ヤマジョウ建設

岐阜県産木材で外断熱工法の健康住宅!

人工林の手入れ~川下のはけ口まで考えないと・・・

2008-09-05 10:01:38 | 山の話

ようやく涼しくなってきました。
街の中も日中はまだ暑い時がありますが、雨のせいか地面などは
ようやく冷えてきたなと感じます。

このところのゲリラ豪雨・・本当にひどい被害を与えています。
今日の新聞に先の西濃地区の雨による被害について、人工林の
山の手入れが行き届いていないことも被害増大の要因であると
記事が載っていました。

間伐材利用、国産材利用という先にはやはり市場が動かないと
どうにもならないということ・・・これが長年の未解決テーマです。
最近になって外国からの木材輸入がさまざまな要因で滞る、また
価格の高騰という状況になってきて、ようやく国産材に目が向いて
きたのかなという感じです。
今までの長年の冷え込みによって、市場が急激に活発になった時には
供給がどのくらい追いつくことができるのかという課題も見え隠れします。
川上事業は人手の問題も含めて供給はしていけるのだろうか?
でも真っ先には市場で”普通”の価格で取引されることでしょうね!

この秋から自分の山にも作業用林道を入れる工事を始めます。
取り合えず6haぐらいの桧の林に道を入れて、間伐して出材できるものは
出してくるという方針です。
これも作業道には補助が付きますので制度のあるうちに道を入れれる山には
入れていきたいと思っています。
冬近くには出材木が出てくるのではないかな。
ヤマジョウの場合、自社で用途に応じて長さや太さを吟味して指示できるのだけども
これが原木市場へ出すとなるとその時の相場でかなり一喜一憂という状態。
新しくシステム販売という方式ができたけれども、価格は約束されても
木材のサイズが限定されてしまう場合があるので仕分け作業が入ってきますね。
これも山では場所の問題があってうまくいくところとそうでないところがあるなあ。

ヤマジョウも米松を使わなくなって土場が広くなったので
これを利用して山の一時ストックというか仕分けヤードみたくできないかな??
今後、A材B材ばかりでなくチップやバイオマス燃料用などの木材も必ず必要に
なってくると思われるのでその時までに先の様なヤードの仕組みを
考えてみようかな!!!
そうすれば雪害で折れた木材や間伐材のひょろひょろなのでも多少のお金に
なれば軽トラックにでも積んで持ってきてくれる人が増えるかも知れないね。
これができてくれば、山がもう少しきれいになっていくと思います。
まずはやってみるかな!!

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