【2011Jリーグプレシーズンマッチ 鹿島 vs 水戸】プレビュー:シーズン開幕前の重要なトレーニングマッチ。新チームのスタメンを飾るのは誰だ?(11.02.18)
今回で7回目を迎えるいばらきサッカーフェスティバル。昨年は雪の舞い散る寒いケーズデンキスタジアム水戸で行われたが、今年は茨城県立カシマサッカースタジアムでの開催となる。いまのところ過去6回はすべて鹿島が勝利しており、全6試合で水戸が奪った得点を見てもわずかに「1」という圧倒的な数字が残っている。J1とJ2、立場は違えどいばらきダービーであることは間違いなく、水戸としてはなんとしても一矢報いたい試合だろう。
水戸はこれまで横浜FC、筑波大学、横河武蔵野FCなどと練習試合を積み重ねてきた。結果についてはほぼ五分五分と言えるだろう。ただし、直近の明治大学との練習試合では1本目を0-0、2本目を1-1といずれも引き分けに終えたが思うような内容ではなかった。柱谷哲二を新監督に迎え、チームは新しく生まれ変わろうとしているだけに、過去6年とは違うところを見せたい。
とはいえ、今季の鹿島はタイトルを奪還すべく豪華なメンバーを補強した。札幌から完全移籍した西大伍こそ右内転筋を痛めて出遅れているが、カルロンやアレックス、本田拓也らを筆頭に、4人の新人選手たちも元気な姿を見せている。オリヴェイラ監督はこうした豪華なメンバーを前に「誰が試合を出来る状態なのか見極めている」と話す。
このプレシーズンマッチの翌週には、名古屋とタイトルを争うFUJI XEROX SUPER CUPが控えている。この試合までを一区切りとして、ベストな布陣を探るべくさまざまな組み合わせを試すことになるだろう。
ただ、選手たちはポジション争いのまっただ中だ。気を抜く様子もなく、ひとつの重要な試合として臨もうとしている。
「スーパー杯までちゃんと戦えるのはこの試合くらい。もし出られるなら結果を出したい」(本山雅志)
「水戸との試合からすぐに富士ゼロックス、ACL、リーグ戦と試合が続いていく。良い準備をしていきたい」(曽ヶ端準)
宮崎合宿を終え、すぐ翌日の試合になるため、選手たちの疲労はピークに達している。しかし、西以外に故障を抱えた選手もいないため、誰を先発させてくるのかオリヴェイラ監督も頭を悩ませていることだろう。
「基本は去年までのベースとなる。あとは新加入の選手たちが慣れれば変更する可能性もあるだろう。本当はもっと選手交代が出来て欲しかった。でも決まりがあるので、その中でしっかりやりたい」
固まりつつあるチームの進捗状況を知るには、監督、選手だけでなく、サポーターにとっても最適の試合であることは間違いない。
以上
2011.02.18 Reported by 田中滋
期待の西大伍は右内転筋を負傷しておるとのこと。
これは残念である。
しかしながら、最も無念なのは西本人である。
新天地で名を上げる機会を逸してしまった。
ここは治療に専念し、一刻も早くチームに合流して欲しい。
右SBは昨日のホンダロック戦で先発した新井場が濃厚と言えよう。
天皇杯優勝の実績があり、問題はない。
祖師的になるのは攻撃陣である。
FWの組み合わせは如何に、本山の出陣はあるのか。
楽しみな一戦をスタジアムで味わおうではないか。
今季の戦いの前哨戦を確認しに行こうと思う。
今回で7回目を迎えるいばらきサッカーフェスティバル。昨年は雪の舞い散る寒いケーズデンキスタジアム水戸で行われたが、今年は茨城県立カシマサッカースタジアムでの開催となる。いまのところ過去6回はすべて鹿島が勝利しており、全6試合で水戸が奪った得点を見てもわずかに「1」という圧倒的な数字が残っている。J1とJ2、立場は違えどいばらきダービーであることは間違いなく、水戸としてはなんとしても一矢報いたい試合だろう。
水戸はこれまで横浜FC、筑波大学、横河武蔵野FCなどと練習試合を積み重ねてきた。結果についてはほぼ五分五分と言えるだろう。ただし、直近の明治大学との練習試合では1本目を0-0、2本目を1-1といずれも引き分けに終えたが思うような内容ではなかった。柱谷哲二を新監督に迎え、チームは新しく生まれ変わろうとしているだけに、過去6年とは違うところを見せたい。
とはいえ、今季の鹿島はタイトルを奪還すべく豪華なメンバーを補強した。札幌から完全移籍した西大伍こそ右内転筋を痛めて出遅れているが、カルロンやアレックス、本田拓也らを筆頭に、4人の新人選手たちも元気な姿を見せている。オリヴェイラ監督はこうした豪華なメンバーを前に「誰が試合を出来る状態なのか見極めている」と話す。
このプレシーズンマッチの翌週には、名古屋とタイトルを争うFUJI XEROX SUPER CUPが控えている。この試合までを一区切りとして、ベストな布陣を探るべくさまざまな組み合わせを試すことになるだろう。
ただ、選手たちはポジション争いのまっただ中だ。気を抜く様子もなく、ひとつの重要な試合として臨もうとしている。
「スーパー杯までちゃんと戦えるのはこの試合くらい。もし出られるなら結果を出したい」(本山雅志)
「水戸との試合からすぐに富士ゼロックス、ACL、リーグ戦と試合が続いていく。良い準備をしていきたい」(曽ヶ端準)
宮崎合宿を終え、すぐ翌日の試合になるため、選手たちの疲労はピークに達している。しかし、西以外に故障を抱えた選手もいないため、誰を先発させてくるのかオリヴェイラ監督も頭を悩ませていることだろう。
「基本は去年までのベースとなる。あとは新加入の選手たちが慣れれば変更する可能性もあるだろう。本当はもっと選手交代が出来て欲しかった。でも決まりがあるので、その中でしっかりやりたい」
固まりつつあるチームの進捗状況を知るには、監督、選手だけでなく、サポーターにとっても最適の試合であることは間違いない。
以上
2011.02.18 Reported by 田中滋
期待の西大伍は右内転筋を負傷しておるとのこと。
これは残念である。
しかしながら、最も無念なのは西本人である。
新天地で名を上げる機会を逸してしまった。
ここは治療に専念し、一刻も早くチームに合流して欲しい。
右SBは昨日のホンダロック戦で先発した新井場が濃厚と言えよう。
天皇杯優勝の実績があり、問題はない。
祖師的になるのは攻撃陣である。
FWの組み合わせは如何に、本山の出陣はあるのか。
楽しみな一戦をスタジアムで味わおうではないか。
今季の戦いの前哨戦を確認しに行こうと思う。