鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

Fernando Bob続報

2015年10月31日 | Weblog
Destaque da Ponte, Fernando Bob pode jogar no futebol japonês
Publicado em 29/10/2015, 18:20 /Atualizado em 30/10/2015, 12:56


Fernando Bob, volante da Ponte Preta, em treino em Campinas

Um dos destaques da Ponte Preta na temporada, o volante Fernando Bob, pode deixar o clube ao fim desta temporada. Quem planeja contar com o atleta é o Kashima Antlers, time japonês que ainda possui os brasileiros Dinei (ex-Palmeiras), Davi (ex-Vitória) e Caio (ex-São Paulo).

Antes pertencente integralmente ao Fluminense, Fernando Bob possui 20% de seus direitos, além de 60% do SEV Hortolândia, clube utilizado por empresários, 10% da Traffic e 10% do Fluminense. O jogador planejava permanecer, ao menos, mais uma temporada no futebol brasileiro visando valorizar ainda mais seu passe e posteriormente migrar para um grande mercado do futebol internacional.

Apesar dos planos do jogador, a proposta oferecida pelos japoneses é muito superior a qualquer outra já recebida pela Ponte Preta. Sua ida ao futebol oriental poderia garantir a independência financeira tão sonhada pelos jogadores de futebol. Sem nenhuma definição de seu futuro, Fernando Bob não comenta sobre o seu suposto destino.

Há pouco mais de dois anos na Ponte Preta, o volante integrou o elenco que levou a Macaca à final da Copa Sul-Americana em 2013. Neste Brasileirão Bob se destaca por ser uma das peças chave do time ponte-pretano, que ocupa atualmente o nono lugar na tabela e ainda possui chances de garantir uma vaga na Libertadores caso consiga integrar o grupo dos quatro primeiros colocados.


Fernando Bobについて報じるESPNである。
本人のコメントこそないが、鹿島に来る可能性が高まった様子。
いつもよりは早いが、報道・情報によって一喜一憂する時期となった。
来季の陣容は如何に。
続報を待っておる。

小笠原満男、鹿島はタイトルを取らなければ評価されない

2015年10月31日 | Weblog
【ナビスコ杯】小笠原、鹿島3年ぶり頂点へ「もう一段激しくチャージ」
2015年10月31日6時0分 スポーツ報知


公式練習で汗を流す鹿島・小笠原

 ◆ナビスコ杯 ▽決勝 鹿島―G大阪(31日・埼玉スタジアム)

 公式練習が30日、埼玉スタジアムで行われ、両クラブの大黒柱がタイトル奪取を宣言した。大会連覇を目指すG大阪は、司令塔MF遠藤保仁(35)が「100%以上の力を出す」と断言。また、3年ぶり6度目の頂点を目指す鹿島は、主将のMF小笠原満男(36)がクラブの第4期黄金期確立に向け、この優勝を「きっかけにしたい」と応戦し、バチバチの火花を散らした。両チームの決勝戦での激突は初めて。意地とプライドをかけた熱戦になりそうだ。

 嵐の前の静けさか。小笠原はいつも通り、表情一つ変えずにボールを回していた。練習会場、開始時間(正午)、報道陣の数。非日常が広がる中で、チームに平常心をもたらしているようだった。「チームの良さ、一丸となって戦えれば、良い結果が得られる」。クラブ17冠目、自身14個目のタイトル獲得を静かに見据えた。

 特別な相手が待ち受ける。鹿島相手に守りを固めてくるクラブが多い中、真っ向勝負ができる唯一の相手に挙げるのが、G大阪だ。毎年の対戦を「楽しみ」と言い、12年にJ2降格が決まった時には「寂しいよね」と口にした。14年序盤、本調子ではなかったG大阪に快勝した際には「調子が良い時にやりたかった」とさえ言った。

 G大阪を束ねる遠藤とは代表でしのぎを削ってきた。同じゴールデンエージ(79年4月~80年3月生まれ)の選手とは「刺激を受けた。負けたくないというものあるけど、みんな活躍してほしいよね」とライバルを超えた関係だ。持ち味の激しいチャージが遠藤に対し、さらに厳しくなるのが恒例。初の決勝対決となれば、もう一段ギアが上がる。

 「鹿島はタイトルを取らなければ評価されない。このタイトルをきっかけに数多くのタイトルを取れるようにしたい」と小笠原。3年ぶりのタイトル奪回へ。常勝軍団の意地とプライドをぶつけ、勝つ喜びを鹿島にもたらす。(内田 知宏)

 ◆ヤマザキナビスコ杯 1992年に創設され、95年を除き毎年開催。今大会で23回目。同一スポンサーによる世界最長のカップ戦として、ギネス世界記録に認定された。98年から決勝を国立競技場で開催していたが、改修工事のため昨年より埼玉スタジアムで開催。優勝賞金は1億円。最多優勝は鹿島の5回。優勝チームには翌年、スルガ銀行チャンピオンシップの出場権が与えられる。


「チームの良さ、一丸となって戦えれば、良い結果が得られる」と語る小笠原満男である。
結束と言い切って良かろう。
主将の言葉を実践するためチームは一丸となる。
勝利を信じておる。

岳、そこの勝負で負けたくない

2015年10月31日 | Weblog
鹿島MF柴崎、遠藤と司令塔対決「負けたくない」
[2015年10月31日7時41分 紙面から]


リラックスした表情で公式練習に臨む鹿島MF柴崎(撮影・下田雄一)

 鹿島の最多6度目か、G大阪の2連覇か。ナビスコ杯決勝が今日31日、史上初の3冠チーム同士の顔合わせで行われる。

 鹿島MF柴崎岳(23)は明らかに意識していた。3年ぶりの優勝を狙うナビスコ杯決勝の公式会見。隣には、日本代表の7番の先輩、G大阪MF遠藤保仁(35)がいた。自ら切り出す。「G大阪さんは中盤の構成力に優れていますので、同じポジションとして負けたくない」。名前こそ口にしなかったが「局面の勝負、マッチアップが決勝の見どころになると思う」と司令塔対決を予告した。

 写真撮影では「優勝杯を2人で引っ張り合って」とリクエストされ、笑顔で応じた。代表では昨年11月の2試合と今年1月のアジア杯でチームメート。ただ、同時出場はなく控えとしてベンチで見続けた。ハリルホジッチ監督に代わって遠藤が代表から勇退。超えるチャンスは、この舞台だ。

 公式戦4連敗中の相手だが、それを上回る好印象がある。「縁のある大会なので、またタイトルを持ち帰りたい」。12年決勝は柴崎の2発で2連覇。MVPにも輝いた。再現した先に鹿島の最多6度目Vが待つ。

新旧日本代表「7」対決!鹿島・柴崎、G大阪・遠藤に挑戦状

マイクを手に遠藤に“宣戦布告”した柴崎。名門対決に気合を入れた (撮影・山田喜貴)

 ナビスコ杯決勝(埼玉スタジアム)は31日、3年ぶり6度目の優勝を目指す鹿島と、2連覇を狙うG大阪が対戦する。2012年に大会最優秀選手(MVP)に輝いた鹿島の日本代表MF柴崎岳(23)は、公式会見で席を並べたG大阪MF遠藤保仁(35)に挑戦状を叩きつけた。また、G大阪の日本代表FW宇佐美貴史(23)は2年連続3冠達成にむけた“1冠”獲得を念頭に置いた。

 決戦を翌日に控え、鹿島MF柴崎の闘志はメラメラと燃えていた。埼玉スタジアムで行われた公式会見。若き司令塔が負けん気をむき出しにした。

 「G大阪は中盤の構成力が非常に優れている。同じポジションの僕としては、そこの勝負で負けたくない」

 具体名こそ出さないが、G大阪MF遠藤を標的にしていることは明らか。会見で席を並べた先輩に“挑戦状”を叩きつけた。両者は同じボランチでゲームメークが得意。日本代表の新旧「背番号7」でもあり、対決に注目が集まる。

 柴崎はプロ2年目の2012年大会決勝の清水戦で2ゴールを挙げてチームを優勝に導き、MVPに輝いた。「縁のある大会。最高のパフォーマンスを出せるし、いい試合を約束できる」と“追い風”を強調した。


会見で記念撮影に臨む鹿島・石井監督、柴崎、G大阪・遠藤、長谷川監督(左から)=埼玉スタジアム(撮影・山田喜貴)

 ただ、鼻息の荒い後輩とは裏腹に次にマイクを握った遠藤は「見どころ? 相手GKの手の届かないところにシュートを打つことかなあ。あ、もちろん枠内ですけど」とひょうひょうとした受け答え。柴崎の“口撃”をひらりとかわす老獪(ろうかい)さは、百戦錬磨の35歳ならではだ。

 ともに年間3冠を経験した名門同士の頂上対決。意外にも主要タイトルの決勝戦での激突は初めてだ。「ここ数年は世代交代でタイトルをなかなか取れなかった。選手には自信になる」と柴崎。G大阪の2連覇の野望を阻み、常勝軍団への返り咲きを目指す。 (伊藤昇)

ナビスコ杯

 Jリーグのリーグカップ戦として行われ、J開幕の前年である1992年に第1回大会を開催。J1の18チームが出場し、ACLに出場した4チーム(G大阪、浦和、鹿島、柏)を除く14チームが、7チームずつ2組に分かれて1次リーグを実施。各組上位2チームとACL出場チームが決勝トーナメントに進出する。準々決勝と準決勝はホームアンドアウェー方式、決勝は一発勝負。「同一スポンサーによる最長のカップ戦」としてギネス世界記録に認定されている。昨年優勝はG大阪。優勝賞金1億円。
(紙面から)

ナビスコ杯Vへ!柴崎、遠藤に公開挑戦状「中盤勝負負けたくない」

ナビスコ杯決勝の前日練習でボールを奪いに行く鹿島MF柴崎
Photo By スポニチ


 ナビスコ杯決勝は31日、埼玉スタジアムで行われ、鹿島とG大阪が対戦する。国内主要大会の決勝では初めてのカード。3年ぶりの優勝を目指す鹿島は日本代表MF柴崎岳(23)が、日本代表で同じ背番号7を背負っていたMF遠藤保仁(35)擁すG大阪との中盤対決を制し、カップを持ち帰る決意を示した。

 普段通りの落ち着いた声だったが、込められた意志には並々ならぬものがあった。決戦を翌日に控え、約1時間の練習後の公式会見。チームを代表して出席した柴崎は勝負のポイントを尋ねられると「局面でのマッチアップに見どころがある。G大阪は中盤での構成力がある。そこの勝負で負けたくない」と力強く語った。

 隣の席にはG大阪の遠藤がいた。同じボランチのポジションで、ともに攻撃の指揮を執る。現在、日本代表で自身がつけている背番号7を今年1月のアジア杯まで背負った先輩に対し、公開で挑戦状を叩きつけた形だ。遠藤は同じ質問に「相手のGKの手の届かないところにシュートを打つ。枠内ですよ。そこがポイント」と“挑発”には乗らなかった。だが、決勝の結果、パフォーマンス次第では新旧交代を印象づけることになる。

 柴崎にとって縁起のいい舞台だ。ルーキーイヤーの11年。ナビスコ杯準決勝の名古屋戦で公式戦初ゴールを決めた。そして優勝に貢献。鹿島に入団後、初のタイトルとなった。翌12年には清水との決勝で2得点を挙げ2連覇に導き、MVPも獲得した。決勝の勝率は10割。「縁のある大会。タイトルを持ち帰れるように」と三たび、歓喜を味わうつもりだ。

 チームにとっても大きな意味を持つ。国内主要大会でJリーグ最多16個のタイトルを持つ鹿島だが、最近2年は見放されている。「優勝を経験していない選手が大半だが、勝つことで自信を持てる」と柴崎。主将の小笠原も「ここをきっかけに数多くのタイトルを獲れるように」と話す。遠藤擁するG大阪を中盤の戦いで制圧し、黄金期の再来を告げるカップをつかみ取る。


優勝トロフィーを挟んで壇上に並ぶ(左から)鹿島・石井監督、柴崎、G大阪・遠藤、長谷川監督
Photo By スポニチ


[ 2015年10月31日 05:30 ]

柴崎3年ぶり戴冠で「鹿島の発展に」
2015年10月31日


 ナビスコ杯決勝の公式練習で競り合う鹿島・柴崎(右)=埼玉スタジアム(共同)


 「ナビスコ杯・決勝、鹿島-G大阪」(31日、埼玉スタジアム2002)

 Jリーグ・ヤマザキナビスコ杯決勝は31日、埼玉スタジアムで行われる。2大会連続3度目の優勝を目指すG大阪と、最多5度の制覇を誇る鹿島が30日、試合会場で前日練習と記者会見を行った。

 譲れない一戦。「縁がある大会だと思います」。鹿島のMF柴崎が公式会見に登壇し、ナビスコ杯制覇に向けた思いを語った。

 ファイナルまで上り詰め、タイトルまであと1勝。若手育成を旗印とする大会だが、柴崎にとっては重要な試合だ。プロ入りした11年と2年目の12年に、ナビスコ杯を連覇。12年は大会MVPにも輝いた。前回王者のG大阪は元日本代表MF遠藤を擁しているが「中盤の構成力があるG大阪に、同じ位置の選手として負けたくない」と闘争心をあらわにする。

 J屈指の名門である鹿島だが、12年のナビスコ杯を最後にタイトルからは遠ざかっている。それだけに「(優勝できれば)選手は自信になるし、これからの鹿島の発展にもつながる」と語る。

 捲土(けんど)重来へ、負けるわけにはいかない。クールな背番号20が、歓喜をもたらす。


代表での新旧背番号7対決を煽る各紙である。
以前より、代表ボランチとして遠藤ヤットの後継者として囃し立てられてきた岳であるが、その都度、違う選手であることを強調してきた。
しかしながら、今回は直接対決ということもあり、岳本人の口から「同じポジション」という言葉が出た。
これにはメディアも大喜びである。
中盤を制し、勝利をもたらすのはどちらなのか。
我らとしては、若き岳の躍動に期待したい。
楽しみな一戦である。

石井監督、タイトルが取れれば選手の自信になる

2015年10月31日 | Weblog
鹿島石井監督にジーコスピリット「勝負こだわる」
[2015年10月31日7時41分 紙面から]

 鹿島の最多6度目か、G大阪の2連覇か。ナビスコ杯決勝が今日31日、史上初の3冠チーム同士の顔合わせで行われる。鹿島の石井正忠監督(48)はチームの伝統を受け継ぎ、日本人監督初のタイトルを目指す。

 クラブ初の日本人OB監督である石井監督は、鹿島の初代キャプテンにして、ジーコ・スピリットの正統継承者だ。93年のJリーグ元年は3ボランチの左でトップ下のジーコを支えた。中央の本田泰人、右のサントスと守備を統率。第1ステージ初代王者に輝いた。

 以来、選手7年、指導者17年。人生の半分を鹿島にささげてきた。今年7月、トニーニョ・セレーゾ氏の解任を受けて監督に昇格すると「勝負にこだわる集団を復活させたい」と所信表明。遊びですら負けを許さないジーコの姿勢だった。

 過去の16冠はすべて外国人指揮官が獲得。日本人監督初のタイトルがかかる。ナビスコ杯は選手、コーチで計4度の優勝を経験。立場と、会場が国立から変わっての公式練習を終えると「徐々に緊張感が高まってきた。楽しみ」と言った。

 優勝を争うG大阪の長谷川監督は「1学年上のアイドル。高校時代、わざと外側にドリブルしてからインカーブのクロスを上げて『長谷川健太~』って物まねしてましたから」。雲の上の存在だったが、引く気はない。00年鹿島以来の3冠を昨季達成した長谷川監督に、名門復権を託された新米監督が挑む。【木下淳】

まじめな鹿島VsボケのG大阪 決勝前日会見で対照的な指揮官

会見に臨む鹿島・石井監督=埼玉スタジアム(撮影・山田喜貴)

 ナビスコ杯決勝(埼玉スタジアム)は31日、3年ぶり6度目の優勝を目指す鹿島と、2連覇を狙うG大阪が対戦する。

 前日会見で両チームの指揮官は対照的だった。7月に就任した鹿島・石井監督が「歴史ある大会の決勝で、いい試合をお見せしたい」と語るなど、まじめなコメントに終始したのに対し、G大阪・長谷川監督は「大阪にきて3年目。どこでボケようかと思ってしまう自分がいます」。昨年の3冠獲得、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)準決勝進出など最近の実績はG大阪が上。結果は果たして…。


会見に臨む鹿島・石井監督=埼玉スタジアム(撮影・山田喜貴)


会見で記念撮影に臨む鹿島・石井監督、柴崎、G大阪・遠藤、長谷川監督(左から)=埼玉スタジアム(撮影・山田喜貴)


(紙面から)

「緊張感増してきた」と石井監督 最多6度目制覇狙う鹿島は表情硬く

会見に臨む鹿島・石井正忠監督=30日、埼玉スタジアム(撮影・山田喜貴)

 「最高の舞台で戦えると思うと、少しずつ緊張感が増してきた」。1つ1つ言葉を選びながら話した鹿島の石井監督の顔は、心なしかこわばっていた。同じ話を繰り返す場面もあり、慣れない雰囲気に戸惑いを隠せない様子だった。

 硬い表情は選手にも“伝染”していた。和やかなムードがチームを包んでいたのは、練習の最初に行った軽めのボール回しぐらい。約1時間の練習後に「優勝したい思いが強い方が勝つ」と意気込んだ昌子の表情が、緩むことはなかった。

 鹿島はナビスコ杯、Jリーグ、天皇杯の国内3大タイトルで最多の「16冠」を誇る。ただ、最後の優勝は2012年のナビスコ杯。近年の世代交代で、タイトルのかかった舞台を経験していない選手が増えている。緊張感が広がるのは、むしろ自然かもしれない。

 大一番を勝ち抜く経験こそが最も選手を成長させる。鹿島OBでもある石井監督は自身の経験も踏まえ「タイトルが取れれば選手の自信になる」と語気を強めた。常勝軍団復活へ、戴冠が必要だ。(小川寛太)


真面目な受け答えをする石井監督である。
監督として初タイトルに挑む指揮官は少々緊張気味である。
それは致し方のないところ。
この舞台でふざけるわけには行かぬ。
偉大な監督としての第一歩をここで踏み出す。
優勝を信じておる。

ベストメンバーで歴代最多の通算17冠目を奪いにいく

2015年10月31日 | Weblog
【ナビスコカップ決勝展望】近年の相性ではG大阪が圧倒的に有利。17冠を狙う鹿島が“巧者”ぶりを発揮するか
サッカーダイジェスト編集部
2015年10月30日


鹿島――万全の状態で史上最多6度目の頂点に挑む。


【故障者/出場停止】
故障者/鹿島=土居、ジネイ G大阪=なし
出場停止/なし


ヤマザキナビスコカップ決勝
鹿島アントラーズ―ガンバ大阪
10月31日(土)/13:05/埼玉スタジアム2002

鹿島アントラーズ

決勝トーナメント成績
準々決勝/FC東京(第1戦2-2、第2戦3-0)
準決勝/神戸(第1戦2-1、第2戦4-1)

リーグ年間成績
7位 勝点53 16勝5分11敗 54得点・41失点

【最新チーム事情】
●ニューヒーロー賞を受賞した赤が先発濃厚。
●公式戦4連敗中の宿敵にリベンジ。
●石井監督に初タイトルを贈り、通算17冠へ。

【担当記者の視点】
 赤が今年のニューヒーロー賞に輝いた。本人は「ビックリ……」と驚きを隠せなかったが、日本代表の登竜門とされる同賞に輝いたことで飛躍が期待される。2トップを組む金崎は大分時代の08年に同賞を受賞した。その時はMVPとのダブル受賞を逃しており、「(赤)秀平には狙ってほしい」。03年の田中達也(浦和/当時)、07年の安田理大(G大阪/当時)、09年の米本拓司(FC東京)以来4人目となるW戴冠を狙っていく。

 赤らが目指すゴールの先にライバル撃破がある。G大阪にはリーグ戦3連敗中。昨年のナビスコカップ・予選リーグでも敗れており、現在4連敗だ。直近9月12日の対戦でも宇佐美に2ゴールを許し、1-2で敗れている。下馬評もガンバ有利の状況だが、鹿島は最多5度の優勝を誇る巧者だけに、一発勝負はなにが起こるか分からない。

 今季途中に就任した石井監督にとっては、初タイトルがかかる。「選手、コーチとして何度も立ってきた舞台ですが、監督としてとなると。ちょっと想像がつかない」と話していたが、堅実な采配に期待。24日のリーグ湘南戦(1-2)で出場停止だった、最終ラインの西とファン・ソッコも万全の状態で戻ってくる。日本代表の柴崎も決勝で今大会初出場。12年以来3年ぶりの制覇へ、ベストメンバーで歴代最多の通算17冠目を奪いにいく。


柴崎(20番)は今季のナビスコカップ初出場。準決勝・第2戦で出場停止だった西とファン・ソッコも万全の状態で戻り、ベストメンバーで大一番を勝ちに行く。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

ガンバ大阪――抜群の相性を活かして、“2年連続3冠”の一歩目に。

ガンバ大阪

決勝トーナメント成績
準々決勝/名古屋(第1戦1-1、第2戦2-2)
準決勝/新潟(第1戦1-2、第2戦2-0)

リーグ年間成績
3位 勝点60 17勝9分6敗 52得点・35失点

【最新チーム事情】
●25日の仙台戦で2ゴールの倉田が好調をキープ。
●鹿島戦は現在、G大阪が公式戦4連勝中。
●前節を欠場したCBの岩下が強行出場か。
●27日のオフを挟み28日から練習再開。
●エース宇佐美に8試合ぶりのゴールが生まれるか。
●疲労回復を優先し、遠藤は28日の練習を途中離脱。

【担当記者の視点】
 10月25日のアウェー仙台戦は、倉田が2ゴールを挙げる活躍を見せて3-1と快勝。FC東京を追い抜いて年間3位に浮上し、長谷川監督は「(宇佐美)貴史が点を取ってくれれば言うことのない展開だったけど、そこまで贅沢は言えない。自分たちのサッカーを最後まで貫いてくれた」と健闘を称えた。

 ACLは広州恒大に敗れてベスト4に終わったが、いまや全員の視線は「年間優勝」「ナビスコカップ」「天皇杯」の“2年連続3冠”に向いている。仙台戦同様、鹿島戦では4-2-3-1を採用する見込み。負傷を抱える岩下は仙台戦を欠場も、大一番では復帰しそうだ。

 長谷川体制下での鹿島戦は公式戦4勝1敗(リーグ戦&ナビスコカップ)。今季は二度対戦し、一度目は遠藤と今野のゴールで2-0、二度目は宇佐美の2発で2-1と、いずれも勝利を収めた。現在G大阪が4連勝中と近年の相性は良く、特に苦手意識はないはずだ。

 コンディションが戻ってきたのも強みのひとつ。9月から過密日程を強いられたが、仙台戦後は疲労回復を優先し、「もう一度気を引き締めつつ、連覇できるように戦いたい」(長谷川監督)と調整に余念がない。

 宇佐美は9月26日の柏戦以来ゴールがないものの、キレは徐々に戻りつつある。エースの力強い突破は勝負を分けるポイントのひとつとなる。また、昨年のナビスコカップ決勝では大森が決勝弾を叩き込んでおり、大森に続く“ラッキーボーイ”の登場にも期待したい。

過去のナビスコカップ決勝の結果は?



 鹿島は8度の決勝進出で5回、G大阪は3度の決勝進出で2回の優勝を果たしている。経験の面では鹿島に分があるが、前述のとおり、近年の成績では4勝1敗と圧倒的にG大阪が優勢だ。

 ここ2年の対戦結果を振り返ると、G大阪が勝利した4試合は、いずれもG大阪が2点以上を決めている。対して、鹿島の1勝は2-0と無失点での勝利だ。こうした結果を踏まえると、G大阪の攻撃を鹿島がいかに抑えるのかが、勝負の肝になってくるだろう。

 ちなみに、決勝MVPは、鹿島が柴崎(12年)、大迫(11年)、小笠原(02年)、中田(00年)、ジョルジーニョ(97年)。G大阪はパトリック(14年)、安田(07年)が獲得。

 ニューヒーロー賞は、鹿島が赤(15年)、曽ヶ端(01年)、鈴木隆(00年)。G大阪は宇佐美(14年)、安田(07年)が受賞した。


決勝での鹿島とG大阪の顔合わせは初。鹿島が勝てば6度目、G大阪が勝てば3度目の優勝だ。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)


「一発勝負はなにが起こるか分からない」と記すサッカーダイジェストのプレビューである。
対ガンバ、公式戦4連敗中と圧倒的不利な状況であるが、その下馬評をひっくり返す力が鹿島にはある。
どのような逆境にも耐え、そして覆し、勝利を掴んできた。
この試合では、ジネイと聖真が負傷で離脱している以外はフルメンバーが組める。
ベストチョイスで挑むのだ。
石井監督の采配も光る。
奪冠せよ。
楽しみな一戦である。