ヤマジョウ建設

岐阜県産木材で外断熱工法の健康住宅!

雨の水滴の落下エネルギー

2008-07-29 10:24:14 | 山の話

昨日、今日と曇や雨で暑さも少し和らいだところでした。

最近の天気は晴れならものすごい猛暑で、雨が降れば
ドサーっと極端な降雨。

昨日も小さな川が短時間で濁流となり被害が出ていた
ニュースを聞きました。
コンクリート3面張りの護岸工事の影響だとか、
道路に土がなく浸透性のない整備になった為の影響だとか、
いろいろな話があります。

山の方では保水力のある山(木)づくりということで・・
その観点からだけで山づくりをしているわけではありませんが、
人工林ならば間伐をしっかりやって下草が生え、
また、間伐後には針広混合林の育成やら。
もちろん、広葉樹林なら保水力が高いようです。

健康な山、特に健康な人工林を管理していくことが保水力を高めていく
ことに大きくつながっていくと考えています。

山の下草ってしってますか?
桧や杉の人工林を歩かれた方はわかると思いますが
文字通り地面に生えている植物のことです。
こんな植物あって当たり前だのクラッカー(古い)のような気がしますが
混みこみの植え方がしてある、間伐されていない山ですと
本当に下に草が生えていないんですよ。
土がむき出し状態なのです。

こういう状態で雨が落ちるとどうなるか?
確かに土なのである程度浸み込みますが
雨の水滴の落下エネルギーは意外と大きくて
土むき出し状態ですとかなり表面が破壊されるらしいです。
これが下草があったりすると葉っぱに落ちて水滴エネルギーを
かなりの部分で緩和するらしいです。
また土自体も落ち葉があったりすると腐葉土みたくなって
表面の吸水力、保水力は飛躍的に大きなものとなるようです。

そういう意味でも下草がある山、手入れのされている山の
重要性は知ることができますね。

雨の話から・・・山の話になってしまいました。

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