り、フェリペ・ガブリエルも前年の調子を戻すことはなかった。
チームの中心選手であった野沢が神戸に移籍した理由の一つにも数えられよう。
長らくリーグ優勝から遠ざかっているのも、被災の爪痕と考える日もある。
それを払拭するためにも、この試合勝利で飾る必要がある。
強い気持ちで挑み、開幕三連勝を成し遂げようではないか。


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カイオの躍動に期待

2016年03月10日 | Weblog
午前練習


9時30分から室内ミーティング後、グラウンドで紅白戦やシュート練習を行いました。



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連日のカイオである。
高卒ルーキーとして入団したカイオも3年目となり、助っ人として存在感を増しておる。
カイオの途中投入で攻撃のスイッチが加速するのが今季の鹿島と言えよう。
仙台戦でもその戦術が採られるのであろうか。
楽しみにして杜の都に向かう。
躍動を期待しておる。


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U-19日本代表候補・久保田和音、ボクもしっかり頑張っていけたらいい

2016年03月10日 | Weblog
内田、そしてU-23代表組、鹿島の先輩の言葉や活躍刺激に、U-19代表MF久保田和音はアジア突破目指す
16/3/10 08:01



[3.9 練習試合 U-19日本代表候補1-2全日本大学選抜 味フィ西]

 U-19日本代表候補のMF久保田和音(鹿島)は練習試合に左MFで先発して1本目の30分間プレー。「30分という短い時間だったんですけれども、なかなかボールに絡めずに自分の特長である攻撃のテンポだったり、そういうところが出せなかったのでもっと絡んでいけるようにしていかないといけない」と反省した。ボールに絡むシーンが少なく、周囲と連動する面でも満足のいく内容にはならず。それでもカウンターからFW小川航基(磐田)、FW和田昌士(横浜FM)との連係で一気にボールを運ぶシーンもあっただけに、「ああいう形をどんどん増やして次の試合に繋げていければいいと思っています」と向上させていく考えを示した。

 U-19日本代表での自身の役割について「このチームではサイドやっているのでタメをつくって、どっちかというと(突破するよりも)繋ぐ役がボクだと思っているのでそういうところを意識していかないといけないと思っています」。この日は右にスピード、推進力を備えたMF佐藤亮(明治大)が先発起用されて局面を破る動きを見せていたが、自分は左サイドで正確にボールを動かして攻撃のリズムをつくることを考えている。そして連係で崩し、精度の高いラストパス、クロスボールでゴールをもたらす。
 
 大阪桐蔭高時代は中央のポジションでゲームをコントロールしながらも、PAの近くで発揮される閃きとテクニックがとても脅威になっていた。「なかなか出せていないですね。そこも出していければいいんですけれども、なかなか上手くできていないのでそこも意識していきたい」。チームのバランスを取りながらの攻守も光っているが、試合を決めるような力も持っているだけにチャンスあればその部分でも貢献していくつもりでいる。

 前日8日には鹿島OBの日本代表DF内田篤人(シャルケ)がU-19代表候補の激励に訪れた。久保田本人も「たまに言われるんですけど……」と語るように、醸し出す雰囲気は内田と似たものがある。鹿島で結果を残し、現在世界で戦う先輩は目標とする存在だ。「昨日も『シャルケで待っている』とみんなに言ってくれて。そういうふうになっていかなければいけない、頑張っていかなければいけないと思っています」

 代表チームでの目標はU-20W杯出場。鹿島の先輩ではGK櫛引政敏、CB植田直通、MF三竿健斗の3人、また岡山へ期限付き移籍中のMF豊川雄太がU-23日本代表としてアジア突破を果たしている。「オリンピックの一個上の世代の試合もみて(アジアは)厳しい試合だと分かっている。チームの人が世界で戦って凄い刺激を受けている。ボクもしっかり頑張っていけたらいい。まずは予選を突破して世界に出たいなと思います」。鹿島で試合出場を増やして自身も成長を遂げ、少しでもU-19代表を底上げしてアジア予選を迎える。

(取材・文 吉田太郎)



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U-19日本代表候補合宿にて影響を受けた久保田和音である。
練習試合では反省点もあったが、良い形も作った。
また、激励に訪れたシャルケの篤人に醸し出す雰囲気が似たものがあると言われる。
篤人のように鹿島を背負う選手となっていくのだ。
U-19日本代表を引っ張り、そして鹿島の主軸へ。
成長が楽しみな逸材である。


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山形・梅鉢、ピッチの借りはピッチで返さないと

2016年03月10日 | Weblog
【山形】鹿島から期限付き移籍のMF梅鉢、今季初勝利へ「結果出したい」
2016年3月10日6時0分 スポーツ報知


気合を入れ練習に励むMF梅鉢

 200%のスライディングでボールを奪う! J2モンテディオ山形は9日、徳島戦(13日、鳴門大塚)に向け、天童市内で午前・午後の2部練習。鹿島から期限付き加入のMF梅鉢貴秀(23)が今季初勝利へ気合十分だ。

 前節・愛媛戦(1△1)は、後半30分から左MFで途中出場。1―0の後半43分、愛媛MF白井の左サイドからの鋭いドリブルをスライディングで止めに行ったが突破され、そのまま同点弾を許すクロスを上げられた。「相手ごと削りにいって200%の確率でボールを奪わないといけなかった。軽いプレーだった」と猛省。「走ることと球際で勝って奪いきるのが自分の特長。そこを意識していきたい」と意気込んだ。

 鹿島での5年間は寮生活だったが、山形では初の独り暮らしに挑戦。食事面など自己管理しながら状態を上げてきている。「次こそは確実に結果を出したい。ピッチの借りはピッチで返さないと」と梅鉢。苦い経験を成長につなげる。(武田 泉)



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意気込む山形の梅鉢である。
前節の愛媛戦では途中出場した。
サイドのドリブルを止めにスライディングしたが突破され、同点弾の起点とされた。
梅鉢本人は「軽いプレイだった」と反省しておる。
こういった状況判断が梅鉢の課題であろう。
攻撃には良いものを持っておるだけに、ここを改善すれば大きく化ける。
自分の特徴を改めて見つめ直すのだ。
大きく成長して帰ってきて欲しい。
期待しておる。


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U-19日本代表候補・町田、周りを動かしてボールを奪えるようなディフェンダーになりたい

2016年03月10日 | Weblog
188センチの長身ですが…左足にも自信あり、U-19代表候補DF町田「周りを動かせるディフェンダーに」
16/3/9 21:23



[3.9 練習試合 U-19日本代表候補 1-2 全日本大学選抜 味フィ西]

 ひと際目を引く188センチの長身。しかし、巧みに足下でボールをコントロールすると、左足の正確なフィードで最終ラインから攻撃にリズムをもたらす。U-19日本代表候補DF町田浩樹(鹿島)は、9日に行われた全日本大学選抜との練習試合(30分×3本)の2本目の15分から出場し、自身の武器を存分に見せ付けた。

 だが、試合後に口にしたのは課題の方が多い。「途中出場だったので体が動かない部分もありましたが、もっと相手をいなせるくらいのビルドアップができたと思うし、守備もラインがズルズルと下がってしまったので、もっと前からアグレッシブにプレーできれば良かった」。課題が明確に見えているからこそ、「落ち着いて相手を見て判断してビルドアップしたいし、周りを動かしてボールを奪えるようなディフェンダーになりたい」と目指すべき姿もしっかりと見えている。

 今季、鹿島の下部組織からトップチームに昇格した。トレーニングではSBでプレーすることもあり、「いろいろなポジションができた方がいい」と前向きに捉えているが、あくまで本職はCB。日本代表にも名を連ねるDF昌子源から「ディフェンスラインの統率やラインコントロールの部分を言われています」とアドバイスを受けながら、日々成長を遂げている。

「アントラーズはレベルが高いので、テンポを速くしないとボールを奪われてしまうので、そこは向上させないといけない」

 今年10月にはAFC U-19選手権(U-20W杯アジア最終予選)が控えている。15年10月に行われたAFC U-19選手権予選ではメンバー入りを果たした町田だが、危機感は常に持っている。「予選のメンバーから今回は新しいメンバーも入ってきました。良い刺激になるし、競争力があって良いですが、そういう選手に負けないように良いプレーをしないといけない」と気を引き締めた。自身の武器とも語る「空中戦の強さと左足のビルドアップ」に磨きをかけ、半年間でのさらなるレベルアップを目指す。

(取材・文 折戸岳彦)



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全日本大学選抜との練習試合に出場したU-19日本代表候補の町田である。
風格さえ魅せる存在感を発揮したとのことであるが、本人は課題を口にした。
「もっと相手をいなせるくらいのビルドアップができたと思うし、守備もラインがズルズルと下がってしまったので、もっと前からアグレッシブにプレーできれば良かった」と語る。
自分の目指すCB像があるからこその課題と言えよう。
レベルアップして、理想に近付いていくのだ。
世代最高CBから鹿島のレギュラーへ、そして日本を代表するDFへと成長していくのだ。
期待しておる。


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