趣味・興味プラス挑戦

郷土史、登山、スキーなどを写真と共に書き綴っております

Kennyのコンサート鑑賞:野洲吹奏楽団

2012-02-29 09:37:14 | コンサート

 定期演奏会の案内冊子、~夢と希望~ 
   =地元野洲吹奏楽団の演奏会を鑑賞して=
    
    

       (この日記の掲載期間:3月16日ー3月22日)

今年は特別な思いで: 夢と希望
演奏会が開催された日は東日本大震災からちょうど1年の3月
11日でした。標題の夢と希望、大震災を忘れることなく、そして
一日も早い復興を願ってこの副題が付けられたのだと思います。
演奏会にさきだち楽団員、観衆の全員が黙とうを捧げ亡くなられ
た方々のご冥福を祈りました。そしてこの思いは演奏された曲目
にも
現れていました。  

 

♪ 陽はまた昇る ♪
演奏された曲に「陽はまた昇る」がありました。当日頂いた冊子
の曲目の解説によると、昨年の東日本大震災の後、イギリスの
作曲家、フィリップ・スパークによって復興支援のために書かれ
た作品で被災した方を元気づけるために書かれこの曲の出版
印税を含め全販売収益が日本赤十字社に寄付されたとあります。
曲は静かな調子で始まりだんだんと盛り上がって行いくと云うまさ
に陽が昇る様子を表しています。

 

素晴らしい演奏でした
今年は演奏内容も復興を願って静かな曲から始まり、マーチ
「夢と勇気、憧れ、希望」内藤淳一作曲ほか、「宇宙戦艦ヤマト」
宮川泰作曲へと編成されており元気をいただきました。演奏は
それはもう毎年素晴らしい楽団です。恥ずかしながらKennyは
中学時代にブラスバンドでクラリネットを吹いておりまして特に

奏楽には興味がありただただレベルの高さを感じ入っております。

 

何らかの形で記録に
今も3155人の方が行方不明だということです。私は復興にはせい
ぜい義捐金でしか役には立っていませんが、過日の演奏会の会場
でせめても皆様と一緒に黙とうの機会を得たことに感謝しています。
そして何らかの形で記録に残しておきたくて演奏会の感想を日記に
書きました。

あとがき
書こうか書こまいか・・・、でも書きました。中学時代のこと、3年間
運動会、体躯大会で入場行進をこのままでは体験せずに終わる!
いつも式典の演奏側です。こりゃたまらんと、先生に恐るおそる願
い出て一度だけ入場行進の列に入れて貰いました。それは郡体で
した。伊香郡(旧)内の中学校のブラスバンドが合同演奏しますので
一人や二人抜けても・・、と云うわけです。 行進は「君が代行進曲」、
表彰式は「見よ 勇者は
帰りぬ」、と3年間同じです。楽譜なしでも・・。
行進、今はAKB48のメロディーですか・・。

 

      今日もご覧くださいましてありがとうございました

 

 

コメント (6)
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Kennyの写真館:この冬見てきた雪景色

2012-02-29 09:34:30 | 冬景色

            Kennyの写真館
   =この冬、スキー場で見た雪景色=  
       

          (この日記の掲載期間:3月30日ー4月9日

                      後立山連峰の山々

毎シーズン行くスキー場に栂池高原スキー場があります。一つは距離
があり私のスキーレベルにちょうどいいこと。もう一つは晴れた日には
白馬三山他、後立山がいい角度から一望できることです。昨年は久し
ぶりに大雪渓から白馬岳、小蓮華山を歩いてきました。この夏には残
っている杓子岳と白馬鑓を歩く予定です。こうやって下から眺めるには
やはりすべてを歩いておきたいものです。


   栂の森ゲレンデから爺ケ岳(左)・鹿島槍・五竜岳・唐松岳

スキーも趣味の一つです。この年でスキーをではありますが実は私、
滋賀県の雪どころ湖北の生まれでして小さいころの
冬の遊びと云え
ば手製の竹スキーかズリ(そり)での雪遊びしかありませんでした。
どうやらこれが今のスキーに繋がっているようです。少なくとも雪に
は慣れております。


                鹿島槍・五竜岳

もっとも当時、雪のない季節でも放課後は手製の遊び用具で山や野原
で遊び回るか貴重な農作業の労働(強制)に駆り出されると云う家業は
どん百姓でした。


    左から白馬鑓・杓子岳・白馬岳・小蓮華山・白馬乗鞍


                朝焼の白馬岳

そんなことでスキーや山歩き、金槌(トンカチ)工作は都会っ子より
は鍛えられていると自負しています。そこに何を間違ったかこれは
似合うとは思えない写真も撮ってみたりとなりまして拙作を承知の
上でスキー場で見た雪景色を掲載させて頂きました。


               白馬鑓・杓子岳


            木曽福島スキー場から見た山々

大阪のSスキークラブのメインゲレンデ、木曽福島スキー場からは中央
アルプス他いろんな山々が望めます。ここに掲載の山では昨年の夏に
念願の笠ケ岳に登ってきました。ゲレンデの最上部から小さく見えてい
ました。


                  御嶽山

この山の斜面にもいくつかのスキー場があります。 おんたけ2240、
開田マイヤなど・・・。



                  笠ケ岳

あのてっぺんに立ったんだ、と感無量です。結構長い距離(鏡平経由)、
きつい坂道
(笠新道)を辿らなれば往復できません。 大きく見えますが、
望遠レンズでの撮影です。 遠くに小さく、しかし凛として・・。


                 木曽駒ケ岳

ロープウエイを利用すれば山頂駅から3時間弱で3000m級の山を
満喫でき、さらに山頂からは360度の展望が利き日本アルプスの多く
の山々を眺めることが出来るありがたい山です。


                 乗鞍岳

山頂下まで公共交通(自家用車は通行できません)で行けますが、やはり
麓から登りたいと何年か前に歩きました。こうして見ると火山特有の
面白い形の山ですね。 


                 白山

この山も遠くにそびえておりました。滋賀県からもよく見える馴染みの
山です。 春先でも真っ白の双耳峰の山・・・。


             ゲレンデの風景


             栂池・鐘の鳴る丘

栂池高原スキー場の名物コースです。営業開始の8時にリフトに乗れば
圧雪された朝一番のこのような綺麗なゲレンデで嬉しい一日が始まります。


              猛吹雪のゲレンデ

スキー場、でもそこは気象条件の厳しい山です。 こんな日の方が多い
と思います。吹雪と濃い霧、これはスキー場では付き物です。


               濃霧のゲレンデ

滑るのはちょっと勇気がいると滑走は止めてゲレンデの端っこに寄り
濃霧の景色を撮ってみました。 私はガス、猛吹雪もスキー場ではまあ
いいかの部類です。そんな天気も写真で見ると結構絵になるようです。
体が冷えたらレストランに飛び込めばいいですし。その頃、仲間は宿に
引き揚げて大好きな湯に浸かっています。アフタースキーのそれぞれ
の楽しみ方です。


         今庄365スキー場(福井)の展望台

私の住む野洲市から2時間弱でこのスキー場に到着します。2月半ば
まではスキーヤーのみに利用が制限されています。距離もあり面白い
ゲレンデが何本もと孫達とも安心してゆっくりと楽しめるスキー場です。
          


        今庄365の珍しい標識(展望台)

日本海に面してこその面白い看板を展望台で目にしました。 北国街道、
国道365号線沿いにありこのスキー場の名前が付いています。私の故
郷、塩津(今はこの名前はJRの駅名でのみ)にも近くて親近感のある所です。

また々脱線しますが塩津、塩津湖は
歴史的には湖上交通、物流で非常
に重要な役目をはたした拠点なんです。地名は消えるし、「しおづ」 と
発音される研究者(郷土史)もおられるのが寂しいです。 「しおつ」です。


         マイナス14度の横手山(志賀高原)

日本で一番標高の高いところにゲレンデがあるスキー場、志賀高原の
横手山(2300m)スキー場です。 今年も正月はここで滑りました。
その日は日中でもマイナス11度、その分粉雪が嬉しく、また樹氷が
とっても綺麗でした。


  横手山頂ヒュッテ前の樹氷、番犬もみじちゃん (ハスキー犬)


               栂池の夕方

この後若者達はナイター営業のボード、スキーを楽しみます。我々はおこた
で杯を手にスキー談義、そして話は健康問題(これって長々は困るのよね)
へと。
 

                    冬景色、滋賀の山々


            関ヶ原側
から見た伊吹山

伊吹山は見る角度によってずいぶんと形が異なります。関ヶ原側
から見るとどっしりとした日本アルプスの山と見間違えるほどです。


           長浜市から見た伊吹山

一方、長浜の方角から見ると円錐形の形の整った山に見えます。


             比良山系、蓬莱山 びわ湖バレイスキー場

自宅から1時間でもうゲレンデ、コンパクトですが1400mのコースを
一気に爽快に滑降できるとってもありがたいスキー場です。

 
                         三上山(近江富士)                 
                          
2月18日、滋賀県南部も白銀の朝を迎えました。この冬一番の積雪で
した。その日さっそく三上山に登ってみましたが、凍った岩を慎重に歩を
進めるなど
冬山の気分を十分味わってきました。

 
                           当日三上山登山道

     今日もご覧くださいましてありがとうございました
         (次回の更新は4月10日頃になります)
 

コメント (10)
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Kennyの史跡あるき:立派な古墳

2012-02-29 09:32:23 | 古墳

  野洲市内の有名な古墳群
   =安直(やすのあたい)氏???=

          (この日記の掲載期間:3月23-3月29日)


        前方後円墳:天王山古墳  「桜生(さくらばさま)史跡公園内」

現在の野洲市周辺を治めた豪族
3月初のこのブログで野洲市の発掘調査・現地見学会の感想文を掲載
ましたがその時に研究員さんの説明で当地の豪族「やすうじ」古墳
は、と ”やすうじ ”という言葉が出てきました。日本書紀や古事記から
古代のヤス(現在の野洲、守山市の周辺)には安直(やすのあたい)氏
という古代近江を代表する豪族がいたことがわかっているそうです



      野洲市大岩山の古墳群分布図:この周辺だけでも多くの古墳が
                 (現地案内板)


野洲市内の立派な古墳の存在
自宅の近くに甲山(かぶとやま)古墳天王山(てんおうやま)古墳丸山
(まるやま)古墳三つの規模の大きい古墳があります。いったい誰の、
またなぜ野洲にこのような古墳が? 銅鐸は出土するし、その上古墳
も多いしと、いづれは背景を知りたいと思っていました。その意味で
先の見学会は絶好のチャンスでした。


       桜生史跡公園:三基の古墳を古墳群の公園として整備

こんな資料がありました
過日の見学会がきっかけで早速今度(過去に何度も訪問)は超興味を
もってこれらの古墳を見てきました。なんと現地の資料館に「桜生(さくら
ばさま)
史跡公園」
と云う中学生用の解説書がありました。
これで十分で
す、
先ずは私の知りたい事は全部記載されています。特に許可は得て
おりませんがその資料の内容と現地の案内板を参考に当日私が撮った
写真を合わせて記録してみました。

  
         甲山古墳                  同、内部の石棺

古墳はどうして、誰が
3世紀の中ごろから卑弥呼(邪馬台国の女王)のような王が日本各地に
登場し、王の墓として大きな古墳が造られるようになったと考えられる。
弥生時代は地域社会のつながりが強かったのだが古墳時代になると強
い力を持った王を中心とした社会に変わりヤマト大王を中心に日本の形
が作られる時代に変遷した。野洲市では3世紀の中ごろには冨波古墳が、
また終りには大岩山古墳他が造られたと当資料にあります。

 
   宮山二号古墳:他比小型です            現地資料館

今日見てきた桜生公園にある古墳
史跡公園としてしかっかりと修復が終り気持ちよく見学が出来るように
なった甲山、天王、丸山各古墳は6世紀のはじめから中ごろに造られた
と考えられています。これらの古墳から出土の豪華な品々から安直氏が
ヤマトの大王に仕えていたことがわかるそうです。ところで6世紀は継体
大王が活躍した時代です。

 
     甲山、天王、丸山各古墳の配置図          丸山古墳内部の石棺
          (現地案内板)

郷土史をともかく
このブログを訪問くださっている京都市の茲愉有人(ニックネーム)さん他
郷土史に興味を持つ仲間から京都、大阪、岐阜・・と、ここにも古墳、城跡
がと情報をくれます。滋賀県は歴史の宝庫と云われています(ね)。古代
から・・・。今は滋賀を歩くので精一杯ですがぼつぼつ暖かくなりましたので
先ずは枚方市へ桜見物と合わせてとも思っております。

茲愉有人さんからのコメント
コメント欄に貴重な、詳しい情報を頂きました。合わせてご覧いただければ
幸いです。 茲愉有人さん、ありがとうございました。

参考資料:桜生史跡公園(現地資料館で入手)、現地看板

     今日もご覧くださいましてありがとうございました

コメント (8)
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Kennyの郷土史:野洲市内の遺跡-02

2012-02-27 09:41:28 | 古墳

  遺跡発掘調査報告・現地見学に参加して(野洲市)
     
=古墳の傍に粘土採掘抗もありました=  

                 日記そのー2

     
          (この日記の掲載期間:3月9日ー3月15日)
  
先週の日記の続きです。
過日野洲市教育委員会文化財保護課主催による標題の会が二回に亘って
開催されました。

土器を作る粘土の採掘坑も出てきました 
今回の野洲市の発掘調査では古墳や円筒埴輪、かめなどが出てきました。
そしてさらには古墳の傍から粘土の採掘抗が見つかりました。この地一帯
は広く花崗岩地質です。湖南アルプスなんかもそうですね。それが崩れて
流れたその花崗岩砂が堆積すると
粘土になリ易いのだそうです。粘土採取
場があっても不思議ではないとのことです。

     

            粘土採掘跡(上下の写真)  
      
    
              粘土を採掘後窪んだ穴      

出土品です                                 

       
                    
出土したかめ 
 

   
             
 土器や埴輪の一部

 
             
埴 輪 (馬形、円筒埴輪の部分)


こんな時に発掘される場合が多い
大抵はその土地が造成される場合です。住宅団地、公共施設や工場など
の建設です。工事開始前に必ず調査します。趣旨は文化財保護でしょうね。
そして
前述の都跡や歴史上貴重な史跡で手がかりのある内容物の出土が
期待されての発掘です。

    
     
今回古墳、粘土採掘跡が発掘された現場全景(野洲市)

素人でも簡単に見分けることが出来る場合も
土器や遊具、瓦などは見れば分かるでしょうが、あの穴や溝はどうして見
けるの? を聞きましたが、それはその穴や溝の土の色が違うので素人
にも簡単に
わかるのやそうです。でも熊手やヘラなどの道具でしゃがんで
の作業は腰
や足が痛いことでしょうね。どん百姓出の私にはよくよくわかる
んです。


野洲市にだけ銅鐸が?
野洲市には古墳、銅鐸そしてこのような建物跡が多く発掘されているよう
に思えますが銅鐸以外は特別な事ではないそうです(前述)。質問をしまし
たら隣
りの守山市も草津市も同じとの事でした。それは発掘の頻度、その
時の
発掘の必要性の問題だそうですが、銅鐸がなぜ野洲にだけ出てきた
かは
もう一つ分からないところがあるようです。ただ銅鐸は祭儀で使われる
とい
う位置づけでポイ捨て(私が勝手に使った言葉)が出来ず周辺の集落からも
当の大岩山に埋めたの
ではないかとも考えられるようです。

    
              
出土品を囲んで解説を聞く

それぞれの分野で
城だ古墳だと聞きかじりの体験をさせて貰い、そうなんやーと、もう少し中に
入り込んでいる内に興味が湧いてくる、そんなもんなんだと実感しています。
それとそれぞれの分野で専門の先生方のお話を直に拝聴できることが
ありがたいです。一方、何年にも亘っての地味な研究活動で纏めた成果を
簡単に知識として会得させて頂くことに恐縮もしながらです。30数年穴掘り
をしていますが・・・、と研究員さんの言葉が今も残っています。

お断り*このブログはKenny(野洲市在住)の私的な日記です。

        ここに記載の文言はお話下さったの先生方の内容を私の理解、

       言葉で書き綴りました。聞き違いによる間違いなどもあると思い
      ますが、
素人の日記とご容赦ください。 

         今回の調査報告、現地見学会では学術的に濃い内容のお話
       でしたがここでは私の特に知りたい部分のみ記載しました。
     
     この日記(感想文)の掲載は主催者のご了解を頂いております。

     
         今日もご覧くださいましてありがとうございました。
    

コメント (4)
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Kennyの郷土史:野洲市内の遺跡

2012-02-26 15:44:45 | 古墳

発掘調査報告・現地見学に参加して
=我が家、もしかしたら遺跡の上にある?=   
         日記そのー1
    
   
 
              
(この日記の掲載期間:3月2日ー3月8日)


過日野洲市教育委員会文化財保護課主催
による標題の会が
開催されました
今日はその会に参加しての日記(感想文)です。

発掘される遺跡のここがわからない?
市内を歩いていると地面を掘り返しているのをよく見かけます。時には
その発掘で見つかる遺跡の歴史的価値が高くて記者発表ということも
あります。
それらの発掘はいったいどんな背景で行われているのか?
なんで大抵遺跡にはあれだけ沢山の穴(下の写真)があるのか等々
この際ちょっと勉強させて頂こう
と標題の報告、見学会に参加しました。

民家の地下は遺跡!

          
          住居跡が出てきた発掘調査の現場
          

この土地(上の写真)は埋め戻されて既に民家が完成し入居されて
いる。後方に見える住宅も地下は同様に住居跡が有ったのだろうか。

竪穴式住宅は室町時代でも
縄文、弥生、古墳時代そして室町時代に至っても竪穴式住宅が主だ
ったそうです。土地に穴を掘って柱を立てると云うやり方です。今の
ように礎石の上に柱を置くという建築方式はもっと後になってからの
ことだそうです。発掘現場のたくさんの穴はその場所で建物が何度
も建て替えられたことによるものだとも今回知りました。

個人の家が遺跡の上にあっても不思議ではない
遺跡が出てくるのは全てが特別な事ではないんやそうです。つまり
そこに縄文時代や弥生時代、その後もと人が住んでいたことの証とい
うわけです。仮に私の家が遺跡の上に有るとしたら、この場所にその
時代の人が住んでいてその後建物がなくなり長い年月で土砂が堆積し
て隠れていただけ、ということです。その遺跡の住民と私はたまたま同
じ場所に住んだという偶然です。そうやったんか! ちょっとでも遺跡
が出たら全て
一大事かと思っていました。

最近野洲市でまた一つ円墳を発掘


           市立野洲図書館横の発掘現場、見学会(野洲市)

発掘調査で古墳など
の場合もあります
発掘で出土するのは住宅跡だけとは限りません。今、市立野洲図書館
JR線寄りが発掘されています(上の写真)。どうやらそこは5世紀前
半の
古墳があったのではと最近分かったようです。

       
                見学会当日、出土品を見入る見学者

お饅頭の形じゃないの? 発掘された古墳
古墳って円墳ならお饅頭の形でしょう、なんで平たい姿で土の中から
出て来るの?です。理由が分かりましたし、
ちゃんと名前までついて
います。「削平された古墳」 と当日配布の資料の記載されています。
明治以降の開発によって基底部を高さ20~30cmほど残して上を
削って
しまったようです(とレジュメにあります)。
その土は上質だそう
で(豪族のお墓です)畑や堤などに有効利用されました。

明治時代の古地図にもその場所が古墳であったことが示されている
そうで、それが今回の発掘で証明されたわけです。


上の写真で円形に見える部分でその30cm程高くなって所が
古墳の
周囲です。 発掘調査の時でも容易にわかるそうです。

 
 近くの甲山古墳の内部にある石棺          同、大塚山古墳
     
どうして野洲には古墳が沢山あるの?
先ず野洲市に特別古墳が多い訳でもないらしいです。どの地域にも豪族
がその地を取り仕切っており古代近江でも豪族
は勢力を競っていました。
農耕が生活の基盤ゆえ水の豊富な川に近い土地に多くの人が住みます。
古墳時代の当時この地の首長(現在の野洲、守山市はやすうじ)が贅を
尽くし古墳を築いたのだと思います。銅鐸の時代(弥生時代)から古墳
時代に移行して首長は自らの権威を古墳を築くことで示したことにより
野洲にも本当にたくさんの(100基以上?)古墳があります。(以上は私
の感想)。
なお、
今回の発見で五世紀中も一帯を支配した豪族の大きな
衰退がなかったことが裏付けられたと解説の研究員さんのお話でした。


                  *************

  まだまだ面白いお話がありました。長くなりますので次週の
  「そのー2」で
日記(感想文)の続きを書きます

 お断り
     *このブログはKenny(野洲市在住)の私的な日記です。


     ここに記載の文言はお話下さったの先生方の内容を私の
     理解、
言葉で書き綴りました。聞き違いによる間違いなども
     あると思い
ますが、素人の日記とご容赦ください。 

     今回の調査報告、現地見学会では今日書いた部分でも
        学術的に
もっと内容の濃いお話でしたがここでは私の特
        に知りたい事項のみ記載しました。
     
   TOPの住居跡の一枚の写真は野洲市文化財保護課の資
         料から拝借しました。
     
    この日記(感想文)の掲載は主催者のご了解を頂いており
      ます。

     
         今日もご覧くださいましてありがとうございました。
      
      

       

コメント (6)
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