鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

神戸戦コメント・報道

2009年11月15日 | Weblog
鹿島アントラーズ:オズワルド・オリヴェイラ監督
このリーグ戦、無失点・連勝することができていたなかで、今日は失点はしてしまったが選手たちは落ち着いて自分たちのサッカーをやり続ける事ができたということは評価したいと思う。前半は我々が主導権を握ってチャンスも多く作っていたし相手にチャンスを与えていなかった。後半は自分たちのペースダウンというよりも相手の調子が良くなってきただけ。完全に主導権を握らせていたとは思っていない。交代で自分たちの流れを失った部分もあったが、しっかりと得点できたのは良かった。(今日は主力選手らが抜けていたけれども)代わって入った選手たちはしっかりと役割を果たしてくれたし、チームにとっても今日は(リーグ戦残り3試合にむけて)大きな意味を持つ勝利になったと思っている。最後に、レフリーは見て見ぬふりをして笛を吹いてはならない。勇気を持って判断してファウルを取ってほしいということを強く伝えたい。

【第89回天皇杯4回戦 鹿島 vs 神戸】オズワルド オリヴェイラ監督(鹿島)記者会見コメント(09.11.14)
11月14日(土) 第89回天皇杯4回戦
鹿島 2 - 1 神戸 (15:04/カシマ/4,033人)
得点者:48' 石櫃 洋祐(神戸)、55' 野沢 拓也(鹿島)、88' ダニーロ(鹿島)

●オズワルド オリヴェイラ監督(鹿島):

Q:久々の逆転勝利となりました。そういうことができるようになったということは、チームの調子が上向いていると実感していますか?
「いい結果が出なかった時期には、先制されると逆転できないとか皆さんからよく言われましたが、それについて僕は深く考えていませんでした。選手たちも結果が出ないこと、勝てないことに関しては、多少モチベーションの低下は少ない状態ではありましたが、ありました。ただ、選手たちからそれを打開しようという強い意欲を感じ取れましたし、選手たちもそういう状況を変えようという姿勢が見られましたので、それをやり続けるだけのことでした。確かに今回もまた先制されましたけど、先制されながらもここ最近で見せていた落ち着きというのもが見られたと思いますし、2得点とも練習で狙った形のパターン、要は練習の積み重ねというものが結果として出るということが証明されたと思います。自分たちが相手の弱点を、こういう風に崩すんだと意識付けしたところで、選手がそれを表現してくれたのではないかと思います。確かにここ数試合は無失点という状況でした。また、連勝することも出来ていました。今回はまた失点をしましたけど、僕は悲観的な形で失点していたことを受け止めていたわけではないし、逆に落ち着いてやり続けたことが良かったのではないかと思います」

Q:前半はボールがよく回ったと思いますが、後半は苦しむ場面も見られました。今日の試合を振り返って前半、後半の評価をお願いします。
「前半は最近の試合で見てきたような形になっていたと思います。主導権を握って、自分たちのリズムでチャンスを多くつくり、相手にもチャンスをつくらせない、危険なゾーンまで入らせないことが出来ていたのではないかと思います。後半に関しては、こっちがペースダウンという質問をされましたけれど、逆に僕は相手が調子を良くしてきたのではないかと思います。多少選手の配置であったり、試合に慣れた部分が出て、自分たちが本来やっていたことをでき始めたのではないかと思います。それでも僕は彼らが主導権を完全に握ったとは思っていませんが、相手がある程度良くなったということは事実だと思います。多少、交代した選手で自分たちの流れを失ってしまった部分があったかもしれません。どういうことなのか、詳しく分析しますけれども、変わってしまった部分はあったかもしれません。しかし、代わった選手のリズムだったりペースでやれるようになったわけであって、2得点することができました。それ以前にもチャンスはあったし、それ以降もチャンスはあったわけで、あまり僕は数字は好まないんですけど、例えばの表現をすれば、前半が90%vs10%、後半が60%vs40%。それが我々が落ちたのではなく、相手が良くなった。そう僕は後半を見ています。あくまでも例えの表現ですので、確実にそういう試合内容だったということを言いたいわけではなく、そういったイメージだったということで受け止めて頂ければと思います」

Q:4人の選手がいない中での勝利は非常に大きな意味を持つと思いますが、この勝利は監督にとってどういった意味を持ちますか?
「代わった選手の話をしていきますと、増田選手ですけど、僕は2007年就任当初から、彼を右サイドであったり、必要に応じていろいろなところをやらせています。僕自身は、彼に対する信頼、彼の能力を評価していますが、それが開花するのか、もしくはどうすればパフォーマンスが安定するのかは、もしかして時間が必要かもしれませんし、早い段階で発揮されるかもしれないと思っていました。今回、右サイドバックやってもらいましたが、本当に素晴らしいパフォーマンスだったと思います。彼の力というのは、相手のゴールに対して正面を向いたときにはかなりのプレー威力があると思います。それは、パスミスが少ない、パワーがある、スピードもあるという部分で、攻撃の能力が発揮されると思います。後ろ向きでプレーをすると、どうしても力が発揮できない特徴を持っていると思います。また、右でやるにしてもどこでやるにしても、彼が見せる適応能力は非常に素晴らしいと思います。要求された役割や機能性をしっかりと発揮できるようになってきた、という成熟さや戦術理解度が高まってきたということが、僕としては非常に評価できるところです。今後もまだ成長していく部分が大きいと思いますし、今後とも楽しみな選手のひとりではないかと思います。
他には大岩選手です。大岩選手は最近は試合に最初から出るようになったり、途中出場があったりですが、もとはチームのレギュラーとしてプレーしていた選手です。そんなに違和感はなかったと思います。またパク選手も、シーズン当初は試合に出ていましたし、途中に調子を落としてしまったので、またこういったレギュラーのチャンスで力を発揮してくれたのではないかと思います。
もうひとりは田代選手です。田代選手は、前にも彼に対することを述べましたけれども、今日に関しては、前半に我々があれだけ主導権を握れたというのは、彼がひとつ、不安定をもたらすという役割と機能性があったと思います。やるべき役割をしっかりと整理してやってくれるので、非常に助かる部分があります。
4人も代わった中での勝利ということに関しては、チームにとっても非常に大きな意味を持つ勝利だと思います。また残りリーグ戦と天皇杯の試合に関しても、大きな意味を持つ結果になったのではないかと思います」

Q:後半途中で増田誓志選手が足をつっていましたが、交代させずにひっぱった理由を教えて下さい。
「増田選手が足をつったあとのプレーを観察してもらえば、彼がまだ良い状態だったことがわかると思います。立ち上がって、その後も攻撃に絡んだし、その後も帰陣して守備もやりましたし、またダッシュも出来ていました。ただ、点を取らなければいけないという状況のなかで、彼の攻撃のセンスを活用しなければいけませんでした。点を取った後は、失点してはいけないので、そこでフレッシュな選手で守備を安定させ、チャンスがあれば攻撃参加するという要求を出しました。選手の足がつったからといって、すぐに交代する必要はないと思いますし、次の反応を観察しないといけないと思います」


以上

【第89回天皇杯4回戦 鹿島 vs 神戸】試合終了後の鹿島選手コメント(09.11.14)
●田代有三選手(鹿島):
「相手のDFは後ろも警戒していたけれど、前も空いていた。
(Q:相手に厳しくマークされていたが?)
そんな中でもチャンスはあった。ゴールを決めてチームに貢献したいと思う。次のリーグ戦(11/21@西京極 vs京都)は絶対に負けちゃいけない。マルキ(マルキーニョス)も(岩政)大樹さんも出場停止でいない。でも、みんなで力を合わせれば勝てると思う」

●増田誓志選手(鹿島):
「前半から良い形で攻めることが出来た。自分もスムーズに入ることができたと思う。本当はもうちょっと高い位置でセンタリングを上げるイメージだった。上がるタイミングが難しかった。味方に助けられたと思う。
守備は(大岩)剛さんと僕の間を通させないように注意して守備していた。パスに対しては、そういう位置ですぐに寄せられるようにしていた。1対1に関しては、相手に怖さがなかった。残り10分で足がつってしまった。
失点して焦るかなと言う思いもあったけど、すんなり同点に追いつくことが出来た。ああいうところで慌てることがなかった。悪いときはもう少し違ったと思う。そういうところは変わってるかもしれない。
天皇杯は、リーグ戦とは違う大会だけど、ここで勝つというイメージを強く持てと監督も言っていた。結果は良かったと思う。自分がスタメンで出て、負けたくないという思いがあった。リーグ戦にいい流れを持っていけたと思う」


“11月男”野沢大暴れ!鹿島8強/天皇杯

鹿島対神戸 後半10分、同点ゴールを決める鹿島MF野沢
<天皇杯:鹿島2-1神戸>◇14日◇4回戦◇カシマ
 2年ぶりの優勝を狙う鹿島が神戸に2-1と逆転勝ちし、準々決勝進出を決めた。11月以降のリーグ戦で鹿島史上最多の12得点を記録するなど、終盤戦に強いMF野沢拓也(28)が天皇杯でも爆発。1得点1アシストの活躍で勝利に貢献した。チームは日本代表3人と故障者を含め主力4人を欠きながら公式戦4連勝を飾り、3連覇がかかるリーグ戦残り3試合に向け加速した。

 MF野沢は1点を追う後半10分、FWマルキーニョスとのワンツーで抜け出すと、右足で強烈な一撃を突き刺した。さらに2点目もアシストし、チームを逆転勝ちに導いた。リーグ戦で11月以降にマークした12得点は、アルシンド、長谷川、柳沢ら歴代FWを抑えチーム1位。代表に招集されたDF岩政、内田、FW興梠、故障のDF新井場と主力4人を欠く中で価値ある勝利だった。次戦は3連覇がかかるリーグ京都戦(21日、西京極)。岩政、マルキーニョスを出場停止で欠くが、オリベイラ監督が「4人メンバーが変わっての勝利はチームにとって大きい」と称賛した選手層の厚さで偉業達成へと前進する。

 [2009年11月15日8時54分 紙面から]

鹿島、4人離脱も野沢活躍で8強!/天皇杯
2009.11.15 05:00
 天皇杯4回戦(14日、カシマスタジアムほか)鹿島はMF野沢拓也(28)が1ゴール1アシストの活躍。神戸に2-1の逆転勝利で、準々決勝進出を決めた。2連覇を狙うG大阪は3-1で鳥栖を下し、清水は3-0で甲府に快勝。J1勢が8強入りを決めた。4回戦の残り5試合は15日に行われ、ベスト8が出そろう。

 鹿島が6月28日の大分戦(アウェー)以来、4カ月半ぶりの逆転勝利でベスト8進出を決めた。
 「勝てない時期もあったけど、自分たちのサッカーができるようになった」。全得点に絡んだ野沢が力強く口にした。日本代表の興梠、岩政、内田と、負傷の新井場の主力4人を欠く中、先制点を失ったがチームは慌てなかった。
 「(点は)いずれ取れるだろうと思っていた」という野沢が後半10分、右足で同点弾を突き刺すと、同43分にFKでMFダニーロの決勝ヘッドをアシスト。先月11日の天皇杯初戦(アルテ高崎戦)から、これで公式戦5勝1分けだ。1カ月無敗の流れのまま、残り3戦のリーグV争いにも突入。「どちらもいい状態」と、野沢が2冠獲りへ意気込んだ。
(丸山汎)

鹿島逆転8強!“王者の強さ”戻ってきた

<鹿島・神戸>後半10分、同点ゴールを決めた鹿島・野沢拓也は、指を突き上げサポーターにアピール
Photo By スポニチ

 天皇杯は14日、各地で4回戦3試合が行われ、2大会ぶりの優勝を狙う鹿島は神戸に2―1で逆転勝ちした。

 先行逃げ切り型を返上する鮮やかな逆転勝利だった。0―1の後半10分に同点弾を決めたMF野沢が、同43分にも中央のFKからMFダニーロの決勝点をアシスト。今季先制した試合は22勝3分けと圧倒的な強さを誇ってきたが、PK負けを除く10敗はすべて先制点を許していた。劣勢の試合をひっくり返す立役者となった野沢は「慌てることなくやれば、いずれは点を取れるだろうと思っていた」と手応えを口にしていた。

11 ダニーロ(ダニロ・ガブリエル・デ・アンドラーデ)MF
鹿島 生年月日:1979/6/11 出身:ブラジル 身長:186 体重:84

8 野沢拓也(のざわ・たくや)MF
鹿島 生年月日:1981/8/12 出身:茨城 身長:176 体重:70

[ 2009年11月15日 ]


<鹿島・神戸>後半43分、決勝のゴールを決めて祝福される鹿島・ダニーロ
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「ミスター・クライマックス」野沢同点弾…鹿島逆転8強

後半10分、同点ゴールを挙げた鹿島・野沢
 ◆天皇杯4回戦 鹿島2―1神戸(14日・カシマサッカースタジアム) 天皇杯4回戦3試合が行われ、鹿島が2―1で神戸に逆転勝ちした。後半10分、MF野沢拓也(28)が同点ゴールを挙げ、同43分にはFKからMFダニーロ(30)の決勝点をアシスト。11、12月のシーズン終盤に強い野沢の活躍で、公式戦4連勝を収めた。また、G大阪は3―1で鳥栖に、清水は3―0で甲府に勝利し、それぞれ準々決勝進出を決めた。4回戦残り5試合は15日に行われる。

 MF野沢の季節がやってきた。1点を追う後半10分、FWマルキーニョスにパスを出した後、右サイドからエリア内に進入。「何年も同じメンバーでやっているからパスがくるのが分かった」。ワンツーの折り返しを右足でゴール。同43分にはFKからMFダニーロの決勝弾をアシスト。「芸術の秋、野沢の秋」が今年も到来した。

 プロ11年目。これまで通算34得点しているが、11、12月のリーグ戦で12得点。これは元鹿島FWアルシンドの11得点を超え、堂々のチーム歴代最多。チーム内では「ミスター・クライマックス」とニックネームがつけられるほど。「契約交渉が近いからな」と嫌みを言われるが、緊迫したシーズン終盤に力を発揮する。

 日本代表の南ア遠征にFW興梠、DF岩政、内田が参加中。DF新井場も左太もも裏の肉離れで欠場した。主力4人を欠く状況だったが、代役のMF増田が「自分が先発したときに流れが止まるのは嫌だった」と不慣れな右サイドバックで走り回り、37歳のベテランDF大岩も仕事を果たし、FW田代はヘッドでチャンスメークした。

 リーグ戦の京都戦(4月4日)以来の逆転勝ちで、ベスト8入り。野沢は「まだリーグ戦のタイトルも取れる位置(2位)にいる。ここから勝ち続けていきたい」と自信たっぷりに言い切った。2年ぶりの天皇杯制覇、リーグ3連覇へ、チームは右肩上がりだ。

(2009年11月15日06時01分 スポーツ報知)

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