会計スキル・USCPA

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ボーイング787処女飛行

2009-12-22 22:54:43 | 航空業界
ボーイング787がついに飛んだみたいですな。
いつまで待たせるんだって感じでしたが、実際に飛んでみると随分感じも変わってくるってことで、



Boeing's Big Flight

Boeing's new 787 wide-body jetliner made its maiden flight on December 15. However, rollout of the aircraft has been dogged by a series of development delays, which will cost the company millions of dollars in compensation to customers.

15日にボーイング787の処女飛行がおこなわれた。これまで、開発の遅れが販売開始を遅らせており、今後数百万ドルの損害を生じることになる。

Tuesday's maiden flight allows Boeing ( BA - news - people ) to bolster the confidence of customers, halt the drift of orders to the forthcoming Airbus A350 and get the program back on track after a two-year delay.

火曜日の処女飛行は、顧客の信頼をつなぎとめ、開発中のエアバスA350へのオーダーシフトを思いとどまらせる。

Airbus catch-up? The repeated delays have given Airbus an opportunity to regain ground that it lost to Boeing in wide-body aircraft market. The Boeing 777's comprehensive market triumph over the A340 and the advent of the 787 forced the European firm to accelerate the design of a new competing product, the A350XWB--although it is still at least two years behind the 787.

これまでくりかえされてきた遅延は、エアバスに対して、エアバスがボーイングに負けて失ってしまったワイドボディ航空機市場を取り戻すチャンスを与えている。トリプルセブンにA340が全面的にやられてしまっており、さらにこの787の登場はエアバスに競走馬の開発を加速させることになった。とはいえ、A350XWBは787に2年遅れている。

どうも、A380の製造に手をとられていることもあって、エアバスもこのボーイングの失策に乗ずることができてないんですな。

エアバスA350ですか。

エアバスの巨大A380の開発が話題になったころ、ボーイングが全く不調で、何やってるんだ、みたいな雰囲気があったころ、いやいや、巨大飛行機より中型で燃費のいい奴の方がマーケットにはあってまっせ、そっちをやります、とボーイングの幹部がインタビューで話してたのを思い出しますな。

かつてコンチネンタル航空が再建のときに、マーケット調査をしっかりやった結果大型機はムダが多いこと、そして、ハブを中心にして中型機を数飛ばした方がニーズに合っていることを発見、大型機を全部売っぱらったんですな。

その辺をボーイングはよくわかった上で、787にかけたんでしょうね。


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