鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

雪国戦用誓志

2010年03月25日 | Weblog
意味のない練習はない

 はいはい、山形はまた雪ですよー。
 スタッフの雪かき姿、今年はすでに何度目だろうか。しかも今日は、朝に積もり始めたこともあって練習時間までに除雪が間に合わず、選手も除雪作業行うことになった。
 練習でたまたま居合わせた地元中学校の陸上部のみんなも除雪を手伝ってくれて、ようやくハーフコート除雪(と言っても下はほぼ雪まみれだけど)。やっとのことで守備練習と紅白戦をこなしたけど、フルコートできなかったのは痛いなあ。
 
 踏むとベチャベチャする水っぽい雪で、取材で数十分立っているだけでも足の感覚が麻痺してくるのに、そんな足でボールを蹴ってる選手はどれだけ大変か。練習後の囲み取材で選手たちに話を聞いても、まあ不評、不評(汗)。
 でも、この練習を「意味があるのかな?」と訝しがった増田選手。
   意味大ありです! 
 ほら、最終節(12月4日)はNDスタで鹿島と試合だから。

(山形担当 佐藤円)2010年3月25日 18:55

山形はまだまだ雪である。
誓志に至っては練習に対する疑問をぶつける始末である。
とはいえ、これも経験と言えよう。
足腰を鍛え、寒さに強くなれば、局地戦に役に立つ。
グフやドムのように陸地専用、アッガイやゴッグの用に水陸両用、またリックドムのように宇宙専用のMSは局地戦用と呼ばれる。
ある局面に於いては画期的な力を発揮するのだ。
誓志がその力を備えれば、汎用MS以上となり得よう。
期待しておる。

ペルシプラ・ジャヤプラ戦レビュー

2010年03月25日 | Weblog
【AFCチャンピオンズリーグ2010 鹿島 vs ペルシプラ】レポート:ペルシプラ・ジャヤプラに2本のシュートしか許さなかった鹿島が完勝。ACL3連勝を飾る!(10.03.25)
3月24日(水) AFCチャンピオンズリーグ2010
鹿島 5 - 0 ペルシプラ (19:01/カシマ/4,708人)
得点者:39' 新井場徹(鹿島)、45+1' マルキーニョス(鹿島)、66' 小笠原満男(鹿島)、68' 大迫勇也(鹿島)、76' マルキーニョス(鹿島)

各地で桜が咲き始めているにもかかわらず、この日の鹿島は冬に逆戻りしたかのようだった。全北で行われた前回のACL同様、冷たい雨が降りしきる。その厳しい天候のなかで、鹿島の選手たちは序盤こそ不慣れな3トップに戸惑いを見せたものの終わってみれば5得点。見事3連勝を飾り、勝点9のグループ首位で折り返した。

試合は、守るペルシプラ・ジャヤプラ、攻める鹿島という構図がはっきりとした展開から始まった。[5-4-1]という布陣でゴール前を固めるペルシプラ・ジャヤプラ。対する鹿島は予想通り3トップで臨む。しかし、試合開始から3トップで入る実戦は、昨年のACLのシンガポール・アームドフォーシズ戦以来のこと。当然のことながら連係は取れず、選手は戸惑いながらプレーしていた。
特に、3トップの中央を任された大迫勇也はポジションをどう取るかに頭を悩ませていた。
「最初は満男さん(小笠原)とかから『真ん中で張っておけ』と言われたんですけど、ボールに触れずリズムがつくれませんでした」
そのためか、パスを受けてもゴールを向くことはほとんどなく、ポスト役を黙々とこなすばかりで本来のプレーを取り戻したのは後半に入ってから。そのせいか、試合後も得点を決めたにも関わらずあまり浮かない表情だった。
 
チーム全体の攻撃も、シュートは打ってはいても得点が遠い印象を抱かせた。8分には大迫のダイレクトボレー、12分には興梠慎三の驚異的なジャンプ力から繰り出されたヘディングシュート、16分にはマルキーニョスがスルーしたボールを野沢拓也が合わせたが、いずれもゴールには至らず、攻撃のリズムは単調だった。
しかし、そこで存在感を示したのが小笠原満男。試合後には「もっと積極的にやってもよかった」と振り返っていたが、ドリブルやシュートフェイントで相手を翻弄し、ズレやスペースをつくることで攻撃のリズムに彩りを与えていった。
そして39分、左サイドにリズム良くパスが展開されると、新井場徹のクロスがそのままゴールイン。前半45分をゼロに抑えられていたら嫌な雰囲気が漂っていただけに貴重な先制点となった。

この得点は、寒さの中でも高い集中力を保っていたペルシプラ・ジャヤプラの選手たちにとっては大きなダメージとなったことだろう。零下のなかで行われた長春亜泰での試合よりは良かったのかもしれないが、冷たい雨が降りしきる鹿島での試合も、ペルシプラ・ジャヤプラの選手たちにとっては過酷だったはずだ。あと5分で折り返すことができたところでの失点で落胆したのか、前半の終わり際にCKから追加点を許してしまい、鹿島が前半を2-0で折り返した。

後半に入ると、リードを奪われたペルシプラ・ジャヤプラが一矢報いようと重心を前に移す。守備陣形は[5-4-1]のままだったが、攻撃になると[3-4-3]とも取れるような形でサイドの選手が積極的に攻め上がる姿勢を見せた。しかし、そうなれば自ずとスペースも生まれてくる。鹿島は66分、68分、76分と追加点を挙げ勝負を決めた。
また、期待されていた若手選手もピッチに立った。特に小谷野顕治は4年目のシーズンで公式戦初出場。「やっとスタートラインに立てました」と喜んだ。しかし、2列目を任されていたはずが、主に位置していたのはゴール前。「点を取りたくって前に張ってしまった」と悔しがっていた。今季、遠藤康が先陣を切って活躍を見せたことで、これまで機会の少なかった若手選手たちが活気づいている。初得点とはならなかったが、まずは記念すべき第一歩を記した。
 
ただ、チームは中2日で山形戦(3/27@カシマ)を迎える。岩政大樹が取材対応を続けているとチームバスからオズワルド・オリヴェイラ監督が顔を出し「悪いけれど、もう家に帰る時間なんだ。ダイキを解放してあげてくれ」と願い出ていた。1分1秒でも睡眠時間を確保して選手の体調を元に戻したいという監督の切実な思いが伝わってくるようだった。


以上
2010.03.25 Reported by 田中滋


大迫の反省と小谷野の意気込みが中心となっておる。
スターである大迫は、もはや若手の括りではない。
得点を決めて当然の存在となっておる。
注目は、いつレギュラーになるかと言っても過言では無かろう。
とはいえ、2008年JリーグMVPと日本代表が相手ではポジションを奪うことは容易ではない。
不調のように見える興梠もチャンスメイクには絡んでおる。
この、ポジション争いが選手の心を熱くし、成長に貢献しておるのである。
同様に初出場した小谷野もヤスのプレイに感化されておることは言うまでもない。
同ポジションのヤスが脚光を浴び、次世代の中盤として注目されておることに影響を受けぬはずがないのである。
幸いなことにヤスと小谷野はプレイスタイルが異なり、二人の同時期用がより大きな武器となることが分かっておる。
激化しておるポジション争いに生き延びた若手選手達が伸びておることは、誰の目にも明らかであろう。
試合に出てこなくとも、種は蒔かれ、成長しておるのである。
大迫、ヤス、小谷野に続く若手もいずれチャンスが与えられるであろう。
未来は我が手にあると言いきって良い。
楽しみである。
北条政子は亀の前が住む館を打ち壊し火を付けさせた。

ペルシプラ・ジャヤプラ戦報道

2010年03月25日 | Weblog
鹿島3連勝1次L突破王手/アジアCL

前半、ヘディングでラストパスを出す鹿島FW大迫(撮影・栗山尚久)
<アジアCL:鹿島5-0ペルシプラ・ジャヤプラ(インドネシア)>◇24日◇1次リーグ◇F組◇カシマ

 鹿島は序盤は苦しんだが、昨年10月17日のリーグ磐田戦以来、約5カ月ぶりに公式戦先発したFW大迫勇也(19)の2試合連続ゴールなどで5-0で大勝。3連勝で同組首位をキープし、次節にも1次リーグ突破が決まる可能性が出てきた。

 ゴールへの執念むき出しに飛び込んだ。3-0のリードで迎えた後半23分、DF内田の右からのクロスに反応した大迫はペナルティーエリア中央に走り込み、左足でだめ押し点を奪取。「ゴール? とにかく結果を出せたことはよかった」と控えめに振り返った。

 ゴールが欲しかった。約5カ月ぶりの公式戦先発。不慣れな3トップの中央に位置し、主将のMF小笠原の「真ん中で勝負しろ」との指示を体現した。下がってボールに触りたい欲求を封印して我慢したから、20日のリーグ大宮戦に続く2戦連続弾が生まれた。

 昨年3月中旬からルーキーで定位置をつかみ、華々しく注目されたが、中盤から失速。終了間際に途中出場した試合後、悔しそうにうつむく姿が見受けられた。そんな時、先輩DF岩政の「こういう時に自分の将来のため、しっかり練習できるかどうかが大事」という助言が胸に染みた。「(岩政)大樹さんは、いつも気をつかってくれて感謝しています」。昨季終盤から今季のここまで、出番がなくても気持ちを切らさず練習に励んだ。まさに「我慢」が結果につながった。

 気温5・2度。冷たい雨が降りしきる中、MFフェリペガブリエルが右ひざ負傷で長期離脱、MF中田が出場停止という状況で、格下相手に序盤は苦戦した。大迫も「もっと点を取るチャンスはあった」と話したように、鹿島が放ったシュートは37本。日本代表FW興梠が不発に終わるなど決定力に課題は残ったが、確実に勝ち点3をつかんだ。

 この日の勝利で、30日の第4節ペルシプラ・ジャヤプラ戦で早々と1次リーグ突破の可能性も浮上した。「最後に点を取れてよかったけど、次はリーグ戦(27日、山形戦)があるので、そこで頑張りたい」。若き背番号9がゴールを積み上げれば、その先の定位置も見えてくる。
【菅家大輔】
 [2010年3月25日8時42分 紙面から]


鹿島4年目小谷野が初出場/アジアCL
<アジアCL:鹿島5-0ペルシプラ・ジャヤプラ(インドネシア)>◇24日◇1次リーグ◇F組◇カシマ

 鹿島4年目のMF小谷野顕治(21)が後半35分からピッチに入り、公式戦初出場を飾った。ホームタウンの1つ潮来市生まれで下部組織育ちの地元の星は、後半ロスタイムに右サイドから中央に切れ込み、左足でゴールを狙うなど積極的なプレーを披露。同期で今季活躍しているMF遠藤とも同時にピッチに立ち「ヤス(遠藤)と一緒にプレーしたかったし、自分もこれから頑張りたい」と笑顔で話した。

 [2010年3月25日8時2分 紙面から]


【鹿島-ペルシプラ・ジャヤプラ】PKを決める小笠原(撮影・栗山尚久)

鹿島3連勝!大迫が公式戦2戦連発/ACL
2010.3.25 05:04

体を投げ出してチーム4点目を決めた大迫。1点だけでは満足していられない(撮影・財満朝則)
 アジアCL1次L第3節(24日、カシマ)F組の鹿島(J1)はホームでペルシプラ(インドネシア)に5-0と快勝。3連勝とした。今季公式戦初先発のFW大迫勇也(19)が、20日のJリーグ大宮戦に続く2戦連続ゴール。PKも獲得するなど勝利に貢献した。早ければ30日のペルシプラ戦(アウェー)で、1次リーグ突破が決まる。

 待望の今季初先発を勝ち取った2年目のFW大迫が、冷たい雨のピッチで期待に応えた。後半23分、内田の右クロスにゴール前へと飛び出す。思い切り体を投げ出し、スライディングするように左足で合わせてチーム4点目を決めた。

 「ゴール前で待ってるだけじゃ何も起こらない。動いて動いていくことで点に絡める」

 その言葉通り、ゴールの3分前にはこぼれ球に反応してDFの前に体を入れ、あわてた相手からPKをゲット。MF小笠原のチーム3点目も“アシスト”した。

 高校選手権の大会最多得点記録を塗り替えて昨年、鹿島に入団。しかし、J3連覇中の王者のポジション争いは甘くはなかった。今季は試合終了間際の出場が続き、4日前のJリーグ・大宮戦で初ゴール。この日の今季初スタメンを勝ち取った。

 ACLは昨年3月のホームでの上海(中国)戦で、1ゴール1アシストのプロデビューを飾った舞台。先発も昨年10月の磐田戦以来とあって、気合も入っていた。さらに相手は格下。シュート数も2本に対し、37本も見舞った。だから、「もっと点を獲るチャンスがあった。きょうは誰がヒーローでもない」と1ゴールでは満足していない。

 目指すのはJ4連覇、そしてアジアの頂点だ。「まだ(今季は)始まったばかり。これを持続させなきゃ意味がない」。ゴールに飢える19歳の目はもう、目の前にある27日の山形戦を見据えていた。
(丸山汎)


鹿島-ペルシプラ 前半、シュートを放つ鹿島・大迫(9)。左端は小笠原=カシマ


鹿島-ペルシプラ 前半、2点目を決める鹿島・マルキーニョス(左)=カシマ


鹿島-ペルシプラ 前半、シュートを放つ鹿島・小笠原(奥)=カシマ


鹿島-ペルシプラ 前半、ヘディングシュートを放つ鹿島・大迫(左)=カシマ


鹿島-ペルシプラ 後半、競り合いながら攻め込む鹿島・小笠原(手前)=カシマ


ペルシプラに快勝した鹿島イレブン=カシマ


鹿島-ペルシプラ 後半23分、4点目を決める鹿島・大迫=カシマ


後半、5点目を挙げたマルキーニョス(右)と喜び合う大迫勇也(左)=24日、カシマ(撮影・財満朝則)


試合後、サポーターの歓声に応える鹿島イレブン=24日、カシマ(撮影・財満朝則)


後半、攻め上がる大迫勇也(中央)=24日、カシマ(撮影・財満朝則)


大迫 定位置アピール弾!鹿島5発16強王手

<鹿島・ペルシプラ>後半23分、チーム4点目のゴールを決める鹿島・大迫勇也
Photo By スポニチ

 アジア・チャンピオンズリーグ1次リーグ第3戦が24日に各地で行われ、F組の鹿島はホームでペルシプラ(インドネシア)に5―0で快勝し、3連勝で1次リーグ突破に王手をかけた。5バックでゴール前を固めた相手に苦しみながらも、今季初先発のFW大迫勇也(19)が公式戦2試合連続となるゴールを挙げ、定位置獲りをアピールした。

 イライラが募る試合展開を一気に変えたのが大迫だった。2―0で迎えた後半21分。ペナルティーエリア内で倒されてPKを獲得すると、そのPKを小笠原が決めて3点目。2分後にはDF内田の右クロスをスライディングしながら左足でゴールに流し込み、20日の大宮戦に続く2試合連続ゴールを記録した。不発だった興梠とは対照的な活躍に、「結果を出すことが大事。これを持続させたい」とさらなるアピールを誓った。

 格下相手に今季初めてマルキーニョス、興梠、大迫の3人を前線に並べたが、前半は2点のみ。39分にDF新井場の公式戦746日ぶりとなるゴールで先制するまでは苦戦しただけに、後半の大迫の働きは光った。オリヴェイラ監督は興梠について「3連覇に貢献している」と過去の実績を評価。しかし、プロ2年目の大迫についても「安定したパフォーマンスが年間を通してできれば先発のチャンスは巡ってくる」と話しており、2戦連発で27日の山形戦先発へ一歩前進した。

 一方、日本代表のFW争いで厳しい立場にいる興梠は、ゴール前を固める相手に対して持ち味の裏へ抜け出す動きを生かせず、シュートはFW陣では最低の3本。「得点を取れてないことは深く考えずにやっていきたい」と話したが、代表どころか大迫の活躍でチーム内でも尻に火がついた形だ。チームは30日に敵地でのペルシプラ戦に勝てば長春亜泰(中国)が引き分け以下、ペルシプラと引き分けでも長春亜泰が全北(韓国)に敗れれば1次リーグ突破が決まる。初のアジア制覇へ着々と歩を進める中、19歳のストライカーも確実に存在感を増しつつある。

[ 2010年03月25日 ]

遠藤に続くぞ!同期・小谷野が初出場
 【ACL 鹿島5―0ペルシプラ】鹿島4年目のMF小谷野が公式戦初出場した。後半35分、野沢に代わって登場すると、積極的なドリブル突破を見せた。「(デビューまで)長かったけど、まだこれから。もう少し中盤でボールに触りたかった」と振り返った。

 9日の全北戦で決勝ゴールを決めるなど今季ブレークした遠藤と同期入団。「(遠藤)ヤスと一緒に試合に出たい気持ちがある」と刺激を受け、負傷者続出の中盤を支える新戦力になるつもりだ。

[ 2010年03月25日 ]

鹿島5発で快勝!J単独最多のアジア26勝目!…ACL

後半31分、マルキーニョスが2得点目のゴールで5対0と引き離す
 ◆アジア・チャンピオンズリーグ1次リーグ第3戦 鹿島5―0ペルシプラ(24日・カシマ) 鹿島がホームでペルシプラ・ジャヤプラと対戦し、5―0と大勝した。前半39分、DF新井場徹(30)が先制点を挙げると、同ロスタイムにFWマルキーニョス(34)が追加点。後半にも3点を追加した。3連勝で勝ち点を9に伸ばし、単独首位を堅守。次節、アウェーの同カード(30日・ジャカルタ)で1次リーグ突破が決まる可能性もある。

 鹿島が5得点の猛攻で1次リーグ突破へ大きく前進した。9本のシュートを放ったMF小笠原が「勝てて良かったけど、もっと決めないといけない。まだまだ。シュート練習をします」と冷静に振り返れば、FW大迫も「勝てたのは良かったけど、引いてきた相手に手こずった」と反省の弁を口にする。みぞれ交じりの雨が降る中、表情は凍り付いたように崩れなかった。

 90分間で37本のシュートを数えた。2分26秒に1本のペースだ。相手が10人で引いて守る中、なかなかゴールを割れなかったが、前半39分、DF新井場が「恥ずかしい」と振り返るクロスがそのままゴールに吸い込まれると、前半ロスタイムにFWマルキーニョスが追加点。後半にはリーグ大宮戦(20日)に続く大迫の2試合連続ゴールなどで圧倒した。

 オリヴェイラ監督は昨年4月のACLアームド・フォーシズ戦以来、2度目となる3トップを採用した。クラブ創設以来4―4―2が売りのクラブで、今回は相手が格下なうえ、MF中田が出場停止、フェリペ・ガブリエルが負傷離脱中で欠場し、中盤が不足していることから、大迫を頂点に、左にFW興梠、右にFWマルキーニョスを配する超攻撃態勢を敷き、狙い通り大勝に導いた。

 3連勝で単独首位をキープ。次節の同カードで1次リーグ突破が決まる可能性が出てきた。さらにアジアサッカー連盟(AFC)主催試合で通算26勝目を収め、25勝の磐田(ヤマハ)、横浜M(日産)を抜き、Jクラブ最多勝利記録を更新。「うれしい記録だけど、今年はタイトルを取ってから記録を喜びたい」とMF青木。悲願のアジア初制覇へ、一歩前進したに過ぎない。

(2010年3月25日06時04分 スポーツ報知)


前半、シュートを放つ鹿島・大迫(中央)

鹿島5発3連勝ACL
 サッカーのアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)は24日、各地で1次リーグの第3戦を行い、鹿島はカシマスタジアムでペルシプラ(インドネシア)と対戦、5-0で大勝し、3連勝を飾った。

【写真説明】
鹿島-ペルシプラ・ジャヤプラ 後半21分、鹿島・小笠原が冷静にPKを決め3点目=カシマスタジアム


ニッカン・サンスポ、スポニチは大迫を大々的に報じ、報知は試合の総評とアジアでのJクラブ最多勝利記録を報じておる。
スターである大迫にスポットを当てるのは当然と言っては当然であるが、相手が相手故に得点も当然と言ったところで面白味に欠ける。
報知のJクラブ最多勝利記録と青木のコメントの方が価値は大きいと言って良かろう。
そんな中でニッカンとスポニチが小谷野の初出場を報じてくれた。
これは本当に嬉しいところ。
今季はブレイクしたヤスばかりにスポットが当たっておるが、同期入団の小谷野も逸材である。
ジュニア・ユース時代にはメニコンカップMVPの実力を誇る、将来を期待されておった若手なのである。
初出場を果たしたからには、これからは戦力として活躍してくれるであろう。
楽しみである。

ペルシプラ・ジャヤプラ戦コメント

2010年03月25日 | Weblog
AFCチャンピオンズリーグ2010 グループF 第3戦
vsペルシプラ・ジャヤプラ

鹿島アントラーズ:オズワルド・オリヴェイラ監督
5-0で勝って終えたことは良かったが、(グループステージは)まだ半分が過ぎたばかり。あと残り3試合勝っていかないといけないので次の試合でまた勝ち点3を取って、予選突破につなげていきたい。
(Q:来週にむけて)
相手はホームであって気候やサポーターの応援などホームのアドバンテージがある。我々は自分たちのやるべきことをやるだけなのでしっかりと勝ち点3を積み重ねていきたい。


2010年 3月 24日(水)

本日行われたACL第3戦ペルシプラ・ジャヤプラ戦は5-0で勝利しました。

【AFCチャンピオンズリーグ2010 鹿島 vs ペルシプラ】オズワルド・オリヴェイラ監督(鹿島)記者会見コメント(10.03.24)
3月24日(水) AFCチャンピオンズリーグ2010
鹿島 5 - 0 ペルシプラ (19:01/カシマ/4,708人)
得点者:39' 新井場徹(鹿島)、45+1' マルキーニョス(鹿島)、66' 小笠原満男(鹿島)、68' 大迫勇也(鹿島)、76' マルキーニョス(鹿島)

●オズワルド・オリヴェイラ監督(鹿島):

Q:1点入るまで苦労したものの終わってみれば5-0、ここまで無傷で積み上げてきました。今日の試合はかなり満足いくものだったと思うのですがいかがお考えでしょうか?
「当然ながら、勝って勝点3を取ることが目的であって、それをしっかりとできました。あとはどうしても守備的な布陣をひいてくる相手に対して、得点をする時間が早ければスペースができますし守備で耐える緊張感を切らすことができるのも得点です。早い時間帯で取れることもあれば、ちょっと遅くなることもあります。そのことはあまり気にしてませんでした。ただ、対戦するにあたってはそういった心理的な部分も含まれるのでありますけど、結果的には5-0で勝てて終えたことで3勝で折り返したことになりました。あと3試合をしっかり勝たなければならないし、まず最初に来るのが来週の試合です。そこでもまた勝点3を目的に、予選突破につながればいいと思います」

Q:今日はFWにマルキーニョス選手と興梠選手と大迫選手を起用しましたが、今後もオプションとなるような手応えを感じられたでしょうか?
「それは対戦相手の情報や状態を分析した上でのひとつの選択肢でした。去年やったときもシンガポール・アームドフォーシズも引いた布陣でした。そうした布陣に対して中盤に人数をかけたとしても前の方でゴールにつめる人数を増やさなければならないのであって、中盤の選手を上下させるよりも前にいる選手をそのまま活用すれば効果的だし、機能性を高められます。特に相手を崩す部分、フィニッシュの部分でも枚数が多くいれば得点できるようになるわけです。そういう狙いのもとでやったことで、良い生産性をもたらすことができたと思いますし、今後対戦相手の状況次第では考えられる選択肢だと思います」
Q:前半20分くらいに内田選手に指示を送っていたと思いますが、具体的にどのようなものだったのか教えて下さい。
「守から攻の切り替えが遅かったので、そこのところをもう少し意識して欲しいと伝えました。特にFW陣が攻撃に入ったところで、彼が走る距離やフォローに入るタイミングがあまりにも遅かったのでそういったことを彼と新井場選手に要求していました」

Q:来週はインドネシアの試合になります。インドネシアの監督は暑さもあり、今日より良い試合ができると言っておりましたが、そのあたりはどうでしょうか?
「当然ながら、自分たちのホーム、気候、サポーターというものがアドバンテージとして彼らは持っています。その期待や考えを持つことは当たり前のことだと思います。我々は自分たちがやるべきことをしっかりやって勝点3を積み重ねるだけです」


以上

【AFCチャンピオンズリーグ2010 鹿島 vs ペルシプラ】ジャクセン・チアゴ監督(ペルシプラ)記者会見コメント(10.03.24)
~会見終了後に~
「ひと言いいですか?
日本で歓迎してくれてありがとうございました。今晩は試合に負けてしまいましたが、日本での滞在はすごくいい経験になりました。ここにいる皆さんとまたジャカルタで再会できることを祈っております。そして鹿島には祝福を。
鹿島アントラーズにはオズワルド・オリヴェイラ監督がおりますし、私はブラジル人で日本人ではありませんが鹿島を応援しておりました。以前はフラメンゴでもプレーしておりましたのでジーコのことはよく存じています。ジャカルタでのアウェイ戦が終わりましたら鹿島が優勝することを願っております。
アリガトウ(日本語で)」


【AFCチャンピオンズリーグ2010 鹿島 vs ペルシプラ】試合終了後の各選手コメント(10.03.24)
●小笠原満男選手(鹿島):
「勝ててよかったです。自分のプレーというより5点取れてよかった。厳しい日程は、これが毎年当たり前だと思っている。一つひとつ勝っていくだけです。今日みたいに引かれることはよくあること。もっと積極的にやってもよかった。ドリブルもそうだし、もっとシンプルにあげてもよかった。後半は思い切ってやろうと言っていた。もっとシュート練習します(苦笑)」

●遠藤康選手(鹿島):
「決めたかったですね…。あれ(ヘディングシュート)は入れないといけなかった。あれくらいの相手なら入れないと。結局、うちらが入ってから点も入ってないし。ただ、同年代で出ると嬉しいし、(小谷野と)二人でもっとやりたかった。点数を入れたかったです」

●小谷野顕治選手(鹿島):
「思ったより落ち着いてできました。ただ、点を取りたくって前に張ってしまった。中盤で受けてから入ればよかった。点が取りたくてドリブルも全部中に入っていってしまった。自分は縦のドリブルも持ってるのに。野沢さんから試合前に『あるよ、あるよ。出たらがんばれ』と言われてました。やっとスタートラインに立てました。ヤス(遠藤康)のことは刺激ですし、小学校のときからずっと知ってるし、ヤスと一緒に試合に出たいと思ってました。もっと練習して試合に出たいですね。監督からは、ボランチのところとか空いてるところがあるからと言われていました。ドリブルで仕掛けようと思っていました」

●大迫勇也選手(鹿島):
「相手が引いてきた中での3トップだったので、最初は満男さんとかから真ん中で張っておけと言われたんですけどボールに触れずリズムがつくれませんでした。良い勉強になりました。ACLやJリーグの他のチームはああいう形では来ないと思います。切り替えてまたJリーグに準備したい。動いて動いて動き直すことが点に絡めることなので、自分のスペースをつくりました。もっとシュートを打てたのでやっぱり最初のトラップが大事。もっと点を取ることができたと思います」

●伊野波雅彦選手(鹿島):
Q:大迫選手になにか指示を出していたが?
「キーパーがああいう感じだったので、前に立ってロングボールをもらえと言いました。綺麗に崩そうとしすぎていた」

●新井場徹選手(鹿島):
「あのシュートのことは恥ずかしすぎるのでコメントしたくない(笑)」

●岩政大樹選手(鹿島):
「もっと点が欲しかったです。後ろはこういう試合でもゼロに抑えることが大事でした。ある程度、ショートパスでつないでくるのはスカウティング通りでした。彼らは前回、中国で9-0で負けていますからその試合はもっとリスクを冒して攻めてきてたんですが、アウェイにありがちな点を取られないようなやり方をしてきた。ただ、みんないろんな反応が遅かった。もっともっと自分に厳しくやらないといけなかった。切り替えの部分で相手より遅いのはまずいこと。技術云々の問題じゃない。僕たちの方が厳しいリーグで戦っているのだから、そういう相手でもしっかりやりたかった。
顕治はデビュー戦でしたし、『おめでとう』と言いました。記念すべき日だと思います。彼らもやる気を出してやっている。戦力になって欲しいし、活躍できるかどうかは僕らにかかっている。いろいろな部分でサポートしたいと思います。
予選突破については考えていません。1位か2位ということしか気にしてない。今日、韓国(全北現代)が勝ったことはあまり好ましくないですね。李正秀が言っていましたが、この間の試合を李東国がかなり悔しがっていたそうです。やるしかないですね」


[ AFCチャンピオンズリーグ2010 鹿島 vs ペルシプラ ]

寒さと雨の中でも駆けつけたサポーターにむかって、しかおも手を振っていました。

[ AFCチャンピオンズリーグ2010 鹿島 vs ペルシプラ ]

前半39分に先制した鹿島は前半ロスタイム、コーナーキックから岩政大樹が落としたボールをマルキーニョスが押し込んで2点目!前半を2点のリードで折り返す。

[ AFCチャンピオンズリーグ2010 鹿島 vs ペルシプラ ]

スピードを生かして攻撃する興梠慎三(鹿島)。得点こそ無かったものの、後半31分の5点目のゴールでは、マルキーニョスに右から絶妙なクロスを入れてみせた。

[ AFCチャンピオンズリーグ2010 鹿島 vs ペルシプラ ]

堅実な守備をみせる内田篤人(鹿島)。攻撃面では、後半23分に大迫のゴールをアシストした。

[ AFCチャンピオンズリーグ2010 鹿島 vs ペルシプラ ]

冷たい雨が降りしきる中プレーするキャプテン、小笠原満男(鹿島)。後半21分、大迫が倒されて得たPKをゴール右にきっちりと決めた。

[ AFCチャンピオンズリーグ2010 鹿島 vs ペルシプラ ]

後半23分にチーム4点目を決めた大迫勇也(鹿島)。内田からのクロスに飛び出し、左足で押し込んでみせた。

[ AFCチャンピオンズリーグ2010 鹿島 vs ペルシプラ ]

今日が公式戦初出場となった小谷野顕治(鹿島)。同じく途中出場した遠藤康とは同学年の21歳。ジュニア時代から鹿島に所属する生え抜きの攻撃的MFだ。


ペルシプラのジャクセン・チアゴ監督は鹿島サポ認定である。
彼のコメント通り、我等はアジアを制圧したいと願う。