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その米国ジャーナリストはノバックの義理の息子だった

2009-09-08 23:13:25 | 政治
昨日ご紹介した本の著者、米国の、そのジャーナリストChristopher Caldwellさんなんですがね。

米国情報長官が警告しているくらいの『西ヨーロッパのムスリム』をテーマにして本をものす、って、どんな兄ヤンかいな、と気にはなりますな。

フツーのジャーナリストじゃなさそうな気配がしませんかね。タダものではない、と調べてみたら、

Christopher Caldwell.

Caldwell is a graduate of Harvard College, where he studied English literature. His father-in-law was the journalist Robert Novak.

ハーバードを出ている、それはまあ良いんですが、あのノバックさんの義理の息子さんなんですな。ノバックってだれ?


このおっちゃんです。見たことあるんじゃないですかね。



Robert Novak, Chicago Sun-Times Columnist, "Prince of Darkness" died Tuesday

そのノバックさんは、この8月に亡くなってたんですね。
で、ちょいとびっくりしたのは、そのノバックさんが、

One of the most controversial chapters in Novak's career was triggered by a 2003 Chicago Sun-Times column he did disclosing the identity of undercover CIA agent Valerie Plame.

ブッシュ時代に、だれそれの奥さんがCIAのスパイだとばらされて、えらい問題になってチェイニーのスタッフが逮捕されたのを覚えている方もいらっしゃるでしょうが、これ、ノバックがコラムで書いたんですね。

アンダーカバーC.I.Aエージェント。かっちょええ。

奥さんがスパイってちょっとすごいですな。むかしシュワちゃんの(今はカルフォルニアの知事ですが)映画で、トゥルーライズとかいうのがあって、シュワちゃんが家族に内緒でスパイやってて、ひょんなことから奥さんも巻き込んで大事件、みたいなのがありましたがね。

At the time the outing of Plame was seen as an attempt to discredit her husband, former ambassador Joseph Wilson, who wrote an op-ed disputing the Bush White House claim that Iraq had bought "uranium yellowcake" from Niger.

奥さんがスパイだとばらしたのは、実はその旦那をおとしめるためで、その旦那というのが、ブッシュ政権が、イラクがニジェールからウラン鉱を買っていると主張していることに、異議を唱えた、というんですね。まあ、ブッシュ政権の主張はテキトーだったことがあとで判明するんですが。

で、ブッシュ政権に、にらまれたあげく、奥さんがスパイだとばらされた。

もうエグエグですな。

その渦中にいたというか、そのリークをコラムで報じたのがノバック、ってわけで。

そして、この西ヨーロッパのムスリム本を書いたのが、ノバックの義理の息子、と聞いて、

ギョエーッと感じたのは私だけでしょうか。

なんか、この政権ってか権力との密着感っていうんですかね。フツーじゃない感じがしませんかね。


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