【2011シーズン始動!】鹿島:新人選手披露会見でのコメント(1)(11.02.04)
本日、鹿嶋市内にて鹿島アントラーズの新人選手披露会見が行われました。会見での出席者のコメントは以下のとおりです。
-----------
●井畑滋 代表取締役社長
「新加入選手の紹介をさせて頂きます。まず柴崎岳でございます。高校在学中から練習に参加して頂いており、すぐにチームに溶け込んでくれるものと我々は確信しております。背番号は20番でございます。よろしくお願いします。
続きまして土居聖真です。アントラーズユースからの昇格者であります。ポジションはミッドフィルダー。トップチームと一緒に日常的にトレーニングを行っており、昨年の宮崎キャンプでもトップチームと一緒に練習に参加し、得点をあげるなどの活躍をしています。2007年にはU-16の代表選手としても出場しております。プラチナ世代と呼ばれる中で、決して遅れをとらない逸材だと我々は考えております。背番号は28でございます。
続きまして、梅鉢貴秀。大阪の関西第一高校の出身で、ポジションはミッドフィルダーです。柴崎と同じく、第88回全国高校サッカーでベスト4という活躍を見せてくれました。気持ちの強さで決定的なプレーをするというプレーぶりは、アントラーズの選手らしい一面が出ていたという感想でございます。左右両足で精度の高いキックが蹴れるというのが彼の武器の一つでございます。背番号は27番です。
最後に昌子源です。ポジションはディフェンダーです。米子北高校で2009年度のインターハイ準優勝という実績をあげております。高さと強さが持ち味のディフェンダーです。アントラーズのレギュラーのストッパーはいずれも日本代表でございますが、その高い壁を近い将来、乗り越えられる逸材として期待をしております。背番号は23番でございます」
Q:全員の選手に質問です。アントラーズに対して最初に持った印象と実際に来てみてからの印象を教えて下さい。
●柴崎岳選手:
「外から見ていて、3連覇もしているし、非常に強いチームだなと。そして中盤には日本代表に入っていた3人の選手、小笠原満男選手、中田浩二選手、青木剛選手がいたので、もしやることになったら非常にやりがいのあるチームだなと思っていました。実際に入ってみてからは、そのとおり、練習からでも自分のプレーをさせてもらえないとか、やりがいのある練習をさせてもらっていたので、まだまだ成長できるのではないかと思っています」
●土居聖真選手:
「最初の印象は、ジーコさんが築いたチームですし、ほとんどスタジアムに行って試合を見たり、テレビでの観戦が多かったんですけど、映像を通して観ている選手たちといまこうやって一緒に練習したり、食事をしたりすることが夢のようです。最初は、みんな怖いんじゃないかとか、どうなんだろうという不安がありましたけど、優しい方々ばかりで、すぐに慣れることができました」
●梅鉢貴秀選手:
「3連覇していたチームということで本当に強いチームだな、と思っていました。地元が大阪なのでガンバ大阪と試合をするときはよく見に行っていたのですが、ガンバに勝つことがとても多くて、強いチームだなと感じていました。実際に入ってみると、練習中はキビキビとしているのですが、寮なんかに戻ると、先輩たちが優しくしてくれて、家族のような感じがしています。とても過ごしやすいです」
●昌子源選手:
「最初の印象は、やっぱり強くて、オンザピッチでもオフザピッチでも厳しいんだろうなと思っていたのですが、実際に入ってみたら、オンザピッチでは厳しいんですけど、オフザピッチでは優しくして頂いて、とても良い印象を感じました」
Q:柴崎選手に質問です。内定が早く決まったということもあって、去年は宮崎キャンプや練習試合に出ることもありました。実際にJリーグのトップクラスのアントラーズの練習に参加してみた率直な感想と、手応えみたいなものがあったらお答え下さい。
●柴崎岳選手:
「はじめてやったときはまだまだ通用しないなと、Jリーグで通用するプレーではないなと、僕自身思いました。手応えは、随所に自分のパスであったり、というのは通用していたかなと思います。でも、それ以外は全然駄目だったので、これからはフィジカル面だとか、走力などを上げていきたいと思います」
Q:土居選手に質問です。アントラーズの中盤は代表クラスの能力の高い選手が揃っています。土居選手自体はどんなプレーでアピールしたいと考えていますか?
●土居聖真選手:
「自分の持ち味はゴール前で突破したりだとか、ゴールに繋がる仕事をすることだと思うので、まずは自分の持ち味であるスピードに乗ったドリブルとか、勢いを持って攻撃参加するところとかを、監督もそうですし、チームメイトにもアピールして信頼してもらえるようにしたいです。そこからまずは始まって、献身的に守備をしたり、チームのために走ったりとか、そういう肉付けをしていきたいです。そして、そこで満足することなく代表クラスの選手ばかり揃っているので、頑張っていきたいと思います」
Q:梅鉢選手に質問です。高校では非常に成績がよかったと聞いております。大学に行くという選択もあったと思うのですが、プロ入りを決めました。その決め手は何だったのでしょうか?
●梅鉢貴秀選手:
「確かに、鹿島アントラーズの方からオファーを頂くまで、大学への進学を考えていたんですけど、小さい頃からの夢だったプロ選手になれるということで、その夢を追い続けたいということで、迷うことなくアントラーズに加入させて頂くことにしました」
Q:昌子選手に質問です。アントラーズのセンターバックには日本代表の二人が居ます。非常に高い壁になりますが、自分ではどのようなプレーでアピールしていこうと思っていますか?
●昌子源選手:
「日本代表の二人の選手なので、そう簡単にはレギュラーを奪えるとは全然思って無く、しっかり二人の良い所を盗んで、自分のものにして、あの二人にも認めてもらいつつ、戦っていきたいと思います」
Q:去年の選手権ではFKも惜しいものがありましたけど、アントラーズでも狙っていきますか?
「狙わせていただけるなら(笑)」
Q:自分を動物に例えて、どういう性格なのかお答え下さい。
●柴崎岳選手:
「(しばらく考えて)…難しい(笑)。そうありたいと思うのは、鷹のような。もちろん飛ぶといった意味ではなくて、視野を広く持ち続けたいという意味です。いまはたぶん雀くらいなので鷹のようになりたいと思ってます」
●土居聖真選手:
「強いていうならばですけど…、猫かな。だいぶマイペースなので(笑)。猫だと思います」
●梅鉢貴秀選手:
「ライオンになれるようにがんばります」
●昌子源選手:
「僕もセンターバックなので、ライオンみたいに、百獣の王みたいに、しっかりオーラを放つ選手になりたいと思っています」
Q:井畑社長にお聞きしたいのですが、今回の背番号の意味を教えて下さい。
●井畑滋 代表取締役社長
「背番号をつけた意味ですか。まず確認なのですが、土居聖真は28、柴崎岳は20、梅鉢貴秀は27、昌子源は23ということで、明確な理由はないんですけど、これというイメージはございます。まず、18歳の4名に一桁の背番号というのはスタートからはキツイだろうな、というのが一つ。もう一つは、今年はアントラーズの20周年の記念になるということで、頭に2をつけた二桁の20代にしよう、ということが二つめ。もう一つは将来の我々の希望を込めて、土居であれば2を取った8番、柴崎であれば10番、梅鉢は7番、そして昌子は3番の背番号を将来目指していって欲しい。そういう思いで背番号を付けました」
Q:それではサポーターとホームタウンの人にメッセージをお願いします。
●柴崎岳選手:
「サポーターというのは大事で、いつも僕らを応援してくれる大切な存在です。僕も高校時代に何度か救われる場面もありましたし、本当に大事にしてサポーターに愛される選手になりたいなと思ってます。また、この街が鹿島アントラーズによって、もっともっと活性化していったら良いなと思っています」
●土居聖真選手:
「僕はジュニアユースから鹿島にお世話になっていますけど、街の人も温かい人たちばかりで、カシマスタジアムに集まるサポーターもJ屈指のサポーターの皆さんだと思うので、早く顔と名前をしっかり覚えてもらって、一日でも早くピッチの上で皆さんに素晴らしいプレーを見せたいと思います」
●梅鉢貴秀選手:
「アントラーズのたくさんのファンの方に応援して頂けるように、日々の練習をがんばって、皆さんの期待に応えられるように頑張っていきたいと思います」
●昌子源選手:
「一日でも早くサポーターの皆さんに覚えてもらえるように頑張って、いつも応援してもらっているので、しっかりピッチの上で恩返しできるように頑張って、この街をもっともっとアントラーズ色に染めたいと思っています」
2011シーズン始動!】鹿島:新人選手披露会見でのコメント(2)(11.02.04)
Q:柴崎選手に質問です。先ほど中盤にすばらしい選手が揃っているということでしたが、その選手とポジション争いをするための自分の一番のアピールポイントはなんですか?
●柴崎岳選手:
「アピールポイントというよりは、ミッドフィルダーの選手たちのいいところ、または僕が身につけていかなければならないところを集中的にトレーニングすることです。それからまた、自分の特長を出していきたいと思っています」
Q:今回同年代の選手が4人加入するということで、その環境をどういう風に考えているか教えて下さい。
●柴崎岳選手:
「高校時代からみんな知っていて顔見知りだったので、鹿島に来てからも4人で行動しているし、プレー面でも相乗効果というか互いを互いで高めあっていければ良いなと思っています」
●土居聖真選手:
「同年代が4人というのはすごいアドバンテージだと思いますし、みんなすぐに仲良くなれたので、みんなで切磋琢磨して鹿島の黄金時代を築けたらなと思っています」
●梅鉢貴秀選手:
「辛いこともあると思うんですけど、4人で支え合って、将来的にはピッチで輝きたいと思います」
●昌子源選手:
「同世代4人で寮でも仲良くやっていますし、風呂も一緒に入ったりで、4人で楽しんでいます。この4人でしっかりレギュラーをとってアントラーズに貢献したいと思っています」
Q:さきほど社長から、2を取った番号を目指して欲しいという話しがありました。それぞれ、いまの自分のポジションとは違うかもしれませんが、その選手の印象、そして憧れている選手をお願いします。あと他のチームでも、この世代のライバルが居たら教えて下さい
●柴崎岳選手:
「本山選手には、ピッチ内でもピッチ外でもとても良い印象を受けていますし、見本となるプレーもあります。もちろん私生活でも優しくして頂いてくれているので、憧れというよりは見本にしていきたいと思っています。
この世代はプロになる選手が多くてとても嬉しいですが、特別、誰がライバルということもなく、みんながライバルだと思ってやりたいと思います」
●土居聖真選手:
「野沢選手はチームで1位、2位を争うテクニックの持ち主だと思いますし、もちろん野沢選手から盗むこともたくさんあると思います。ただ鹿島アントラーズの全選手が先輩であって、サッカー面でも先輩なので、いろんな選手の特長を全部奪っていきたいなと思っています。
僕も同世代の誰かという限定はないですけれど、みんな上手いですし、同世代が活躍するニュースを聞くと刺激にもなります。そういう面では僕も早く試合で活躍したいという気持ちが燃えてきたりするので、全選手がライバルだと思います」
●梅鉢貴秀選手:
「新井場選手には、同じ大阪出身ということもあって、普段からよく面倒を見ていただいて、優しくしてもらっています。僕も両足を使うのが得意なんですけど、新井場選手も両サイドバックでプレーしていて、そういう面でも見習うところが多いと思います。
同じ世代のライバルというのは、プラチナ世代でたくさんの選手がいると思うんですけど、特に誰ということは無いので、全員がライバルだと思って頑張っていきたいと思います」
●昌子源選手:
「岩政選手には何度か練習会に来たときにヘディングのやり方とかを教えてもらい、そのなかで岩政選手の背番号を受け継ぐことになるよう、岩政選手に恥じぬようなプレーをして頑張りたいと思っています。
同世代ではやっぱりみんながライバルだと思って、そのなかでも高校の米子北で一緒にプロに入ることになったフロンターレの谷尾選手には絶対に負けたくないという気持ちがあります」
Q:柴崎選手に質問です。先ほど見本にしたいという選手のなかで、小笠原選手や本山選手、中田選手の名前が出ましたが、具体的にどういったプレーを盗みたいと思っているのかお願いします。
●柴崎岳選手:
「みんなボランチとしての能力が高くて、まずはその先輩相手にどんどん果敢に挑んでいくということ。また、球際の強さだったり、したたかなゲームコントロールだったりというのは練習からでも、もちろん試合からでも見て学べると思うので、そういうところを学んでいきたいと思います」
Q:将来的にA代表への憧れはあるか、ということと、いまA代表に入っている選手のなかで誰か目標にする選手、憧れる選手がいたら教えて下さい。
●昌子源選手:
「目標としては日本代表に入りたいとは思っているんですけど、その前に鹿島アントラーズで結果を出して、レギュラーを取ってから代表に入りたいという気持ちがあります。目標とする選手は、センターバックの伊野波選手と岩政選手を同じ鹿島アントラーズの選手として尊敬し目標としてます」
●梅鉢貴秀選手:
「日本代表については、2002年の日韓W杯の時に観ていてすごく興奮して、自分も将来ここでやりたいという思いを持ったので、いつか代表に入って、W杯に出たいと思います。好きな選手は、今は代表ではないですが、当時は稲本選手が大好きでした」
●土居聖真選手:
「もちろん日本代表を狙いながら、鹿島で活躍して、結果を求めて頑張りたいと思います。いまの代表では、香川真司選手がすごいなと。率直な感想です」
●柴崎岳選手:
「将来的にA代表に入りたいという気持ちはあります。また、いまの日本代表だと長谷部選手を目標に頑張りたいと思います」
Q:この1年の目標を聞かせて下さい。
●昌子源選手:
「鹿島のために全力でプレーし、一日でも早く試合に出られるよう頑張りたいと思ってます」
●梅鉢貴秀選手:
「体を強くして、プロのプレースピードや判断の速さについていって、早く試合に出られるように頑張りたいと思います」
●土居聖真選手:
「僕に関わってくれたすべての人に感謝して、全力でプレーしたいと思います」
●柴崎岳選手:
「1年目から試合に出て、チームに貢献することを目指し、次の目標はそれから考えたいと思います」
Q:今年はロンドン五輪の予選も始まります。オリンピックに対する思いを聞かせて下さい。
●昌子源選手:
「いまのところはオリンピックのことは考えて無くて、鹿島のことだけ考えて頑張りたいと思います」
●梅鉢貴秀選手:
「自分と同年代の選手もオリンピック代表の世代でがんばっているので、少しでも近づけるように鹿島で頑張りたいと思います」
●土居聖真選手:
「応援しているという部分もありますし、悔しいという部分もあるので、自分も負けないように、まずはしっかりここで結果を残して頑張りたいと思います」
●柴崎岳選手:
「オリンピックに出場したいという気持ちは常に持っています。また同年代でもメンバーに入っている選手もいるので、追いつけるように頑張りたいと思います」
Q:利き足を教えて下さい。
●柴崎岳選手:
「右足です」
●土居聖真選手:
「右足です」
●梅鉢貴秀選手:
「右足です」
●昌子源選手:
「右足です(笑)」
以上
2011年02月04日(金)
本日、新人選手披露会見が行われ、柴崎選手、土居選手、梅鉢選手、昌子選手が参加しました。
柴崎は鷹、土居は猫、梅鉢と昌子はライオンとのこと。
それぞれ、言い得て妙と言えよう。
柴崎は今後「フットボール鷹」とでも呼ぼうか。
梅鉢と昌子のライオンズにも期待である。
本日、鹿嶋市内にて鹿島アントラーズの新人選手披露会見が行われました。会見での出席者のコメントは以下のとおりです。
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●井畑滋 代表取締役社長
「新加入選手の紹介をさせて頂きます。まず柴崎岳でございます。高校在学中から練習に参加して頂いており、すぐにチームに溶け込んでくれるものと我々は確信しております。背番号は20番でございます。よろしくお願いします。
続きまして土居聖真です。アントラーズユースからの昇格者であります。ポジションはミッドフィルダー。トップチームと一緒に日常的にトレーニングを行っており、昨年の宮崎キャンプでもトップチームと一緒に練習に参加し、得点をあげるなどの活躍をしています。2007年にはU-16の代表選手としても出場しております。プラチナ世代と呼ばれる中で、決して遅れをとらない逸材だと我々は考えております。背番号は28でございます。
続きまして、梅鉢貴秀。大阪の関西第一高校の出身で、ポジションはミッドフィルダーです。柴崎と同じく、第88回全国高校サッカーでベスト4という活躍を見せてくれました。気持ちの強さで決定的なプレーをするというプレーぶりは、アントラーズの選手らしい一面が出ていたという感想でございます。左右両足で精度の高いキックが蹴れるというのが彼の武器の一つでございます。背番号は27番です。
最後に昌子源です。ポジションはディフェンダーです。米子北高校で2009年度のインターハイ準優勝という実績をあげております。高さと強さが持ち味のディフェンダーです。アントラーズのレギュラーのストッパーはいずれも日本代表でございますが、その高い壁を近い将来、乗り越えられる逸材として期待をしております。背番号は23番でございます」
Q:全員の選手に質問です。アントラーズに対して最初に持った印象と実際に来てみてからの印象を教えて下さい。
●柴崎岳選手:
「外から見ていて、3連覇もしているし、非常に強いチームだなと。そして中盤には日本代表に入っていた3人の選手、小笠原満男選手、中田浩二選手、青木剛選手がいたので、もしやることになったら非常にやりがいのあるチームだなと思っていました。実際に入ってみてからは、そのとおり、練習からでも自分のプレーをさせてもらえないとか、やりがいのある練習をさせてもらっていたので、まだまだ成長できるのではないかと思っています」
●土居聖真選手:
「最初の印象は、ジーコさんが築いたチームですし、ほとんどスタジアムに行って試合を見たり、テレビでの観戦が多かったんですけど、映像を通して観ている選手たちといまこうやって一緒に練習したり、食事をしたりすることが夢のようです。最初は、みんな怖いんじゃないかとか、どうなんだろうという不安がありましたけど、優しい方々ばかりで、すぐに慣れることができました」
●梅鉢貴秀選手:
「3連覇していたチームということで本当に強いチームだな、と思っていました。地元が大阪なのでガンバ大阪と試合をするときはよく見に行っていたのですが、ガンバに勝つことがとても多くて、強いチームだなと感じていました。実際に入ってみると、練習中はキビキビとしているのですが、寮なんかに戻ると、先輩たちが優しくしてくれて、家族のような感じがしています。とても過ごしやすいです」
●昌子源選手:
「最初の印象は、やっぱり強くて、オンザピッチでもオフザピッチでも厳しいんだろうなと思っていたのですが、実際に入ってみたら、オンザピッチでは厳しいんですけど、オフザピッチでは優しくして頂いて、とても良い印象を感じました」
Q:柴崎選手に質問です。内定が早く決まったということもあって、去年は宮崎キャンプや練習試合に出ることもありました。実際にJリーグのトップクラスのアントラーズの練習に参加してみた率直な感想と、手応えみたいなものがあったらお答え下さい。
●柴崎岳選手:
「はじめてやったときはまだまだ通用しないなと、Jリーグで通用するプレーではないなと、僕自身思いました。手応えは、随所に自分のパスであったり、というのは通用していたかなと思います。でも、それ以外は全然駄目だったので、これからはフィジカル面だとか、走力などを上げていきたいと思います」
Q:土居選手に質問です。アントラーズの中盤は代表クラスの能力の高い選手が揃っています。土居選手自体はどんなプレーでアピールしたいと考えていますか?
●土居聖真選手:
「自分の持ち味はゴール前で突破したりだとか、ゴールに繋がる仕事をすることだと思うので、まずは自分の持ち味であるスピードに乗ったドリブルとか、勢いを持って攻撃参加するところとかを、監督もそうですし、チームメイトにもアピールして信頼してもらえるようにしたいです。そこからまずは始まって、献身的に守備をしたり、チームのために走ったりとか、そういう肉付けをしていきたいです。そして、そこで満足することなく代表クラスの選手ばかり揃っているので、頑張っていきたいと思います」
Q:梅鉢選手に質問です。高校では非常に成績がよかったと聞いております。大学に行くという選択もあったと思うのですが、プロ入りを決めました。その決め手は何だったのでしょうか?
●梅鉢貴秀選手:
「確かに、鹿島アントラーズの方からオファーを頂くまで、大学への進学を考えていたんですけど、小さい頃からの夢だったプロ選手になれるということで、その夢を追い続けたいということで、迷うことなくアントラーズに加入させて頂くことにしました」
Q:昌子選手に質問です。アントラーズのセンターバックには日本代表の二人が居ます。非常に高い壁になりますが、自分ではどのようなプレーでアピールしていこうと思っていますか?
●昌子源選手:
「日本代表の二人の選手なので、そう簡単にはレギュラーを奪えるとは全然思って無く、しっかり二人の良い所を盗んで、自分のものにして、あの二人にも認めてもらいつつ、戦っていきたいと思います」
Q:去年の選手権ではFKも惜しいものがありましたけど、アントラーズでも狙っていきますか?
「狙わせていただけるなら(笑)」
Q:自分を動物に例えて、どういう性格なのかお答え下さい。
●柴崎岳選手:
「(しばらく考えて)…難しい(笑)。そうありたいと思うのは、鷹のような。もちろん飛ぶといった意味ではなくて、視野を広く持ち続けたいという意味です。いまはたぶん雀くらいなので鷹のようになりたいと思ってます」
●土居聖真選手:
「強いていうならばですけど…、猫かな。だいぶマイペースなので(笑)。猫だと思います」
●梅鉢貴秀選手:
「ライオンになれるようにがんばります」
●昌子源選手:
「僕もセンターバックなので、ライオンみたいに、百獣の王みたいに、しっかりオーラを放つ選手になりたいと思っています」
Q:井畑社長にお聞きしたいのですが、今回の背番号の意味を教えて下さい。
●井畑滋 代表取締役社長
「背番号をつけた意味ですか。まず確認なのですが、土居聖真は28、柴崎岳は20、梅鉢貴秀は27、昌子源は23ということで、明確な理由はないんですけど、これというイメージはございます。まず、18歳の4名に一桁の背番号というのはスタートからはキツイだろうな、というのが一つ。もう一つは、今年はアントラーズの20周年の記念になるということで、頭に2をつけた二桁の20代にしよう、ということが二つめ。もう一つは将来の我々の希望を込めて、土居であれば2を取った8番、柴崎であれば10番、梅鉢は7番、そして昌子は3番の背番号を将来目指していって欲しい。そういう思いで背番号を付けました」
Q:それではサポーターとホームタウンの人にメッセージをお願いします。
●柴崎岳選手:
「サポーターというのは大事で、いつも僕らを応援してくれる大切な存在です。僕も高校時代に何度か救われる場面もありましたし、本当に大事にしてサポーターに愛される選手になりたいなと思ってます。また、この街が鹿島アントラーズによって、もっともっと活性化していったら良いなと思っています」
●土居聖真選手:
「僕はジュニアユースから鹿島にお世話になっていますけど、街の人も温かい人たちばかりで、カシマスタジアムに集まるサポーターもJ屈指のサポーターの皆さんだと思うので、早く顔と名前をしっかり覚えてもらって、一日でも早くピッチの上で皆さんに素晴らしいプレーを見せたいと思います」
●梅鉢貴秀選手:
「アントラーズのたくさんのファンの方に応援して頂けるように、日々の練習をがんばって、皆さんの期待に応えられるように頑張っていきたいと思います」
●昌子源選手:
「一日でも早くサポーターの皆さんに覚えてもらえるように頑張って、いつも応援してもらっているので、しっかりピッチの上で恩返しできるように頑張って、この街をもっともっとアントラーズ色に染めたいと思っています」
2011シーズン始動!】鹿島:新人選手披露会見でのコメント(2)(11.02.04)
Q:柴崎選手に質問です。先ほど中盤にすばらしい選手が揃っているということでしたが、その選手とポジション争いをするための自分の一番のアピールポイントはなんですか?
●柴崎岳選手:
「アピールポイントというよりは、ミッドフィルダーの選手たちのいいところ、または僕が身につけていかなければならないところを集中的にトレーニングすることです。それからまた、自分の特長を出していきたいと思っています」
Q:今回同年代の選手が4人加入するということで、その環境をどういう風に考えているか教えて下さい。
●柴崎岳選手:
「高校時代からみんな知っていて顔見知りだったので、鹿島に来てからも4人で行動しているし、プレー面でも相乗効果というか互いを互いで高めあっていければ良いなと思っています」
●土居聖真選手:
「同年代が4人というのはすごいアドバンテージだと思いますし、みんなすぐに仲良くなれたので、みんなで切磋琢磨して鹿島の黄金時代を築けたらなと思っています」
●梅鉢貴秀選手:
「辛いこともあると思うんですけど、4人で支え合って、将来的にはピッチで輝きたいと思います」
●昌子源選手:
「同世代4人で寮でも仲良くやっていますし、風呂も一緒に入ったりで、4人で楽しんでいます。この4人でしっかりレギュラーをとってアントラーズに貢献したいと思っています」
Q:さきほど社長から、2を取った番号を目指して欲しいという話しがありました。それぞれ、いまの自分のポジションとは違うかもしれませんが、その選手の印象、そして憧れている選手をお願いします。あと他のチームでも、この世代のライバルが居たら教えて下さい
●柴崎岳選手:
「本山選手には、ピッチ内でもピッチ外でもとても良い印象を受けていますし、見本となるプレーもあります。もちろん私生活でも優しくして頂いてくれているので、憧れというよりは見本にしていきたいと思っています。
この世代はプロになる選手が多くてとても嬉しいですが、特別、誰がライバルということもなく、みんながライバルだと思ってやりたいと思います」
●土居聖真選手:
「野沢選手はチームで1位、2位を争うテクニックの持ち主だと思いますし、もちろん野沢選手から盗むこともたくさんあると思います。ただ鹿島アントラーズの全選手が先輩であって、サッカー面でも先輩なので、いろんな選手の特長を全部奪っていきたいなと思っています。
僕も同世代の誰かという限定はないですけれど、みんな上手いですし、同世代が活躍するニュースを聞くと刺激にもなります。そういう面では僕も早く試合で活躍したいという気持ちが燃えてきたりするので、全選手がライバルだと思います」
●梅鉢貴秀選手:
「新井場選手には、同じ大阪出身ということもあって、普段からよく面倒を見ていただいて、優しくしてもらっています。僕も両足を使うのが得意なんですけど、新井場選手も両サイドバックでプレーしていて、そういう面でも見習うところが多いと思います。
同じ世代のライバルというのは、プラチナ世代でたくさんの選手がいると思うんですけど、特に誰ということは無いので、全員がライバルだと思って頑張っていきたいと思います」
●昌子源選手:
「岩政選手には何度か練習会に来たときにヘディングのやり方とかを教えてもらい、そのなかで岩政選手の背番号を受け継ぐことになるよう、岩政選手に恥じぬようなプレーをして頑張りたいと思っています。
同世代ではやっぱりみんながライバルだと思って、そのなかでも高校の米子北で一緒にプロに入ることになったフロンターレの谷尾選手には絶対に負けたくないという気持ちがあります」
Q:柴崎選手に質問です。先ほど見本にしたいという選手のなかで、小笠原選手や本山選手、中田選手の名前が出ましたが、具体的にどういったプレーを盗みたいと思っているのかお願いします。
●柴崎岳選手:
「みんなボランチとしての能力が高くて、まずはその先輩相手にどんどん果敢に挑んでいくということ。また、球際の強さだったり、したたかなゲームコントロールだったりというのは練習からでも、もちろん試合からでも見て学べると思うので、そういうところを学んでいきたいと思います」
Q:将来的にA代表への憧れはあるか、ということと、いまA代表に入っている選手のなかで誰か目標にする選手、憧れる選手がいたら教えて下さい。
●昌子源選手:
「目標としては日本代表に入りたいとは思っているんですけど、その前に鹿島アントラーズで結果を出して、レギュラーを取ってから代表に入りたいという気持ちがあります。目標とする選手は、センターバックの伊野波選手と岩政選手を同じ鹿島アントラーズの選手として尊敬し目標としてます」
●梅鉢貴秀選手:
「日本代表については、2002年の日韓W杯の時に観ていてすごく興奮して、自分も将来ここでやりたいという思いを持ったので、いつか代表に入って、W杯に出たいと思います。好きな選手は、今は代表ではないですが、当時は稲本選手が大好きでした」
●土居聖真選手:
「もちろん日本代表を狙いながら、鹿島で活躍して、結果を求めて頑張りたいと思います。いまの代表では、香川真司選手がすごいなと。率直な感想です」
●柴崎岳選手:
「将来的にA代表に入りたいという気持ちはあります。また、いまの日本代表だと長谷部選手を目標に頑張りたいと思います」
Q:この1年の目標を聞かせて下さい。
●昌子源選手:
「鹿島のために全力でプレーし、一日でも早く試合に出られるよう頑張りたいと思ってます」
●梅鉢貴秀選手:
「体を強くして、プロのプレースピードや判断の速さについていって、早く試合に出られるように頑張りたいと思います」
●土居聖真選手:
「僕に関わってくれたすべての人に感謝して、全力でプレーしたいと思います」
●柴崎岳選手:
「1年目から試合に出て、チームに貢献することを目指し、次の目標はそれから考えたいと思います」
Q:今年はロンドン五輪の予選も始まります。オリンピックに対する思いを聞かせて下さい。
●昌子源選手:
「いまのところはオリンピックのことは考えて無くて、鹿島のことだけ考えて頑張りたいと思います」
●梅鉢貴秀選手:
「自分と同年代の選手もオリンピック代表の世代でがんばっているので、少しでも近づけるように鹿島で頑張りたいと思います」
●土居聖真選手:
「応援しているという部分もありますし、悔しいという部分もあるので、自分も負けないように、まずはしっかりここで結果を残して頑張りたいと思います」
●柴崎岳選手:
「オリンピックに出場したいという気持ちは常に持っています。また同年代でもメンバーに入っている選手もいるので、追いつけるように頑張りたいと思います」
Q:利き足を教えて下さい。
●柴崎岳選手:
「右足です」
●土居聖真選手:
「右足です」
●梅鉢貴秀選手:
「右足です」
●昌子源選手:
「右足です(笑)」
以上
2011年02月04日(金)
本日、新人選手披露会見が行われ、柴崎選手、土居選手、梅鉢選手、昌子選手が参加しました。
柴崎は鷹、土居は猫、梅鉢と昌子はライオンとのこと。
それぞれ、言い得て妙と言えよう。
柴崎は今後「フットボール鷹」とでも呼ぼうか。
梅鉢と昌子のライオンズにも期待である。