ヤマジョウ建設

岐阜県産木材で外断熱工法の健康住宅!

活き烏賊の付加価値に学ぶ!

2008-11-01 21:52:13 | 山の話
今の時代、なににおいても新しい価値をどうやって見出すか!
ということが求められますね。

一昨日だったかTVニュースで、
佐賀県の呼子の烏賊をどうやって付加価値をつけて高く売るか!
という販売価格建てなおしプロジェクトを放送していました。

私自身、福岡に親戚がおりまして九州には縁があるのですが、
たまたまその親戚が一時期唐津に居たことがあって、そのときには
呼子の烏賊を食べに数回つれていってもらったことがあります。

活き烏賊は身が透明で、本当に甘いですよね。
透明な身が虹色になったり・・変化していくんですよね。
呼子といわず海の近くの人たちならば烏賊は透明ということを
いまさら言わなくても誰でも知っているのかもしれませんが
一般の人たちは”烏賊の刺身は白いもの”といった印象をもって
みえる方がほとんどでしょうね。

しかし、こんなにおいしい活き烏賊も九州の地元ではやはり値段が通らない。
あまり高くは取れないという現実があるらしいです。
そこで日本でいちばん高価な商売ができる東京へ目を向け、
呼子の活き烏賊という付加価値をつけて、いざ東京築地へGO!!という
プロジェクトに・・・
トラックの陸送で1300kmはなかなか簡単にはいかなかったということです。
築地についたら烏賊が全滅やらストレスで商品にならなかったやら・・・

水温設定を研究したりトラックも揺れを少なくする走り方に徹底したり、
水槽自体に流れを設けてみたりと・・・
試行錯誤の上、ようやく150杯を良好状態で築地に運べるようになったそうです。

苦労の末、運ばれた商品は九州の市場で取引される倍の価格1600円?
だったかなで流通させることに成功したとのこと。
これからはもっと大量に運送することを検討していくんだって。

付加価値をつけて商品を高く販売するってこと、木材に置き換えたら
どうなんだろう??

同じサイズの柱でも年数のしっかり経過した木目の細かい材木。
新月の時に伐採された木材。
しっかりと間伐されて手入れをされてきた通直の木材。
100年以上経った自然林の中の木材。
ヤング係数が高い強度のある木材。
乾燥がしっかり行き届いていて狂いの少ない軽い木材。
色艶がなんともいえないいい感じの木材。
香りの良い木材。
地元の山から伐採された木材。
・・・・・

ヤマジョウでは倉地製材さんとともによりよい材料になるよう
乾燥の技術研究や現場からの声をフィードバックできる環境のなか
日々付加価値の高い木材料を追及しています。

一般の方々にこの努力が分かりにくいのでいけないですね。
業界の広報下手というか努力不足なのかな。
明日の見学会など通してこのあたりの考え方なども
アピールしていきたいと思っています。


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