鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

U-16日本代表 デッレナツィオーニトーナメント チリ戦

2014年04月27日 | Weblog
U-16日本代表 第11回デッレナツィオーニトーナメント(イタリア) U-16チリ代表戦試合結果
2014年04月27日



第11回デッレナツィオーニトーナメント
2014年4月26日(土) 15:30キックオフ 60分(30分ハーフ)
Hermagor(オーストリア)
U-16日本代表 1-2(前半1-1、後半0-1) U-16チリ代表
得点
12分 池田太成(U-16日本代表)
21分 失点(U-16チリ代表)
55分 失点(U-16チリ代表)
スターティングメンバー
GK:大迫敬介
DF:加藤潤、阿部雅志、吉田峻、麻田将吾
MF:西本卓申、池田太成、佐藤颯汰
FW:斧澤隼輝、佐々木匠、伊藤遼哉
サブメンバー
GK:谷井宏気
DF:梶山幹太、イヨハ理ヘンリー、渡辺皓太
MF:神田遼太郎
FW:菅大輝、半谷陽介
交代
HT 伊藤遼哉 → 梶山幹太
44分 斧澤隼輝 → 渡辺皓太
57分 佐藤颯汰 → 菅大輝
マッチレポート
開幕戦で敗れたU-16日本代表、第2戦で勝ち点を取ることができないと次のステージへ進むことが難しくなってしまう状況でキックオフを迎える。
前半14分、日本はペナルティエリア外からMF池田太成選手がドライブ気味にかぶせた思い切りの良いシュートで先制。しかし追加点を奪う間もなく同点に追いつかれてしまい、前半は1-1で終了。
後半に入っても相手を崩して決定機という場面が殆ど作り出すことができず、57分にはGKのキャッチミスをプッシュされて逆転を許してしまいました。
その後、ゴール前で二度FKのチャンスがありましたが得点には至らず、試合は1-2のままタイムアップとなりました。



監督・選手コメント
吉武博文 監督
日本の4-3-3のシステムに対し、対戦相手のチリは前日からシステムを変更し、4-1-4-1と中盤の選手をマンツーマンで阻止するという形を取ってきました。日本の選手にとって一番不得意となる守りを今回も崩すことができませんでした。それどころか、他人任せのプレーや自分の持ち味ではないプレーに終始するという内容で敗れ、予選リーグ敗退という大変残念な結果になりました。
西本卓申 選手(鹿島アントラーズユース)
幸先良く先制したにもかかわらず点を取りに行ってしまい、相手ボールになる時間が増えてしまいました。結果、同点に追いつかれ、その後もなかなか自分たちのペースにはなりませんでした。個人的にはもっとボールを受けて、出して、受けてを繰り返し、攻撃の起点になるべきでした。

麻田将吾 選手(京都サンガF.C.U-18)
今日はセンターバックで出場し、2失点を喫してしまったので悔いが残っています。ビルドアップのところでも、ボールが来てから考えてパスを出すといった状況があったので、次のプレーを早く決めて実行するという部分を意識し改善していきたいです。今大会はグループリーグで連敗してしまった現実をしっかりと受け止めて、味わった悔しさを糧に成長していかねばならないと思います。
池田太成 選手(ジュビロ磐田U-18)
ボール保持ができず、なかなかハーフラインを越えることができませんでした。チーム全体が相手のマークを外す動きができておらず、また自らボールを受けに行く姿勢も足りていなかったように思います。明日の試合は日の丸の重みを感じながら、気持ちを込めたプレーで勝利したいと思います。



スケジュール
第11回デッレナツィオーニトーナメント
4月25日(金) 0 - 1 対 U-16クロアチア代表 Kotschach-Mauthen/Austria
4月26日(土) 1 - 2 対 U-16チリ代表 Hermagor/Austria
4月27日(日) 17:00 対 U-16アゼルバイジャン代表 Amoldstein/Austria
4月29日(火) 16:00
17:30 準決勝
準決勝 Nova Gorica/Slovenia
Kotschach-Mauthen/Austria
5月1日(木) 16:00 決勝 Gradisca/Italy


デッレナツィオーニトーナメント U-16チリ代表戦に先発フル出場したU-16日本代表の西本卓申くんである。
攻撃の起点になれなんだことを無念に思っておるとのこと。
この悔しい思いを糧とし成長して欲しい。
鹿島の将来を担う選手となるのだ。
期待しておる。

広島戦レビュー

2014年04月27日 | Weblog
【J1:第9節 広島 vs 鹿島】レポート:広島らしくない敗戦。鹿島らしい勝利。(14.04.27)
4月26日(土) 2014 J1リーグ戦 第9節
広島 0 - 3 鹿島 (19:04/Eスタ/16,992人)
得点者:10' カイオ(鹿島)、19' 土居聖真(鹿島)、54' 遠藤康(鹿島)
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疲れているのはわかるが、中2日の日程など、敗戦の理由にならない。そういう声には、全力で抗う覚悟はできている。
「わかるが」。
いや、体験していない人には、絶対にわからない。中2日の連続という日程問題は、試合に出ていない選手たちにも影響する。連係も確認できず、試合形式の練習がほとんどできないことにより、コンディションを保つのが難しくなる。疲れとは別の問題も生ずる。広島をはじめとするACL組を襲う日程問題は、移動も含め、厳しい。

ここまでの前提を理解した上で、あえて書く。この日の広島は、ブーイングを浴びてもおかしくなかった。頑張っていないわけではない。みんな、闘っていた。だけど事実として、全ての失点は、自分たちのミスから生まれた。1点目はチーム全体の動きが止まったことでパスの選択肢がなくなり、結果として林卓人のパスミスをカバーすることができなかった。2点目は、接触プレーに対して「ファウル」と判断したのか、そこで全員の動きが止まったことが要因。そして3点目は、遠藤康のFKの質は高かったが、入ってくるボールに対して誰も何もできなかった。
こういう失点を疲労や日程のせいにしてもいい。疲れは肉体だけでなく頭脳を襲い、判断がいつもより遅れるのも確かだ。だが広島の過酷な連戦は、5月18日の仙台戦まで続く。過密日程や長距離移動の疲労や調整の難しさを自覚しつつ、それでも闘う術を身につける。それができなければ、アジアもJも頂点をとれない。

この試合の問題を、千葉和彦がズバリと指摘した。
「失点した後にチームを立て直すことができず、ズルズルといってしまった」
失点した時間帯は早く、十分に反撃の時間は残されていた。トニーニョ・セレーゾ監督は広島の攻撃を封じ込めようと、トップ下の土居に青山敏弘を見させ、ボランチの二人にシャドーのケアをさせ、両サイドハーフの位置も引き気味に置いた。それでも前半は、広島の攻撃に振り回された若い鹿島の守備陣は焦りを生じ、50分までに最終ラインの選手たち全員が警告を受けてしまう状況。石原直樹や水本裕貴の決定的なシュートもあったし、両サイドでもイニシアチブはとれた。北京国安戦での0-2は絶望的な雰囲気が漂っていたが、ホームのサポーターが必死で声をからしていた鹿島戦は、違っていた。その空気に水をかけたのが、3点目だった。
それ以降の広島はほとんどチャンスをつくることができず、パスはひっかかってカウンターを受け、何もできずに終了の笛を聞いた。3点差は確かに厳しいが、かつて広島はC大阪に3点差をひっくり返されたことがある。その逆ができる可能性はゼロではなかった。もし、疲労の影響を言うならば、むしろ3点差になった後の広島らしくない戦いぶりだろう。その内容が千葉に「悔しい」と語らせ、2点目を決めた土居聖真に「完勝」と言わしめるだけの印象を植え付けた。

一方の鹿島は、まさに「らしい」戦いを見せつけた。「広島には絶対に負けない」と執念を見せたトニーニョ・セレーゾ監督の広島対策を選手たちは実践したことも素晴らしいが、それ以上に印象的なのは、鹿島伝統のしたたかさが若い選手にもしっかりと受け継がれている事実だ。
その象徴が試合の趨勢を決定づけた2点目だろう。森崎和幸と小笠原満男の接触プレーで西村雄一主審がホイッスルを口にした瞬間に広島が足を止めてしまったのに対し、スルーパスを出した柴崎岳もゴールを決めた土居も、当然のようにプレーを続けた。常に相手の隙をうかがい、勝利のために90分間を集中して消費する。J開幕以降、ほぼ継続して彼らが優勝を争える理由は、こういう「アントラーズ・スピリット」を脈々と受け継いできたことだ。

「この敗戦は自分の責任。過密日程とACLで一つの結果を出したという喜びの中で、鹿島戦に向けて高い集中を保って試合に入れるような道筋をつくることができなかった」
森保監督は自分自身に言葉の刃を向けた。その上で「自分たちで首を絞めてしまった敗戦」指揮官が指摘するように、この試合は自滅。フワッとした隙を鹿島という相手に見せてしまったことが最大の敗因である。ただ、広島というチームは常に敗戦から学び、自分たちの力に変換して連覇に結びつけた。きっと今度も、やってくれる。そういう信頼感は、森保監督が率いるこのチームには存在する。 

試合後、紫のサポーターは悔しさを押し殺して、選手たちに拍手を贈り、激励した。ここまでの選手たちの頑張りがわかっているからこそ、ふがいなさを選手自身が一番認識していると信じているから、ブーイングではなく血が噴き出るような気持ちでサポーターは手を叩き続けた。
選手も、その想いは受け止めている。疲労は認めても、彼らは敗因をそこに直結させてはいない。現実を見すえた上で、広島は明日、強敵・鳥栖と闘うために旅立つ。11連戦はまだ、半ばである。

以上
2014.04.27 Reported by 中野和也


「鹿島は、まさに「らしい」戦いを見せつけた」と綴る広島視点のレポートである。
若き選手に鹿島の伝統が受け継がれておるとのこと。
これは素晴らしい見解と言えよう。
しかしながら、勝因はそこではない。
しっかりと広島対策を行った結果と、それを実践した選手のクオリティである。
広島番としては負け惜しみをいわざるを得なかったところが伝わってくる。
それも嬉しい。
鹿島としては、これを継続し、この順位を最終節まで維持したい。
楽しみにしておる。

この日の勝利は勝ち点3以上の価値がある

2014年04月27日 | Weblog
躍動した若手と頼りになるベテラン。勝ち点3以上のものを得た鹿島が首位に返り咲く。
2014年04月27日

アウェイに乗り込んだ鹿島の若手が躍動

 前節、前々節に喫した2連敗で順位を落とした鹿島。特に前節の神戸戦は2度のリードを奪いながら2-3で逆転負けと鹿島らしくない戦いだった。試合後、センターバックの昌子源は「去年広島の優勝を見たのと、今回が一番悔しい」と話した。

 鹿島といえば、したたかに勝ち点3を積み重ねていく強さがある。しかし接戦を勝ちきれない所には、まだ発展途上という若さが見られる。

 だがこの日、アウェイに乗り込んでの広島戦ではその若手たちが躍動した。同時に、頼りになるベテランたちも安定したプレーで存在感を発揮した。

 10分に20歳のカイオが、19分には21歳の土居聖真が決めて2点のリードを奪った鹿島。ちなみに2点目の場面でアシストしたのは、21歳の柴崎岳だった。

 活き活きと攻撃陣が躍動する中、ディフェンスラインにはJ1初出場となる19歳の植田直通が入り、21歳の昌子源とセンターバックでコンビを組んだ。昌子と植田は、7分と27分にそれぞれイエローカードを受けている。広島の攻撃陣を自由にさせれば、失点の危険性は高くなる。恐れずにタイトなマークを続けられるかが懸念された。

広島の前に立ちはだかった守護神・曽ヶ端


小笠原満男【写真:松岡健三郎】

 そんな中、広島の前に立ちはだかったのが守護神・曽ヶ端準だ。33分の水本裕貴のシュート、44分の佐藤寿人のボレーを防ぎ、安心感をもたらした。そしてキャプテンの小笠原満男は若手センターバックを鼓舞し続け、時には自陣深くまで守備に回るなど若手をサポートした。

 周囲に良い影響を及ぼす彼らのパフォーマンスは、決してこの日に限ったことではない。それでも若手が自信を持って戦えるよう、経験豊富なベテランが要所をしっかり締めていたのが印象的だった。

 ここ2試合で5失点の鹿島だが、この日は前線からのプレスとブロックを作っての守備が機能。特にダヴィを出発点とする高い位置でのプレスは後ろの選手たちを助けた。また若いセンターバックも佐藤への監視を怠らず、マークの受け渡しも概ねスムーズだった。

 後半はサイドから多くのクロスが送られたが、そこは昌子と植田が責任を持って跳ね返してシャットアウト。J1通算139点目を狙う相手ストライカーに仕事をさせず、無失点での勝利に貢献。リーグ王者を相手に完封できたことで、手応えを感じられたはずだ。

 若い選手が存分に持ち味を発揮し、屋台骨を支えるベテランが円熟のプレーでチームを引っ張った。広島という難敵に対して3点を奪い、1点も許さなかった。そして、連敗を止めるとともに首位も奪取。鹿島にとって、この日の勝利は勝ち点3以上の価値がある。

【了】


FOOTBALL CHANNELのプレイレポートである。
特に目新しい視点はないが、首位に返り咲いたことが報じられるのは嬉しいこと。
ただ苦言を呈せば、使用された満男の写真はいかがなものか。
この試合のものを使用せよとまでは言わないものの、せめて今季の写真を使って欲しかった。
このあたりの配慮がFOOTBALL CHANNELには欲しい。
次の記事には期待しておる。

山形・石川、リーグ戦通算300試合出場達成

2014年04月27日 | Weblog
【モンテ】DF石川がリーグ300試合達成
2014年04月27日 10:15


Jリーグ通算300試合出場を達成したDF石川竜也

 DF石川竜也は左サイドバックでフル出場し、Jリーグのリーグ戦通算300試合出場を達成した。34歳のベテランは試合後「節目の試合を勝利で飾ることができ良かった。一つ一つの積み重ねの結果」と感慨深げだった。

 2002年に鹿島に入団し、06年には東京Vでプレー、07年に山形に加わった。J1昇格を決めた08年のアウェー愛媛戦では直接FKを決めて同点とし逆転劇につなげるなど、精密機械のような左足で幾度も救ってきた。

 300試合を「人によって捉え方は違う。J1、J2を含めたカテゴリーで経験を積んだことが大きい」。この日も左サイドからクロスを供給しチャンスを何度もつくった。「連敗は許されない大事な試合で、みんな気持ちを前面に出して戦えた」と充実感をのぞかせた。


リーグ戦通算300試合出場を達成した山形の石川である。
これは素晴らしい記録である。
石川の左足で勝利を掴むのだ。
今後も活躍の報を待っておる。

広島戦報道

2014年04月27日 | Weblog
鹿島3発快勝で首位浮上/広-鹿9節

広島―鹿島 前半、先制ゴールを決め喜ぶ鹿島・カイオ(共同)

<J1:広島0-3鹿島>◇第9節◇26日◇Eスタ

 鹿島は前半10分、広島の守備のミスを見逃さず、MFカイオが先制点を奪った。その9分後にはFW土居が今季4得点目を挙げて突き放した。広島はパスミスが多く、カウンターから攻め込まれる場面が目立った。前半28分にはMF石原がゴール前でクロスを受けて滑り込んだが枠をそれた。後半終了間際にはFW佐藤が狙うがGKの攻守に阻まれ、0-2で前半を折り返した。

 鹿島は後半9分にFKでMF遠藤が得点。今季5点目を挙げた。3点のリードも守りに入らず、果敢に攻め込んだ。広島は後半17分、DF塩谷がFW佐藤につなぐが枠を捉えられず。同40分にはDF塩谷がミドルで狙うもGKに阻まれた。前節新潟戦から2戦連続無得点に終わり、6試合ぶりの黒星を喫した。鹿島は連敗を2でストップさせ、首位に立った。
 [2014年4月26日21時10分]

鹿島快勝で首位再浮上、徳島開幕9連敗

前半19分、鹿島FW土居(右)はゴールを決め、MF柴崎に祝福される(撮影・梅根麻紀)

<J1>◇第9節◇26日◇Eスタ◇9試合ほか

 鹿島は広島に3-0で快勝し、勝ち点を18に伸ばして首位に再浮上した。

 前節トップの神戸はC大阪と2-2で引き分け、得失点差で2位。鳥栖は名古屋に3-2で競り勝ち、3連勝で3位に浮上した。

 清水は仙台を下して4連勝。新潟は徳島を退け7戦連続負けなしで、柏に敗れた5位浦和とともに勝ち点16とした。

 J1初挑戦の徳島は開幕9連敗。東京は横浜を破った。川崎はG大阪を下し、甲府は大宮に勝った。
 [2014年4月26日21時50分]

鹿島3発快勝で首位、昌子「勝ち続ける」
<J1:鹿島3-0広島>◇第9節◇26日◇Eスタ

 鹿島は広島に3-0で快勝し、連敗を2で止めて首位に立った。前半10分に広島GK林のミスを突いてMFカイオ(20)が先制。同19分にはMF柴崎岳(21)のスルーパスからFW土居聖真(21)が追加点を奪った。後半9分にはFKでMF遠藤康(26)が得点。守備ではリーグ初先発のDF植田直通(19)がセンターバックで出場し無失点に抑えた。

 コンビを組んだDF昌子源(21)は「0点に抑えられたのは良かったし、良い流れで次の試合に臨める。また勝ち続けて首位にいられるようにしたい」と意気込んだ。
 [2014年4月26日23時36分]

鹿島3発!首位奪回 広島にリベンジ

前半19分、ゴールを決めた鹿島FW土居(右)はMF柴崎に祝福される

<J1:鹿島3-0広島>◇第9節◇26日◇Eスタ

 鹿島が3節ぶりに首位に立った。1点リードの前半19分、MF柴崎のスルーパスでFW土居聖真(21)が追加点を奪った。後半からも攻めの姿勢を貫き、同9分にはFKでMF遠藤が直接ゴールネットを揺らした。広島にはリーグ戦4試合連続未勝利だった。1アシストの柴崎は「広島に勝っているイメージがなかったので良い形で勝てて良かった」と喜んだ。

 昨季は7年ぶりの無冠だった。最終節はホームに広島を迎え、0-2で完敗。2連覇の瞬間を目の当たりにした。そのリベンジマッチで快勝した。DF青木の出場停止に代わって19歳のDF植田がリーグ初先発。コンビを組んだ21歳の日本代表候補DF昌子は「走り負けていなかった。カウンターでラインも上げることができたし若さが生きていたと思う」と自信を得た。連敗は2でストップさせ、次は首位キープを目指す。
 [2014年4月27日7時50分 紙面から]

広島・森保監督、いいところなく敗れ「相手を勢いづかせてしまった」

広島-鹿島 前半、ゴールを決め喜ぶ鹿島・土居(左端)=Eスタ

鹿島、若手躍動で首位返り咲き 土居「皆で頑張った証」
J1第9節 鹿島3―0広島 (4月26日 Eスタ)


前半10分、先制ゴールを決め喜ぶ鹿島・カイオ(中央)
Photo By スポニチ


 鹿島が広島との上位対決に3―0で圧勝し、首位に返り咲いた。

 前半10分に相手ミスからFWダヴィ(30)が粘って送ったラストパスをMFカイオ(20)が右足で決めて先制すると、同19分にはMF柴崎岳(21)のスルーパスを受けたMF土居聖真(21)が右足でゴール。後半9分にはMF遠藤康(26)が右FKを左足で直接決めての完勝だった。

 土居は「皆で頑張った証(あかし)だと思う。皆で勝とうって気持ちがすごい伝わって来た」と振り返り、首位に立ったことに関しては「そこを目指してやっていかないといけないので」と冷静に話した。
[ 2014年4月26日 21:25 ]

鹿島 若手センターバックコンビが広島封じ 柴崎「あれくらいやってくれないと」
J1第9節 鹿島3―0広島 (4月26日 Eスタ)


後半9分、ゴールを決めた遠藤(25番)と喜びを分かち合う鹿島イレブン
Photo By スポニチ


 鹿島は敵地で広島を3―0で破り、首位に返り咲いた。

 リーグ初先発となったU―21代表DF植田と、日本代表候補DF昌子の平均20歳センターバックコンビが相手の強力攻撃陣をシャットアウトし、3試合ぶり勝利に貢献した。
 
 前半27分に広島FW佐藤への強烈なタックルを見舞った植田は「無失点は良かったけど、もっと攻撃面で改善することが必要。試合に出ることが目標ではないし、鹿島でレギュラーを取って戦いたい」と喜びよりも課題を強調。

 兵庫県内に住む両親や母校・米子北の恩師や生徒が応援に駆けつけた前でDFラインを統率した昌子は「父親はプロになって初めての観戦。“おめでとう”と褒めてもらえたのは正直嬉しい」と“親孝行”できたことに笑 みを浮かべた。

 DF青木の出場停止でつかんだ出場チャンスをモノにした植田について、日本代表MF柴崎は「ポテンシャルを考えると、あれくらいやってくれないと物足りない。ただピッチ内でのコミュニケーション力は昨年と余り変わっていない。もっと色々なサッカーを知って、センターバックならもっと喋れないといけないし改善しないと。壁を乗り越えると一気にバンといく」とさらなる成長に期待を寄せた。
[ 2014年4月26日 22:43 ]

鹿島 広島破り首位返り咲き!柴崎 千金アシスト
J1第9節 鹿島3―0広島 (4月26日 Eスタ)


<広島・鹿島>前半19分、柴崎(左)からのパスを受けゴールを決めた土居
Photo By スポニチ


 鹿島がJ1連覇中の王者に敵地で快勝し、首位に返り咲いた。

 勝負を決めたのは日本代表候補のMF柴崎だ。1―0の前半19分にMF小笠原のパスを中央で受けると、左サイドに流れていたMF土居の動きを見逃さずスルーパスを通してアシスト。ACLの過密日程で疲労があった相手MF青山を尻目に攻守で存在感を放ち、連敗を2で止める原動力となった。「ボールを受ければ何かできると思っていた。僕自身も内容に満足ができる試合だった。これを続けていくことが大事」と胸を張った。
[ 2014年4月27日 05:30 ]

【鹿島】3戦ぶり首位奪回!広島完封に柴崎「集中力持てた」
2014年4月27日6時0分 スポーツ報知


前半19分、ゴールを決めた鹿島・土居(左)は、遠藤と抱き合って喜んだ

 ◆J1第9節 広島0―3鹿島(26日・エディオンスタジアム広島)

 鹿島が本来の姿を取り戻し、3試合ぶりに首位を奪還した。リーグ2連覇中の広島相手に、前半10分にMFカイオが先制すると、FW土居、MF遠藤が続き、3得点。守っても完封でアウェーでの快勝に花を添えた。2点目をアシストしたMF柴崎は「一人ひとりが集中力を持てた。声が出ていた。満足している」と納得の表情だ。

 昨季最終節、ホームで広島に敗れ、広島の2連覇を目の当たりにした。ほとんどの選手が初めての経験だった。唯一、3連覇(07~09年)を記録している鹿島にとっては、自らの優勝で守ることができるのであれば、守らなければいけない。まだ序盤ではあるが、「3連覇は鹿島だけのものにしなければいけないと思っている」(DF昌子)と強い使命感を持って、臨んだ一戦だった。

 今季は開幕3連勝で好スタートを切ったが、直近の2試合は連敗で首位から陥落。「今日は開幕3試合の時の気持ちでやれた。その後は(開幕ダッシュで)緩んでいた部分もあった。また、気持ちを締め直して、勝てたことが大きい」。W杯で、サプライズ招集候補筆頭に挙げられる柴崎は「気持ち」を勝因に挙げた。8度目のリーグ制覇へ、勝利に貪欲な鹿島が戻ってきた。

J1:鹿島、首位に
毎日新聞 2014年04月26日 23時20分

 ○鹿島3-0広島●(26日)

 鹿島がJリーグ王者の広島を豊富な運動量で圧倒した。リーグ戦では2011年8月以来となる広島からの勝利。セレーゾ監督は「2連覇したチームにやっと勝ちました」と満面の笑みを浮かべた。

 開始直後から狙いは明確だった。広島の前線の3人に対し、DF陣が的確にマークして仕事をさせない。さらにFWも広島の選手を激しく追って圧力をかけ、ボールを奪うと一気に攻撃に転じた。前半10分には相手GKが出した横パスをダビがカットしてカイオの先制点につなげる。9分後には広島の中途半端なクリアボールをつなぎ、柴崎が土居へスルーパスを通して2点目。柴崎は「今までにない展開で、非常に満足」と振り返った。

 優勝の可能性も残して臨んだ昨季の最終戦では広島に完敗。目の前で優勝を見届ける屈辱を味わった。この日は最終ラインで体を張って快勝に貢献した昌子は、「リベンジもかかっていたし、3連覇もさせたくない」。タイトル奪還に意欲を燃やす鹿島が、首位に返り咲いた。【細谷拓海】


完勝で首位に戻った鹿島が報じられておる。
先制点のカイオ、リーグ戦初先発で完封に貢献した植田、チーム得点王のヤス、どれを取ってもニュースであるが、中心は日本代表候補の源と岳となった模様。
ブラジルW杯メンバー発表まで2週間と迫り、ここに滑り込むのは誰になるのか注目となる。
DFリーダーとして才能を開花させた源は日本を代表するCBとして成長しておる。
2点目のスルーパスだけでなく豊富な運動量で観るものを唸らせた岳を世界の舞台で観てみたいと思うのは普通の感覚であろう。
二人の代表候補が青きユニフォームを身に纏うのを期待しておる。

神戸・マルキーニョス、二試合連続PK弾

2014年04月27日 | Weblog
【J1:第9節 神戸 vs C大阪】試合終了後の各選手コメント(14.04.26)
4月26日(土) 2014 J1リーグ戦 第9節
神戸 2 - 2 C大阪 (15:04/ノエスタ/25,382人)
得点者:41' ペドロジュニオール(神戸)、54' フォルラン(C大阪)、62' フォルラン(C大阪)、78' マルキーニョス(神戸)
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●マルキーニョス選手(神戸)
「(PKはプレッシャーがあったか?)自信を持って落ち着いて蹴ることができました。その為にトレーニングをしてきていますし、この状況は慣れています。(今までのゲームに比べてボールはうまく回らなかったが、その原因は?)自分たちが感じたやり難さ、特にセレッソが後ろを固めて守る戦い方を選んでいました。その中で自分たちがボールを動かすことがなかなかできなかった。相手の戦い方にも影響があったのかなと思います。(その中で勝点1は強さの表れ?)リーグ戦は勝点をどれだけ積上げられるかだと思います。こういうことが先につながっていくと思っています。(個人的には今まで強いチームとたくさん戦っていますが、それを神戸の選手たちに伝えていますか?)そうですね。その辺は選手に話していますし、まだリーグも長いですのでもっと伝えていければいいかなと思います。
(今日はほぼ満員でしたが感想は?)本当に気持ちよかったです。その中でセレッソが撃ち合いに来てくれて。ビューティフルゴールとかカッコイイシーンをいっぱい見せられたらもっと良かったんですけれど。自分たちが今年やっているいいサッカーももっとやりたいと思いますし、勝つことでもっとお客さんが足を運んでくれると思います。勝ち続けることの大切さを改めて感じました。(5試合連続ゴールはクラブ新記録ですが?)本当に、みなさんにおめでとうと伝えなくていけないと思います。なぜかというと今年は様々な記録を樹立していますし、これからもしていくと思います。それは強化部やスタッフなどクラブに関わる全ての方のやっている仕事だと思いますからね」

[ J1:第9節 神戸 vs C大阪 ]


逆転された神戸は78分にPKを獲得。このチャンスをマルキーニョス(写真中央)が決めて5試合連続のゴールをあげた。
注目の「阪神ダービー」は互いに譲らず2-2の引き分けで終了。勝点1を分け合う結果となった。


二試合連続でPKを決めた神戸のマルキーニョスである。
このゴールにてチームは追いつき引き分けに導いた。
さすがは助っ人という風格である。
これからも得点の報を待っておる。

広島戦コメント

2014年04月27日 | Weblog
2014Jリーグ ディビジョン1 第9節




鹿島アントラーズ:トニーニョ セレーゾ
・(広島対策をしっかりとしてきたうえでの、快勝となったが)1つは、誰が見ても楽しい試合になることは、試合前からわかっていた。両チームの大きな違いは、広島は長年一緒にプレーしていて、抱えている選手の技術力も非常に高い。うちは、まだチームを再建している、作り上げているところで、確実なことをしなければいけない。引いて守ってやっていくしかなかったというのが、正直なところ。いつかは互角に戦えるようになれればと思う。
・私がいくらプランを練っても、やるのは選手。選手たちが忠実に、計画したものを実行するというところで、それがうまくいった。広島は常にゴールを目指してやってくるサッカーなので、枚数をかけるし、その分、スペースを与えることは多い。今日、DFラインは非常に良かった。相手が作ったチャンスは、ウイングバックにボールが出て、逆足に切り返されて、インカーブで入れたボールに対しては、少し危ない場面もあったが、それ以外はうまく機能した。相手は3バックと1ボランチを残すところで、スペースが多くなる。我々は(サイドハーフは)1人はスピードがあって、1人は技術はある。トップ下には、本人はまだ、すごい選手だという自覚をまだしていなくて、毎日毎日、試合毎に言っているが、変貌する機会が今年中になればという選手。ダヴィは相手の選手を疲れさせて、ボディブローを与えて、他の選手が活きていくという状況を作り出す。献身的に犠牲心を持って、チームのために全員が走ったり攻撃をするということが重要。試合後に、森保監督に「やっと勝ちました、うれしいです」と、冗談を言わせてもらいました。
・(広島と一緒に優勝争いを?)そのように、神様がその言葉を聞いてくれればなと思う。長いシーズンですし、そんなに甘くないリーグ、まだ若いチームなので、いろいろなことがあると思う。





【カイオ】
チームの約束ごとを守って戦った。シュートは狙い通り。攻撃だけでなくチームのために守備もした。みんなのために勝てて良かった。良い戦いが出来たと思う。これからも勝っていきたい。

【土居 聖真】
試合はきつかった。(得点シーンは)トラップしてゴールを見た瞬間、打つ所がどこもなく、とっさに決めて打った。この試合で勝った事は大きいが、まだシーズン途中。シーズンの最後に1位にいなければいけない。その過程の中で、勝てた事は良かったと思う。

【遠藤 康】
(ゴールシーンは)狙っていない。入ったという感じ。広島対策をやって勝ったが、自分たちのサッカーではない。でも結果が出て良かった。広島は疲れていた部分もあると思う。でもアウェイで勝てた事は大きい。

2014年04月26日(土)

本日行われたJ1第9節広島戦は3-0で勝利しました。

【J1:第9節 広島 vs 鹿島】トニーニョセレーゾ監督(鹿島)記者会見コメント(14.04.26)
4月26日(土) 2014 J1リーグ戦 第9節
広島 0 - 3 鹿島 (19:04/Eスタ/16,992人)
得点者:10' カイオ(鹿島)、19' 土居聖真(鹿島)、54' 遠藤康(鹿島)
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●トニーニョセレーゾ監督(鹿島):
「やっと、2連覇したチームに勝てました(笑)」

Q:対広島戦ということで、考えた戦略としては?
「皆さんが気づいているかどうか、今日の我々のチームはとても若い。若い選手というのは、例えば駆け引きだったり、試合を読む力だったり、サッカーの知識が残念ながら不足しているものです。そういうチームが、これだけ質の高い選手が揃って、連係・連動など組織力の部分でしっかりとしている(広島のような)チームに、同等に闘いを挑もうと思うのは、無謀な戦略。なので、若い選手たちには、いいポジションをしっかりと取ることを指示した。そうすれば、みんなの大好きな『走る』と言うこともできるし、どこかのタイミングでゴールにつながる。
私が広島に敬意を表するのは、常にゴールに向かってサッカーをやろうとする姿勢。どういう状況であっても、広島はしっかりとパスをつなぐサッカーで、ゴールに向かってくる。だから(そういう相手に)今の選手たちができることとすれば、相手がリスクを背負って必ず出てくるので、そこでボールを奪って、できたスペースからゴールを奪う。今日のメンバーでできることは、これしかなかった。
今日は土居に犠牲的な精神を払ってもらって、相手のボランチを消しにかかった。また両サイドハーフについてもしっかりとスペースを消し、両ボランチに対しては相手の高萩・石原を掴むことをまずやってほしいと言った。彼らは一度、前に張った後、必ず降りてくる。そこでしっかりと捕まえることができれば、CBが一人は余る。そうすれば、3人目の動きを使われても、対応できる。そういう意味で、今日は小笠原と柴崎のクレバーさ、説明した通りにやってくれたという意味で、素晴らしい(戦術の)吸収力と実行力を示してくれた。
広島のチャンスは、クロスからが多かった。それも一度切り替えされて、インカーブ(ゴールに向かってくる)のボールから相手のゴールチャンスとなっていた。ウチのCBは経験が浅く、ああいう時にゴールエリアの中にへばりついていると、相手のFWにとってはありがたい状況になる。CBがゴールに近い位置にいては、ああいうインカーブのボールでは触れば失点の危険性が高い。そこは、修正しないといけない。
広島の特長は、守備者を食いつかせてスペースを作ってボールを動かす。また両ボランチやCBがボールを運び、ワイドに展開して数的優位を作ってきたり、スピードアップしてくる。なのに前半は、両サイドバックが人に食いつきすぎて、CBとSBのギャップにボールを出されて、危険な状況に陥った。ただそこはハーフタイムで修正できたし、パスの出所も抑えることができた」

以上

【J1:第9節 広島 vs 鹿島】試合終了後の各選手コメント(14.04.26)
●土居聖真選手(鹿島)
「今日勝ったことで首位に立ちましたが、まだシーズン途中。ここで首位に立つのが目標でなく、最終節で首位に立つことが目標なので。今日勝てて首位に立てたことは、よかった」

Q:相手には何もさせなかったような試合でしたね。
「クロスしかなかったような感じでした。クロスを上げられても、しっかり対応して跳ね返していました。完勝に近いと思います」

Q:練習でやった通りのことができましたか。
「ボールを取った後のカウンターについては、前半はよかったんですが、後半は最後の精度を欠いたシーンが何度かありました。疲れてきた中でも、最後にシュートで終われればもっともっとよかったと思います」

Q:連敗した中で迎えた試合に勝利し、その後の連戦に向けて弾みになりましたね。
「戦い方は相手チームによって違いますが、時間はあまりありませんが、最善を尽くして準備して、また勝ちという結果に結びつけたいと思います」

●植田直通選手(鹿島)
「もっと攻撃の面で、改善するところはあると思います。もっと練習していきたい」

Q:どういう意識でプレーされていましたか?
「相手はずっと裏を狙ってきていたので、まずは失点しないことを1番に考えました」

Q:昌子選手とコミュニケーションをとりながらやっていましたが。
「佐藤寿人選手がよく動くので、ポジションの確認についてずっと声を出していました。そこは練習でもやってきていたので、やりやすくなっていましたし、守りやすかったです」

Q:落ち着いてできましたか?
「リーグ戦といってもゲームはゲーム。ヤマザキナビスコカップとあまり変わらないと思います。ただ、もっといいプレーをする必要もありますし、もっと練習したいです」

Q:トニーニョ・セレーゾ監督かは、何か言われましたか?
「あまり言えないことで褒められました(笑)。まあ、激しくいけたことです」

Q:自分らしさを出せてきたのでは?
「試合に出ることが目標ではないですあから。鹿島でレギュラーを取って戦うことが目標。今日はもう終わったことなので、これからそこを狙っていきたい」

●昌子源選手(鹿島)
Q:昨年の最終節では広島にやられました。リベンジできましたね。
「あの時は自分がケガをして、試合に出れませんでした。とにかく、いろいろな意味でリベンジできましたね。広島は3連覇もかかっていますが、それはさせたくないですから。これからのGWの試合ももちろん全部勝って、首位を続けられるようにしていきたい」

Q:失点ゼロでした。
「はい。いい感じで清水戦に入れると思います。勝ち続けて首位にいられるよう、1戦1戦を大事にしていきたいです」

Q:植田選手とのコンビですが。
「全然、やりづらさはなかった。ただ、DFライン全員がイエローカードをもらってしまいましたよね。それは珍しいことだったかもしれませんが…。まして俺とナオ(植田)が最初にもらったという(苦笑)。でも、そのおかげかな、落ち着いてプレーできたのは。イエローカードをもらってから、人というより、周りをいろいろ見られるようになってきたのかなと感じます」

Q:広島相手に無失点です。
「それはかなり、自信になります。3点を取れたというのも、デカいです」

Q:チームのよかった点は。
「全体的に、走り負けはしていなかったと思います。広島のパスワークはすごいけど、それをしっかり守って、そこからラインを上げてカウンターを狙っていました。走ることでできていたのかなと思います」

[ J1:第9節 広島 vs 鹿島 ]

連敗を止めたい鹿島は10分、相手のミスをついたダヴィからボールを受けたカイオ(写真/#33)が3試合ぶりのゴールを決め先制。カイオはこれが今季2ゴール目となった。

[ J1:第9節 広島 vs 鹿島 ]

先制した鹿島は19分、柴崎岳(写真/#20)からのスルーパスに反応した土居聖真(写真/#28)がきっちりと決め追加点。土居はこれが今季4ゴール目となった。

[ J1:第9節 広島 vs 鹿島 ]

2点をリードして前半を折り返した鹿島は54分、右サイドからのFKを遠藤康がゴール前へ送ると、これがそのままゴールに吸い込まれ3-0。

[ J1:第9節 広島 vs 鹿島 ]

この日もゴールを決められなかった佐藤寿人(広島)。待望のゴールは次節以降に持ち越しとなった。写真は、試合終了後に互いの健闘を称え合う佐藤と曽ヶ端準(鹿島GK)。


広島に大勝鹿島が首位返り咲き、J1は7位までが勝ち点2差の大混戦
14/4/26 20:53

[4.26 J1第9節 広島0-3鹿島 Eスタ]

 鹿島アントラーズが敵地でサンフレッチェ広島を3-0で下した。リーグ戦の連敗を2で止め、勝ち点を18に伸ばすと、神戸、鳥栖を得失点で上回り、3節ぶりの首位に返り咲いた。しかしJ1リーグ戦は、7位の新潟までが勝ち点2差内にひしめく大混戦となっている。

 スコア上では予想以上の大差がついた。まずは前半10分、GK林卓人のパスが短くなったところを見逃さなかったFWダヴィ猛然とダッシュ。座り込みながらボールをキープし、ゴール前に折り返すと、走り込んだMFカイオが流し込む。期待の高卒ルーキーの、第6節G大阪戦以来の今季2ゴール目で鹿島が先制に成功した。

 前半19分には小笠原満男、柴崎岳とボールが繋がると、柴崎のスルーパスを受けたFW土居聖真が確実にゴールネットを揺らす。小笠原のところでファウルがあったとみて、足を止めてしまった広島守備陣の隙を突く、見事な攻撃で、リードを広げた。

 後半に入っても攻勢を続ける鹿島は9分、右サイドからのFKを獲得すると、MF遠藤康がゴール前に蹴り入れる。誰も触れることなくそのまま抜けるが、反応が遅れた林をあざ笑うかのように、ボールは枠内に吸い込まれていった。

 守っても若い守備陣が奮闘。この試合はDF青木剛が出場停止ということもあり、DF植田直通が今季初先発を果たしていた。後半4分の時点でDF昌子源、植田、DF伊東幸敏、DF山本脩斗の4バック全員がイエローカードを貰ってしまったが、その後も落ち着いた対応で広島に反撃のチャンスを与えない。FW三浦知良のJ1通算得点まであと1点に迫ることで注目を集めているFW佐藤寿人にも仕事をさせなかった。

 劇的な決勝トーナメント進出を決めたACLセントラルコースト戦から中2日で迎えた広島だが、疲労からか、本来の力を見せることは出来なかった。今後も厳しい連戦は続く。今季初の3失点となったが、切り替えて次戦に臨みたい。

連敗ストップの鹿島、首位返り咲き


2連敗中の鹿島は、10分にMFカイオ選手(写真右)のゴールで幸先良く先制すると、19分にMF土居 聖真選手(写真左)が2点目を奪取。後半にも1点を追加して広島に3-0の快勝を収め、第6節以来の首位に返り咲いた。


「トップ下には、本人はまだ、すごい選手だという自覚をまだしていなくて、毎日毎日、試合毎に言っているが、変貌する機会が今年中になればという選手」
聖真のことを賞賛するトニーニョ・セレーゾ監督である。
試合ごとに成長が感じ取られるこの21歳の選手が鹿島を牽引しておることは事実であろう。
日々の練習にて更に成長し、我らに歓喜を届けて欲しい。
楽しみにしておる。

山形・中島、決勝ゴール

2014年04月27日 | Weblog
【J2:第9節 北九州 vs 山形】試合終了後の各選手コメント(14.04.26)
4月26日(土) 2014 J2リーグ戦 第9節
北九州 0 - 1 山形 (16:03/本城/3,367人)
得点者:45' 中島裕希(山形)

●中島裕希選手(山形)
「サイドをうまく崩してヤマ(山田選手)が抜けて、僕は逆サイドにいたんですが、クロスを見てから入っていって、あとはうまく当たらなかったですが、気持ちで蹴りました。うまくGKから逃げていくボールになりました。クロスの入り方は監督からも言われていたし、しっかりDFを外していいところに入れたと思います。相手の見えないところから入っていったので相手も付けなかったと思います。(ポジションが変わったが)1試合に何回かはチャンスがあると思いますし、今日はしっかり決められたのは大きかったですし、次の試合でも何回かチャンスがあると思う。1-0という堅い試合でしたがチームにとって非常に大きい1勝だった。連戦の入りでいい入りができたと思います」

[ J2:第9節 北九州 vs 山形 ]


アウェイの試合となった山形は45分。中島裕希(写真#9)の今シーズン2点目となる得点で1-0と先制した。中島は開幕戦からすべての試合フル出場を果たしている。


決勝点を記録した山形の中島である。
得点能力を見せつけた様子。
チームは完封勝利し、上昇気流に乗っておる。
ここ連戦にて順位を上げ昇格争いに絡んで欲しい。
良い報を待っておる。