プレシーズンマッチ いばらきサッカーフェスティバル2011
鹿島アントラーズ:オズワルド オリヴェイラ
今日はボールを保持して、積極的に攻めることが出来た。相手のカウンターアタックがあったとしても、それは積極性の裏返しであり、心配することではない。(後半の4-2-3-1システムについて)システムはどうであれ、適する選手がいなければやりたくてもできない。先ずは選手たちの能力をどう発揮させるかを考え、そのためにシステムを考える。特別な理由は何もない。(新加入の選手たちに関して)彼らを一律に考えることはできない。アレックスは8年日本にいて、日本の生活、文化に慣れているので後はアントラーズというクラブに慣れれば、期待した活躍を見せてくれると思う。本田は代表明けなので、コンディションを戻し、試合に慣れることで去年のような活躍をしてくれると思う。カルロンに関してはもっと慎重になるべきだ。彼は先ず日本の生活、文化、そしてサッカースタイルに慣れなければいけない。今までやって来たことと違うことを始めなければいけないのだから、我々は彼を慎重に扱うべきだと考えている。(大迫、田代の不在について)キャンプの疲れもあったので、リスクを避けたかった。今日は今シーズン1試合目だし、全員にチャンスがある。私は選手たちの状態を見極めるだけだから、選手起用に悩むことはない。むしろチームの全員が勝利へ向かって戦えるかが重要だ。選手層が厚いからと言って必ずしも勝つわけではない。全員が勝利するため、全身全霊を賭けて戦わなければならない。
【本山 雅志】
キャンプから戻ったばかりで疲れはあたっが、3点取れてよかった。でも、もう少し点は取れたと思う。
【小笠原 満男】
今日は勝ててよかったです。自分自身は絶好調です。
【カルロン】
自分にとって貴重なゴールになった。FWにとってゴールを取れたことはうれしいが、それよりもチームが勝ったことが何よりうれしい。ホンダロック戦と今日の試合でゲーム感覚は戻った。この2試合で日本のサッカーを学ぶことはできた。スタジアムで応援してくれたサポーターに感謝したい。サポーターがいてこそ力になるので、スタジアムに来て欲しい。
2011年02月19日(土)
本日行われたプレシーズンマッチ水戸戦は、カルロン、興梠、増田の3選手が得点を決め、3-0と快勝しました。
【2011Jリーグプレシーズンマッチ 鹿島 vs 水戸】オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島)記者会見コメント(11.02.19)
■いばらきサッカーフェスティバル2011
2011Jリーグプレシーズンマッチ
2月19日(土)
鹿島 3 - 0 水戸 (14:06/カシマ/7,189人)
得点者:23' カルロン(鹿島)、49' 興梠 慎三(鹿島)、63' 増田 誓志(鹿島)
----------
●オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島):
Q:結果的には無失点に終わったのですが、両サイドバックの裏を突かれる場面も多かったと思います。守備の面についてふり返ってください。
「今日の練習試合について、そのようなことがあったのはどこのタイミングでそういうことが起きたのか不思議なことだと感じています。すごいことを探しているなというが僕の感想です。特にボールを保持して攻めることが多いチームというのは、積極性を持つチームというのは、当然ながら時にはスペースを与えたり、相手がミスを誘ってそのミスからカウンターになることはあるかと思います。ただし、そのような指摘というのは僕にはまったく見受けられていないし、僕は普通の試合を行えて非常によかったんじゃないかなと思います。大きくそのような欠点などはなかったと思います。通常の試合で起こりうることがあったとしか見ておりません」
Q:後半、1トップというか[4-2-3-1]のシステムに変えましたが、このシステムを採用する理由と、このシステムの鹿島でのメリットを教えてください。
「やりたくてもそれに適した選手がいなければできないという部分もあります。ただ一番は抱えている選手の能力をいかにして引き出すのか、どういう形が一番能力を発揮できるのか、ということを考えたときにこういう風なものができるのではないかと思います。そこから勝利をもたらしたことがあったり、その選手が良い状態にいればそうした結果に持っていくことができたりします。特別になにかということではなく、選手の能力を引き出すための形になります」
Q:今日はカルロン選手や本田選手という新戦力が出ましたが、彼らに対する評価をお願いします。
「まず皆さんは彼らが入ったときに同じ状態や同じ目線から評価をすると思いますが、それは一番間違ったことで、それぞれに特殊な条件があります。まずアレックス選手ですが、彼はもう8年以上、あるいはそれくらい日本でプレーしているわけですから、日本にいる時間が他の選手より多く、日本の生活や気候に慣れる時間のロスが必要ありません。あとはクラブの環境だったりチームメイトに慣れれば、そんなに時間を必要とすることもなくチームのレベルや彼に期待しているものが出せるようになると思います。
本田選手に関しては代表に行ったことでチームへの合流が遅れました。確か、代表では間違っていなければ後半からの2試合の途中出場でした。そうなると2ヶ月間試合をやっていない状況になってくるので、当然ながら試合勘を取り戻すことが必要です。あるいはそれを失ったことになっており、Jリーグや天皇杯で見せたようなパフォーマンスや試合勘を取り戻さなければいけません。彼に関してもアレックス同様、慣れる時間は短くなりますし、良い形にすぐにできるのではないかと思います。
逆に慎重に考えなければいけないのがカルロン選手です。まず違うサッカースタイル、哲学、指導法、環境、気候、文化にひとつひとつ、少しずつ慣れなくてはいけません。ポルトガルリーグでの、あるいはヨーロッパでの相手のディフェンスの対応の仕方とは変わってくるわけであって、日本のディフェンスに慣れなくてはいけなません。そうした部分では慎重に考えて、判断や評価をしなくてはいけないかなと考えております」
Q:ベンチにも大迫選手と田代選手がいませんでしたが、それは戦術的なものだったのか、それともコンディションでなにかあったのか。これだけ選手が揃っていると来週のFUJI XEROX SUPER CUPのメンバーはだいぶ悩まれると思いますが、もう頭の中で描かれていますでしょうか?
「大迫選手と田代選手は、キャンプをしっかり取り組んだ影響で大事をとって休ませました。僕はリスクを取りたくないし、この試合のために選手を出場させて怪我をさせるということを避けたかった。この試合だけではないですし、これがまだ1試合目です。シーズンというものは長く多くの試合があって、全員にチャンスがあるわけです。監督として悩むことはまったくないわけであって、これは表現ですけど千年も前に決まっていることです。要は、選手が自分が出場するという意欲だったり準備だったりができていることを見せるわけであって、私はそれを選ぶだけです。
皆さんはFUJI XEROX SUPER CUPや開幕と言いますけど、シーズンというのは約50試合あるわけで、全員に出場する機会があります。いろんなことが起こりうるし、そのなかで全員がチームの勝利のために徹することができるか、できないかという部分になってきます。選手が多くいるからといって勝てる保証はありません。人間の意識というのは、少しでも薄れれば方向性は変わってしまいます。選手たちがいかにして、このチームに対して全身全霊を賭けることができるのか。あるいは30人全員がひとつとなってやれるかどうかが大きな鍵になると思います」
以上
【2011Jリーグプレシーズンマッチ 鹿島 vs 水戸】試合終了後の各選手コメント(11.02.19)
●本田拓也選手(鹿島):
「サイドバックが高い位置に上がってくれるので自分の良さが出せると思います。ただ、まだ90分走れる体じゃないので早く作りたい。
(Q:だいぶ楽にプレーしているように見えたが?)
そうですね。周りの選手がうまいのでパスも預けられますし、サイドバックを上げるやり方もだいぶわかってきました。まだ迷いは少しあるけれど、もう少しすれば良くなると思います
(Q:縦のパスを狙っていたが?)
アジアカップを戦って、縦に行かないとダメだと思いました。横、横よりも相手も怖いはず。まだまだですが、続けていきたい」
●本山雅志選手(鹿島):
「今年も1つ不安材料ができてしまいました。グランド状態でボールが跳ねすぎてトラップするにも気を遣う。開幕前にやれたのはよかったかも。相手もイーブンとはいえ、うちは技術が高いしね。
今日は、宮崎合宿のつもりでスルーパスを出したら合わなかった。向こうだとボールが走るので少し弱めに出していたんだけど、こっちは強く出さないと止まってしまった。まあ、カルロンが点を取れて良かったというのと、勝てたことが良かったです」
●小笠原満男選手(鹿島):
「勝って良かったです。カルロンはうまく使ってあげられればいい。
(Q:調子は?)
絶好調!」
●カルロン選手(鹿島):
「私にとって貴重なゴールとなりました。FWはゴールを求められます。それを果たすことができて良かったです。ゴールはどんな形であれ、うれしく思います。しかし、それ以上にチームが勝ったことがまず何よりうれしいです。この2試合は良いゲームでした。だいぶゲームの感じもわかってきた。日本のサッカーはスピードがあり、パワーを使わないといけないことがわかった」
Q:リーグ戦になればもっとお客さんも多くなると思いますが、カシマスタジアムの雰囲気は?
「まずサポーターに関してはこれ以上少ないところでやっていました。ですので、今日の観客数を少ないとは思いません。ポルトガルリーグでプレーしている時は700~800人の中でやっていました。サポーターは12番目の選手です。12番目の選手がいてこそ1つになれると思っています」
Q:ゴールを決めたあと天に祈りを捧げていましたが?
「今日の得点は神に捧げました。今日ここでプレーできているのも神様のおかげ。そのお礼ができたと思います」
●青木剛選手(鹿島):
「調子はここまで、すごくいいです。体の調子も良いですし、順調に来ていると思います」
Q:右サイドバックに入りましたが?
「試合前に、予定通りにいけば、そういう形になると言われていました」
Q:良いサイドチェンジが何本も決まり、得点も入りましたが?
「イバさん(新井場)もアレックスも、良いタイミングで上がってくれる。そういったパスを意識して出せればいいと思います」
Q:この試合の個人的なテーマは?
「保持したなかでしっかりパスを回して、押し込んだらミドルシュートを狙おうと思っていました。相手は守ってカウンターを狙ってくるので、そのあとの起点をつくらせないこと、リスクマネジメントを心がけていました」
Q:何度か形をつくられてしまいましたが?
「細かいところは徹底しないといけない。水戸はカウンターを狙っていたと思うので、もっと精度を上げられたらいいと思います」
小笠原主将自らが申すように満男の好調ぶりが目に取れて見えた。
今季はスタートダッシュが期待出来よう。
そして、その相方となった青木もコンディションを上げておる。
この二人が序盤を引っ張ってくれるのでは無かろうか。
その青木は後半半ばから右SBとしても持ち味を発揮しておった。
彼のポリバレントな部分が機能した試合だったと言えよう。
本田タが来、西が加入しようとも、青木が負担する部分は多い。
今季のキープレイヤーであると改めて思わせる試合であった。
満男と青木で戦う事になろう。
楽しみである。
鹿島アントラーズ:オズワルド オリヴェイラ
今日はボールを保持して、積極的に攻めることが出来た。相手のカウンターアタックがあったとしても、それは積極性の裏返しであり、心配することではない。(後半の4-2-3-1システムについて)システムはどうであれ、適する選手がいなければやりたくてもできない。先ずは選手たちの能力をどう発揮させるかを考え、そのためにシステムを考える。特別な理由は何もない。(新加入の選手たちに関して)彼らを一律に考えることはできない。アレックスは8年日本にいて、日本の生活、文化に慣れているので後はアントラーズというクラブに慣れれば、期待した活躍を見せてくれると思う。本田は代表明けなので、コンディションを戻し、試合に慣れることで去年のような活躍をしてくれると思う。カルロンに関してはもっと慎重になるべきだ。彼は先ず日本の生活、文化、そしてサッカースタイルに慣れなければいけない。今までやって来たことと違うことを始めなければいけないのだから、我々は彼を慎重に扱うべきだと考えている。(大迫、田代の不在について)キャンプの疲れもあったので、リスクを避けたかった。今日は今シーズン1試合目だし、全員にチャンスがある。私は選手たちの状態を見極めるだけだから、選手起用に悩むことはない。むしろチームの全員が勝利へ向かって戦えるかが重要だ。選手層が厚いからと言って必ずしも勝つわけではない。全員が勝利するため、全身全霊を賭けて戦わなければならない。
【本山 雅志】
キャンプから戻ったばかりで疲れはあたっが、3点取れてよかった。でも、もう少し点は取れたと思う。
【小笠原 満男】
今日は勝ててよかったです。自分自身は絶好調です。
【カルロン】
自分にとって貴重なゴールになった。FWにとってゴールを取れたことはうれしいが、それよりもチームが勝ったことが何よりうれしい。ホンダロック戦と今日の試合でゲーム感覚は戻った。この2試合で日本のサッカーを学ぶことはできた。スタジアムで応援してくれたサポーターに感謝したい。サポーターがいてこそ力になるので、スタジアムに来て欲しい。
2011年02月19日(土)
本日行われたプレシーズンマッチ水戸戦は、カルロン、興梠、増田の3選手が得点を決め、3-0と快勝しました。
【2011Jリーグプレシーズンマッチ 鹿島 vs 水戸】オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島)記者会見コメント(11.02.19)
■いばらきサッカーフェスティバル2011
2011Jリーグプレシーズンマッチ
2月19日(土)
鹿島 3 - 0 水戸 (14:06/カシマ/7,189人)
得点者:23' カルロン(鹿島)、49' 興梠 慎三(鹿島)、63' 増田 誓志(鹿島)
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●オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島):
Q:結果的には無失点に終わったのですが、両サイドバックの裏を突かれる場面も多かったと思います。守備の面についてふり返ってください。
「今日の練習試合について、そのようなことがあったのはどこのタイミングでそういうことが起きたのか不思議なことだと感じています。すごいことを探しているなというが僕の感想です。特にボールを保持して攻めることが多いチームというのは、積極性を持つチームというのは、当然ながら時にはスペースを与えたり、相手がミスを誘ってそのミスからカウンターになることはあるかと思います。ただし、そのような指摘というのは僕にはまったく見受けられていないし、僕は普通の試合を行えて非常によかったんじゃないかなと思います。大きくそのような欠点などはなかったと思います。通常の試合で起こりうることがあったとしか見ておりません」
Q:後半、1トップというか[4-2-3-1]のシステムに変えましたが、このシステムを採用する理由と、このシステムの鹿島でのメリットを教えてください。
「やりたくてもそれに適した選手がいなければできないという部分もあります。ただ一番は抱えている選手の能力をいかにして引き出すのか、どういう形が一番能力を発揮できるのか、ということを考えたときにこういう風なものができるのではないかと思います。そこから勝利をもたらしたことがあったり、その選手が良い状態にいればそうした結果に持っていくことができたりします。特別になにかということではなく、選手の能力を引き出すための形になります」
Q:今日はカルロン選手や本田選手という新戦力が出ましたが、彼らに対する評価をお願いします。
「まず皆さんは彼らが入ったときに同じ状態や同じ目線から評価をすると思いますが、それは一番間違ったことで、それぞれに特殊な条件があります。まずアレックス選手ですが、彼はもう8年以上、あるいはそれくらい日本でプレーしているわけですから、日本にいる時間が他の選手より多く、日本の生活や気候に慣れる時間のロスが必要ありません。あとはクラブの環境だったりチームメイトに慣れれば、そんなに時間を必要とすることもなくチームのレベルや彼に期待しているものが出せるようになると思います。
本田選手に関しては代表に行ったことでチームへの合流が遅れました。確か、代表では間違っていなければ後半からの2試合の途中出場でした。そうなると2ヶ月間試合をやっていない状況になってくるので、当然ながら試合勘を取り戻すことが必要です。あるいはそれを失ったことになっており、Jリーグや天皇杯で見せたようなパフォーマンスや試合勘を取り戻さなければいけません。彼に関してもアレックス同様、慣れる時間は短くなりますし、良い形にすぐにできるのではないかと思います。
逆に慎重に考えなければいけないのがカルロン選手です。まず違うサッカースタイル、哲学、指導法、環境、気候、文化にひとつひとつ、少しずつ慣れなくてはいけません。ポルトガルリーグでの、あるいはヨーロッパでの相手のディフェンスの対応の仕方とは変わってくるわけであって、日本のディフェンスに慣れなくてはいけなません。そうした部分では慎重に考えて、判断や評価をしなくてはいけないかなと考えております」
Q:ベンチにも大迫選手と田代選手がいませんでしたが、それは戦術的なものだったのか、それともコンディションでなにかあったのか。これだけ選手が揃っていると来週のFUJI XEROX SUPER CUPのメンバーはだいぶ悩まれると思いますが、もう頭の中で描かれていますでしょうか?
「大迫選手と田代選手は、キャンプをしっかり取り組んだ影響で大事をとって休ませました。僕はリスクを取りたくないし、この試合のために選手を出場させて怪我をさせるということを避けたかった。この試合だけではないですし、これがまだ1試合目です。シーズンというものは長く多くの試合があって、全員にチャンスがあるわけです。監督として悩むことはまったくないわけであって、これは表現ですけど千年も前に決まっていることです。要は、選手が自分が出場するという意欲だったり準備だったりができていることを見せるわけであって、私はそれを選ぶだけです。
皆さんはFUJI XEROX SUPER CUPや開幕と言いますけど、シーズンというのは約50試合あるわけで、全員に出場する機会があります。いろんなことが起こりうるし、そのなかで全員がチームの勝利のために徹することができるか、できないかという部分になってきます。選手が多くいるからといって勝てる保証はありません。人間の意識というのは、少しでも薄れれば方向性は変わってしまいます。選手たちがいかにして、このチームに対して全身全霊を賭けることができるのか。あるいは30人全員がひとつとなってやれるかどうかが大きな鍵になると思います」
以上
【2011Jリーグプレシーズンマッチ 鹿島 vs 水戸】試合終了後の各選手コメント(11.02.19)
●本田拓也選手(鹿島):
「サイドバックが高い位置に上がってくれるので自分の良さが出せると思います。ただ、まだ90分走れる体じゃないので早く作りたい。
(Q:だいぶ楽にプレーしているように見えたが?)
そうですね。周りの選手がうまいのでパスも預けられますし、サイドバックを上げるやり方もだいぶわかってきました。まだ迷いは少しあるけれど、もう少しすれば良くなると思います
(Q:縦のパスを狙っていたが?)
アジアカップを戦って、縦に行かないとダメだと思いました。横、横よりも相手も怖いはず。まだまだですが、続けていきたい」
●本山雅志選手(鹿島):
「今年も1つ不安材料ができてしまいました。グランド状態でボールが跳ねすぎてトラップするにも気を遣う。開幕前にやれたのはよかったかも。相手もイーブンとはいえ、うちは技術が高いしね。
今日は、宮崎合宿のつもりでスルーパスを出したら合わなかった。向こうだとボールが走るので少し弱めに出していたんだけど、こっちは強く出さないと止まってしまった。まあ、カルロンが点を取れて良かったというのと、勝てたことが良かったです」
●小笠原満男選手(鹿島):
「勝って良かったです。カルロンはうまく使ってあげられればいい。
(Q:調子は?)
絶好調!」
●カルロン選手(鹿島):
「私にとって貴重なゴールとなりました。FWはゴールを求められます。それを果たすことができて良かったです。ゴールはどんな形であれ、うれしく思います。しかし、それ以上にチームが勝ったことがまず何よりうれしいです。この2試合は良いゲームでした。だいぶゲームの感じもわかってきた。日本のサッカーはスピードがあり、パワーを使わないといけないことがわかった」
Q:リーグ戦になればもっとお客さんも多くなると思いますが、カシマスタジアムの雰囲気は?
「まずサポーターに関してはこれ以上少ないところでやっていました。ですので、今日の観客数を少ないとは思いません。ポルトガルリーグでプレーしている時は700~800人の中でやっていました。サポーターは12番目の選手です。12番目の選手がいてこそ1つになれると思っています」
Q:ゴールを決めたあと天に祈りを捧げていましたが?
「今日の得点は神に捧げました。今日ここでプレーできているのも神様のおかげ。そのお礼ができたと思います」
●青木剛選手(鹿島):
「調子はここまで、すごくいいです。体の調子も良いですし、順調に来ていると思います」
Q:右サイドバックに入りましたが?
「試合前に、予定通りにいけば、そういう形になると言われていました」
Q:良いサイドチェンジが何本も決まり、得点も入りましたが?
「イバさん(新井場)もアレックスも、良いタイミングで上がってくれる。そういったパスを意識して出せればいいと思います」
Q:この試合の個人的なテーマは?
「保持したなかでしっかりパスを回して、押し込んだらミドルシュートを狙おうと思っていました。相手は守ってカウンターを狙ってくるので、そのあとの起点をつくらせないこと、リスクマネジメントを心がけていました」
Q:何度か形をつくられてしまいましたが?
「細かいところは徹底しないといけない。水戸はカウンターを狙っていたと思うので、もっと精度を上げられたらいいと思います」
小笠原主将自らが申すように満男の好調ぶりが目に取れて見えた。
今季はスタートダッシュが期待出来よう。
そして、その相方となった青木もコンディションを上げておる。
この二人が序盤を引っ張ってくれるのでは無かろうか。
その青木は後半半ばから右SBとしても持ち味を発揮しておった。
彼のポリバレントな部分が機能した試合だったと言えよう。
本田タが来、西が加入しようとも、青木が負担する部分は多い。
今季のキープレイヤーであると改めて思わせる試合であった。
満男と青木で戦う事になろう。
楽しみである。