鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

京都戦報道

2009年11月22日 | Weblog
鹿島野沢弾で「逆転V」見えた!?/J1
<J1:鹿島1-0京都>◇第32節◇21日◇西京極
 史上初のリーグ3連覇を狙う鹿島がアウェーで京都を下し、22日に大分戦を控える川崎Fをかわして暫定首位に立った。前半36分にMF野沢拓也(28)が左斜め45度から鮮やかなミドルシュートを決め、決勝点を奪取。07年に最終節での逆転優勝を導いた同年11月24日の浦和戦で決めたミドルシュートの「再現弾」でチームを3連覇へ前進させた。

 芸術的なゴールが王者鹿島を暫定首位に押し上げた。前半36分だ。左斜め45度、ゴールまで20メートル強。野沢の右足から放たれたシュートは、鮮やかな曲線を描きながら、ポストに当たってゴールに吸い込まれた。「練習でもやってたし、GKが前に出ているのが分かった。イメージ通り」。自画自賛の決勝点だった。

 歓喜に沸くイレブンの中で、踊るようなパフォーマンスを見せた背番号8。「サンバを踊ろうとしたら、アッという間に試合が始まっちゃった」。11月以降のリーグ戦の得点数はクラブ史上首位の13点目。「Mr.クライマックス」と称される男は、おどけながら振り返った。

 奇跡の瞬間を思い出させるゴールだった。07年11月24日、アウェーの浦和戦。引き分け以下で優勝の可能性が消える一戦で、野沢は同じ位置から決勝点を決めた。演出したのが田代、主審が扇谷氏というのも同じ。最終節での逆転Vへつないだ2年前のゴールを再現したかのような縁起の良い一撃に「あの時に似てたけど、今日の(得点の)方がきれいだったね」と笑った。

 通算3勝4敗と相性の悪い西京極、そしてFWマルキーニョスとDF岩政という攻守の柱が出場停止。苦境の中でチームは一丸となった。1年1カ月ぶりのリーグ戦先発のFW田代は前線で高さを生かして起点となり、DF大岩はベテランらしい読みで完封に貢献。「これからは毎試合決勝戦だと思って戦おう」というオリベイラ監督の言葉に奮い立ったイレブンが、貴重な勝ち点3をつかんだ。

 リーグ戦3位以内を確定させ、来季のアジア・チャンピオンズリーグ出場が決まった。だが、最終目標はまだ先にある。野沢は「1試合1試合勝つだけ」と言い切った。川崎Fの結果待ちの状況に変わりはない。だが、3連覇の可能性を信じて残り2試合を勝ち抜くしかない。
【菅家大輔】
 [2009年11月22日8時15分 紙面から]


鹿島が暫定首位!野沢、自画自賛弾
2009.11.22 05:04

ゴールを決め祝福される鹿島・野沢
 J1第32節第1日(21日、京都0-1鹿島、西京極総合運動公園陸上競技場)前半36分、ペナルティーエリア左外からの鹿島・野沢の右足弾は、右ポストを直撃してゴールへ突き刺さった。14日の天皇杯・神戸戦に続く、公式戦2戦連発で1-0勝利。チームを暫定首位に押し上げた野沢は人さし指を突き上げ、サンバのダンスも披露した。

 「すごかったですね」

 自画自賛する野沢の11月以降の通算得点はクラブ歴代最多の13ゴール。シーズン最終盤の活躍でチーム内で“ミスター・クライマックス”と呼ばれる存在は、日本代表DF内田に「天才。同じチームでよかった」と言わせるほど。FWマルキーニョス、日本代表DF岩政が警告累積で出場停止の状況で、底力を見せて危なげなく3連勝。鹿島が逆転Vへ加速する。
(丸山汎)


京都-鹿島 後半、激しく競り合う鹿島・興梠(左)と京都・水本=西京極

鹿島 野沢技あり弾でACL切符ゲット

<京都・鹿島>前半36分、鹿島・野沢拓也が決勝ゴールを決める
Photo By 共同

 【鹿島1―0京都】鹿島が野沢のファインゴールで暫定首位に立った。前半36分、野沢がゴール左45度から右足で狙うと、カーブがかかった約25メートルのシュートは、右ポストに当たってゴールに吸い込まれた。

 「ボールが来たら打とうと決めていた。GKが出ていたし、風も吹いていた。一瞬間合いが空いたから、コースに決めるだけだった」。向かい風でよりカーブが鋭くなることも計算して決めた野沢の技術に、主将の小笠原も「ジーコを超えたね」と冗談交じりに褒めちぎった。

 攻守の要であるマルキーニョス、岩政を出場停止で欠く中で、代役の田代、大岩が活躍しての3連勝。これで3位以内が確定し、来季のACL出場権も獲得した。「こういうときこそ力が試される。チーム全体で戦うのがアントラーズの戦い方」と小笠原。残り2試合。土壇場で王者が完全に本来の姿を取り戻した。

8 野沢拓也(のざわ・たくや)MF
鹿島 生年月日:1981/8/12 出身:茨城 身長:176 体重:70

[ 2009年11月22日 ]


京都―鹿島 前半36分、ゴールを決め祝福される鹿島・野沢(8)
Photo By 共同


3連覇へ王者の堅守戻った 暫定首位浮上!4戦連続完封!3連勝…鹿島

前半36分、鹿島・野沢(左から2人目)が決勝ゴール決め祝福される
 ◆J1第32節 京都0―1鹿島(21日・西京極) 鹿島が京都を1―0で退け、次節にも優勝が決まる可能性が出てきた。前半36分にMF野沢拓也(28)が挙げた1点を4戦連続の完封で守り、3連勝で暫定首位。川崎が大分戦(22日・九石ド)、新潟戦(28日・等々力)に連敗し、鹿島がG大阪戦(28日・カシマ)で勝利すれば史上初の3連覇となる。J2降格決定の可能性があった柏は、元ブラジル代表FWフランサ(33)の値千金弾で新潟を1―0で下し、今季初の連勝。残留争いの相手・大宮との勝ち点差を「4」に縮め、28日の直接対決に望みをつないだ。

 鹿島が全員で逆転優勝への可能性をつないだ。前半36分、MF野沢がゴール左45度から右足を軽く振り抜いた。「パスが来たらシュートを打とうと決めていた。相手GKが前にいたし、風もあったからそういうシュートになった」。ループ気味のシュートは逆風の中、大外からぐんぐんゴールへ向かい、最後は右ポスト内側に当たったボールがゴール内に弾んだ。

 FWマルキーニョス、DF岩政が累積警告で出場停止。攻守の大黒柱2人を失った。さらに日本代表の南アフリカ遠征に参加していたFW興梠、DF内田が帰国から中1日での出場を余儀なくされた。リーグ3連覇へ、1分けも、1敗も許されない状況。そのヤマ場を前に、07、08年と連覇を導いてきた「オズの魔法使い」が動いた。

 天皇杯神戸戦(14日)後。オリヴェイラ監督が全員に訴えた。「チームも、興梠も上向きに来ている。代表に行くと興梠は調子を落としやすい。みんなで電話して、状態を維持するように言おうじゃないか」。南アフリカで、香港で、興梠の携帯電話は連日鳴った。「鹿島のことを忘れるな」「帰国後のことを考えとけよ」。同行した内田にも、その意思は当然伝わっていた。

 興梠は「ダメ」と肩を落としたが、後半44分に交代した際、指揮官に拍手で迎えられた。代役のDF大岩、FW田代は決勝点に結びつくボールをつないだ。暫定首位に浮上すると同時に3位以内を確定させ、来季のACL出場権を獲得。「誰かがいなくても、残り試合数が少なくなっても、うちはいつも一緒。何も変わらない」とMF小笠原主将。残り2試合。怒とうの追い込みをかける。

(2009年11月22日06時01分 スポーツ報知)


京都―鹿島 前半36分、鹿島・野沢が決勝ゴールを決める


【写真説明】
京都-鹿島 前半36分、先制ゴールを決め喜ぶ鹿島・野沢(右)と新井場=西京極


決勝点の野沢一色である。
ジーコを超えた天才とはまさに素晴らしい。
その中で報知が代表へ行っていた興梠へ電話をかけ続けたエピソードを報じておる。
興梠自身は結果を残したとは言い難いが、勝利へ貢献したことは紛れもない事実である。
胸を張って勝者をアピールして良いであろう。
記録に残ったのは野沢のゴールであるが、全員で勝ち取った勝利である。