丁度一年ほど前にダイエーの内幕ものを紹介しました
まだ、新しい体制が決まる前で、新社長のもと
希望が見えてきた現在とは状況が違った頃に書かれた本でした。
さてここでも少し触れましたが、なにをやってもダメダメ(だった)ダイエー
とは対象的な方法で急成長をしてきた『オオゼキ』という食品スーパーを
見てみましょうか。
ファースト住建は住宅投資の一部を担っていたわけですが、当社は
消費ですね。こうやってマクロ経済全体の小さなパーツパーツを
調べてゆきながら次第に全体を鳥瞰できるようになりたいものです。
ついでに投資成果も上がればなお良いとも思っています。
さて、オオゼキですが、足元の業績を見てみますか。
オオゼキ 第3四半期決算
売上げは5百億円程度ですね。大手は何兆円単位の売上げですから、
規模の点ではダイエーなんかと比べ物になりません。
ちなみにダイエーの17年2月期売上高は1兆8千億円でした。
5百億円なんて誤差レベルですね。
営業利益率7%。これは高いですね。
人件費や他の経費を払った後に7%も利益があるとは。
薄利多売がスーパーの基本概念だとするとそれを覆しますね。
営業利益と経常利益の差があまりありません。
金利支払いが少ないということでしょうね。
とおもいつつバランスシートを見てみると、借入が
10億円ちょっとしかありません。
しかも、しかもです。現預金が34億円もありますな。
現預金で借金は全部返せる状態にあるわけですね。
これは強いです。
ダイエーと比べましょうか。
ダイエー第3四半期決算
営業利益率2%です。オオゼキの3分の1行ってません。
スーパー。薄利多売。そんな感じです。
経常利益率に至っては、1%ですよ。
何のためにやっているんだか。半分は銀行に利息として
持って行かれるってことですね。
借入が8727億円もあります。総資産が1兆5千億もありますが、
借入比率は高いですね。現預金は1千4百億円弱。オオゼキが
現預金で借金を全部返せるのと比べると違いが際立ちますね。
ダイエーは総合スーパー、オオゼキは食品スーパーという違いが
利益率の違いに現れているに違いありませんが他にも理由は
ありそうです。
基本思想がダイエーとまるっきりちがいます。
次回はその点と、ファースト住建でやったような企業価値計算を
やってみたいと思います。
まだ、新しい体制が決まる前で、新社長のもと
希望が見えてきた現在とは状況が違った頃に書かれた本でした。
さてここでも少し触れましたが、なにをやってもダメダメ(だった)ダイエー
とは対象的な方法で急成長をしてきた『オオゼキ』という食品スーパーを
見てみましょうか。
ファースト住建は住宅投資の一部を担っていたわけですが、当社は
消費ですね。こうやってマクロ経済全体の小さなパーツパーツを
調べてゆきながら次第に全体を鳥瞰できるようになりたいものです。
ついでに投資成果も上がればなお良いとも思っています。
さて、オオゼキですが、足元の業績を見てみますか。
オオゼキ 第3四半期決算
売上げは5百億円程度ですね。大手は何兆円単位の売上げですから、
規模の点ではダイエーなんかと比べ物になりません。
ちなみにダイエーの17年2月期売上高は1兆8千億円でした。
5百億円なんて誤差レベルですね。
営業利益率7%。これは高いですね。
人件費や他の経費を払った後に7%も利益があるとは。
薄利多売がスーパーの基本概念だとするとそれを覆しますね。
営業利益と経常利益の差があまりありません。
金利支払いが少ないということでしょうね。
とおもいつつバランスシートを見てみると、借入が
10億円ちょっとしかありません。
しかも、しかもです。現預金が34億円もありますな。
現預金で借金は全部返せる状態にあるわけですね。
これは強いです。
ダイエーと比べましょうか。
ダイエー第3四半期決算
営業利益率2%です。オオゼキの3分の1行ってません。
スーパー。薄利多売。そんな感じです。
経常利益率に至っては、1%ですよ。
何のためにやっているんだか。半分は銀行に利息として
持って行かれるってことですね。
借入が8727億円もあります。総資産が1兆5千億もありますが、
借入比率は高いですね。現預金は1千4百億円弱。オオゼキが
現預金で借金を全部返せるのと比べると違いが際立ちますね。
ダイエーは総合スーパー、オオゼキは食品スーパーという違いが
利益率の違いに現れているに違いありませんが他にも理由は
ありそうです。
基本思想がダイエーとまるっきりちがいます。
次回はその点と、ファースト住建でやったような企業価値計算を
やってみたいと思います。
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