マルキーニョス、仙台初Vへチャレンジだ
2011.2.5 10:38
ベガルタ躍進を約束したFWマルキーニョス。柳沢との2トップで得点量産の期待が膨らむ
ベガルタを優勝させる! 新加入のFWマルキーニョス(34)が4日、合流して初のロングインタビュー。“王者・鹿島”で培ったサッカーに取り組む心構えの伝授、チームメートとの共闘態勢、FW柳沢敦(33)との4年ぶりツートップ再結成など新天地での強い意欲を見せた。昨年までの10年間でJリーグの5クラブに在籍したが、6クラブ目のベガルタで「一番いい成績を残したい」と“優勝請け負い”宣言も飛び出した。
--練習に(2日から)合流して3日がたちました
「いい雰囲気ですね。なるべく早く、みんなと仲良くしたいです」
--ベガルタでどういうプレーをしたい
「今まで通りのサッカーをやるために来たわけで、これまでと変わらない。今までプレーしたクラブの中で仙台で一番いい成績を残したい」
--手倉森監督が“王者のメンタリティーを植えつけてほしい”と期待しています
「教えることは何でもする。でも、教えるだけでなく学ぶことも大事。学ぶこともします」
--今季も現役を続行した理由は
「(鹿島退団は)代理人が関係していた。引退とかやめるとか、自分の口からはいっさい言っていない。これからは自分のことを考えようと。これまでサッカーが好きでやってきた。(ベガルタで)すべてできることをやります」
--移籍先にベガルタを選んだ理由は
「チャレンジです」
--昨年まで対戦チームとして戦ったベガルタの印象は
「いつも上を目指していたチーム。対戦することは難しかった。逆の立場になってここにいる。みんなと上を目指すのが自分の目的です」
--FW柳沢とツートップ再結成の夢がふくらみます
「2007年に(鹿島で)一緒にやった。コンビを組んだこともある。すべて監督が決めることだが、一緒にピッチにいる時間があればすぐに慣れる。成功することを願っている」
--仙台の寒さは
「今まで感じたことのない寒さです(苦笑)。寒さにも慣れないと」
--現在のコンディションは
「長い間(60日間)オフだった。まだ良くないところもある。フィジカルコーチ、監督のつくったメニューをしっかりとやって、早くコンディションを良くしたい」
★FW陣3人新加入で計7人
マルキーニョスが加わった今季のベガルタFW陣は、例年になく強力な布陣となった。新加入はマルキーニョスと元日本代表の柳沢敦、武藤雄樹(流経大)の3人。現有戦力は、昨年8月にFC東京からベガルタ入りした赤嶺真吾、昨年J1初得点を決めた中島裕希、手術した右ひざのリハビリを行っている中原貴之の3人で、大久保剛志がJFLソニー仙台から4年ぶりに復帰した。計7人のFWは、昨年の40得点を大幅に上回るゴール量産を目指す。
手倉森誠監督は2月1日の鹿児島入りから、早くもマルキーニョス加入の波及効果を感じ「(1日の)夕食からチームの雰囲気が変わった。モノが違う」とJ1で2年目を迎えるチームの変革に期待を寄せている。
6日に終了する鹿児島1次キャンプまで、別メニューで調整を続ける予定。8日から宮崎・延岡市で始まる2次キャンプで全体練習に合流した時、マルキーニョスの一挙手一投足がさらにチームへ好影響を与えるに違いない。
ベガルタ躍進を約束したFWマルキーニョス。柳沢との2トップで得点量産の期待が膨らむ
仙台の寒さを「今まで感じたことのない寒さ」と語るマルキーニョスである。
環境を変え、新たなチャレンジをしておる。
我等にとって驚異となること間違いはない。
しかしながら、我等としても簡単に活躍させるわけには行かぬ。
今季はユアスタで開催されるアウェイの戦いに気持ちを引き締めて望みたい。
楽しみにしたい。