鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

セレッソ戦レビュー

2013年12月01日 | Weblog
【J1:第33節 C大阪 vs 鹿島】レポート:ホーム最終戦で存分に見せた『レヴィーセレッソ』のサッカー。しかし、鹿島の勝負強さに屈し、悲願の初冠の夢、断たれる(13.12.01)
11月30日(土) 2013 J1リーグ戦 第33節
C大阪 1 - 2 鹿島 (14:03/長居/36,361人)
得点者:25' 大迫勇也(鹿島)、38' 柿谷曜一朗(C大阪)、85' 中村充孝(鹿島)

勝点56で並ぶ4位C大阪と5位鹿島の上位直接対決は、終盤の85分に中村充孝のゴールで勝ち越した鹿島がC大阪を2-1と下した。この結果、同日敗れた首位横浜FMとの差を3に縮めた鹿島は、リーグ優勝の可能性をつなぎとめた。一方、ホーム最終戦、そして通算8シーズンという長きにわたって率いた桜色のチームに攻撃サッカーを植え付けたレヴィークルピ監督のホームラストマッチを、C大阪は勝利で飾ることができず。悲願の初タイトルの夢は、今季も叶わなかった。

ラストチャンス、酒本憲幸が放ったFKからの右クロスに、茂庭照幸がヘッドで合わせるも、ボールが無情にも枠を外れていった瞬間、扇谷健司主審によるタイムアップのホイッスルが鳴り響いた。今季C大阪J1ホームゲーム最多となる3万6361人を飲み込んだ大阪長居スタジアムは、そのとき、鹿島サポーターの一帯を除き、ほぼ全体が、言葉を失った。C大阪の放ったシュート数は15本。そのうちの半数以上は決定機といえるようなものだったが、奪えたゴールは柿谷曜一朗の1点のみ。セットプレーを2度、しっかりと活かした鹿島の前に、C大阪は敗北の現実を受け入れざるを得なかった。

ただし、レヴィークルピ監督は試合後の会見で冒頭、こう振り返った。「C大阪は本当に美しい、いいサッカーをしたと思うし、最後まで勝ちに行く姿勢を見せ続けた」と。百戦錬磨の名伯楽が、「選手たちが見せてくれた姿勢には、本当に満足している。まったく後悔するような内容の試合ではない」と讃えるように、C大阪は持ち味の攻撃サッカーを前面に出した内容で、鹿島を追い込んでいた。鹿島のエース大迫勇也にも、「試合を通して、ボールを触る回数は今年1番少なかった」と言わしめるほどに。しかし、「残念ながら、結果は最悪の結果が出てしまい、改めてサッカーとはこういうものなんだなと感じている」(レヴィークルピ監督)。

C大阪にとって痛恨だったのが、鹿島に先手を取られたこと。C大阪は先制点を取った試合で13勝6分負けなしと、圧倒的な数字を残しており、そのパターンに持ち込めなかったのは、悔いが残る要因。今季、これまでの6敗がすべて先手を取られたものだっただけに、なおさらだ。しかも、遠藤康のCKに競り勝ち、大迫のゴールをお膳立てした岩政大樹に、「最初、マンマークしてこなかったので、それなら『点を取りますよ』という感じ」と言われたように、隙を突かれたことも、もったいなかった。「先制されて、同点にして、そこからまたセットプレーでやられるという流れ自体が、悪かった」、リーグ最少失点を牽引してきた1人、山下達也も、悔しさをにじませた。

それでも、レヴィークルピ監督は、「今日、本当に選手たちが走りきっていた、中身が本当に詰まった最高のゲームだった。そして、一言で言えば、スペクタクルなゲームだった。これを、選手たちには伝えた」と、最後まで戦い抜いたイレブンを責めることはなかった。また、「曜一朗のゴールは、私が、これまでの歴代のJリーグのなかで、一番美しいゴールと呼べるものではなかったかと思う」と、38分に愛弟子が見せた、まるでバレーボールの1人時間差攻撃のような、右足での絶妙な2度のタッチでの技ありゴールを絶賛していた。

「理由がどうとか、そんなんはどうでもよくて、勝てなかったことが残念」という柿谷をはじめ、C大阪の誰もがこの一戦の大事さをよく理解していた。そして、本気でタイトルを狙っていた。だから、勝ちたかった。勝たなければいけなかった。『レヴィーセレッソ』を、クラブの、Jの歴史に刻むために。ただ、残念ながら優勝の2文字は達成できなかったが、すべてが終わったわけではない。「次、まだあるので、しっかりといい準備をして、勝てばACLの可能性とかもあるので、そこは気持ちを切らさずにやっていきたい」(山下)。最後まで何が起こるか分からない2013年シーズンのJ1で、つかみ取りたいもの、取れるものはまだ残っている。『レヴィーセレッソ』の集大成を示すべく、最終節での勝利を、イレブンは改めて誓っていた。

一方の鹿島は、山村和也が出場停止のなかでの試合で、序盤にジュニーニョが負傷交代を強いられたのをはじめ、前半のみで遠藤もケガの影響でダヴィとの交代を余儀なくされ、さらに、19試合ぶりのリーグ戦先発だった岩政も試合中に肉離れを起こしたなかでのプレーも重なり、まさに満身創痍の状態で戦っていた。それでも、ここ一番の勝負強さ、いわゆる『鹿島らしさ』は健在だった。GK曽ヶ端準の再三の好守をはじめ、守備陣は身体を張ってC大阪の猛攻を耐えると、前線では大迫やダヴィらが相手DFへ脅威を与えた。そして、最後は緊急出場の中村が値千金の決勝ゴール。
「いかに我慢して、耐えて、点を取るところで取れば、勝てると思っていたから」。大迫がそう言うように、チームには簡単に崩れない自信があった。その勝者のメンタリティーの差が、鹿島とC大阪の結果を左右したのかもしれない。「得失点差もあるし、そうなると、超攻撃的にいかなきゃいけないけど、でも、優勝を狙うしかない。そのために1年やってきたんだし、難しいとは思うけど、そこしか見ていない」、背番号9のエースも前を向くように、歴戦の王者は、あくまでホームでの逆転優勝だけを見据えながら、勝点3を手土産に、浪速の地を後にした。

以上

2013.12.01 Reported by 前田敏勝


途中交代したジュニーニョ、ヤスだけでなく岩政も肉離れを起こしていたことを空かす前田氏のレポートである。
まさに満身創痍。
そのような中で勝利を掴んだのは鹿島の鹿島たる所以ではなかろうか。
アウェイの厳しい状況で、勝ち点3を得たことは大きい。
次節、大逆転連優勝を成し遂げるためにも、大量得点を目指そうではないか。
楽しみにしてスタジムに向かいたい。

セレッソ戦報道

2013年12月01日 | Weblog
鹿島中村V弾 C大阪無冠決定/第33節
<J1:C大阪1-2鹿島>◇第33節◇30日◇長居

 鹿島は前半15分、MFジュニーニョが負傷退場し、MF中村が途中出場。前半25分、CKからFW大迫が今季19点目となる先制のゴールを奪う。

 C大阪は前半38分、MF山口からのパスを受けたFW柿谷が同点のゴール。前半を1-1で折り返した。

 鹿島は後半開始からMF遠藤に代えてFWダヴィを投入し、布陣を2トップに変更。後半41分、FKをMF中村が押し込み、勝ち越しのゴール。そのまま鹿島が逃げ切った。

 C大阪は今季限りでの退任が決まっているレビークルピ監督のホーム最終戦でもあったが、指揮官に白星をささげることはできず、今季も無冠に終わった。
 [2013年11月30日16時14分]

鹿島大迫弾で3位浮上V戦線残った/J1
<J1:C大阪1-2鹿島>◇第33節◇11月30日◇長居

 鹿島が逆転優勝へいちるの望みを残した。優勝への生き残りを懸けたC大阪戦。強烈な先制パンチを放ったのが日本代表FW大迫勇也(23)だった。前半25分、CKからDF岩政の頭を経由して大迫の足元へ。「いかに我慢して点を取れるところで取るかで、今日は落ち着いて決めることができた」と、右足で挙げた2試合ぶりの得点を喜んだ。

 前節鳥栖戦では両チーム最多の7本のシュートを放つも不発。この日は同じ代表で1トップを争うC大阪柿谷と、偶然にも互いに今季19点目のゴールで競演したが、「チーム同士の対決だから意識しなかった」と冷静だった。

 同点で迎えた後半40分には、MF小笠原のFKからこぼれ球をMF中村が決めた。トニーニョ・セレーゾ監督は「(上位3チームに優勝の可能性があり)こういう状況は注目度が高まるのでいいことだと思う」と勝利を喜んだ。

 勝ち点で並んでいたC大阪を倒し、5位から3位に浮上。数字上は優勝の可能性が残った。ただし、横浜とは得失点9差もあり現実は厳しい。大迫は「難しいとは思うけど優勝を狙うしかない。そのために1年間やってきた」。ACL出場圏の3位から、わずかな可能性にかける。【辻敦子】
 [2013年12月1日6時56分 紙面から]


鹿島、大迫弾で3位浮上!Vへかすかに望み「超攻撃的にいく」

先制点を決めて喜ぶ大迫。奇跡の逆転優勝をあきらめない

 J1第33節(30日、C大阪1-2鹿島、長居)これが“16冠”のチームの底力だ。鹿島が伝統の勝負強さを発揮し、C大阪との上位対決を制した。先制点で勝利に貢献した日本代表FW大迫勇也(23)は「ボールを触る回数は今年で一番少なかったけど、我慢して、耐えて、取るところで取れば勝てると思っていた」と胸を張った。

 前半25分だ。左CKをDF岩政が頭で落とし、混戦の中で大迫が右足でシュート。相手を背負いながらも決めきる力強いプレーでゴールを決めた。同38分には日本代表で1トップを争うFW柿谷も負けじと得点して同点に追いつかれるも、後半40分にMF中村の勝ち越し弾で勝負あり。守備に回る苦しい時間帯が増えても慌てず、試合巧者ぶりを発揮した。

 得失点差は9と大きく開くが、首位の横浜Mに勝ち点3差の3位に浮上し、逆転優勝の可能性を残した。大迫は「(広島戦は)超攻撃的にいく。優勝を狙うしかないでしょ」と力強く宣言。最終節の広島戦(カシマ)に勝てば2位以上となり、3年ぶりにACLの出場権も手にする。常勝軍団が最後まで死力を尽くす。


C大阪-鹿島 前半、競り合う鹿島・大迫(左)とC大阪・茂庭=長居


C大阪-鹿島 前半25分、先制ゴールを決める鹿島・大迫(中央)=長居


C大阪に競り勝ち、サポーターの声援に応える大迫(中央)ら鹿島イレブン=長居


(紙面から)

大迫弾で鹿島ACL圏内3位浮上 柿谷の前で19得点目
J1第33節 鹿島2―1C大阪 (11月30日 長居)


<C大阪・鹿島>前半25分、大迫は先制ゴールを決めガッツポーズ
Photo By スポニチ


 FW大迫が今季19得点目を挙げて、鹿島がACL圏内の3位に浮上した。0―0の前半25分に遠藤の右CKに反応。岩政が頭でつないだボールを冷静にトラップして右足で押し込んだ。

 日本代表で定位置を争う相手FW柿谷の目の前で、11月10日の湘南戦以来2試合ぶりの一撃。「落ち着いて決められた。うまく転がせた」と振り返った。一時は同点に追いつかれたが、後半40分に小笠原のFKからのこぼれ球を中村が左足で決めて決勝弾。ジュニーニョ、遠藤が相次いで負傷交代するアクシデントを乗り越えて、勝ち点3を手にした。

 最終節を前に首位・横浜との勝ち点差を3に詰めたが、得失点差で9下回り逆転Vが絶望的な状況に変わりない。それでもチームの過去のリーグ戦の1試合最多得点は7で、713試合中3度記録。数字上の可能性はゼロではない。最終節の相手は2位の広島。現実的な目標はACL出場権確保と目前での逆転V阻止となるが、大迫は「10点ぐらい取らないとダメだよね?難しいとは思うけど、1年間優勝を目指してきたし、狙うしかない」と力を込めた。

 ≪来季のACL出場権(1~3位)争い 上位が直接対決 6位まで可能性≫首位横浜は敗れたが、今季の2位以内が確定し、来季ACL出場が決定。残りは2枠、可能性があるのは6位C大阪までだ。最終節(7日)は上位6チームによる直接対決。2位広島、3位鹿島、4位浦和は○ならば他カードの結果にかかわらず出場権獲得(3位以内)が決定。5位川崎Fは首位横浜とのホーム戦での○、6位C大阪は浦和とのアウェー戦での○が最低条件だ。
[ 2013年12月1日 05:30 ]

【鹿島】V争いギリ残った!最終節広島戦大量点で勝つ

前半25分、鹿島・大迫(右)が先制ゴールを決めガッツポーズ(左はC大阪・柿谷)

 ◆J1第33節 C大阪1―2鹿島(30日・長居スタジアム) 広島が奇跡の2連覇に望みをつないだ。前半36分にMF青山敏弘(27)が決めたゴールを守り、湘南を1―0で撃破。首位の横浜Mと勝ち点2差の2位に浮上した。横浜Mは新潟に0―2で敗れたが、最終節の川崎戦(7日・等々力)で勝てば無条件で優勝が決まる。C大阪を2―1で下した鹿島にも優勝の可能性が残ったが、C大阪と浦和はV逸が決まった。

 鹿島がアウェーでC大阪を2―1で下し、V戦線に何とか残った。セレーゾ監督(58)は「これで注目度が高まればいい。セレーゾとセレッソ。つづりが一緒(Cerezo)だが、どちらかが勝つと思っていた」とニヤリ。上位と勝ち点差で離されるドローこそ、最悪と考えていた。

 セットプレーからの2発だった。前半25分、右コーナーキックを起点とし、フリーになった日本代表FW大迫が右足で先制弾。1―1の後半40分、FKからこぼれ球をMF中村が左足で決めて勝ち越した。

 試合後、大迫はザック・ジャパンの1トップで共闘する柿谷に「ありがとう」と声を掛けた。背番号9は「自分のゴールは、転がせば入ると思った。決めるべきところで決めたら、勝てると思っていた」。

 あと1戦は2位・広島とホームで直接対決だ。首位・横浜Mとは勝ち点差3、得失点差9だ。厳しい状況だが、大迫は「ACL狙い?、いや、優勝しか見ていない」と断言。優勝には大量得点が必要だが、「10点取った試合なんて小学生の時以来ない。次は超攻撃型だ」。奇跡を信じ、最終節を戦い抜く。
(2013年12月1日06時01分 スポーツ報知)

優勝争い、鹿島残った 上位対決制す
J1第33節(30日・大阪長居スタジアムほか=9試合)鹿島は中村の決勝ゴールでC大阪を2-1で下した。鹿島の通算成績は18勝5分け10敗、勝ち点59で3位に浮上。首位横浜Mに勝ち点3差と迫った。

鹿島は前半25分、大迫が先制。しかし38分にC大阪・柿谷に同点とされた。1-1で折り返した後半40分、小笠原のFKのクリアボールを中村が落ち着いて決めて勝ち越に成功した。鹿島はアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)出場圏内に入った。

勝ち点62で首位の横浜Mが新潟に0-2で敗れ、優勝争いは最終節に持ち越された。勝ち点を60に伸ばした2位広島が逆転優勝に望みをつなぎ、同59の3位鹿島も数字上の可能性は残した。12月7日の最終節は横浜Mが川崎と、広島は鹿島と対戦する。

浦和は鳥栖に完敗し、優勝の可能性が消えた。川崎は大分を退け、川崎の大久保は得点王を決定付ける今季26点目。清水は仙台を下し、柏はFC東京に、大宮は磐田に快勝した。名古屋-甲府は引き分けた。

鹿島、残った希望 FW大迫「10点くらい取らなきゃ」
2013年11月30日22時52分


前半25分、先制ゴールを決め喜ぶ鹿島・大迫(左)。右は中村=林敏行撮影


後半40分、決勝ゴールを決め、駆け出す中村(13)ら鹿島の選手たち=林敏行撮影


 (30日、鹿島2―1セ大阪)

 鹿島は勝ち点で並んでいたセ大阪を退け、逆転優勝の目を残した。首位横浜マと得失点差が9もあるが、足元に飛んできた球を落ち着いて止めて先制点を挙げたFW大迫は「次は10点くらい取らなきゃ。超攻撃型でいくでしょう」と笑った。ただアシストしたベテランのDF岩政は現実的。来季のACL出場には大きく近づき、「まずはACL。今日で圏内に入れた。仕事ができて良かった」。

 ○トニーニョ・セレーゾ監督(鹿) 最終節まで逆転優勝の可能性が残り、「リーグにとって注目が高まり良いこと」。


大迫一色の各紙である。
優勝しか見ていないと語る。
頼もしい大迫の活躍を最終節にも期待したい。
楽しみである。

シャルケ・篤人、完封に貢献

2013年12月01日 | Weblog
内田フル出場のシャルケが3発快勝、酒井高は2戦連続出番なし
13/12/1 04:21

[11.30 ブンデスリーガ第14節 シャルケ3-0シュツットガルト]



 ブンデスリーガは30日、第14節2日目を行い、DF内田篤人の所属するシャルケはホームでDF酒井高徳の所属するシュツットガルトと対戦し、3-0で快勝した。内田は右SBでフル出場。酒井は3試合連続のベンチスタートで、2試合連続で出場機会がなかった。

 シャルケは前半34分、高い位置でプレッシャーをかけてボールを奪うと、MFユリアン・ドラクスラーからパスを受けたMFジェファーソン・ファルファンが右足でシュート。GKの手を弾いてゴールネットを揺らし、先制点を奪った。

 後半2分にはドラクスラーが獲得したPKをファルファンが決めて2-0。同31分にはMFケビン・プリンス・ボアテングのスルーパスから内田が右サイドを駆け上がり、ゴール前にクロスを入れたが、惜しくもDFにクリアされた。それでも後半34分、MFジャーメイン・ジョーンズの豪快な右足ミドルが決まり、3-0とダメを押した。

 3試合連続で3ゴールを奪ったシャルケは守備陣も3試合ぶりの無失点に抑え、2試合ぶりの白星で4戦負けなし(3勝1分)。一方のシュツットガルトは2試合連続の無得点で連敗となった。


先発フル出場で完封勝利に貢献したシャルケの篤人である。
相手FWとスピード勝負に持ち込まれる場面が多く、面白い試合であった。
これからもドイツにて活躍を続けて欲しい。
楽しみにしておる。

セレッソ戦コメント

2013年12月01日 | Weblog
2013Jリーグ ディビジョン1 第33節




鹿島アントラーズ:トニーニョ セレーゾ
・守備をしっかりできた試合だった。前半から言うと、両チームが良い入り方をしたが、ボールを奪ってからのパスミスが多かった。それが前半の中での問題で、守から攻へ切り替えた瞬間の、自分たちのポジショニングのミスであったり、ポジション取りが悪かったり、というところがあった。

・流れの中で、それぞれのクラブを代表する選手が活躍する形にもなった。後半は立ち上がり15分、20分前後はC大阪に主導権を握られて、自分たちのペースにできない時間帯があったが、その後からは盛り返して、守備のポジショニングをしっかりとやっていたというところが、非常に良かった。そこから自分たちのチャンスをうかがう形になっていった。全体的には、バランスを取りながらやるという部分ができた。守備のポジショニング、規律を守るというところもやっていった。タレント性の(ある選手が)多いビッグクラブであるC大阪に勝てたことは良かった。

・今日はどちらかのcerezo(セレーゾ/セレッソ)が勝つと確信していて、幸いにも今回は自分だった。

・(中村の決勝点について)彼は他チームから移籍してきて、今季加入した。加入した選手というのは、常勝クラブの圧力や自分の指導法、チームメートに慣れる時間が必要になる。良いタイミングで得点に絡む形になったと思う。少しでも自信になるゴールになればと思う。若い選手が取り組んで成長していく中での得点は喜ばしい。チームとして勝つということが、使命としてある。(中村が)その達成者の1人であるということは、非常に良かった。セットプレー2本を効率良くゴールに結びつけた。

・(最終節の広島戦に向けて)観る側としては面白味のある試合になると思う。両チームの特長は、相手のゴールを常に目指すということ。非常にオープンな試合になると思う。ホーム最終戦なので、できれば良い形で締めくくって、皆さんと共に笑顔で(今季を)締めくくれたらと思う。





【中村 充孝】
(ゴールシーンは)自分のいた位置は、決め事。最終的には来ると思って入って行った。なぜかマークがついてなく、打つときも中はフリーだった。そういうところでみんなが詰めていけるのは、アントラーズの強みでもある。相手に当たったけれど決められて良かった。

【曽ヶ端 準】
ディフェンスが上手く相手をサイドに追い込んでからのシュートだったので、落ち着いて対応出来た。こぼれ球への反応が良かったと思う。細かい積み重ねが得点を許さず、2点目につながった。(優勝は)可能性のある限り追求したいし、チャレンジしたい。

【青木 剛】
C大阪は攻撃に凄く勢いがあって、人数をかけてくるチームなので、我慢する事が必要だった。その中で先制したが、追いつかれてしまった。それでも我慢した結果が、勝ち越しゴールにつながったと思う。2人、3人と連動して攻撃してくるので、相手の特長や勢いに対応するのは難しかった。普段より守って戦うという意思統一はチームにあった。

2013年11月30日(土)

本日行われたJ1第33節C大阪戦は、2-1で勝利しました。

【J1:第33節 C大阪 vs 鹿島】トニーニョセレーゾ監督(鹿島)記者会見コメント(13.11.30)
11月30日(土) 2013 J1リーグ戦 第33節
C大阪 1 - 2 鹿島 (14:03/長居/36,361人)
得点者:25' 大迫勇也(鹿島)、38' 柿谷曜一朗(C大阪)、85' 中村充孝(鹿島)

●トニーニョセレーゾ監督(鹿島):

Q:上位が負けたことで、優勝の可能性が残りました。
「全ては、1節ごとに戦っていかなければならないことであり、シーズン終盤にこういった状況にJリーグがなっているというのは、Jリーグにとって、注目度が高まるという意味でも、よいことだと思います」

Q:2点ともセットプレーからの得点でした。
「現代サッカーでは、セットプレーからの得点というのが、かなりの割合を占めるものであり、非常に重要なこと。岩政選手が入ることによって、セットプレーでの威圧感、圧力が増したというのはあります。そこからの得点もあり、2得点目も、相手がそこを意識すぎたというのも、あったのかもしれません。ただ、試合全体的に、前半は守備から攻撃への切り替えのところで、ボールを奪い返した後、守備のポジショニングから攻撃のポジショニングへ移る際に、ちょっとポジショニングのミスや、パスミスが目立ち、なかなか自分たちのリズムをうまく作れなかったということがありました。後半、そういったところが少しは改善できたと思います。シーズン終盤、チーム自体、特に選手間で競争力を高めてやっていて、要は選手の表情とか、集中力や注意力とかを欠けないようにしようと、お互いに声をかけながらやっていったところは、チームとして成長、成熟を感じ、監督としては喜ばしいこと、プラスの方向、空気、雰囲気が流れていると感じています。そのなかで、今日は2つの、発音はセレーゾですが、表記は同じ”Cerezo”だと思うが、どちらかが勝つということは、僕は確信していた(笑)。ただ、幸いに自分のCerezoのほうが勝つことができた。C大阪さんというのは、昔から攻撃的なサッカーをやってくるというのは、伝統としてあり、非常に優秀な素晴らしい若手が、特に前線付近に才能豊かな選手がいて、そこを完璧に抑えるのは難しいことだが、そういった中でもうまく対応できたかなと思います。両方の”Cerezo”が攻撃的にやっていくのは、非常に面白いことだと思います。あと、両チームの戦いにふさわしい観客動員もあり、雰囲気も非常によかった。両チームが見せた内容というのもありますし。唯一残念なことは、レヴィークルピ監督が退任されること。非常に優秀な監督なので、そこが唯一、このスペクタクルな部分の欠点としてあげられるのではないだろうか。それにしても、このC大阪さんのチームというのは、非常に優秀な選手がいますね。8番の柿谷選手、13番の南野選手、6番の山口選手など、非常に優秀な人材であり、彼らはただの選手ではなく、うまく成長していけば、プラスアルファ(の能力を持つ選手)になってくると思います」

Q:この試合は勝ったが、鹿島はホームで圧倒的な数字を残しながら、なぜアウェイで今季あまり勝てなかったのか?
「一時期は自分たちのせいかなという発言もさせていただいたが、私自身データを見ているわけではないが、おそらく全チームにある話しなのではないかなと。だから、こうやって最終節にもつれこむような状況になっているのかなと思います。詳しいデータに関しては、皆さんが一番分かるかと思いますが。あとは、日程的な部分で、4月、5月、6月で5-7-5、もしくは、7-7-5くらいの試合数があったかと思いますが、そこで大半のチームが五分五分の成績だったんじゃないかなと。試合数が一番詰まっている時期の成績を見てもらえれば、たぶんそうなっていたんじゃないかなと思います」

以上

【J1:第33節 C大阪 vs 鹿島】試合終了後の各選手コメント(13.11.30)
●岩政大樹選手(鹿島):
「(1点目のきっかけとなったヘッドについて)自分で決めたかった。最初、マンマークしてこなかったので、それなら『点を取りますよ』という感じ。今の状態でできることはやったかなと。高みを目指せば、もっとやらなきゃいけないこともありましたし、もっとチームの流れをよくするためのことを攻守においてしたかったが。今の状態で、今日の試合だけを勝つことを考えて、いろんなことを目をつぶってもらおうと思ってやっていました。
(優勝、ACL出場圏内入りの可能性を残しているが?)まずはACL圏内に入ったようなので、シーズン最後に圏内に入る仕事をできたのは、自分のなかでもよかったと思います。
(相手に主導権を握られる展開だったが?)C大阪と対戦する場合、ある程度そういう(ボールを持たれる)時間が多くなるのは、サッカーのやり方を見れば分かる状況。それは想定したなかで試合に入りました。最終的にシュートまでいかれる場面もありましたが、まったく誰もついていけないとか、完全にゴール前でDFがいないという状況は、そこまで作らせていなかったので。そういうもんかなと思ってやっていましたし、ある意味、そういうときのほうがC大阪に勝てると、僕は思っています。相手がどんどん攻めてくる試合のほうが、勝てちゃう気が、なんとなく僕はしているので、『今日も勝つかな』と思いながらやっていました」

●大迫勇也選手(鹿島):
「試合を通して、ボールを触る回数は、今年1番少なかったかなと。でも、そういう試合もあるので。いかに我慢して、耐えて、点を取るところで取れば、勝てると思っていたから。後ろ(守備陣)もしっかり対応していたし、つなげさせている感じもあったかなと思います。
(優勝の可能性を残しているが?)得失点差もあるし、そうなると、超攻撃的にいかなきゃいけないけど、でも、優勝を狙うしかない。そのために1年やってきたんだし、難しいとは思うけど、そこしか見ていない。
(柿谷選手のゴールについて思うところは?)特には(ない)。でも、最後は真ん中を閉めて、対応できていたと思うし、後ろ(守備陣)がすごく辛抱強く頑張っていた」

[ J1:第33節 C大阪 vs 鹿島 ]

優勝のためには負けられないチーム同士の一戦。
先手を取ったのはアウェイの鹿島。25分に大迫勇也(写真)のゴールで先制する。大迫は今季19点目のゴールとなった。

[ J1:第33節 C大阪 vs 鹿島 ]

1-1で迎えた85分、鹿島は中村充孝(写真)のゴールで勝ち越しに成功する。
試合はこのあとスコアは動かず、2-1で鹿島が勝利。鹿島は得失点など非常に優勝は厳しいが、可能性を何とか残した。

[ J1:第33節 C大阪 vs 鹿島 ]

試合後、お互いの健闘を抱き合って讃え合うレヴィー クルピ(C大阪)とトニーニョ セレーゾ(鹿島)。

試合後の記者会見の中で、トニーニョ セレーゾ監督「両チームの戦いにふさわしい観客動員もあり、雰囲気も非常によかった。両チームが見せた内容というのもありますし。唯一残念なことは、レヴィークルピ監督が退任されること。非常に優秀な監督なので、そこが唯一、このスペクタクルな部分の欠点としてあげられるのではないだろうか」と振り返り、レヴィー クルピ監督の退任を惜しみました。

[ J1:第33節 C大阪 vs 鹿島 ]WOWプレーヤーズアワード:中村充孝選手(鹿島)

本日の試合で決勝点をあげた中村充孝選手(鹿島)が、この試合のWOWプレーヤーズアワードに選ばれた。


大迫&中村弾の鹿島が優勝戦線踏みとどまる…C大阪は柿谷スーパーゴールも届かず
13/11/30 16:27

[11.30 J1第33節 C大阪1-2鹿島 長居]

 鹿島アントラーズが敵地でセレッソ大阪を2-1で下し、優勝争いに踏みとどまった。首位との勝ち点3差で突入する12月7日の最終節はホームで2位広島と対戦する。

 前半から両エースの共演となった。まずは鹿島FW大迫勇也。前半25分、左サイドからのCKを獲得すると、MF遠藤康のキックをDF岩政大樹がヘディングで合わせる。これをゴール前の混戦で受けた大迫が相手を背負いながら右足シュート。ボールはゴールラインを越え、幸先よく先手を奪った。

 しかしC大阪FW柿谷曜一朗も負けていない。前半38分、MF山口螢からの浮き球パスを受けたエリア内で柿谷は、ボール奪いに来たDF伊東幸敏をリフティングでかわしてシュート。右足アウトから放たれたボールは見事に枠内を捕え、スーパーゴールでC大阪が試合を振り出しに戻した。

 お互い引き分け以下に終われば優勝争いから脱落する一戦。だがここ一番の勝負強さは、百戦錬磨の鹿島の方が上手だった。後半40分、MF小笠原満男がFKをゴール前に蹴り入れる。C大阪MF扇原貴宏がヘディングでクリアするが、ゴール前に流れ、これに走り込んだMF中村充孝がゴールに押し込んだ。

 首位横浜FMが敗れたことで鹿島にも優勝の可能性は残った。首位との勝ち点3差、得失点差「9」で迎える最終節の相手は2位の広島。「優勝の可能性が残っている限り、僕らは全力を尽くすだけです」。決勝ゴールを奪った中村は静かに闘志を燃やした。


アツと岩政のコメントを読む限りセレッソのセットプレイの守備には難があった模様。
その隙を突き勝利を掴んだことは重畳。
この勝利にて優勝への挑戦権を得ることが出来た。
次節は超攻撃的に立ち向かい、朗報を待ちたい。

福岡・船山、契約満了にて退団

2013年12月01日 | Weblog
アビスパ福岡 契約満了選手のお知らせ
■MF8 船山 祐二 (ふなやま ゆうじ)選手

[生年月日]
1985年1月19日 (28歳)

船山選手 コメント
1年間という短い期間でしたが、いつもあたたかく力強く応援していただき、本当にありがとうございます。チームとしても、自分自身としても、今年はいい結果を残すことが出来ず、非常に悔いが残るシーズンとなってしまいました。この悔しさを、また力に変えて、今後頑張っていきたいと思っています。これからも応援よろしくお願いします。


福岡を契約満了にて退団する船山である。
今季福岡に加入した船山は主力として起用されておった。
しかしながら、経営的に高額選手が放出されることとなり無念であろう。
ここは気持ちを切り替え、新天地にて活躍するのだ。
楽しみしておる。