趣味・興味プラス挑戦

郷土史、登山、スキーなどを写真と共に書き綴っております

kennyのメッカ・ツェルマットに挑戦

2012-04-21 18:16:19 | ツェルマット

ツェルマットで見聞き、体験したお話             
       =その3、最終です=
      
(この日記の掲載期間:5月4日ー5月10日)
      
絶景、氷河


           ティオデユル氷河

ホワイトアウト


        ホワイトアウト:5m先が見えない時も・・

こわい現象が起こります。特に回数を熟していない(スキー経
験の浅い)スキーヤは要注意です。前が見えない為脳はその
前に見た、感じた情報のままです。自身はゲレンデで止まって
いても動いていると感じます。またその逆の場合もあります。

その時に起こる現象は足をすくわれたが如く、正にゲレンデに
叩きつけられるように転倒します。また今回の方(年配)はその
上に幻覚症状が現れて「前に大きなビルがある。目の前が谷
底だと・・・」。 勿論旅行社の対応は敏速、多少の時間はかかっ
たけれど安全にガスのない下方のレストランに避難させました。


結局レスキュー隊のお世話になりましたが、ガスがない下のレ
ストランで我々をまっていた当の本人は全く何もなかったかの
ように極く普通でした。行動を共にしている現場で長い時間動く
事が出来なかった我々には勿論丁寧なお詫びがありました。


切れたザイル:マッターホルンでの悲劇



有名なお話です。1865年、ロンドン出身の登山家ウインパー
隊が登頂に成功したもののその一時間後にザイルが切れて
7人のうち4人は北壁を滑落して行きました。このザイルはツェ
ルマットの博物館に展示されていますが事情がありこの予備
の細いザイルを
使ったことも一因だったようです
(現地博物館の写真パネル、解説書より引用)




            旅の話の終わりに
カートレイン 


      バスのまま車搬送の専用貨車に乗るところです

このあたりはスイスならではの山岳地帯です。 ツエルマットへ
国道を辿っていると大回りとなり時間を要します。鉄道を利用
して直線ルートのトンネルを経由します。

ホテルの部屋からマッターホルンが

 
                                      ともに早朝です

古い街並みを残しています
現在も建物は木造と決められているそうです。このようなねずみ返
しの建物だったんですね。

 
 ツェルマットの町に保存の古い町並み      ねずみ返し 


   このバスも電気自動車です。(ガソリン車は許可車両のみ)

スイスには自然環境保護の目的で20か所だったか国内で
このような町があるそうです。

ガイドさんの気配り


    コース、視界に入る山々のガイド(緑のウェア)も

広いスキー場のこと、最初の2日間程は案内がないととても
動くことが出来ません。しかしゲレンデマップの充実、リフトや
ゴンドラ、ロープウエイが沢山動いています。視界が利けば
ではありますがその内要領がわかり自在にいろんなコースを
滑降が出来るようになります。スキーヤ本位に考えられた、
なるほどと思わせるスキーのメッカ、ツェルマットでした。

滋賀県の野洲市からスイス、ツェルマットまで片道24時間も
かかりましたがスキーを楽しむ
一人として一度は体験してお
いてもいいのかなと思える旅でした。


   今日もご覧くださいましてありがとうございました

        *************


           写真展のお知らせ

      
   写真展 「祇王井を訪ねて」
               
        
主 催:野洲市・野洲市教育委員会・野洲市観光物産協会
    会 場:銅鐸博物館(野洲市歴史民俗博物館)
         野洲市辻町57-1 電話: 077 587 4410
     期 間:4月28日~6月10日
     開館時間:9:00~17:00
 
     休館日:
月曜日 
     入館料:大人200円、子供100円  野洲市民は無料

     お願い:鑑賞訪問されます方は日時など念のため銅鐸博物館
        にご確認ください。


 

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Kennyのメッカ、ツェルマットに挑戦

2012-04-20 19:40:33 | ツェルマット

ツェルマットのスキー場、こんな具合
   =広い、コースは長い、移動が簡単=
           =その2=
        (この日記の掲載期間:4月27日ー5月3日)


    ツェルマットを中心に3つのスキーエリアがあります

3つのスキーエリアが(上の地図の赤い矢印)
スネガ(左)、ゴルナグラート(中)、クラインマッターホルン(右)と三つ
のスキーエリアがあります。アクセスは先ずは町の乗り場からそれぞれ
のエリアにスネガには地下ケーブルで、以下登山電車、ロープウエイで
第一中継点へ。後は乗り継ぎでゲレンデ最上部に楽々移動出来ます。
クラインマッターホルンからはイタリア側(例:チェルビニア)に簡単に滑り
降りて行くことができます。



 
 3089mのゴルナグラートへの電車   単なる移動手段、案内音声はありません

      さて、以下は雑情報、感想です・・・。

大規模な設備、施設
リフト・ゴンドラが114基も有るそうです。従い分かり易い地図でどのエリア
、ゲレンデへも移動は自在です。レストランはテラス付き、トイレもいたると
ころにあり実に便利にできています、最近までサラリーマンだったKenny,
これで本当に
採算が取れるの?と。なんでも経営は民間の2社(電車の
会社と)なんだそうです。そういえばリフト代は高いぞー、一日8000円位
です。でもカナダはもっと高かったと記憶しています。日本が安い(4000円
前後)のかな? 


   イタリア側です。適度の斜度が嬉しいです、でも長い、広い!

ゲレンデは長い、広い
特にイタリア側はコースに距離があり最長は22Kmと資料にあります。
イタリア側に滑り降りると、確かに朝9時頃にツェルマットを出発して昼
飯食ってちょっと買い物をしておればスイス側に戻ってくると午後の3時
頃になります。綺麗に整備された広い緩やか斜面を何度か止まって休憩
を入れながら、でも鳥になったような気分でただただ下るのみでスイスイ
と気分よく存分に滑降を楽しめます。

      
       イタリア・チェルビニア、スキーの町
               
  (建物の傾きはカメラ撮影での現象です)


マッターホルンもイタリア側から見ればただの・・・。
ただの岩山です、とは私が言っているのではありません。でも本当に
あのスイス側から見る形はどうしたの?と思います。山の名前もイタ
リアでは「モンテチェルビーノ」と呼びます。


 イタリア側から見たマッターホルン(モンテチェルビーノ)なんです

イタリア料理
共にお昼ごはんで頂いたメニューです。それにしても大きなピザです。
聞くところによれば、子供でもこのサイズが出るそうで、ピザの真ん中
から食べて残すのは周囲
とか。あと二つはアニョロッティとミネストロ
ーネだとか。慌ててメモを取りました。

           

 
      ミネストローネ                アニョロッティ     

      今日もご覧くださいましてありがとうございました
            
(次週で終わりにします)

 

          ************

m                      写真展の情報です

    
    
      吉田 忠さんの個展です
       テーマ
私が歩いた、撮った10年の軌跡
               吉田さん:三上山仲間です。と云ってもこの道の
             大先輩です。山、スキー、カメラは趣味
             として楽しんでおられますが、素人の範
             疇ではありません。今回は主として海外
             の山の特集です。
       会 場: 希望ヶ丘文化公園(東)、青年の城、ギャラリ
       会 期: 5月末まで  9時ー17時 月曜日休館
       

 

 



 

 

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Kennyのメッカ、ツェルマットに挑戦

2012-04-14 16:19:33 | ツェルマット

ツェルマットスキーパラダイス(スイス)を体験
   これがヨーロッパのスキーなんや=
           =その1= 

      (この日記の掲載期間:4月20日ー4月26日)

マッターホルン(4478m)
この山に向かっていくつものゲレンデがありその絶景と共にスキーを
楽しみます。 スイス・ツェルマット(Zermatt)はこのスキー場の町です。

 
        マッターホルン スイス・イタリア国境の山
             (左:東壁  右:北壁)



こんなええ天気になんでガンガン滑らへんの
なんて、広いレストランのテラスで寛ぐオジサンおばさんに聞いたら逆に

なんで? と言われそう。 当然我々は昼食に多少は時間は取るものの
さっさとゲレンデへ戻ります。 当地での滞在は3
月31日から4月7日で
麓の町ツェルマットの気温は日中10度前後です。ゲレンデ中腹のレス
トランなら6,7度位だったか、おばさんの中にはおいおい寒くないのか
いなー、と、そんな姿で日光浴です。

 
         ゲレンデの一つスネガにあるレストラン

スイス、ツェルマットはマッターホルンの玄関口
マッターホルンと共に存在するこの町、このスキー場。今の季節はもう
スキー、一色です。国境の町でもありスキー場が繋がってイタリア側に
も滑走自在。パスポートチェックもなければリフト券も共通。なんといっ
ても標高1600mのツェルマットにある宿近くの
ゴンドラ、登山電車で
3800m(スキー場の一番高いところ)まで30分程で楽々到達してし
まいます。

 
     ゲレンデの一つクラインマッタホルンへのゴンドラ乗り場

スキー場のどのコースからも正面に
写真で見たあの形、そのマッターホルンに向かって滑走します。でもその
周辺の山々もモンテーローザが4634m、他の山々も4000m前後です。
絶景としか言いようがありません。その谷は殆どが氷河です。ゲレンデの
大半がその氷河の上を滑ります。そらなんぼでも雪(氷の粒)はあります。

 
         どのゲレンデもマッターホルンに向かって

平日に、この広いスキー場のどのコースにも
初めてなので比較は出来ませんが、どうして、どこからこれだけ多くの人
が集まってくるの? と思います。 斯くいう我々も24時間かけて滋賀県
から・・・。

 
             ちっちゃいころからスキーに馴染む

スキー場にほとんどボーダーがいない!
決してスキー客限定とはなっていませんし極くたまにボーダーを見かけ
ました。 でもどうやら当地ではボードはマイナーなものらしいです。そう
言えば本当にちっちゃい子が両親とゲレンデで結構滑っています。幼い
ころからスキーのと接点があるわけです。

      
       イタリア側からのゴンドラ降り場、そこが国境です
              (左:イタリア  右:スイス)

氷河が削って出来た谷間の町ツェルマット
殆どない平地に建物がぎっしり、更には山の斜面に張り付くように建っ
ています。環境保護の理由で有史以来ガソリン車は走らず、電気自動
車のみ。元々の交通手段の馬車は今は観光目的でのみ動いています。
この町の方々はスキー客そしてスキーが終ればアルプスのトレッキング
客と共に生活(生計)をしておられます。驚きはそのトレッキングシーズン
の方がこの町では観光客が多いとか。 スキー客よりもですか!!

 
      ツェルマット(Zermatt)駅前、スキー、スキー

やはり決断してよかったかと
スキー仲間から数年に亘り誘われていました。 でもなんでそんなところま
で(遠く)行かんならんの・・・と。しかしその内だんだんとそうやなーと内心
思うようになっていた昨年、決め手は行くなら今の内、70歳を超えたら喜
びは半減するでー、と脅かされてのことでした。まあスキーをやっているの
やから一度は見ておいても良かったのかなーと思う旅でした。

     今日もご覧くださいましてありがとうございました
        (
次週ももう少し書かせて頂きます)

               ************

m                      写真展の情報です

    
    
      吉田 忠さんの個展です
       テーマ
私が歩いた、撮った10年の軌跡
               吉田さん:三上山仲間です。と云ってもこの道の
             大先輩です。山、スキー、カメラは趣味
             として楽しんでおられますが、素人の範
             疇ではありません。今回は主として海外
             の山の特集です。
       会 場: 希望ヶ丘文化公園(東)、青年の城、ギャラリ
       会 期: 5月末まで  9時ー17時 月曜日休館
       
 

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