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郷土史、登山、スキーなどを写真と共に書き綴っております

お城の跡をご案内する事に:鏡山から城山を

2010-12-05 16:49:10 | 城址

 鏡山から城山を山仲間と縦走
そこには六角・信長に纏わる幾つものお城の跡”

滋賀県竜王町の鏡山から野洲市の城山に跨る稜線、希望が丘の北稜
コース
を元勤め先の現役さん、OBのウォーキング同好会員10数名と
歩いてきました。希望が丘にはもうひとつ、同公園の東ゲート(青年の城)
から笹尾ケ嶽、雨山、天山、花緑公園に至る南稜コースがあります。
いずれも年間を通して四季の美しさを満喫出来る登山気分に近い散策
コースです。標高は一番高い鏡山(竜王山)で
384.6mです。

         (掲載期間:12月8日ー12月17日)

 
                               出発を前に

Kennyこと私のお膝元ですんで・・
自宅からも近い手応えのある散策コースで、他にも三上山から伸びる
北尾根縦走路、そしてそのコースにある妙光寺山、田中山なども美しい
希望が丘文化公園の一帯です。これは地元に居を構え、一帯をこよなく
愛している者
としては嬉しいお客様です。       

 
                   南稜から見た城山(小堤城山城):一番高いところ


小堤城山城址を写真で:
ところが、最も見て欲しかった小堤城山城址(こづつみしろ
やまじょう)
の場所にうまく行き当たらなかったので、当日参加
の仲間の皆様に写真でそのお城址を見ていただきたく散策日記を
書いた次第です。石垣や堀切などがある城址は散策道を少し下ら
なければ辿れない場所にあります。もう一度散策路まで登り返す
には皆様はもうかなりお疲れでした。

 
         縄張り図(城の配置図)

信長の前に没した六角の流れをくむ詰城
ちなみに城山の小堤城山城は佐々木六角の家臣、馬渕泰信(隣の
古城山の岩倉城の主)
のそのまた被官だった永原重秀の詰城で、
東山道(中山道)をにらむ重要なお城でもあり近江南部では最大
規模の中世城郭だったそうです。
 
 
                    
 

                           

期せずして(?)・・・・、
この会のリーダーのお一人、現役組のGTOさんが「この辺は城址が
多いと聞くが、ちょこっと説明してくれ」とこの私にご指名が。氏は
私が中途半端やが多少かじっている事をご存知で出番がやってきました。
なんとか役目を終える事が出来てほっとしましたが、実は、前の晩に
俄か勉強とい言うか復習をしておいたんです。ひょっとしたらと・・、
の予想が当たった次第。おおよその流れは分かっていても年号やフルの
人名はそう簡単に頭には入りませんのでね。
”情報を集めている最中に、Kennyさんのブログにヒットしました”と企画
の案内状にあり、Kennyの以前に書いたブログを見てくださった
そうです。
 

  
        城山山頂でお昼を           落ち葉の絨毯

でも嬉しいですよね、こんな時に趣味が生かせて
滋賀県の事を知っておきたい、特に郷土史を暇になったら少しはと
思っていましたが数年前のこと、今回もご参加で他府県ご出身の
kennyの師匠ことTさんの博識に圧倒され、これは急がないとまずい
と県主催の郷土史の会に入会したことです。今趣味として城址を歩
いているのも出発点はそこにあります。

のどの千軒
当のTさんは当日、道中にあるのどの千軒という窯跡の歴史的背景
を解説されました。1400年以上も前の渡来人が焼いた窯跡との
ことです。
 
   
        のどの千軒を解説するTさん         

その日の行程
JR野洲駅を最近開業のアウトレット行きバスに乗りリッチランド
というバス停で下車。9時に出発です。よく整備されたハイキング
コースを鳴谷池、雲冠(観)寺跡を経て竜王山、鏡山へ。そして
古城山(ふるしろやま)と歩き始めて2時間程で城山に到着です。
そこでお昼を取ります。ぽかぽか陽気で天気もよく三上山が真正面
に凛々しく我々歓迎してくれます。

   
            三上山              辻ダムの紅葉

辻ダムに下りJR野洲駅までの旧中山道の途中、甲山古墳を見て戴いて
和気藹々の愉快な山仲間との5時間の散策を終えました。

今回も企画くださった現役組の皆様ありがとうございました。

来年もよろしくお願いします(Kenny)

      今日もご覧くださいましてありがとうございました

 

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2 コメント

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参加できなくて残念! (茲愉有人)
2010-12-09 13:28:51
ホント、残念至極です。
城山の城址を見たかったですね。
そんな立派な石垣が残っているのですか・・・・
来年、暖かくなったら、登って見たいと思います。
同好会案内とここの縄張り図が役立ちますね。
これだけの石垣が残っているのに、なぜ『近江城郭探訪』では取りあげられていないのだろう?

「のどの千軒」というのもおもしろいなまえですね。

三上山がすぐそばという感じですね。
位置関係を地図でしらべてみよう・・・・
返信する
Unknown (Kenny)
2010-12-09 16:32:29
近江南部では最大規模と解説されているんですが・・・、このような史実には手前味噌ってことはないんでしょうがね。この石垣、城と石垣・天主は信長の安土城以降といわれていますね。ところがそれよりも古いこの城が立派な石垣造りです。それだけ六角の権力の大きさがと言うことでしょうか。信長を刺激したことが伺えます。今まで歩いた城址(安土は別)でこれだけ石垣がしっかりと残っているのはここだけでした。まだ来年も何箇所か歩きますが。
返信する

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