鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

柏戦報道

2015年10月18日 | Weblog
鹿島競り勝つ、ルーキー鈴木優V弾/鹿-柏14節
[2015年10月17日17時15分]


後半ロスタイム、決勝点を入れ、サポーターに向かって雄たけびを上げる鹿島FW鈴木優磨(撮影・神戸崇利)

<J1:鹿島3-2柏>◇第14節◇17日◇カシマ

 2位鹿島が6位柏に競り勝って順位をキープした。

 ホーム鹿島が先制した。前半3分、センターサークル付近で縦パスを受けて独走したFW赤崎が、GK菅野もかわして右足でゴールに流し込む。94~96年に鹿島で活躍した元ブラジル代表のレオナルド氏が観戦する前で先手を取ることに成功した。

 柏もすぐ追いついた。前半14分、右FKをMF秋野が左足で上げ、MFクリスティアーノがヘッド。ゴールには飛ばなかったが、DF鈴木の後頭部に当たってコースが変わり、相手ゴールネットに飛び込んだ。

 さらに39分、柏が勝ち越した。左サイドからパスを受けたクリスティアーノが前へ運ぶ。相手DF山本の股を抜いてかわしてフリーになると、右足を振り抜いてゴール左に決めた。柏が1点リードで折り返した。

 優勝へ負けられない鹿島は後半17分、MF柴崎の左CKが直接ゴールを襲うが、GK菅野に防がれた。19分にはMF中村がペナルティーエリアの中で右足を振ったが、ゴールの枠をとらえられず。しかし、攻め続けて24分に同点とした。MF中村がドリブルでDF3人をかわして左足でシュート。GK菅野に防がれたが、はね返りをFW赤崎がシュート。これも菅野に手を当てられたが、浮き上がったところにFW金崎が詰めて頭で押し込んだ。

 このまま2-2で痛み分けかと思われた後半ロスタイム1分、高卒ルーキーFW鈴木優磨がやってのけた。右サイドのMFカイオが打ったシュートに反対サイドで合わせ、ゴールラインの向こう側にボールを蹴り込んだ。貴重な決勝弾で2位を守った。

鹿島逆転Vへ生き残った ルーキー鈴木優磨が決勝弾
[2015年10月18日7時38分 紙面から]


後半ロスタイム、決勝ゴールを決め雄たけびを上げる鹿島FW鈴木優

<J1:鹿島3-2柏>◇第14節◇17日◇カシマ

 2位鹿島が19歳のプロ初V弾で生き残った。首位広島と同勝ち点で迎えた柏戦に、逆転勝ち。後半ロスタイム1分、途中出場したユース出身のFW鈴木優磨が決勝点を挙げ、逆転優勝へ望みをつないだ。

 MFカイオが右から放ったシュートが左へ切れそうになる。そこにいた。左足を合わせ、GK菅野の体ごとゴールラインの向こうに押し込んだ。絶叫し、膝から芝に滑り込んだ。「頭が真っ白。覚えてません」。

 先月12日のG大阪戦でデビュー戦ゴールも、1-2で敗れて笑えなかった。この日は一転、ロッカールームで「持ってる」と調子に乗り、突っ込まれながらもMF中村から「あそこに詰めない選手がプロでも山ほどいる中、詰めていた。優磨らしい」と絶賛された。

 中学から鹿島の下部組織で育ち、高校2年の時にトップチームの宮崎合宿に参加。鼻をへし折られた。「それまで俺が日本で一番だと思っていたけど、一番へたくそだった」。以来、クラブの歴代最多得点(89点)を誇る長谷川祥之スカウトを質問攻め。今年9月、手倉森ジャパンに最年少で呼ばれるまで猛練習した。

 3日前に天皇杯でJ2水戸に敗れ、自分を含む先発全員が外された。汚名返上し、観戦したレオナルド氏を喜ばせた一撃。そのOBが活躍し、リーグ制覇した96年生まれは「レオさんたちが作った歴史に新たな1ページを加えたい」と声を弾ませた。ステージ優勝してのチャンピオンシップ進出へ残り3戦。ラッキーボーイが広島と事実上の一騎打ちに導いた。【木下淳】

 ◆鈴木優磨(すずき・ゆうま)1996年(平8)4月26日、千葉県銚子市生まれ。小学校1年の時に競技を始め、鹿島のジュニアユースからユース。高校3年時のJユース杯で優勝した。14年に2種登録されて15年にトップ昇格。今季前半はJ3のU-22選抜で経験を積んだ。J1通算4試合2得点。利き足は右。180センチ、68キロ。血液型B。

鹿島の新星・優磨、ロスタイムV弾!「頭が真っ白」

鮮やかな決勝弾に大喜びの鈴木。19歳のプリンスが常勝軍団の中でアピールした (撮影・今野顕)

 明治安田J1第2ステージ第14節(17日、鹿島3-2柏、カシマ)鹿島の新星が劇的なV弾だ。2-2の後半ロスタイム、下部組織出身の19歳、FW鈴木優磨が右クロスを流し込んだ。今季2点目で勝利に導き、「頭が真っ白」。芝の上を両膝で滑るパフォーマンスも決めたが、「何も覚えていなくて。(金崎)夢生君にいじられました」と照れ笑いした。

 優勝戦線に残った。Jリーグ創設以来、23年間J1で戦うチームは第2ステージ首位の広島と勝ち点31で並ぶ2位。年間勝ち点1位こそ消滅したが、第2ステージVでのチャンピオンシップ出場を狙う。31日にはナビスコ杯決勝を控え、J最多を更新する通算17冠目にも挑戦する。

 この日は1994年から2年半鹿島で活躍した元ブラジル代表DFレオナルド氏も来場。96年生まれの鈴木は当時の記憶はほとんどないが、「新たな鹿島の1ページを刻みたい」。常勝軍団の魂を若武者が引き継ぐ。

鈴木 優磨(すずき・ゆうま)
 1996(平成8)年4月26日生まれ、19歳。千葉・銚子市出身。鹿島ジュニアユース、鹿島ユースを経て2015年、トップチーム昇格。同年9月のG大阪戦でJ1デビューし、初得点を決めた。U-22日本代表候補。J1今季4試合2得点。1メートル81、70キロ。登録ポジションはFW。


後半、鹿島の鈴木優磨(右)がゴールを決めて喜ぶ=カシマサッカースタジアム(撮影・今野顕)


後半、鹿島の鈴木優磨(右)がゴールを決めて叫ぶ=カシマサッカースタジアム(撮影・今野顕)


前半、鹿島の赤崎が先制のゴールを決める =カシマサッカースタジアム(撮影・今野顕)


後半、鹿島の金崎が同点の2点目のゴールを決める=茨城県カシマサッカースタジアム(撮影・今野顕)


試合を観戦に来た元鹿島のレオナルド=茨城県カシマサッカースタジアム(撮影・今野顕)


(紙面から)

鹿島 19歳の新人・鈴木優がV弾!第2S優勝争い踏みとどまる
J1第2S第14節 鹿島3―2柏 (10月17日 カシマ)


<鹿島・柏>後半ロスタイム、決勝ゴールを決め雄叫びをあげる鹿島・鈴木
Photo By スポニチ


 両手を広げて膝からピッチに滑り込み、喜びを体全体で表現した。後半38分から途中出場した鈴木優は2―2の後半ロスタイム、右サイドを抜け出したMFカイオのシュート気味のクロスに対し、ゴール左に走り込んで左足で押し込んだ。「(決めた瞬間は)頭が真っ白でした。カイオくんが持った時に(ボールが)流れてくると信じていた」と興奮気味に振り返った。引き分けていれば優勝争いから後退していた鹿島だったが、ルーキーの一発が背を押した。

 14日に行われたJ2水戸との天皇杯3回戦で敗れ、3冠の可能性が消滅した。主力を温存したとはいえ、タイトル獲得を義務づけられているチームにあって、格下相手の早期敗退は屈辱だった。鈴木優はフル出場しながら無得点。「熱い気持ちが欠けていた。その中で120分使ってくれた石井さん(監督)に恩返しをしたかった。結果が出せて良かった」。今度は責任を果たしてみせた。

 泥くさくゴールに迫るタイプ。理想のFWには日本代表の岡崎慎司(29)を挙げる。だが、身近にもお手本はいる。日本代表のハリルホジッチ監督も注目するFW金崎だ。「夢生くん(金崎)は目指す上にいる。少しでも吸収しようと直接(話を)聞いたりもしている」。後半24分に脇腹をポストに当てながら同点弾を決めた先輩を生きた教材に成長を重ねる。

 この日はクラブOBの元ブラジル代表MFレオナルド氏(46)がスタンドから観戦した。「アントラーズをつくってくれた人。今度は自分たちが新たな1ページを刻んでいきたい」。過去16個のタイトルは知らない。9月12日のG大阪戦でデビュー戦ゴールを決めたばかりだが、リオデジャネイロ五輪を目指すU―22日本代表候補の19歳が、新たな黄金期を築くための一翼を担う。

 ◆鈴木 優磨(すずき・ゆうま)1996年(平8)4月26日、千葉県銚子市生まれの19歳。小1でサッカーを始め、鹿島ジュニアユース―鹿島ユース。14年に2種登録。今季、トップ昇格。1メートル80、68キロ。利き足は右。通算4試合2得点。


<鹿島・柏>試合前、スタジアムに姿を現しファンの声援に応えるレオナルド氏
Photo By スポニチ


[ 2015年10月18日 05:30 ]

【鹿島】新人FW鈴木優、ロスタイムV弾「頭が真っ白」
2015年10月18日6時0分 スポーツ報知

 ◆J1第2ステージ第14節 鹿島3―2柏(17日・カシマスタジアム)

 鹿島が執念を見せた。2―2の試合終了間際、途中出場の新人FW鈴木優が左足で決勝点。「頭が真っ白になった」とガッツポーズを繰り返した。FW金崎がポストに激突しながら頭で2点目を押し込むなど「なんとしても勝ちたい」(DF昌子)という第2S制覇への思いが実を結んだ。

 スタンドに2人の「レジェンド」がいた。94~96年に在籍した元ブラジル代表のレオナルド氏と、ジーコ元監督らの通訳を務めた鈴木國弘氏だ。鈴木氏は13年末に白血病で倒れ、寛解後初観戦。さまざまな面で闘病を支えてきたクラブ、選手は勝たなければいけない理由を背負っていた。

 首位・広島に勝ち点差なしの2位をキープ。レオナルド氏も「前半どうなるかと思ったけど、本当に良かった」と笑み。MF中村は「勝つしかない。勝ち続ける」と逆転Vを信じて力を込めた。

鹿島らしさ呼び覚ます逆転劇 サッカーJ1
編集委員・潮智史2015年10月17日20時15分

(17日、鹿島3―2柏)

 2―2に追いつきながら鹿島は追い込まれていた。

 チャンピオンシップに進むには第2ステージ優勝しかない。勝ち越し点が必要だった。窮地で示したのはクラブに息づくしたたかさと泥臭さだ。

 後半45分を過ぎて、ピッチ中央のFK。すぐに蹴らせまいとボールに寄ってきた柏DFのすきを突いて、柴崎が素早く前線に縦パスを送る。走り出していたカイオに渡って低いクロス。そこに途中出場の若い2人が殺到した。

 ログイン前の続き21歳の豊川に続いて19歳の鈴木優が飛び込む。左足でねじ込んだ得点を「ボールがくると信じて走った。あとは頭が真っ白になって覚えていない」と振り返った。

 チームは3日前の天皇杯3回戦の敗退を引きずっていた。主力を温存してJ2水戸にPK戦負け。「その流れを断ち切れずにびくびくしていた」。鈴木強化部長は受け身に回った前半をそう見ていた。

 2―2で試合が膠着(こうちゃく)した終盤、石井監督がピッチに送り出したのは、水戸戦に先発して辛酸をなめた鈴木優と豊川だった。「技術でなく、戦う気持ちを出して欲しかった。天皇杯の負けを無駄にしたくなかった」。監督の思いを若手が体現した。

 試合後、アカデミー育ちの鈴木優は「一致団結してチームのために献身する」と繰り返した。それがクラブに流れる精神と勝負強さ。鹿島らしさを呼び覚ます逆転劇だった。(編集委員・潮智史)

J1:ルーキー鈴木優が決勝弾「頭が真っ白になった」
毎日新聞 2015年10月17日 19時28分

 ○鹿島3-2柏●(17日、カシマ)

 同点のまま後半45分を過ぎ、鹿島が迎えたラストチャンス。右サイドから切れ込んだカイオの折り返しが流れそうなところを、遠いサイドで左足で押し込んだのは高卒1年目のFW鈴木優だった。今季2点目が劇的な決勝点となり、「頭が真っ白になった」と興奮気味に振り返った。

 後半38分からの出場。181センチ、70キロの体格で将来を期待される逸材は「自分に技術はない。どんな形でも泥臭く決めることが大事」と言い切る。最後の場面もボールがこぼれてくると信じて走り込んでいた。

 原点は鹿島ユースに所属していた高校2年時に参加したトップチームの宮崎キャンプにある。「何もできず、鼻をへし折られて帰ってきた」と言う。心構えが変わり、日々の練習に全力で取り組むようになった。

 「全員がチームのために献身的にやれば、自然といい方向に行く」。19歳の真っすぐな思いが、値千金の勝ち点3をもたらした。【大島祥平】


優磨一色の各紙である。
ルーキーの劇的逆転弾はニュースと言えよう。
この一撃にて首位の広島に離されることなく食らいつくことが出来た。
優勝争いも佳境である。
このような、若き戦力が台頭することは、話題性も含めて勢いとなる。
優磨のゴールで勝利を積み重ねて行こうではないか。
楽しみである。

サッカーダイジェスト 柏戦採点

2015年10月18日 | Weblog
【J1採点】鹿島×柏|またも得点後のミス繰り返すも鹿島が交代選手を含めた総合力でシーソーゲームを制す!
サッカーダイジェスト編集部
2015年10月17日


課題だった得点後の守備の緩みが散見。交代選手の起用が当たり、総合力で押し切る。


【警告】鹿島=ファン・ソッコ(37分)、西(51分)、山本(72分)、柴崎(90+4分) 柏=キム・チャンス(8分)、輪湖(49分)、エドゥアルド(90+2分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】鈴木優磨(鹿島)


【チーム採点・寸評】
鹿島 6.5
後半ロスタイム弾で劇的勝利。高卒1年目の鈴木優が決めて2位を死守した。日本代表帰りの柴崎らベストメンバーで結果を出した。

柏 5.5
クリスティアーノが1ゴール・1アシストの活躍も痛い逆転負け。交代した選手が機能せず、敵地で上位から勝点3を奪えなかった。

【鹿島|採点理由】
3分に赤崎が先制したが、前半だけで2失点。勝ったもののハイパフォーマンスを披露したと言える選手は見当たらなかった。ただ、課題だった得点後のミスを繰り返したとはいえ、後半にチームの総力でひっくり返した。中村、赤崎のシュートからこぼれ球を金崎が同点、後半ロスタイムに鈴木優が押し込み決勝点。OBのレオナルド氏の前で、勝利への強い思いが優勝への貴重な勝点3を引き寄せた。

【鹿島|選手採点】
GK
21 曽ヶ端準 6

DF
22 西 大伍 5.5
14 ファン・ソッコ 6
3 昌子 源 6
16 山本脩斗 5.5

MF
25 遠藤 康 5.5
20 柴崎 岳 6
40 小笠原満男 5.5
13 中村充孝 6(87分OUT)

FW
33 金崎夢生 6
18 赤秀平 6(83分OUT)

交代出場
MF
7 カイオ 6(65分IN)
FW
34 鈴木優磨 6.5(83分IN)
MF
19 豊川雄太 -(87分IN)

監督
石井正忠 6.5


後半ロスタイムに勝点3を引き寄せるゴールを奪った鈴木優。「天皇杯では不甲斐なかった。使ってもらったら点を取ることを考えていた」写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

選手交代の決断は早かったものの奏功せず。最後は最終ラインが持ち堪えられず…。

【柏|採点理由】
一時リードし、良い流れを掴みかけながらも手痛い逆転負け。クリスティアーノが1ゴール・1アシストの活躍を見せ、前半開始早々の失点をひっくり返したが、交代で入った3選手が機能せず。吉田監督の投入決断は早かったが、裏目に出た。最後は守備ラインを破られて優勝戦線から脱落した。

【柏|選手採点】
GK
21 菅野孝憲 5

DF
27 キム・チャンス 5
4 鈴木大輔 5.5
13 エドゥアルド 5
22 輪湖直樹 5

MF
30 クリスティアーノ 6
25 小林祐介 5(75分OUT)
17 秋野央樹 5.5(67分OUT)
大谷秀和 5.5

FW
9 工藤壮人 5.5
15 武富孝介 5(45分OUT)

交代出場
MF
14 狩野健太 5(46分IN)
MF
8 茨田陽生 5(67分IN)
FW
10 大津祐樹 5(75分IN)

監督
吉田達磨 5

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。


サッカーダイジェストによる柏戦の採点である。
鈴木優磨が高評価となった。
10分弱で結果を出したことは素晴らしい。
ルーキーとして”持っている”ことを示した。
交代で流れを変えた石井監督も高い評点である。
過密日程の中で逆転勝ちした采配を評価した形と言えよう。
素直に喜びたい。
好調攻撃陣と采配で勝利を積み重ねて行きたい。
楽しみである。

柏戦コメント

2015年10月18日 | Weblog
2015明治安田生命J1リーグ 2ndステージ 第14節




鹿島アントラーズ:石井 正忠
前半はレイソルのつなぐサッカーに押し込まれる形だった。後半はうまく守備の部分が対応できて、自分たちの流れになった。追いつくことができ、最後、多くのサポーターの声援が後押しになって、勝つことができた。天皇杯の敗戦でタイトルを1つ失ってしまったが、気持ちを切り替えてリーグ戦、ナビスコカップに臨もうと話した。今日は90分間、選手たちがしっかり戦ってくれた。選手とサポーターの皆さんに感謝している。

Q 天皇杯で選手交代に関して勇気がなかったとコメントしたが、今日は積極的に交代枠を使った。監督自身はどう感じるか?
A 負けたことを次につなげなくてはいけない。勇気がなかったのは交代だけではなく、選手選考からすべてに関して。天皇杯は終わってしまったが、切り替えて臨んだ。今日に関しては采配というよりも、スタメンの11人、交代で出場した3人が高いパフォーマンスを見せてくれたおかげ。

Q 決勝ゴールを決めた鈴木優磨選手について、どんな意図で投入したか?
A 優磨は体が強く、足元に収められる。チャンスメイクもできるし、常にゴールを狙っているところもある。彼はチームでやらなくてはいけないことを、しっかりとやってくれている。そこを90分、しっかり続けられるようになってくれればと思う。

Q レオナルド氏が試合前にスタンドへあいさつしていい雰囲気になった。石井監督も現役時代いっしょにプレーしたが、会話など交わした?
A 久しぶりに会ったが、まったく変わらず、かっこいい紳士だと感じた。彼が来てくれたことで、僕も勇気が湧いた。ACミランやインテルで監督をしたときのことも少し話してもらった。確実に刺激になった。偉大な人物なので、彼が来たことがチームに活気を与えてくれた要因だと思う。常にアントラーズのことを見守っていてくれて、うれしく感じる。

Q 2ndステージ優勝がかかった終盤に入っていくが、一番大事なポイントはどこか?
A 残り3試合、勝ち点は同じだが、得失点で差がある。私たちは勝ち続けるしかない。そこを追及して、目の前の1試合、1試合を戦っていくだけ。次節は累積で出られない選手もいるが、入った選手が高いパフォーマンスを見せてくれることを期待したい。





【鈴木 優磨】
カイオくんからボールが来ると信じて走っていた。良いシュートではなかったけど、気持ちで決めたゴールだと思う。他のチームのことは意識しすぎず、自分たちがどれだけ結果を残せるかに集中して、一致団結してやっていきたい。全勝を目指してやっていく。

【赤崎 秀平】
ゴールの場面は、パスを受ける前にアツくんが自分を見ていたので、ボールが来ると思って動き出しをした。神戸戦でソガさんが相手のドリブルを止めた場面が頭をよぎったけど、GKをかわせると思ってドリブルをした。

【曽ヶ端 準】
前半は相手が勢いをもってきていたが、後半は運動量が落ちた。こちらの運動量も厳しい中で、うまくボールを動かして対応できたと思う。何よりも、逆転できたことが大きい。これからまた1試合ずつ、結果を求めていく。

J1 2nd 第14節 柏戦


本日行われたJ1 2nd 第14節 柏戦は3-2で勝利しました。

2ndステージ 第14節
2015年10月17日(土)14:00KO カシマ

[ 石井 正忠監督 ]
前半はレイソルさんのつなぐサッカーに押し込まれる形で対応してしまったんですけど、後半はそこの守備の部分でうまく対応できて、それで自分たちの流れになったと思います。1-2から追い付いて、最後、今日も多くのサポーターの皆さんが来てくれていたので、そういう声援が後押しになって、最後に3点目が取れて良かったと思います。天皇杯が終わって(PK戦の末に水戸に負けて3回戦敗退)、タイトルを1つ失ってしまったことで、気持ち的に一瞬沈んだところがあったと思うんですけど、そこを切り替えて、リーグ戦とナビスコカップに切り替えていこうということを話したので、今日は選手が90分間戦ってくれたと思います。本当に、選手とサポーターの皆さんに感謝しています。

2ndステージ 第14節
2015年10月17日(土)14:00KO カシマ

[ 鈴木 優磨 ]
(得点について)カイオくんがあそこで持ったときに、必ず(ボールが)流れてくるって信じていたので、本当に流れてきて良かったです。(PK戦の末に敗れた)天皇杯(3回戦の水戸戦)は、チームどうこう言う前に自分の出来が本当にひどくて、熱い気持ちに欠けていた。でも、120分使ってくれた石井さん(石井 正忠監督)には本当に感謝していて、今日、少しでも出場時間をもらったら、その恩返しじゃないですけど、絶対に結果を残してチームを勝たせたいと思っていたので、そういう中で結果を残せたことは良かったです。

[ 赤 秀平 ]
相手が良かった感じがしました。うまく(守備が)はまらなかったし、相手が上手だった感じがしました。後半(の柏)は、チームが変わったというくらい落ちてしまったので、うちが逆転できましたけど、前半は相手が素晴らしかったと思います。ハーフタイムではもっと明確に、いつもやっている攻撃のポイントと、守備の細かいことを話し合いました。もう攻めるしかなかったんで。また(金崎)夢生くんに(ゴールを)持っていかれましたけど(笑)。天皇杯もあって(PK戦の末に水戸に負けて3回戦敗退)、どうしても今日は勝ちたかったし、リーグ戦も残り少ないですし、リーグとナビスコしかなくなったので、そこに懸ける気持ちはみんな強いと思います。

2ndステージ 第14節
2015年10月17日(土)14:00KO カシマ



「頭が真っ白になった」鹿島はルーキー鈴木優が劇的決勝点
15/10/17 16:32

[10.17 J1第2ステージ第14節 鹿島3-2柏 カシマ]

 鹿島アントラーズはホームで柏レイソルに3-2で競り勝ち、2連勝を飾った。後半アディショナルタイムに途中出場のルーキーFW鈴木優磨が決勝点を決める劇的な逆転勝利。第2ステージは10勝1分3敗の勝ち点31に伸ばし、首位・広島と同勝ち点の2位に付けている。

 鹿島は前半3分、カウンターからMF小笠原満男の縦パスをMF中村充孝がワンタッチで前線に流し、FW赤崎秀平がゴール前に抜け出す。最後は前に出てきたGKもかわして右足で無人のゴールに流し込んだ。

 立ち上がり早々に先制を許した柏だが、前半14分、MF秋野央樹の右FKにMFクリスティアーノが頭で合わせると、ボールが目の前のDF鈴木大輔の頭部に当たってコースが変わり、ゴールネットを揺らした。同39分にはDF輪湖直樹からパスを受けたクリスティアーノが右足でゴール左隅に流し込み、2-1と逆転に成功した。

 しかし、後半に入ると、鹿島が攻勢を強める。後半24分には中村が狭いスペースの中、巧みなテクニックでDFをかわし、左足でシュート。GKが弾いたボールに赤崎が詰め、右足で狙うと、再びGKに阻まれたが、こぼれ球をFW金崎夢生が頭で押し込み、2-2の同点に追いついた。

 勢い付く鹿島は後半25分、MF遠藤康に代えてMFカイオ、同38分に赤崎に代えて鈴木優、同42分には中村に代えてMF豊川雄太を投入し、次々と攻撃のカードを切る。すると、その執念が後半アディショナルタイムに実った。カイオがドリブルでPA内右に切れ込み、右足でクロス性のシュート。ファーサイドに流れてきたところを鈴木優が滑り込みながら左足で押し込み、劇的な決勝点を奪った。

 今季、鹿島ユースからトップチームに昇格した鈴木優は、J1デビュー戦ゴールを決めた9月12日のG大阪戦(1-2)以来、4試合ぶりとなる2ゴール目。試合後のヒーローインタビューで「カイオくんのシュートだったと思うけど、流れてくると思って、うまく合わせることができた。ほとんどカイオくんのゴールです」とコメントし、「頭が真っ白になった」と劇弾の瞬間を振り返った。

 19歳が大仕事をやってのけ、第2ステージは首位・広島と勝ち点で並んだまま、いよいよ残り3試合となった。「リーグ終盤ということで、絶対に全勝して優勝したい」。生え抜きのルーキーは力強く宣言していた。

【J1速報】鹿島が19歳・鈴木のロスタイム弾で柏に劇的勝利! 勝点差0で首位を追走
サッカーダイジェスト編集部
2015年10月17日


途中出場コンビのカイオ&鈴木で決勝点!


先制点を挙げた赤崎。鋭い動き出しで縦パスに抜け出し、最後は無人のゴールへ流し込んだ。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

 J1リーグ第2ステージ・14節の鹿島対柏が、カシマスタジアムで行なわれ、激しい点の取り合いの末に3-2で鹿島が逆転勝ちを収めた。

 試合は立ち上がりの3分にいきなり動く。序盤からテンポの良いパス回しでリズムを掴んだかに見えた柏だったが、鹿島は中盤で小笠原がボールを奪うと、パスを受けた中村がワンタッチで前線の赤崎へ。縦パス1本で柏DFの背後に抜け出した赤崎は、最後はGK菅野を抜いて無人のゴールへ流し込み、鹿島が先制に成功した。

 その後も鹿島のカウンターがたびたび炸裂したものの、柏は14分にセットプレーからチャンスを得る。右サイドからの秋野のFKにクリスティアーノが頭で合わせると、これが味方の鈴木に当たり、そのまま鹿島ゴールに飛び込んだ。柏が1-1の同点に追いつく。

 これで勢いづいた柏は再び素早いパス回しと前線からの積極的な守備が機能し始め、鹿島を押し込む。39分には左SBの輪湖のインターセプトから、リターンを受けた輪湖がそのまま持ち上がり中央へラストパス。これを受けたクリスティアーノが右足でシュートを突き刺した。

 後半はともに攻撃への意欲を見せるものの、互いの守備陣が奮闘。両GKの好守などもり、なかなか得点には至らない。しかし均衡状態を破ったのは鹿島。69分、中村が鋭いドリブルで柏の守備組織を崩すと、シュートは阻まれたものの、こぼれ球を金崎が頭で押し込んだ。試合は振り出しに戻る。

 同点とした鹿島は直後にカイオを、対する柏は流れを変えるべく大津を投入し、ともに攻撃的な切り札の起用で勝負に出る。

 88分、鹿島はカイオのループパスから山本がボレーシュートを叩き込むが、これはオフサイドの判定。そして、アディショナルタイムに入った90+1分、鹿島はさらに攻勢に出ると、右サイドを破ったカイオがシュート性の鋭いクロス。これをファーサイドで待っていた途中出場の19歳・鈴木が押し込み、3-2の逆転に成功した。

 終盤は柏が猛攻に出るも、これをしっかり凌いだ鹿島が逆転勝利。広島が勝ったため、順位は2位と変わらないものの、鹿島は依然勝点差0で首位を追走する。


サポーターの声援が後押しとなったと語る石井監督である。
聖地・カシマスタジアムでは負けられぬ。
そういう雰囲気を作っていくのだ。
サポと共に勝利を積み重ねて行きたい。
素晴らしいスタジアムである。