徳島 四国初のJ1決定!リーグ4位から昇格PO制す
J1昇格プレーオフ 徳島2―0京都 (12月8日 国立)
徳島が京都を2―0で破って四国に初めてのJ1クラブが誕生することになった。大塚製薬サッカー部を前身とする徳島は05年からJ2に参戦し、9年目で昇格を勝ち取った。来季はJ2の愛媛と、JFLからこの日J2に昇格したカマタマーレ讃岐(香川)を合わせ、四国の3クラブがJリーグでプレーする。
試合終了の笛が鳴ると、徳島の選手たちが歓喜の抱擁を繰り返した。四国初のJ1クラブが誕生した。10年から在籍する津田は「グッときた。徳島に来た時からJ1を目標にやってきた。やっと達成できた」と万感の思いを口にした。
リーグ戦の順位で京都を下回るため昇格には勝利が必要だった。終始守勢に回ったが、前半39分、CKから千代反田が頭で先制。同43分にはロングパスを高崎が頭で流し、抜け出した津田が右足アウトサイドで蹴り込み、京都を突き放した。
11年に昇格圏内の3位で残り2試合を迎えながら連敗して4位に転落し涙をのんだ。翌12年、大分、山形をJ1に導いた昇格請負人の小林監督を迎えたが15位に低迷。今季が勝負の年だった。指揮官は基本技術を徹底指導。力を入れたセットプレー、カウンターで2点を奪ったのは小林イズムの浸透を象徴していた。
「我慢強くやれた。選手が成長して、J1に上がれてうれしい」と笑った小林監督は既に1年契約延長オファーを受け続投が確実。自身3年ぶりとなるJ1へ「厳しい戦いだが、チャレンジしたい」と意欲を口にした。
クラブ側も「現有戦力をベースに強化しJ1で中位以上を目指したい」(中田強化部長)と今季5億円の強化費を大幅増額。名古屋を退団するDF増川獲得に動くほか、鹿島を退団するDF岩政や鹿島MF小笠原ら元日本代表もリストアップしているとみられる。
今季の1試合平均の観客数はJ2ワースト5位の4348人。スポンサーも不足。課題も多いが、四国を盛り上げようと選手たちは熱い。「(四国で)注目されるチームにならないといけない」と津田。チーム名の由来である鳴門の渦潮のように新たな舞台でも躍動する。
▼Jリーグ大東和美チェアマン 来年10周年を迎える徳島にとって、非常に意義深い。讃岐もJ2に上がって四国に3チームになるので、四国のサッカー熱が高まってほしい。
▽徳島ヴォルティス 1955年創部の大塚製薬サッカー部が母体で、05年に四国勢で初めてJ2に参入。柿谷曜一朗(C大阪)を擁した11年に昇格争いに加わったが、4位とあと一歩及ばなかった。チーム名は鳴門の渦潮にあやかり、イタリア語で渦を意味する「VORTICE」から生まれた造語。本拠地は鳴門ポカリスエットスタジアム。
[ 2013年12月9日 05:30 ]
J1昇格プレイオフを制し来季は四国勢として初のJ1で戦うクラブとなった徳島ヴォルティスである。
非常に整備されたチームで総合力が高く、来季の対戦は激しいものとなろう。
その徳島がJ1で戦う戦力補強として岩政や満男をリストアップしておるとのこと。
これは寝耳に水である。
鹿島を退団する岩政は納得のいく部分がある。
しかしながら、鹿島の主軸としてそして主将としてチームを牽引する小笠原満男を引き抜こうと思う輩がおるとは思いもよらなんだ。
確かに満男は単年契約であり、契約交渉は自由である。
とはいえ、鹿島の神髄を知り尽くした満男が退団を選ぶようには思えぬ。
がしかし、新たなるチャレンジという言葉を選択する可能性もないわけではない。
続報を待ちたい。
J1昇格プレーオフ 徳島2―0京都 (12月8日 国立)
徳島が京都を2―0で破って四国に初めてのJ1クラブが誕生することになった。大塚製薬サッカー部を前身とする徳島は05年からJ2に参戦し、9年目で昇格を勝ち取った。来季はJ2の愛媛と、JFLからこの日J2に昇格したカマタマーレ讃岐(香川)を合わせ、四国の3クラブがJリーグでプレーする。
試合終了の笛が鳴ると、徳島の選手たちが歓喜の抱擁を繰り返した。四国初のJ1クラブが誕生した。10年から在籍する津田は「グッときた。徳島に来た時からJ1を目標にやってきた。やっと達成できた」と万感の思いを口にした。
リーグ戦の順位で京都を下回るため昇格には勝利が必要だった。終始守勢に回ったが、前半39分、CKから千代反田が頭で先制。同43分にはロングパスを高崎が頭で流し、抜け出した津田が右足アウトサイドで蹴り込み、京都を突き放した。
11年に昇格圏内の3位で残り2試合を迎えながら連敗して4位に転落し涙をのんだ。翌12年、大分、山形をJ1に導いた昇格請負人の小林監督を迎えたが15位に低迷。今季が勝負の年だった。指揮官は基本技術を徹底指導。力を入れたセットプレー、カウンターで2点を奪ったのは小林イズムの浸透を象徴していた。
「我慢強くやれた。選手が成長して、J1に上がれてうれしい」と笑った小林監督は既に1年契約延長オファーを受け続投が確実。自身3年ぶりとなるJ1へ「厳しい戦いだが、チャレンジしたい」と意欲を口にした。
クラブ側も「現有戦力をベースに強化しJ1で中位以上を目指したい」(中田強化部長)と今季5億円の強化費を大幅増額。名古屋を退団するDF増川獲得に動くほか、鹿島を退団するDF岩政や鹿島MF小笠原ら元日本代表もリストアップしているとみられる。
今季の1試合平均の観客数はJ2ワースト5位の4348人。スポンサーも不足。課題も多いが、四国を盛り上げようと選手たちは熱い。「(四国で)注目されるチームにならないといけない」と津田。チーム名の由来である鳴門の渦潮のように新たな舞台でも躍動する。
▼Jリーグ大東和美チェアマン 来年10周年を迎える徳島にとって、非常に意義深い。讃岐もJ2に上がって四国に3チームになるので、四国のサッカー熱が高まってほしい。
▽徳島ヴォルティス 1955年創部の大塚製薬サッカー部が母体で、05年に四国勢で初めてJ2に参入。柿谷曜一朗(C大阪)を擁した11年に昇格争いに加わったが、4位とあと一歩及ばなかった。チーム名は鳴門の渦潮にあやかり、イタリア語で渦を意味する「VORTICE」から生まれた造語。本拠地は鳴門ポカリスエットスタジアム。
[ 2013年12月9日 05:30 ]
J1昇格プレイオフを制し来季は四国勢として初のJ1で戦うクラブとなった徳島ヴォルティスである。
非常に整備されたチームで総合力が高く、来季の対戦は激しいものとなろう。
その徳島がJ1で戦う戦力補強として岩政や満男をリストアップしておるとのこと。
これは寝耳に水である。
鹿島を退団する岩政は納得のいく部分がある。
しかしながら、鹿島の主軸としてそして主将としてチームを牽引する小笠原満男を引き抜こうと思う輩がおるとは思いもよらなんだ。
確かに満男は単年契約であり、契約交渉は自由である。
とはいえ、鹿島の神髄を知り尽くした満男が退団を選ぶようには思えぬ。
がしかし、新たなるチャレンジという言葉を選択する可能性もないわけではない。
続報を待ちたい。